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『エスター ファースト・キル』の徹底考察!気まずいシーンや無理ある点について|時系列やあらすじネタバレ感想評価も

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2023年3月31日、日本公開の映画『エスター ファースト・キル』。

2009年に公開された『エスター』の続編で、リーナがエスターを名乗り孤児院に引き取られまでの過程を描いた前日譚になっています。

前作では12歳だったイザベル・ファーマンが9歳のエスター役を演じていましたが、映画『エスター ファースト・キル』でも25歳となったイザベル・ファーマンが主演を続投しています。

『エスター ファースト・キル』の口コミ評判レビューには、

  • 前作を知っておいた方が面白い伏線がある
  • どんでん返し要素が盛り込まれていて良かった
  • グロさは前作と比べてやや低め
  • 前作のような完璧さや不気味さがない
  • 前作で分からなかった事が今作で判明したりする
  • 怖いシーンもほぼ無いがストーリーは良かった
  • 良い意味で過去作のエスターのようなスマートさがない
  • イザベル・ファーマンの続投は厳しく感じた

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 『エスター ファースト・キル』に気まずいシーンはある?
  • 『エスター ファースト・キル』でイザベル・ファーマンの続投には無理がある?
  • 『エスター』の時系列解説!1作目を見ていなくても大丈夫?
  • 『エスター ファースト・キル』のあらすじ
  • 『エスター ファースト・キル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も映画『エスター ファースト・キル』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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『エスター ファースト・キル』に気まずいシーンはある?

映画『エスター ファースト・キル』は2009年に公開された『エスター』の前日談を描いた続編です。

前作『エスター』では、ヴェラ・ファーミガ演じるケイトが旦那のピーター・サースガード演じるジョンとキッチンで行為をする様子をイザベル・ファーマン演じるエスターが目撃し、弁明するケイトに対してエスターが「ファックしてるんでしょ?」と答える気まずいシーンがあります。

その他にもケイトとジョンが行為をしようとしていたところ、娘のマックスとエスターが2人のベッドルームを訪れてしまうシーンや、エスターがジョンを誘惑するシーンなど気まずくなるシーンが多々あります。

家族や恋人と映画を鑑賞した方の中には、映画を観て気まずい思いをした方も多いと思います。

では、続編である映画『エスター ファースト・キル』には前作のような気まずいシーンはあるのでしょうか?

結論として映画『エスター ファースト・キル』には気まずいシーンが4つあります。それぞれ解説して行きます。

管理人

気まずいシーン①看守を誘惑するシーン

1つ目はリーナが看守を誘惑するシーンです。

警備が頑丈なエストニアの精神病棟に収監されていたリーナ。

その高い知性で看守を誘惑して室内に招きますが、手慣れた様子で看守を誘惑する姿が描かれて、なかなかに気まずいシーンとなっています。

気まずいシーン②ガナーの同級生にからかわれるシーン

2つ目はガナーの同級生にリーナがからかわれるシーンです。

ロシアからやってきたリーナは、その風変りな服装から、ガナーの友達からアダムスファミリーと呼ばれてからかわれます。

腹を立てたリーナはロシア語で「タマを切り取って食わせてやるよ」という少女が言うはずもないとんでもない汚い言葉で相手を罵るシーンがあります。

なかなかにドギツい下ネタですので、お子様と鑑賞する際は汚い言葉を覚えて、悪影響が及ばないように注意が必要なシーンとなっています。

管理人

気まずいシーン③トリシアとアレンのベッドシーン

3つ目はトリシアとアレンのベッドシーンです。

エスターが行方不明になってから塞ぎ込んだ生活をしていた父親のアレンは、エスターが戻って来たことにより活力を取り戻しておそらくレスだったであろう妻であるトリシアと久々に行為をしようとするシーンがあります。

