映画『関ヶ原』は何言ってるかわからないでひどい?キャスト相関図やあらすじネタバレ感想評価も
2017年8月26日公開の映画『関ヶ原』。
司馬遼太郎の『関ヶ原』を原作に、石田三成と徳川家康を主軸として関ヶ原の戦いが描かれています。
主演の石田三成役を演じたのは岡田准一ですが、監督の原田眞人は岡田准一が石田三成の役を演じられる年齢まで待っていたとも語っていて、岡田准一はこの作品で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しています。
映画『関ヶ原』の口コミ評判レビューには、
- 最後まで自分の忠義を捨てなかった三成に感動した
- 壮大な合戦シーンがあり見ごたえ十分
- 歴史好きにはたまらなく大規模な映画で豪華なキャスト
- 演出なのか声が小さいので聞き取りにくい
- 方言もそのままって感じで聞き取れない言葉も多かった
- 歴史大作らしい作り込みを感じれた
- 聞き取れない独特な用語は賛否あるように思った
- 映画の7割くらいは聞き取るだけで大変だった
という声が多数集まっています。
- 映画『関ヶ原』が何言ってるかわからない?ひどい理由について考察解説
- 映画『関ヶ原』のキャスト相関図
- 映画『関ヶ原』のあらすじ
- 映画『関ヶ原』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
映画『関ヶ原』が何言ってるかわからない?ひどい理由について考察解説
戦国時代を終わらせ、その後の日本を運命付けた合戦・関ヶ原の戦いを映画化した『関ヶ原』ですが、一部の観客の間では「何言ってるか分からずひどい」と言われています。
なぜそのように言われているのかについてまとめてみました。 管理人
一番多く言われているのが、「セリフが聞き取れない」という意見です。
全体的に俳優陣のセリフが早口であることに加え、当時使われていた言葉や用語が多用されています。
そのため、セリフを聞き取ろうと集中した結果気疲れしてしまったり、聞き取れても内容が理解できないまま次の展開に進んでしまうことが多々あったようです。
中には「字幕を付けて欲しい」という意見もありました。 管理人
原田眞人監督のもとにもこの「セリフが聞き取れない」という声は届いていたそうで、「戦国時代だったらこうしゃべるだろうと考え、意図して早口にしていた」とインタビューで語っていました。
よりリアルさを追い求めた結果、伝わりづらくなってしまったのかも知れません。
また、”天下分け目の戦い”と言われるほど大規模な戦のため登場人物がとても多く、どこで誰が何をしていて誰が味方なのか?が非常に分かりづらいことも要因の一つに挙げられます。
ナレーションやテロップ等での解説もほとんどなかったことから、当時の時代背景についてある程度の知識を持っている人のために作られた映画なのではないかと感じた人も多いようです。
キャストのファンの方や、歴史をこれから知りたいので、入門編にと思って鑑賞した方にとっては少し不親切な作りだったかも知れません。
このように、予備知識がないまま鑑賞すると内容を理解することが難しい作品なので、「何言ってるか分からずひどい」と言われているようです。 管理人
『関ヶ原』のキャスト相関図
『関ヶ原』のキャスト相関図はこの通りです。
映画『関ヶ原』のあらすじ
(以下、映画「関ヶ原」のあらすじです。)
映画『関ヶ原』のあらすじ|処刑場での出会い
時は戦国時代、幼き日の石田三成はその聡明さを豊臣秀吉に買われ家来となります。
月日が流れ、息子の秀頼が生まれた秀吉は、元々後継ぎとして予定していた養子の秀次に謀反の罪を着せ、その妻子たちを処刑してしまいます。
成長して行政官となり処刑に立ち会っていた三成は、姫君のお付きの忍び・初芽の命を助け、”犬”として飼うことにします。
また、見学人の中に当代一の侍大将である島左近を見つけると、三顧の礼をもって自身の右腕として迎え入れました。
映画『関ヶ原』のあらすじ|秀吉の死
天下取りの野望に燃える徳川家康は、小早川秀秋を始めとした秀吉に対して不満のある武将たちを懐柔し、味方を増やしていました。
1598年に秀吉が逝去し、翌年に秀吉のNo.2だった前田利家も亡くなると、朝鮮出兵の頃から三成に恨みを持っていた武断派七人党が三成の屋敷を襲撃します。
ピンチに陥った三成でしたが、敢えて家康の屋敷に駆け込むことで難を逃れます。
これを機に故郷の佐和山城に蟄居した三成は、来るべき家康との合戦に向けて動き出します。
映画『関ヶ原』のあらすじ|歴史的合戦の幕開け
1600年6月、上杉家の家老である直江兼続と結託して家康の挟み撃ちを図っていた三成は、家康が上杉討伐に東北へ向かったスキに毛利輝元を総大将に立て挙兵します。
