『時をかける少女』を考察!その後は未来で会えるのか?意味がわからない部分を徹底解説!【あらすじネタバレと感想評価】
2006年7月15日公開の『時をかける少女』。
何度も映画化されたり、ドラマ化されたりしている筒井康隆の同名小説『時をかける少女』のアニメ映画です。
アニメ映画『時をかける少女』は、原作の20年後の舞台を細田守監督が描いたオリジナルストーリーとなっています。
主人公の真琴役の吹き替え声優は仲里依紗が務めていますが、仲里依紗は2010年に公開された実写映画版でも主演を務めています。
映画『時をかける少女』の口コミ評判レビューには、
- こんな青春がしたかったと思った作品
- 主題歌の奥華子さんの歌声がまた切なくて感動できる
- バランスの取れたキャラもいい味を出している
- ラストの「未来で待ってる」というセリフが素敵だった
- 細田守監督の作品の中で一番好きな作品
- 時間を遡れるという設定にとても魅力を感じた
- タイムリープの内容なども、高校生らしさ満載なのが良かった
- 最終的な結末にも切なくもあり希望もありでとても大好きな作品
という声が多数集まっています。
- 時をかける少女の考察解説|その後は未来で会えるのか?意味がわからない部分を徹底解説!
- 『時をかける少女』のあらすじ
- 『時をかける少女』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も「時をかける少女」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
時をかける少女の考察解説|その後は未来で会えるのか?意味がわからない部分を徹底解説!
意味がわからないと言われる理由とは?
筒井康隆の小説として1967年に発表されて以来、根強い人気を集める「時をかける少女」はこれまで9度映像化されております。
その中でも2006年に公開された本作のアニメ版は、その人気から9ヶ月以上ロングラン公開されました。
日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど高い評価を受け、最も多くのファンに愛されている作品になっております。
といった肯定的な意見がほとんどです。
しかし、一部では「意味がわからない」という意見を持たれている方もおられます。その理由としては、タイムリープを題材にしている点や作品に隠された謎に原因があると思います。
作品はタイムリープを題材にしておりますが、どのようなメカニズムでタイムリープが出来るかは細かく説明がありません。
また、真琴が次々とタイムリープを作品中で利用していくため時間軸がどうなっているのか分かりにくくなっており、頭が混乱して意味が分からないという意見を持つ方がいると考察します。
作品の謎についても、作品中で細かく明言されるわけでは無いので正確な答えが無く解説が難しい作品ですが、だからこそ様々な考察が出来る作品になっております。
以下の項目で作品に隠された作品について考察していきたいと思います。
その後は未来で会えるのか?最後のセリフ「未来で待ってる」について考察解説
映画の最後で千昭は未来に戻る前に真琴に「未来で待ってる」と伝えますが、果たして二人は未来で再会することは出来るのでしょうか?
考察してみると、千昭が住んでいる遠い未来の時代まで真琴が生きていることは現実的ではないですし、タイムリープの能力が使えない以上、2人が再会することは不可能だということは容易に想像がつくでしょう。
では、なぜ千昭は「未来で待ってる」と伝えたのでしょうか?
管理人
その理由は、千昭が過去にタイムリープしてまで見たかった博物館に展示されていた「白梅二椿菊図」にあります。
千昭が生きている時代には何らかの理由で見る事ができず、タイムリープしても修繕の関係で見る事が出来なかったこの絵を通して未来で再会することを願い、千昭は「未来で待ってる」と伝えたのだと思います。
真琴は千昭と別れることになるまで、タイムリープの能力を存分に堪能し、進路についても曖昧で目的の無い生活を送っていましたが、ラストシーンで功介に「やりたいことを見つけた」と伝えたときの表情は迷いが無く、晴れやかで千昭を別れを通して大きく成長したことが窺えます。
真琴が「やりたいこと」は映画本編で明言されることはありませんが、千昭と約束した未来での再会を果たすために絵を守り抜くことだと考察することが出来ます。
進路として、叔母の和子と同じように絵を守るため修繕師を目指すのかもしれません。
time waits for no oneの意味について考察解説
真琴がタイムリープの能力を身につけるきっかけとなった科学準備室の黒板に「time waits for no one」という英語が書かれており、作品中で繰り返し登場します。
真琴と功介と千昭がカラオケに3人で行くシーンで千昭が「time waits for no one」という楽曲を熱唱するシーンがあることから、この言葉を書いたのは千昭だと推測されます。
では、この言葉の意味とはどういったものなのでしょうか?