その様子をリーナが目撃して女性としての嫉妬に駆られ、トリシアがパーティーで着る予定であったドレスを破くという前作のオマージュになっているシーンでもあります。

喜んだ前作のファンも多いと思いますが、ヌードといった直接的な表現はないものの夫婦の性生活が生々しく表現されているシーンです。

気まずくなってしまう方も多いと思います。

管理人

リーナの中に一人の女性として男性に受け入れられたいという強い欲望があることが分かる重要なシーンになっています。

しかし、特に家族で鑑賞する際は注意が必要なシーンです。

気まずいシーン④アレンを男として見るリーナにトリシアが忠告するシーン

4つ目は、アレンのアトリエにてアレンを男として魅力的に感じるようになっているリーナにトリシアが忠告するシーンです。

常に優しく絵を教えてくれるアレンをリーナは魅力的に感じるようになりますが、そんな様子を見たトリシアはリーナに対して「彼が女としてあなたを見るわけはない」と忠告し、「寝室で私の夫とファックしてくる」と破壊力の強いセリフをリーナに浴びせます。

なかなかに性を直接的に匂わせるセリフになっていますので、気まずく感じてしまう方は多いと思います。

管理人

家族や付き合いたてのカップルが鑑賞する際は注意が必要です。

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『エスター ファースト・キル』でイザベル・ファーマンの続投には無理がある?

映画『エスター ファースト・キル』は、序盤から全編に渡ってエスターことリーナの残虐性がパワフルに表現されている点や、リーナが成りすましたエスターが実はすでに亡くなっており、幸せな家庭を演出するために母親のトリシアと共犯関係になって父親のアレンを含めて、周りの人間を騙していくという予想を裏切るストーリーとなっています。

約90分という上映時間があっという間のテンポの良い展開について高く評価する声がある一方、「無理がある」という声も挙がっています。

そんな映画『エスター ファースト・キル』について無理があると指摘される点について、解説して行きます。

管理人

多くの方が無理があると指摘した点は、エスターを演じたイザベル・ファーマンです。

前作公開時、12歳だったイザベル・ファーマンが9歳の少女であるエスターを演じており、全く違和感なく観ることが出来ましたが、前作の公開から13年の年月が経ち、イザベルも25歳という年齢になりました。

そのため、身長などは撮影手法によって違和感はほとんどありませんが、全体的な表情や顔の皺に加齢による老化を感じるようになり、さすがに9歳という設定には無理があると感じた方が多かったと思われます。

特に今回は続編ではありますが、前作の前日談という設定になっているため、本来であれば前作よりもエスターが若くないとおかしいです。

しかし、映画『エスター ファースト・キル』ではかなり前作よりも老けている印象がありその点についても無理があるという声が多く上がっています。

ただ、イザベル以外がエスターを演じた場合、前作のファンが離れてしまう可能性もあったと思います。制作陣も年齢による老化を理解しつつも、イザベルにエスターを演じてもらうことを決めたのではないかと考察できます。

管理人

映画の序盤は、エスターがアップになった際の老化に無理があると感じる方も多いかもしれません。

しかし、作品自体のテンポが良く、観客の予想を裏切る驚きの展開も待っているため、途中からは違和感なく楽しめると思います。

エスターを再び演じることになったイザベル・ファーマンはインタビューで「エスター役を再び演じることになり、カメラが回る度に緊張して恐怖に襲われた」と語っており、役柄に相当入り込んで演じていたことが分かります。

25歳という年齢になってから、9歳の少女エスターを再び演じるオファーを受け入れ、演じきったイザベルに大きな拍手を送りたいです。

『エスター』の時系列解説!1作目を見ていなくても大丈夫?

『エスター』の時系列を解説

映画『エスター ファースト・キル』は、2009年に公開され大ヒットを記録した『エスター』の13年ぶりの続編です。

しかし、ストーリーの時系列はどうなっているのでしょうか?

管理人

ストーリーの時系列としては、映画『エスター ファースト・キル』は前作の前日談を描いた作品です。

時系列は『エスター ファースト・キル』→『エスター』の順番で進んでいます。

前作『エスター』では、3人目の子どもを流産したショックで妻のケイトが精神的に不安定な状態になっているコールマン夫妻が、孤児院にいた身寄りのない少女エスターを引き取ったことで巻き起こってしまう惨劇を描いた作品となっています。

そして、映画『エスター ファースト・キル』は、低身長症を患い、少女のふりをして関わった人間を不幸に陥れる精神病患者のリーナ・クラマーが行方不明になっている少女エスターになりすまして、アメリカの名家であるオルブライト家に迎え入れられ、コールマン夫妻が訪れることになる孤児院に入るまでの過程を描いた作品です。

1作目を見ていなくても大丈夫?

