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バケモノの子で一郎彦がクジラになった意味を解説!つまらないとの感想評価やネタバレ含む口コミ評判レビュー

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2015年7月11日公開の『バケモノの子』。

細田守監督の4作目となる長編作品です。興行収入は58億円で、第39回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。

宮崎あおい、役所広司、広瀬すず、大泉洋など豪華な声優陣に主題歌はMr.Childrenの『Starting Over』となっています。また、スペインで開催されたサン・セバスティアン国際映画祭では、アニメーション映画として初めてコンペティション部門に選出された作品となりました。

映画「バケモノの子」のまとめ
  • 一郎彦がクジラになったのは意味があった!
  • つまらない?バケモノの子の感想評価(ネタバレ含む)と口コミ評判レビュー
  • バケモノの子のあらすじ

 

もし、まだあなたが一度も「バケモノの子」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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映画『バケモノの子』一郎彦がクジラになったのには意味があった!

人間である一郎彦は、猪王山に育てられたバケモノの子でした。

渋天街の長であり、宗師の次期候補でもあった猪王山が育ての親であることを誇りに思っていました。しかし、その想いが強すぎて、宗師になろうとする熊徹や、熊徹を慕う九太に嫌悪感を抱くようになりました。

そうして、一郎彦の心の闇が具現化したのがクジラです。

実は、このクジラは映画序盤から伏線がありました。九太が子供の頃に読んでいた本が『白クジラ』というものでした。そして、幼少期の記憶からか九太が図書館に行った際に手に取った本は『白鯨』と言う小説でした。この『白鯨』は楓との出会いのきっかけにもなりました。

『白鯨』の小説は、捕鯨漁をしていたエイハブ船長が白いマッコウクジラに片足を食いちぎられ、このマッコウクジラに対して復讐していく物語となっています。

そしてこの『白鯨』という小説が、一郎彦がクジラとなったモチーフです。『白鯨』で登場する、エイハブ船長の他、捕鯨船乗組員が人間の闇に囚われていて、これを自身に重ねた為に一郎彦はクジラとなったのです。

劇中でも九太と楓のやり取りで「クジラは、自分を写す鏡」と話しているシーンもあり、一郎彦の心の闇を表したものがクジラということは間違いないでしょう。

また、小説『白鯨』の結末はエイハブ船長や乗組員たちは船ごと、マッコウクジラに沈められてしまいます。この様に、人間の闇に囚われてしまった者は身を滅ぼしてしまうことから、劇中でも熊徹が助けに来なかったら一郎彦と九太は命を落としていたことでしょう。

ちなみに、細田守監督の作品ではクジラを何らかのかたちで登場することが多くあります。『ゲゲゲの鬼太郎・大海獣』『サマー・ウォーズ』『デジモンシリーズ』など細田守が監督として務めてきた作品にはクジラが登場していて、人間の負の面として登場することが多いです。

細田守監督の作品でクジラと言えば敵役として登場するか、マイナスのイメージとなっていますね。

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つまらないとも言われた映画『バケモノの子』の感想評価(ネタバレ含む)と口コミ評判レビュー

以下、映画「バケモノの子」の感想評価と口コミ評判です。

感想評価|つまらないのは声優がひどいからという意見も。

若者向けに作られた時をかける少女やサマーウォーズは好きですが、この作品は少しだけクオリティーが下がったように思えました。

バケモノの世界と人間世界で人間を見下していたり、“闇”を宿して混乱を招くといった渋天街の常識を宗師ならば変えられるという設定は面白かったです。親子愛というメッセージも良かったとは思いますが、前半から中盤部分までグダグダ感を感じました。

前半部分の進行はつまらないと感じたものの、後半部分にかけては面白かったです。暴走した一郎彦を止める為に、熊徹が付喪神に転生して、その後は心に熊徹と言う剣を持つ終わり方も良かったです。

また、つまらないという評価に「声優ひどい」と言った声もありました。『バケモノの子』では、染谷将太、役所広司、広瀬すずなど俳優業などの人たちが声優を多く務めました。

その為、声優が素人っぽく聞こえたのか声優がひどいと言った声もありました。しかし、声優がひどいと言った声は数少ない一部分であるように感じ、映画の評価にそこまで影響を与えていない部分かと思います。

今作は一見、非現実的なストーリーでアニメーションならではの世界観ではありますが『現実の世界に居場所がなく、他の世界へ行きたい主人公』というのは、現代において多くの人が共感できる設定であり、その為ついつい主人公と自分を重ね合わせてしまう人は多かったのではないでしょうか。

また、全く違う世界で生きていた熊徹と九太が少しずつですが本当の親子のように心を通わせていく描写、けれどもやはり生きていく場所は同じではないのだと思い知らされることなどは、悲しいところです。