管理人
「time waits for no one」とは日本語に訳すと、「時は誰も待ってくれない」という意味になります。
「歳月人を待たず」ということわざに近いかもしれません。
未来に帰らなければならないのに、3人での日々が楽しすぎて結局季節が夏になってしまった千昭が自分への戒めのために書いた言葉だと思いますが、作品の大きなテーマになっている言葉でもあります。
主人公の真琴は、作品の中盤まで将来について考えなければならない時が来ているのですが、進路について聞かれても曖昧な答えで逃げていたり子どものままの状態でしたが、千昭と別れるシーンでは「未来で待ってる」と告げる千昭に対して「すぐ行く」と答えます。
このセリフには時間は決して私たちは待ってくれないけれど、それならば自ら全力で進んでいくという真琴の決意が表現されており、大きく成長をしていることが窺えます。
「time waits for no one」はタイムリープを通して時間を浪費していた真琴が、やりたいことを見つけ未来へ向かっていくまでを描いた本作品を象徴する言葉だと言えるでしょう。
管理人
魔女おばさんの正体は原作小説の主人公だった
本編で千昭が過去にタイムリープしてまで鑑賞したかった白梅ニ椿菊図の修繕を行っている魔女おばさんこと真琴の叔母ですが、真琴が体験する不思議な現象をタイムリープと伝えたり、真琴に的確なアドバイスをしたりと作品中で重要な役割を担っていますが、彼女の正体とは一体誰なんでしょうか?
その秘密は彼女の名前に隠されています。
アニメ版である本作は、原作の主人公・和子がタイムリープを経験してから約20年後を描いた作品になっております。
原作では、深町一夫という同級生の人物が未来から来ており、和子に恋心があることを伝えますが、未来の決まりにより和子の記憶を消して、また会いに来るという約束をしてから未来の世界へ帰っていってしまったという設定です。
しかし、アニメ版では断片的にタイムリープの経験を覚えているような描写もあったり、写真を飾って深町一夫が会いに来るのを待っている描写もあったりすることから原作からアニメ版の約20年間の時間の中で和子は少しずつ、深町との記憶を取り戻していったのかもしれません。
和子と深町がいつか再会できるのを願うばかりです。
『時をかける少女』のあらすじ
(以下、映画「時をかける少女」のあらすじです。)
『時をかける少女』のあらすじ|女子高生・真琴に訪れる不思議な現象
女子高生の紺野真琴は、友人の津田功介、転校生の間宮千昭とともに平凡な毎日を過ごしていました。
ある日、誰もいないはずの理科準備室で人影を見つけた真琴は室内に入ると、物音に驚いて転倒してしまい、赤く光るクルミを肘で割ってしまいました。
帰宅途中に坂道で自転車のブレーキが壊れてしまった真琴は遮断機が降りた踏切に突っ込んでしまい、絶体絶命の状況に陥ります。
しかし、目を覚ますと時が戻っており、電車は来ておらず、真琴は坂道の上にいました。
不思議な現象に頭を悩ませた真琴は博物館で絵画の修復をしている叔母の和子に相談すると、それはタイムリープだと教えてもらいます。
半信半疑の真琴は能力を試すために川に思いっきり飛び込むと、踏切のときと同じようにタイムリープすることに成功します。
『時をかける少女』のあらすじ|タイムリープの能力を存分に楽しむ真琴
タイムリープの能力を確信した真琴は、小テストで高得点をたたき出したり、調理実習の失敗を他の生徒に擦り付けたり、千昭たちとのカラオケを何度も繰り返し楽しんだりと能力を存分に堪能していきます。
ある日の帰り道、功介が後輩の藤谷果穂に告白される姿を見た真琴は、その話の流れから千昭に付き合ってほしいと告白をされます。
しかし、突然の告白に驚いた真琴はタイムリープの能力を使い、告白の返事を避けました。
それ以来、千昭との友情関係がギクシャクし始めます。
数日後、真琴が調理実習の失敗を擦り付けたことによっていじめを受けていた生徒が逆上し、消火器をいじめっ子たちに向けて噴射しました。
仲裁に入った真琴に向けて消火器が投げつけられ、真琴を守ろうとした千昭が負傷するのを防ごうとタイムリープした結果、真琴の親友である友梨が負傷し、そのことをきっかけに千昭と友梨は付き合うことになりました。