映画『エスター ファースト・キル』をこれから観ようと思っている方の中には、前作を観ておらず、果たして前作を観ていなくても作品を楽しめるのか気になっている方もいると思います。

結論からいうと、映画『エスター ファースト・キル』は1作目を観ていなくても十分に楽しめる作品です。

管理人

作品のテンポも良く、ストーリーも端的に言えば低身長の30代のサイコな女性が9歳の少女になりすまして凶悪な事件を起こすという非常に分かりやすい設定になっています。

初見の方でもすぐに作品の世界観に入っていきやすいのではないでしょうか。

1作目を観たことがないという方はストーリーの時系列通りに『エスター ファーストキル』→『エスター』の順で鑑賞しても問題ないと思います。

ただ映画『エスター ファースト・キル』はエスターが夫婦の愛の営みを覗き見るシーンなど前作のオマージュになっているシーンも多くあります。

『エスター』を観た後に再度「エスター ファースト・キル』を観ると、より作品を深くまで楽しめると思います。

管理人

『エスター ファースト・キル』のあらすじ

以下、映画『エスター ファースト・キル』のあらすじです。

『エスター ファースト・キル』のあらすじ|精神病院を脱走し、エスターという少女になりすますことを決めるリーナ

エストニアにある厳重な警備が敷かれた精神病院に療法士として赴任してきたアナは院長からリーナという患者に気を付けろと忠告を受けます。

リーナは子どもに見えるが、ホルモン分泌不全で低身長症を患っている31歳の女性でその高い知能と暴力性で関わった人物に危害を加えており、前任者も被害を被ったと聞いたアナはリーナを警戒します。

リーナは施設の警備員を誘惑して部屋に招いて油断した隙に殺害し、カードキーを盗みます。

出口で待ち構えていた警備員も手懐けていた精神病患者に殺害させ、病院からの脱走に成功します。

リーナが脱走した病院の惨状を見て恐怖を感じたアナはロシアにある家へと車を走らせ帰宅しますが、トランクルームに隠れていたリーナによって殺害されてしまうのでした。

リーナはアナの自宅のパソコンで自分の顔に似たエスター・オルブライトという行方不明の少女の情報を知り、彼女になりすますことを決めます。

真夜中の公園にいるところを警察官に発見され、行方不明者のエスターと名乗り、モスクワにあるアメリカ大使館に保護されます。

『エスター ファースト・キル』のあらすじ|オルブライト家での生活をスタートさせるリーナ

アメリカの名家であるオルブライト家で父親で芸術家のアレン、母親のトリシア、兄のガナーと生活をすることになります。

娘が行方不明になってからというもの塞ぎ込む生活をしていたアレンはエスターが戻って来たことで活気を取り戻し、絵の制作を再開するまでになります。

ですが、トリシアはエスターが妙に大人びていることや祖母の他界を忘れていたこと、そして担当医の証言からエスターを怪しむようになります。

また、エスターの失踪事件を担当していたドナン刑事もエスターが別人であると疑っており、彼女の所持品から指紋を採取しDNA鑑定をした結果、一致せず彼女が別人であると確信します。

ドナンが指紋を採取したことを知ったリーナが殺意をむき出しにしてドナンに襲い掛かりますが、ドナンの必死の抵抗で殺害に手こずってしまいます。

すると、突然と母親のトリシアが現れて刑事のドナンを躊躇なく射殺し、リーナは驚きの表情を浮かべました。

『エスター ファースト・キル』のあらすじ|奇妙な共犯関係を結ぶトリシアとリーナ

実は本物のエスターは兄ガナーとの喧嘩で命を落としており、トリシアとガナーはエスターが別人であることに気付いていました。

しかし、父親のアレンは全く気付いておらず、偽物のエスターの出現で家族が元の生活に戻ったことから、共犯関係としてこれまで通り生活を続けるように提案し、リーナも受け入れます。

