ヴェノムで最後のおじいちゃんはスタン・リー!囚人は誰?ラストシーンは続編に続く伏線!

2018年11月2日に日本公開した映画『ヴェノム』。
マーベル・コミックではスパイダーマンの敵役として登場するヴェノムを主人公として描き、大ヒットしました。
興行収入は全世界で960億円を超え、日本でも20億円を超える興行収入と、とても評価の高い作品となりました。
監督は『ゾンビランド』や『アンチャーテッド』を手掛けてきたルーベン・フライシャーが務めています。
また、映画『ヴェノム』の口コミ評判レビューには、
- ストーリーやアクションがすごく良かった
- 最後の戦闘シーンは拳に力が入り、ハラハラドキドキ感が凄かった
- ラストの捕食シーンも、ヴェノムらしいところで終わるのが良かった
- ヴェノムとエディの不思議な友情で結ばれ始めるのが熱い展開
- 驚く展開や大どんでん返しがあるわけではないが、充分楽しめる作品
- 想像していたよりもヴェノムが恐ろしいのにかわいくて素敵な話
- ヒーロー系の映画には見えなかったのが新鮮だった
- ストーリ重視というよりはさっくりとSFアクション映画を見たい人にオススメ
という声が多数集まっています。
目次
最後のおじいちゃんや囚人は誰?ラストシーン・続編解説
最後のおじいちゃんはスタン・リー!マーベルコミックの生みの親
ドレイクと寄生したライオットを倒し、平和を取り戻したエディは、映画終盤で元恋人であるアンと別れた後に謎のおじいちゃんと会話をします。
このおじいちゃんは、エディに「彼女をあきらめるな。2人ともな」と助言をしますが、突如現れたこの謎のおじいちゃんは一体誰だったのでしょうか?
実は、最後のおじいちゃんは、『スパイダーマン』や『X-MEN』の原作者として知られ、マーベルコミックの編集委員として活躍し、マーベルコミックの産みの親ともされるスタン・リーという人物です。
管理人
スタン・リーは、マーベルコミックが原作の実写映画において、数多くカメオ出演しています。
2000年公開の『X-MEN』から数えても、約40作品以上の実写化映画に出演しているんです。
『ヴェノム』でもマーベルコミックが原作ということでカメオ出演しました。
おじいちゃんは、エディの中にヴェノムがいることを知っているような口ぶりでした。
が、特にストーリーの本筋とは関係なく、スタン・リーがマーベルコミックの編集委員であることから全てお見通しであるという意味で、あのようなセリフを口にしたのだと思います。
管理人
映画と観客の間にある「第四の壁」を破るような演出になっていると思います。
スタン・リーは、残念ながら2018年の11月12日に95歳でこの世を去ってしまいました。
が、前述したように数多くのマーベル映画に出演しています。
このシーンを見てスタン・リーに興味を持った方がいましたら、ぜひ他の作品を観る際に彼がどの場面に出演しているのか探してみることをオススメします。
最後の囚人は誰?→実は続編に出演する凶悪犯クレタス・カサディ
映画『ヴェノム』はエンドロール後にあるシーンが展開されます。
それは記者としてエディ・ブロックが取材のためにサンクエンティン刑務所を訪れ、ある囚人と会うシーンです。
1994年公開の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などで知られるウディ・ハレルソンが演じるこの謎の囚人とは一体誰なのでしょうか?