だからこそ、最後に九太が熊徹という剣を心に持って生きるというのが良かったところです。自分の心の闇と戦い、各々がそれぞれの過去に決着をつけて未来を進んでいく姿があり、最後まで暖かく見られる映画なので、多くの人が楽しめる作品だと思います。

口コミ評判レビュー「全てにおいて大満足」「盛り上がりは素晴らしかった」

★★★★★星5

交わるはずのない2つの世界に生きる、ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノをメインに描かれたアニメ作品で、これまでにないユニークすぎるストーリー設定に魅力を感じ、見てみることにしました。

前半からテンポ良く進んでいったのでかなりストーリーに入り込んで見ることが出来ました。メッセージ性も強く、親は子どもを育てるだけでなく共に成長するものなのだと学ばされたような気がします。

ラストのシーンについては、感動しない人は誰一人いないのではないかというくらい言い終わり方で泣いてしまいました。主題歌を担当したミスチルの曲も含めて、クオリティーの高すぎる作品に仕上がっていました。キャラクター、演出、脚本、音楽など全てにおいて大満足でした。

20代女性

★★★☆☆星3

映画『バケモノの子』はお子様がいる家庭や中高生同士で見る分には面白いのかなと思いますが、個人的に年齢層高めの方が楽しむには単純すぎる展開かなと思いました。また、アクション好きな方やもともとアニメーションが好きな方であれば非常に見ごたえのある作品だと思います。

印象深かった点は、声優さんが豪華であったことです。宮崎あおいさんや渋谷将太さんをはじめとした演技派揃いなので、格闘シーンを盛り上げるのはもちろんのこと、細々した場面でセリフからにじみ出る登場人物の心情を伺うことができます。

上記では少し辛口になりましたが、九太の気持ちを鑑みると涙をそそられる場面もあり、終盤にかけての盛り上がりは素晴らしかったです。わかりやすい場面展開ですので、お子さんとみるにはもってこいの映画だと思います。 

20代女性

★★★★★星5

素直な感想は面白かった。ハラハラドキドキした。そして感動して本当にいい作品だったです。

初め全く反りがあわなかった熊徹と少年九太だったけど、次第に弟子として認められ成長し、熊徹と同じ闘い方なっていく九太は逞しさを感じさせられました。人間とバケモノだけど、本当の親子みたいでホッこりするシーンでした。

大きくなった九太はあることから人間の世界に戻り、楓と九太の父親と出会って九太の心の中で色々考え方が変わっていく中で、熊徹がいる世界と人間の世界で事件が起こるんだけど本当にどうなるのかわからなくて、すごくドキドキしたし怖かったです。

そして最後熊徹と九太との思いがお互いに伝わった時、感動して涙が溢れだしました。人間とバケモノ、違う生き物だけど親子みたいな絆、師匠と弟子の絆色んな物を感じさせてくれました。

Mr.Childrenが歌う主題歌も、この映画にあっていて最高です。

30代女性

★★★★☆星4

映画『バケモノの子』は、最初少し難しいストーリー展開なのかと思いましたが、絆や友情の物語なのだと理解しました。

初めは全く性格が合わずいがみ合っていた二人が日々成長していき、親子のような関係になっていく、血は繋がらずとも自分の事を理解し受け止めてくれる存在は大事であり、心の支えにもなるのだろうと思いました。人は誰しも心に闇を抱えていると思います。

その闇をいかにコントロールして支配されずに済むのか難しい事だと思います。最後に大事な人を助けるために自分の身を捧げられるだけの想いがどれほどのものなのか想像し難いです。

その想いを受け入れる側にも相当の覚悟が必要だと思います。気持ちを受容し、絆が固く結ばれまた新たな一歩を踏み出していける結末に感動しました。

30代女性

★★★★★星5

細田監督のファンで、時をかける少女もサマーウォーズも雨と雪も全て映画館で見ています。今作についても、映画館でかなり早い段階で見ました。監督が脚本も手掛けていて、いつも安定して楽しめる作品だと思います。

バケモノはわりとストーリーですので、見ながら展開は予想できてしまうのですが、それでも何も問題ありません。

むしろ、バケモノの師匠と弟子の関係性が凄く丁寧で繊細に描かれていて、その移り変わる関係性も分かりやすく描かれ、見ていて凄く共感できました。

いつもそうなのですが、映像がほんとうにリアルで躍動的です。今回の場合は渋谷のシーンなどは忠実です。何回か行った人にとってはすごくなじみます。

今はない店もありますが、それも含めて楽しんでください。アニメーションの動きも躍動的で飽きずに見ていられます。ぜひ、ご覧ください。

40代女性

★★★★★星5

映画バケモノの子は、人間の子供がバケモノが住む世界に迷い込み、そこで1人のバケモノと出会い、ぶつかり合うも徐々にお互いに成長していく話です。

バケモノの世界で出会うバケモノというのが、一言で言うと問題児といった感じで、とても人間の子供を育てることなんて出来ないと周りの誰もが思っていたのですが、共に成長していく姿はとても興味深いです。父と子の姿は自分自身の父と子の関係に置き換えて観たりもしてしまいます。