2人の交際にショックを隠せない真琴は帰宅後、自分の腕に「90」という数字が刻まれていることに気付きました。
『時をかける少女』のあらすじ|タイムリープによる弊害
千昭が友梨と付き合い始めてから功介との時間が増えた真琴は、自分のタイムリープによる弊害で巧介が果穂の告白を断っていたことに気付き、2人の関係を再び繋ぐためにタイムリープの能力を使い、2人は無事に交際する事になります。
そんな中、真琴の腕にあった90という数字がいつの間にか01になっておりました。
メールで功介と果穂から自転車を借りると報告を受けた真琴は今日が自転車のブレーキが壊れて初めてタイムリープを使った日付と同じことに気付き、2人を止めるために踏切へ向かいます。
ですが、千昭から電話でタイムリープしていることを突然疑われた真琴は焦ってしまい、再びタイムリープの能力を使います。
すると、腕の数字が00になり、この数字がタイムリープできる回数を示していたことを真琴はようやく気付きます。
現場にたどり着き、坂道を自転車で勢いよく降りていく2人の姿を見て真琴は必死で止めようとしますが、そのまま踏切へと突っ込んでしまいました。
以上、「時をかける少女」のあらすじでした。
タイムリープを使えない状況で真琴は二人を救うことが出来るのか?
そして、真琴と千昭の関係はどうなってしまうのか?
続きが気になる方は実際に映画を観る事をオススメします。
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『時をかける少女』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「時をかける少女」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|筒井康隆の同名小説をアニメ化した細田守監督の出世作
ブレーキの壊れた自転車に乗った2人が踏切へと突っ込み、電車に投げ出された瞬間に時が止まり、壊れた自転車を持った千昭が真琴の前に現れました。
千昭は自分が未来から来た人間であることを伝え、科学準備室でクルミのようなタイムリープ装置を破壊したことにより真琴にタイムリープの能力が身に付いたことを教えます。
和子が修復しているこの時代にしか見ることのできない絵画を鑑賞するためにタイムリープした千昭でしたが、功介たちを助けたことにより未来に戻るために残しておいたタイムリープを使い果たしてしまい、元の時代に戻ることが出来なくなってしまいました。
そして、過去の住人にタイムリープの存在を教えるという禁忌を犯してしまったことから千昭は姿を消し、翌日には退学したことになっていました。
真琴は告白してくれたことにも返事をせずにタイムリープで逃げた自分の行いに後悔していました。
その夜、最後のタイムリープをする狭間で千昭がタイムリープしたことによりカウントが01に戻ったことに気付いた真琴は、最初にタイムリープした日付に戻り、状況を呑み込めていない千昭にすべてを打ち明け、好きだという気持ちを伝えます。
千昭は涙する真琴を抱き寄せて、未来で待っていると伝え、未来へと帰って行きました。
次の日、千昭は留学によって退学したことになっており、何も知らされておらず不満げな功介に対し、千昭はやりたいことを見つけんだと言います。
そして、真琴は晴れやかな表情で自分もやりたいことを見つけたと功介に伝えました。
本作『時をかける少女』は筒井康隆の同名小説を細田守監督が長編アニメーションとして映画化した作品です。
原作小説は1983年に大林宣彦監督・原田知世主演で映画化され大ヒットを記録しておりますが、本作は原作小説から約20年後の世界を描いており、女子高生・紺野真琴を中心に描かれるオリジナルストーリーになっております。
原作の持つタイムリープを題材にしたSFの要素と1983年版の映画が持つ恋愛の要素を保ちながらも、男女の友情を描いた青春映画の要素がプラスされており、その脚本の素晴らしさが非常に魅力的です。
また、当時16歳であった主人公・真琴を演じた女優・仲里依紗の演技も作品の魅力を際立たせています。
管理人