続編の鍵を握る凶悪犯クレタス・カサディ
最後の囚人の名前はクレタス・カサディです。
連続殺人鬼として長年収監されていますが、まだまだ余罪が考えられることから死刑は保留になっている人物です。
クレタスはこのシーンの中で「ここを出たら、大殺戮(カーネイジ)になるぞ」とエディに伝えます。
エンドロール後のラストシーンでのかなり意味深なセリフですが、このセリフに意味は続編で明らかになります。
管理人
続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
囚人であるクレタスは、『ヴェノム』から3年後に公開された続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で詳細が明らかになっていきます。
クレタスは、エディと同じくシンビオートが寄生することになるのですが、そのシンビオートの名前が「カーネイジ」という名前になっています。
カーネイジは、原作漫画ではヴェノムのライバルとして登場し、その残虐性とルックスから主人公のスピンオフ作品が登場するほどの人気を集めています。
『ヴェノム』のラストでクレタスが伝えた意味深なセリフは、続編ではカーネイジが出演することの予告だったと考えられます。
管理人
ちなみに、原作でもカーネイジの宿主はクレタス・カサディです。
そのため、クレタス登場の時点で、続編でカーネイジが出演すると気付いた方も多かったのではないでしょうか。
「レット・ゼア・ビー・カーネイジ」という副題が、大殺戮が起こるという意味になっていることからも分かるように、続編は映画『ヴェノム』以上の大事件が発生していきます。
気になる方は続編についても鑑賞することをオススメします。
映画『ヴェノム』の敵やシンビオートの能力を解説!考察して分かること
ヴェノム|シンビオートは寄生生命体
「ヴェノム」において、物語の核となるシンビオートの存在。
初登場したのはコミック「Marvel Super Heroes Secret Wars」#8です。
スパイダーマンと共生し、新たなブラック・コスチュームとして彼の能力を向上させました。
ヴェノム自体は「The Amazing Spider-man」#299から登場し、翌#300で、その正体がシンビオートに寄生されたエディ・ブロックと判明します。
管理人
その後も、シンビオートはマーヴェルコミックの様々な作品に登場します。
そして、あらゆる人物に寄生しては新しいキャラクターを作り出し、その出自や背景も付加されてきました。
映画では、ライフ財団の宇宙探査船が彗星で発見した寄生生命体、として描写されています。
いずれにも共通するのは、寄生した宿主の力を超人的なまでに増進させ(腕力・敏捷性・跳躍力・回復力等々)、シンビオートと宿主との間で感情や思考が相互に影響し合うということです。
管理人
本来ライオットと共に仲間を呼び地球中の人間を食い尽くすはずだったヴェノム。
ですが、エディに寄生し、その思考や立場に共感を覚えたために、反旗を翻すことになりました。
ヴェノム|ヴィランのライオットはヴェノムよりも戦闘能力が秀でている
映画『ヴェノム』でヴィランとなるライオットは、シンビオートたちの隊長で、ヴェノムよりも戦闘能力が秀でています。
ちなみにコミックでのライオットは、ライフ財団の作り出した5体の人工シンビオートの内の1体でした。
シンビオートは自身の形状を変化させることができますが、ヴェノムは主に防御的な用途が多く、攻撃においても補助的・間接的な使い方でした。
それに比して、ライオットは直接相手を攻撃する武器としての使い方が目立ちます。
管理人
例えば、ライフ財団の管制室では両手を巨大な鎌状にして暴れていましたし、ヴェノムとの戦闘でも突起の付いた鉄球(モーニングスター)状にして振り回したり、触手状に這わせた先端から鋭利な刃を出したり、接近されたら体表から針状のものを出して突き刺したりと、多彩なバリエーションがありました。
もっとも、ライオットは宿主であるドレイクとの結びつきは弱く、ドレイクのことを単純に利用していたふしがあります。
そこが弱点であり、最終的にはヴェノム・エディ間の団結の前に敗れることとなりました。
『ヴェノム』のあらすじ
(以下、映画『ヴェノム』のあらすじです。)
『ヴェノム』のあらすじ|宇宙からの謎の物質シンビオートに感染してしまうエディ