最後まで楽しめるストーリーですが、それに加えて映像美が素晴らしいです。ストーリーの面白さ、感動、映像美が揃ったことに加えて、Mr.Childrenの主題歌が最後に流れるとしっかり余韻に浸ることが出来ると思います。

20代男性

★★★★★星5

主人公の九太とバケモノの熊徹の、師匠と弟子を越えた硬い絆が描かれているところが個人的に気に入っています。

最後、二人はそれぞれの世界で生きることを選びますが、それでもお互いを思いやる気持ちはそのまま持って生きていく所にはとても感動しました。

九太は人間で熊徹はバケモノ。バケモノの世界で小さな九太が生きていくのはかなり大変で、修行も生活も熊徹とも何もかも何度も壁にぶつかってた九太。それでも成長とともにバケモノの世界に馴染み体も強くなり、熊徹との強い絆も生まれていました。そんなところにも、二人がすごく努力してその生活を手に入れたんだろうなぁと感慨深くなりました。

人間の世界に興味を持ち、気持ちもそっちに向いていることに対してつい酷い態度を取った熊徹。寂しさや不安が強く現れていて、見ている私まで切なくなってしまいました。

それでもお互いの生きる道を受け入れた二人。私は子供がいるので、子供が一人立ちするときにはそんな葛藤をするのだろう、今を大切に生きなければ、我が子といえど一人の人間で背中を押さなければならないときがあるのだと強く思える作品でした。

30代女性

★★★★★星5

監督が細田監督ということで期待はしていました、細田監督のシリーズは子供も大好きでみんなで見て楽しめる映画だと思います。少年とクマテツの対話のシーンや何気ない心の葛藤がリアルに描かれていて人間味が感じられる作品だと思います。

人間の欲と優しさが交互に描かれていてただの映画ではなく自分自身を振り返るきっかけを与えてもらいました。的との格闘シーンは時間がたつにつれ戦いの腕が磨かれていきとても見応えがあり、見ていてドキドキしてしまいます。

映像も繊細で心が引かれてしまうほど綺麗です。特に風景などリアルで自分が物語に入り込んだような錯覚さえしてしまいそうな程です。皆さんにも映画を観る感動を味わって頂きたいのでぜひご覧あれ。

30代男性

*映画「バケモノの子」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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バケモノの子のあらすじ


以下、映画「バケモノの子」のあらすじネタバレとラスト結末です。

バケモノの子のあらすじ|孤独な少年がたどり着いたバケモノの世界

バケモノの住む渋天街があり、リーダーの宗師は、引退して神様に転生する事を宣言しました。新リーダーの候補となったのが、人望も厚く品性も備えた猪王山と、粗暴だが腕っ節は負けない熊徹です。

一方で、両親の離婚と母の交通事故死によって孤独になってしまった蓮は、本家に引き取られるのが嫌で逃げ出しました。自転車置き場で隠れるように眠る蓮を見つけた熊徹は、弟子にならないかと誘います。

バケモノの世界で、猪王山と対峙する熊鉄を見て、蓮は熊徹が自分と同じで一人なのだと感じ、熊徹に弟子入りする事にしました。そして、本名を言うのを拒んだ蓮に与えられた名前は九太という名前でした。

バケモノの子のネタバレ|バケモノとして生きるか、人間として生きるか

弟子となった九太は熊鉄の動きを見ながら修行を行い、熊鉄もまた九太にダメなとこを教えてもらいながら成長していきます。

そして、青年まで成長した九太は、反抗期に入ってしまい、熊鉄と大喧嘩をしてしまいます。久しぶりに人間界へと戻った九太は、楓という少女に出会い仲を深めていきます。

バケモノの子のネタバレ|熊鉄と猪王山の決闘、一郎彦の正体

熊徹と猪王山の、跡継ぎを巡る決闘の日がやって来ました。試合は熊鉄が勝ちますが、試合終了後に熊鉄の腹に刀が刺さります。

それは猪王山の長男、一郎彦の仕業でした。一郎彦の正体は人間で、心の闇に取り憑かれていました。暴走する一郎彦を九太は人間界に戻り、決着をつけようとします。

以上、「バケモノの子」のあらすじネタバレとラスト結末でした。

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