こうして、トリシアとリーナは仮面の親子関係を継続し幸せな家族を演出しますが、そんな生活がうまくいくもわけもなく互いに殺意を滲ませるようになります。

トリシアが夕食に睡眠薬を混ぜていることに気付いたリーナは、朝食としてネズミの死骸が入ったスムージーをトリシアに飲ませます。

リーナへの憎悪が爆発したトリシアは、アレンが出張で不在にしている間にガナーと協力してリーナを殺害することを決めるのでした。

以上、映画『エスター ファースト・キル』のあらすじでした。

果たして、トリシアはリーナを殺害することが出来るのでしょうか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『エスター ファースト・キル』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『エスター ファースト・キル』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|殺人鬼エスターが生まれるまでの前日談を描いた13年ぶりの続編

映画『エスター ファースト・キル』は2009年に公開し、大ヒットした『エスター』の13年ぶりの続編として公開されたホラー映画です。

前作『エスター』で9歳の少女エスターになりすまし、養子として受け入れられた平和な家庭を悲劇のどん底に陥れた発育不全の殺人鬼リーナ・クラマーですが、映画『エスター ファースト・キル』はそんなリーナがエスターになるまでの過程が描かれた前日談の内容です。

ストーリーは、厳重な警備が敷かれた精神病院からリーナが脱出するところから始まります。

次々と関係者を躊躇なく殺害していくリーナの姿に序盤から驚かされます。

管理人

リーナを演じたのは前作と同じくイザベル・ファーマンですが、当時12歳で演じたイザベルも、映画『エスター ファースト・キル』では25歳になっており、撮影技法でどうにか少女には見せているもののアップになった表情などは大人の女性にしか見えないという違和感は正直ありましたが、そんな違和感もストーリーが展開していくにつれて気にならなくなると思います。

自分と容姿が似ているということからエスターの行方不明の少女になりすますことを決めたリーナは、アメリカの名家であるオルブライト家で母親のトリシア、父親のアレン、兄のガナーと生活を送ることになります。

映画『エスター ファースト・キル』でも少女であると偽ってリーナが家族を恐怖に陥れていくのかと思いきや、リーナがエスターとは別人であると突き止めた刑事を母親が射殺するという衝撃の展開になります。

実はエスターが兄ガナーとの喧嘩ですでに命を落としており、何も知らない父親のアレンを騙して幸せな家族生活を演出するようにトリシアが提案し、リーナと共犯関係になるという予想を良い意味で裏切る展開には驚かされました。

管理人

その後、奇妙な共犯関係が続くわけですが、そんな関係がうまくいくわけもなくアレンが出張で家を空けた日の夜にトリシアとリーナの壮絶な女同士の戦いが始まりますが、息子のガナーをボウガンで殺され怒りを爆発させるトリシアにはリーナと同等のサイコな怖さがありました。

最終的に燃え盛る炎に包まれてトリシアもアレンも命を落とし、リーナは孤児院に引き取られて前作の『エスター』に繋がっていくというラストで締めくくられます。

上映時間約90分というコンパクトな作品ではありますが、序盤からリーナの残忍性が描かれ、その後のストーリー展開も観客の予想を良い意味で裏切る展開となっており、非常にテンポの良いバランスのとれた作品です。

二作目は駄作になるというジンクスを打破し、前作のファン納得のパワーアップした続編になっていますので、オススメです。

『エスター ファースト・キル』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『エスター ファースト・キル』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「心霊的なホラーではなく、人としての怖さのホラー映画を観たいという人におすすめ」「なぜエスターと呼ばれる少女になったのか…という背景がわかるような映画」「前作ほど怖さはなく思わず笑ってしまうシーンも多々あった」「エスターと言うキャラクターの可能性の幅を広げられたと思う」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★★星5

『エスター ファースト・キル』は、この題名の通り2009年に公開されている『エスター』の前日譚にあたり、なぜ彼女がエスターとして生きることになったのかが描かれています。