忖度の無い記事によって賛否両論を集める記者のエディ・ブロックは、ライフ財団代表のドレイクがホームレスを利用した人体実験を行っている情報を弁護士をしている恋人のアンのPCから盗み見して入手し、取材の際にぶつけますが、ドレイクは真っ向から否定します。
その後、ライフ財団の圧力によりエディは会社を解雇され、アンも情報漏洩により、弁護士事務所を解雇されてしまい、二人は別れてしまいます。
全てを失い、自暴自棄な生活を送っていたエディでしたが、ライフ財団のドーラからのタレコミを受けて再度財団の研究所に侵入します。
情報通り、ドレイクは宇宙から持ち帰ったシンビオートという物質の実験のために人体実験を繰り返しており、顔なじみのホームレスが実験室から助けを求め救出しようとしますが、その際にエディはシンビオートに感染してしまい、ヴェノムというモンスターが誕生してしまいます。
『ヴェノム』のあらすじ|過酷なるヴェノムとの共同生活
ドレイクの手下から攻撃を受けますが、黒く巨大なヴェノムは凄まじい身体能力を有しており、いとも簡単に彼らを撃退します。
身体能力が超人のように向上したエディでしたが、頭の中で繰り返されるヴェノムの声や凄まじいほどの食欲に悩まされるようになり、元恋人のアンに相談します。
ヴェノムが音に敏感であることを知ったエディは、アンの現在の交際相手である外科医のダンに強い超音波を流してもらい、ヴェノムを引き離すことに成功し、どこかへと逃げていきます。
ようやくヴェノムと離れられたエディでしたが、直後にドレイクの手下に捕まってしまいます。
『ヴェノム』のあらすじ|ドレイクとライオットによる恐るべき計画
研究所で隔離されてしまったエディはドレイクと再会し、彼にはライオットというシンビオートが寄生しており、ライフ財団の宇宙ロケットを利用し、シンビオートたちを地球へと移住させようと計画していたのです。
処刑される寸前にエディは、アンに寄生したヴェノムによって救出され、アンからのキスによって再びヴェノムはエディに寄生します。
ヴェノムとエディは絆を固いものにし、強敵であるライオットへと立ち向かうのでした。
果たして、ヴェノムとエディはドレイクとライオットを倒すことが出来るのでしょうか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『ヴェノム』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ヴェノム』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|ダークヒーロー・ヴェノムの活躍を描いた大ヒット作品
映画『ヴェノム』は、アメリカンコミックMARVELの人気キャラクターデダークヒーローのヴェノムの活躍を描いた実写作品となっています。
これまでヴェノムは、サム・ライミ監督の『スパイダーマン3』で登場したこともありましたよね。
主人公として映画化されるのは初めてということで、どんな作品になるのか、公開前から期待を集めていました。
結果的に全世界で興行収入8億ドルを超えるヒットを記録、日本でも22.5億円を記録するなど2018年を代表するヒット作となりました。
管理人
『スパイダーマン3』はシリアスな内容になっていましたが、監督を務めたのは『ゾンビランド』のルーベン・フライシャーということもあり、彼の持ち味を活かしたコミカルとシリアスがちょうど良い具合で混ざり合った作品となっており、テンポの良い展開も含めて観やすい作品に仕上がっています。
大企業の闇を暴こうとした結果、仕事も恋人も失ってしまったトム・ハーディ演じる主人公エディ。
宇宙からの寄生生物シンビオートのヴェノムに寄生され、奇妙な共生生活が始まっていきます。
いわゆる負け犬となってしまったエディ。
ですが、ヴェノムもシンビオートの中では外れ者であり、同じ境遇のいるエディとヴェノムは不思議な友情関係を築いていきます。
そんなエディとヴェノムのコミカルなやりとりがとても面白く作品の魅力の一つとなっています。
やがて、エディとヴェノムは、エディ全てを失うきっかけを作った大企業の社長ドレイクとドレイクに寄生したヴェノムよりも格上のシンビオート・ライオットが、宇宙から大量のシンビオートを地球へ移住させようとしていることを知り、戦いに挑んでいく姿が描かれていきます。