三成の不穏な動きに気付いた家康が急遽引き返したことで、三成の西軍VS家康の東軍の構図が完成しました。
こうして1600年9月15日、歴史的合戦・関ヶ原の戦いが幕を開けます。
以上、「関ヶ原」のあらすじでした。
兵の数で優勢だった筈の三成がなぜ家康に形勢を逆転されたのか?
結末を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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映画『関ヶ原』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「関ヶ原」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|歴史超大作スペクタクル映画
豊臣秀吉に引き取られて以降、誰よりも秀吉を想い忠誠を誓った石田三成と、天下取りの野望に燃える徳川家康の因縁の対決を描いた司馬遼太郎原作『関ヶ原』の実写化作品です。
メガホンを取った原田眞人監督は、主演を務める岡田准一さんが理想の石田三成を演じられる年齢になるまで待っていたそうです。 管理人
監督の見立て通り三成がハマり役となった岡田准一さんは、2018年日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞しています。
従来の三成像とは異なった、不器用で人間味のある三成役がとても似合っていました。
秀吉の死後、いよいよ対立を深めた両者は西軍(三成)十万の兵と東軍(家康)八万の兵に分かれ、1600年9月15日ついに関ヶ原の戦いが幕を開けました。
兵の数で有利だった三成軍は序盤こそ押していたものの、大砲拠点が爆撃されたことや小早川陣営を始めとする味方の陣営が一部出陣しなかったことにより、徐々に家康軍に押され始めます。
西軍にいるにも関わらず家康に懐柔されてしまっている小早川秀秋は、どちらに加勢するかギリギリまで悩んだ末、三成に味方することを決意します。
しかし家康派の家臣に裏切られ、結局家康に加勢することになりました。
三成と家康の間で板挟みになっている小早川秀秋の描写がとても人間臭くて、グッと来ました。 管理人
裏切り者で愚鈍なイメージが強い彼ですが、この映画を通してバックボーンを紐解いていくと、彼には彼なりの裏切り者にならなければいけない事情が見えてきて切なくなりました。
家康軍の勝利が確実になったことを受け、左近は三成を単独で山中に逃がし、自身は部下たちと共に最期まで抵抗し敵の兵士もろとも自爆していきました。
こうして歴史に名を轟かせた合戦はわずか6時間で幕を閉じました。
数日後、追手に捕まった三成は家康との無言の対面を終え、処刑場へ連れ出されます。
道中、三成は自身に使えていた忍者・初音の姿を目にしました。
1600年10月1日、41歳の若さで斬首に処された三成は、その生涯を終えたのでした。
実写化が難しいとされていた原作三巻分の内容を二時間半でまとめ上げた原田監督に拍手を送りたいです。 管理人
25年の歳月をかけて構想を練り、合戦の撮影には約3000名のエキストラと400頭の馬が動員されたとのことで、大勢による槍での息もつかせぬ攻防や大砲での爆撃シーン等、非常に見応えのある合戦シーンとなっていました。
特に、島左近と部下たちの鬼気迫る自爆シーンは圧巻です。
映画『関ヶ原』は、近年の邦画では稀に見る規模の歴史超大作スペクタクル映画です。
長編小説が原作のためストーリー進行がやや駆け足になっているので、歴史背景を予習してから鑑賞するとより楽しめると思います。
映画『関ヶ原』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『関ヶ原』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「死なないことが三成のプライドなんだと強く心を動かされた」「関ヶ原の戦いが起こった時代のことを知らない人にはつまらないだろうなと感じた」「岡田准一さんの演技が、ともかく最高」「映像全体が暗いですが、時代劇なので、そこは許容範囲ではあった」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
原作は司馬遼太郎先生の『関ケ原』、そして石田三成を岡田准一という最強の布陣で、原田眞人監督ワールド全開の重厚な作品に仕上がっています。
もちろん合戦のスペクタクル感は随所にみられましたが、どちらかというと人間の心の奥底をじっくりと描いていくような作風で、これまでにあった大河ドラマや他の歴史映画とは違う切り口の”関ケ原の合戦”で、観るのに物凄くエネルギーを要しました。
しかし、これこそが真実の関ケ原の姿ではなかったか、と思わせる説得力!