エスターは持病の影響で12歳の子供のような容姿ですが、実際の年齢は子供ではなく大人であるということは過去作でも描かれています。

映画『エスター ファースト・キル』は精神病院のシーンから始まっており、彼女がエスターとして生きる前の本名である「リーナ」としての姿で登場します。

どのようにして「リーナ」から「エスター」として生きることになったのかという部分は、『エスター ファースト・キル』の見どころのうちの一つです。

行方不明だったエスターになりすまして彼女は子供としての人生を歩むことになり、とても裕福な家庭で自由で幸せに過ごすことになります。

しかしひょんなことから、実際はエスターは行方不明なのではなく兄とのトラブルで命を落としていたことが発覚します。

同時にエスターが本当は大人であることが母親にもばれてしまいますが、利害の一致によりこのままリーナはエスターのフリをすることになります。

この歪な関係性に耐えかねた母親と兄はエスターを始末しようとしますが、エスターは激しく抵抗して反対に2人の命を奪おうとします。

この作品の見どころでもある、エスターと2人が戦うシーンでは、過去作のエスターのようなスマートさがなく「ファースト・キル」であることが感じられるため、新鮮な気持ちで見ることができます。

エスターが大好きという方なもちろん、エスターを今までに見たことがないという人も楽しめますし、過去作も見てみたいという気持ちになるはずです。

20代女性

★★★☆☆星3

『エスター』の前日譚となる映画『エスター ファースト・キル』。

『エスター』は私がホラー映画が好きになるきっかけとなった作品の一つで、その続編となるとかなり期待値は高かったです。

前作でエスターを演じた、当時子役だった俳優さんが同役を演じています。

メイクや撮影技術、俳優さんの演技力もあり、スクリーンで見たのは紛れもなく前作で夢中になったエスターでした。

ただ、やはり、『エスター』で感じた不気味さは、「子供の中にうっすらと大人の人格が見える不気味さ」を、子役が完璧に演じていたからこそ出せていたのであって…。そこはちょっと物足りないかな、と思いました。

映画『エスター ファースト・キル』のエスターはうっかりミスで窮地に陥ることが多く(施設の名前が入った私物を部屋に置きっぱなしにして母親に見つかったり)、潜り込んだ家族もエスターよりヤバい奴らです。

エスターのヤバさが霞むほどにヤバい奴らです(主に母と兄が)。エスターが来る前から家族関係は崩壊していましたし…。

だから、映画『エスター ファースト・キル』では前作のような完璧さや不気味さをエスターに求めることはできません。

エスターによって大人ただ1人に罪を被せられて、孤立させられて…のような展開もありません。前作とは全く別物です。

ヤバい奴らとバチバチになりながら、ダンディーな父親への恋を成就させるために奮闘する物語です。

養父に恋心と執着心を抱くのはもはやお馴染みの展開で、恋がエスターを動かす力の一つなのは前作と変わらないところだな、と思いました。

映画『エスター ファースト・キル』の家族との経験を基に、エスターは前作『エスター』のエスターに成長したのかな…と思うと、これは『エスター』の前日譚であり、エスターの成長物語であるのではないかと思いました。

30代女性

★★★★☆星4

前作の『エスター』を見て面白かったので見に行きました。

正直前作ほど怖さはなく思わず笑ってしまうシーンも多々ありホラー映画として見るのならばあまりお勧めできないです。

ですが話の展開の持っていき方が予想外で、前のエスターだと自分の正体がバレたりバレそうになると即殺害していたのに映画『エスター ファースト・キル』は逆に自身がやられそうになったりします。

母親に正体がバレているのにも関わらず旦那の為に警官倒しを協力してくれたりと読めない展開がテンポよく進むので見ごたえはありました。

特に衝撃的だったのがネズミ入りのスムージーを母親が飲むシーンです。

家族の目の前でエスターになり切りスムージーを飲ますように持っていき結果吐き出すのですが、こんなもの飲めないといった感じで残りのスムージーをシンクに流すシーンで緑色の液体の中から出てくるネズミの死体が強烈過ぎてこちらまで吐き気がしました。

びっくりもしないし怖いシーンもほぼないのですがストーリーが良く前作で分からなかった事が映画『エスター ファースト・キル』で判明したりするので、もう一度前作を見直したくなりました