監督を務めた細田守監督はこの作品の後に『サマーウォーズ』が映画ファンからの高い評価を集め、昨年公開された『竜とそばかすの姫』は興行収入66億円の大ヒットを記録するなど、今や日本アニメ界にいなくてはならない巨匠として人気を集めておりますが、本作はそんな細田守監督が注目を集めるきっかけとなった作品となっております。
後の活躍を予感させる夏を舞台とした美しい映像や、魅力的なキャラクターの表情などが瑞々しく描かれており、細田守ファンは必見だと思います。
主題歌の「ガーネット」はシンガーソングライターの奥華子が作品のために書き下ろした楽曲となっており、歌詞の世界観が作品に非常にマッチしています。
作品と合わせて、主題歌も楽しむことをオススメします。
『時をかける少女』のみんなの口コミ評判レビュー
『時をかける少女』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「未来で会えた真琴と千昭の描写が見れたら嬉しいと思った」「ただのSFではなく高校生の設定があり、ちゃんと青春をしているのも良かった」「元気いっぱいの主人公と軽やかなBGM、最後のせつないシーンが素敵な映画」「オーソドックスだけど、時間を忘れ没入できる名作」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
タイムリープを主として描かれる作品であり、平凡な女子高生・真琴がその能力を手にしたことで描かれる展開が面白みを強くしました。
日常生活で繰り返される些細な得を得るために簡単にタイムリープを使ってしまう姿、しかしそこから徐々に本来あるべき時間軸がズレ始め、起こるはずのない出来事が起こり始める展開に過去を書き換えることの代償に気づかされました。
それと同時にタイムリープには制限があることにも気づき、その気づきがその後の展開の不安を強くしました。
繰り返しタイムリープしたことで起こるはずのなかった親友・功介が事故に巻き込まるという展開、そんなときに限ってタイムリープできないという展開に代償の大きさ痛感しました。
しかしそこから戻るはずのない時間が戻り始める展開に他にも能力を使える人物がいることに気づかされ、その人物がもう一人の親友・千昭であり、未来から来たという事実は驚かされました。
千昭のいる未来にはなくなってしまった絵をみるために現存した現在へとタイムリープしたという純粋な思いに、それまで見てきた千昭とは何ら変わらないことに安心感を感じました。
しかし、秘密を知られたことで一緒にはいられないと別れを告げる千昭に切なさを感じ、生きる時間が違うことが真琴・千昭二人の関係性がそれ以上近づけないもどかしさを感じさせます。
別れ際、「未来で待ってる」という千昭の言葉は寂しがる真琴への配慮だと感じ、自分がいなくなった喪失感ではなく未来への期待感に置き換える姿に心震えました。
今ある時間の大切さを感じさせる、素晴らしい作品です。
30代女性
★★★★★星5
ボーイッシュで勝ち気な高校生の紺野真琴が、2人の男子の同級生との日々の中で次第に大人へと成長していくのが、楽しくも切なく見られるのが気に入っていて何度も観てしまう作品です。
先ずは、ひょんな事からタイムリープできる体になった真琴が、それを気軽に体験し続けるのが面白かったです。
その中で大変な事も経験して真琴が悩んだり後悔したりするのもとても共感でき、またタイムリープの回数の増減をうまくストーリーに組み込まれているのも、物語に深みが出ていて素晴らしかったと思います。
細田作品には必ず1人は「良いなぁ」と思える男性が登場するのも嬉しい点で、今回は間宮千昭がそれで、未来からやってきた彼が最後に真琴に打ち明けるその哀愁のあるシーンがなんとも言えない気持ちにさせられとても気に入っています。
50代女性
★★★★★星5
細田守監督の映画です。原作は様々な方により映画化されていますが、私は細田監督によるこの作品が1番好きです。
特に作品を通して、千昭というキャラクターが大好きです。軽くてかっこよくて今時の高校生っぽいのですが、実は未来の人間であり、主人公に恋をしてしまったけれど一緒にはいられないというのが切なくてたまらなくなります。
でも好きだと伝えてしまうところや、未来で待ってるというセリフはもうキュンキュンが止まりません!