キャスト一人一人のキャラ立ちが素晴らしく、まさにその場に立ったかのような感覚に囚われるくらい引き込まれます。
特に、三成に仕えた伊賀の忍・初芽を演じた有村架純さんの姿が素晴らしく、この物語は彼女が観た三成、そして戦なのだと思いました。
その時代の”正義”が何だったのか、観る側に問いかけてくるような作品です。
50代女性
★★★★☆星4
映画「関ヶ原」は岡田准一さんが戦国時代の武将である石田三成を演じたことで話題になりました。
石田三成に大きな影響を与えることになる天下人・豊臣秀吉役は滝藤賢一さんで、出身である名古屋の方言を巧みに話し、本当に秀吉はこんな人だったのではないかと思わせるおもしろく魅力的なキャラクターでした。
秀吉の死後、役所広司さん演じる徳川家康と三成は対立することになります。
三成の考える正義、秀吉への忠義が伝わってきて、見ている側としてはやはり三成を応援してしまいます。
関ヶ原の戦いは暗い画面で描かれ、島左近の敵を道連れにした爆死などスケールの大きな展開になります。
三成は敗れますが、自決は選ばず、逃げて再興をはかります。
死なないことが三成のプライドなんだと強く心を動かされました。
結局三成は捕まり、家康のもとに連行されてゆきます。
しかし、最後まで自分の忠義を捨てなかった三成に、私はとても共鳴しました。
40代男性
★★☆☆☆星2
費用をかけた監督の力作で戦国合戦の描写は濃密な出来ばえになっていると感じました。
自然描写も美しいし画面づくりは充分に堪能させてくれました。
衣装やセット、大道具小道具など裏方さんの技量は素晴らしいと思いました。
それに刀や槍の戦いが、ものすごくリアルで痛々しく見えました。
もみ合いながら切り付けたり一撃ではお互いに死なないから、何度も切り付けて共倒れになる。最後の、島左近の残党に、東軍が槍で突くシーンなんて、悲惨の一言でしたが、それにしても落ち着きなく出てくる言葉で早口で会話し映画の7割くらいは聞き取るだけで大変でした。
そこだけ分かりやすい速度で会話してくれればもう少し印象が変わると思います。
せっかくお金かけて作ったのに余りいい印象は残らなかったです。
40代男性
★★★★☆星4
原作は司馬遼太郎が書いた同名の大ヒット作であったのでとても期待していました。
私は司馬遼太郎の作品が大好きなのであれだけのスケールの大きい小説がどのようにして映像化されるのか楽しみにしていました。
早速見たところ、主人公である石田三成を演技力があることで定評のある岡田准一が演じていて、三成本人が持っている熱意と儚さの両面を持ち合わせている非常に魅力ある人物に描かれていました。
この映画ではテレビではなかなかできないような生々しい表現があったり、登場人物がたくさん出てきてそのほとんどが演技派の人で見応えがありました。
しかしわかりやすくもない作りの玄人好みで、戦国時代に関する知識がなければほとんど話が理解できそうにない内容です。
歴史大作らしい作り込みや、ものすごいスケールでハリウッド映画のようなものは感じられました。
30代男性
★★★★☆星4
戦国時代の最後の大合戦が描かれていて、かなり壮大な合戦シーンがあり見ごたえ十分でした。
歴史好きにはたまらなく大規模な映画で豪華なキャストで描かれていたので見ていて飽きませんでした。
ただ見ていて思ったのが難点なのは演出なのか声が小さいので聞き取りにくいので少し分からないところがあって残念な気持ちになります。