30代男性

★★★☆☆星3

正直、前作的な展開を期待して見ると拍子抜けするくらいにはそんなに怖くはないです。そもそも割と設定が厳しい

要するに前作よりも前の話、ということになるので前作は知っておくべきではありますし、知っておいた方が面白い伏線が…と期待したいところはあるんですが、そうした要素がまったくないわけではないのですが、いまいち感情の起伏を促すような展開にはならなかったです。

エスターの狡猾な要素がやや薄いというのは結構良いとは思えました。まだ未熟な時期の話、と考えればある意味真っ当です。

むしろ、前作、つまりは未来の自分よりもより狡猾というのはある種の矛盾になってしまうので避けたのでしょう。

30代男性

★★★★☆星4

エスターの正体が視聴者に明かされた状態、前日譚のため劇中でエスターはどうやっても死なないということは確定しています。

この制約の中で作り手はどう我々を楽しませてくれるのかお手並み拝見という感じで見ました。

前作と違うところはママの性格ですね。前作のママは普通のいい人という感じでしたが今回は一癖あり、中盤ではとんでもないことをしていた人物だということが明らかになります。

あまり2には期待していなかった分、こういったどんでん返し要素が盛り込まれていていい意味で裏切られました。

そこからはストーリーは加速していき、色々カオスになってきて、最後には普通に興奮して見入ってる自分がいました。普通に良かったです。

ただファーストキルを謳う割に殺人に抵抗がないのはタイトル詐欺感も若干あります。

あとグロ成分は前作と比べてやや低めに感じました。それとイザベル・ファーマンは流石にちょっと歳いってる気がしましたね。しょうがないですが。

興味深いのは実際にエスターのような見た目は子供、実年齢は大人というような女が現実にいて、エスターと同じようなことをしていたという事件が現実にあったことですね。

もしかして彼女がエスターのモデルなのかもしれません。

40代男性

★★★★☆星4

第2作は1作目を越えられるのか。結論を言うと、今一つでした。

1作目ではエスターの秘密が終盤で明らかになり、それまで彼女を子どもだと思っていたコールマン家の受ける衝撃と反撃の展開が一気に盛り上がりました。

ファーストキルでエスターを迎えたオルブライト家は、コールマン家と正反対です。

家のために娘を手にかけたトリシアと長男の悪人ぶりで、エスターの異常さや攻撃的な印象が薄らいでしまったと感じました。

精神病院から脱走するまでの心理戦には見ごたえがありました。

雪の降る中で被害者たちを利用する所は第1作を彷彿とさせます。

続く物語の見所は知能犯エスターがオルブライト家で悪事のスキルを学び、完成されていく過程にあるのではないでしょうか。

父のアレンから特殊な絵の具を使った絵の描き方を教わる一方、薬を料理に混ぜるトリシアと水面下で戦いが繰り広げられます。

ラストは予想がついていましたが、火事でアレンを失うエスターの悲しみが強調されていました。

もっとエスターを最強の知能犯に据えた話を見たかった、と思ってしまう作品でした。

40代女性

★★★★☆星4

映画『エスター ファースト・キル』は2009年に公開された『エスター』の続編とされる映画です。

なぜエスターと呼ばれる少女になったのか…という背景がわかるような映画でした。

またエスターとして一緒に暮らすこととなった家族にもある秘密というか闇のような部分があり、思わず「え!?そっちも…!?」となってしまいました。

お互いの秘密がわかってからの展開も、手を組んだかと思うと対立したりとかなり面白かったです。

第1作目のエスターで明らかになった通り、子供ではないエスターは映画『エスター ファースト・キル』でも子供もフリをして周りを油断させたり、あの手この手で欲しいものを手に入れようとするシーンが印象的で記憶に残っています。

ちなみに作品の中では少しグロテスクなシーンもありましたが、もともとグロテスクなものが苦手な私でも観ることができました

心霊的なホラーではなく、人としての怖さのホラー映画を観たいという人におすすめです。

20代女性

*映画『エスター ファースト・キル』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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