未来ではなくなってしまった野球が好きで、3人でキャッチボールしているところはとてもかわいいです。
また、自分の容姿に自覚的なところもリアルで良いと思います。
未来で待ってるといいながらも出会える確率はゼロである悲しいところもとても素敵だなと思います。
20代女性
★★★★☆星4
私は細田守監督の作品がまず好きで、その影響でみようと思いました。
主人公の女の子である真琴と一緒に過ごす男子2人との日常生活のようで、実際はタイムリープするお話だと分かったときにはすごく面白い展開だなと思いました。
3人の恋愛の三角関係のような展開もあり、タイムリープを何度も何度も使って、自分の思っていたような結論を求めていくのは、見ていて少し心配にもなりました。
物語の終盤のラストに向かうときに、男の子のうちの1人である千昭がどんな人間かがあまりわからなくなってきて、最後の「未来で待ってる」という言葉にも私はなぜか感動できませんでした。
周囲の友人はあの言葉がすごい染みた!最高だった!といっていたにも関わらず私にはあまり響かなかったです。
ですが、ストーリー構成などは面白かったです。
20代女性
★★★☆☆星3
芸人さんがネタにしている『走っていく』の本物を見たくて見始めました。
まず全体的に主人公の喜怒哀楽が気持ちよく、清々しい。どんな行動や感情を表す際もエネルギッシュで、見てるこちらまで元気が湧いてきます。
タイムリープの内容なども、高校生らしさ満載で、タイムリープなど経験あるわけもないですが、懐かしさを感じました。
なんでそんな事で大事な一回使っちゃうのと言いたくなる場面は沢山ありましたが、それも含めて若さを感じることのできる内容でした。
千昭も未来から来ていたとわかった時には驚ましたが、具体的な場所や時間のある約束をできないせつなさが、「未来で待ってる」といふセリフに詰まっていました。
元気いっぱいの主人公と軽やかなBGM、最後のせつないシーンが素敵な映画でした。
10代女性
★★★★★星5
自分はドラマなどの時をかける少女をみていないので、ドラマとの比較などは出来ませんが、細田守監督の作品の中で時をかける少女が一番好きな作品です。
まず、時間を遡れるという設定にとても魅力を感じました。
主人公である真琴がその事を知り、何度も何度も時間を遡るのは子供の時も大人になってからも凄く楽しそうで羨ましく思います。
特にカラオケのシーンが1番好きなシーンです。
話が進むにつれて時を遡れるのは回数が限られていることや、友達からの告白しかもその友達は未来人というどんどん明かされていく真実にも目が離せなくなり、話の面でもどんどん惹かれていきました。
ただのSFではなく、高校生の設定をいかし、ちゃんと青春をしているのも良かったです。最終的な結末にも切なくもあり希望もありでとても大好きな作品です。
最近はアニメの注目度も増しており、みんなが知っている作品ですが、人になにかオススメの作品はと勧められると胸を張って進めれる作品だと思います。
20代男性
★★★★★星5
50代の私が「時をかける少女」の実写をすでに見ていた感想は、実写では出来ないアニメの最大限の可能性を出してもらった細田守監督の細田ワールドを見せられた感覚でした。画も内容も声優も違和感の無い新しいでも昔の物語だった事を忘れて見入ってしまう映画でした。
坂を自転車で下る所などタイムスリップする時の動きがアニメじゃないと出せない凄さです。
主人公を取り囲む男友達との気持ちの揺れ動きも凄く焦れったく終わりに近づくにつれて、「そうなるんだ」というラストでした。
昔の物語なのに現代に生まれ変わってアニメ映画化してくれた細田守監督には感謝しかありません。
何度見ても飽きないのでDVDを買ってしまいました。子供みたいに時間があったら見ています。時代を超えた作品です。
50代女性
★★★★☆星4
アニメ映画『時をかける少女』は、今やメジャーなアニメ映画監督となった細田守監督の最初のメジャータイトルです。
原作は多くの人が知る小説で、本作以外にも数多く実写映画化などがされた名作です。内容は、タイトルの通り、いわゆるタイムトラベルのタイムリープものです。
細田守監督の『時をかける少女』は、その内容にアニメ的な良さをこれでもかと詰め込んでいる作品です。
可愛い女子高校生とカッコいい男子高校生の恋物語にスポットライトが当てられ、その物語が青春の一ページの中でときに少女漫画的にときに少年漫画的に甘く切なく、そして今どきの高校生感満載のポップさを交えて展開されていきます。
オーソドックスだからこそ王道で、これを好まない人は恐らく皆無だと思います。それが大ヒットした理由ではないでしょうか。
ベタであってもいやベタだからこそ、時間を忘れ没入できる名作です。
40代男性
*映画「時をかける少女」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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