大概は勝利した徳川家康側からの目線でよく描かれる事が多いので、岡田准一さん演じる石田三成側の目線で描かれているのは新しい感じで見ていられてこんな状況で歴史が動いていたのかと考えると話としてはかなり面白いと思います。
役所広司さん演じる徳川家康ははまり役だと僕は思っているので、見る価値はある歴史映画です。
40代男性
★★★☆☆星3
映画『関ヶ原』を見て、関ヶ原の戦いが起こったあの時代のことを知らない人にはつまらないだろうなと思いました。
史実事実に忠実にということで方言もそのままって感じで聞き取れない言葉も多かったですが、それが逆にリアリティを感じさせてくれました。
昔は、地域が違うと言葉もまったく通じないってこともあったという話しを聞いたこともあるので、どこまでリアリティを追究した映画なのかなと思ってしまいました。
ストーリーも主人公の石田三成の先を見据えた考え方とそれと逆行するような周りの動きなど、戦国時代に実際に行われていたであろう心理戦のような駆け引きが描かれていて、実際の戦闘は数時間で終わってしまったというのも教科書では教えてくれない事実なので、何も知らない人がみたら「?」って感じになるかもしれません。
出来れば一回戦国時代の戦の真実を勉強してから見ると、かなり楽しめると思いました。
40代男性
★★★★★星5
岡田准一さんの演技が、ともかく最高でした。
大袈裟でない演技であるにも関わらず、心に響く印象的なシーンが多いです。
特に,ラストの処刑までに至るシーンや、見送りの場面では、セリフは少ないですが、込み上げてくるものがあります。
主役以外にも、役のキャラがしっかりと描かれていて、人間味のある歴史解釈だと思いました。切ない心情がよくわかります。
滑舌については、賛否あると思います。
耳に慣れない時代劇の独特な用語は、初見ではスンナリとは聞き取れないかも知れません。
何度も繰り返してみたくなる作品なので、繰り返して見るうちに理解できると思います。
また、全ての単語を聞き取れなくても、十分に見応えがあります。
映像全体が暗いですが、時代劇なので、そこは許容範囲ではあると思います。
40代女性
★★★☆☆星3
豊臣秀次の処刑、一族の処刑から始まり有村架純が石田三成に仕える場面から始まり、関ヶ原の戦いとは違うイメージが最初の印象でした。
関ヶ原に関わる戦国武将も出演していましたが、直江兼続はワンシーンと短く、家康派の武将、三成派の武将は揃っていましたが、出演は少なく感じました。
関ヶ原は、西軍石田三成が主役ですが、島左近、大谷刑部らの武将も登場し、武将はオールスター登場していましたが、迫力に欠けると思います。
大河ドラマ等で、徳川家康、関ヶ原の戦いは見ますが、この映画の関ヶ原は全体的に暗さを感じました。
赤耳のイメージは関ヶ原にはアンマッチです。
家康の側室阿茶が忍者のイメージに、少し戦国時代の映画には不釣り合いに感じます。
役所広司さん演じる徳川家康は風格はありましたが、大河ドラマの家康のイメージが強く、全体的には、想像していた司馬遼太郎さんの関ヶ原、戦国時代、戦国武将の駆け引き等なく、少しインパクトが弱く感じました。
40代男性
*映画「関ヶ原」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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