凶暴性に満ちたヴェノムとライオットのバトルシーンやアクションシーンは、これまでのヒーロー映画にはない独自性に満ちており、大きな口を開けて獲物の頭を食べようとするシーンなどホラー映画の要素もあるクールで刺激的な映像に仕上がっています。
最終的に負け犬だったエディとヴェノムがライオットを倒し、人知れず世界を救う展開には胸が熱くなります。
管理人
負け犬たちの再生物語として鑑賞するのも楽しいかもしれません。
『ヴェノム』は続編も公開されています、
敵か味方か最後まで分からないヴェノムが今後どのようにエディと生活をしていくのか気になった方は、続編も一緒に観賞することをオススメします。
ありきたりなヒーロー映画に飽きたという方にぜひオススメしたい作品です。
『ヴェノム』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『ヴェノム』の口コミ評判レビューには、
「マーベル映画のお決まりである、エンドクレジットシーンもあり、最後まで飽きさせないところは流石」「地球侵略に至った経緯があまり濃く描写されていないため、いまいち感情移入できなかった「スパイダーマンと関連するような小ネタや伏線が散りばめられていてそれを発見していくのも面白い」「悪役なはずなのに、ヒーローとしての成長物語を見ているような気分になる」
という評判が多い印象です。
★★★★☆星4
記者として仕事をしていた主人公のエディと黒いスライムのような不思議な生物ヴェノムが出会うところからストーリーは面白くなっていきます。
人間とモンスターが体を一体化させて戦ったり会話をするところは日本の漫画「寄生獣」と似ているところがあるなと思いました。
ヴェノムもエディもお互い落ちこぼれ。
ですが、協力していくことによって世界を救うことになるので、ヒーローとしての成長物語を見ているような気分になります。
ちなみに、ヴェノムというキャラクターは元々スパイダーマンの敵キャラとして活躍していました。
なので、映画『ヴェノム』の中にも、スパイダーマンと関連するような小ネタや伏線が散りばめられていてそれを発見していくのも面白いです。
20代男性
★★★★☆星4
マーベルヒーローものはあまり好きではない…というか途中で飽きて寝てしまいがちな私。
ですが、映画『ヴェノム』は最後まで楽しく見ることが出来ました。ダークヒーローはやっぱりかっこいいですね!
本来人間の味方ではないヴェノムとエディの関係。
最初は脅しだったりいがみ合ったりと緊迫したものでしたが、その二人が不思議な友情で結ばれ始めるのが熱い展開です。
暴力的な化け物でしかなかったヴェノムが次第に人間味を出してくる様子や、どうしようもなく自堕落なエディがヴェノムとの出会いをきっかけに少しずつ変わっていく様子。ある意味読める展開ですが、それがいいです!
日本の漫画「うしおととら」に通ずるところがありますよね、化け物との交流と友情って。お約束な展開と分かっていても燃えるんだよなぁ。
そこまでアッと驚く展開や大どんでん返しがあるわけではありませんが、エンターテイメントとして充分楽しめると思います。
最後に流れるエミネムが歌うテーマソングがとにかくいい!必聴です。
30代女性
★★★★★星5
初めてヴェノムを見た時にこれは面白い映画だと思いました。
今までスパイダーマンの作品はすべて見てきたのですが、今回は、スパイダーマンの敵であった悪者のヴェノムが主人公。
ということで、大したことないかなと思いましたが、実際に映画を観て見ると、ストーリーやアクションがすごく良かったです。
バイクで車に追われているシーンは面白かったです。敵にやられるどころか、逆に敵を攻撃して戦うところは、スカッとして釘ずけにのりました。
あと、最後の戦闘シーンは、拳に力が入り、ハラハラドキドキ感が凄かったです。
ヴェノムが敵にやられかけ、最後勝つところは最高でした。
ラストのコンビニのシーンでも、ヴェノムらしいところが見れて良かったです。これは名作だと思います。
40代男性
★★★★☆星4
私はスパイダーマンシリーズが好きで、映画は全て見ています。コミックは未読ですが。
『ヴェノム』は有名な敵役だったので、非常に楽しみにして友人と観に行きました。
初めはどんなヴィランヒーローになるのかとワクワクして観ていましたが、蓋を開けると予想を超えた展開でした。
なんと、まさかの相棒モノ。
主人公はジャーナリストで、期せずしてヴェノムと共に悪の組織に立ち向かっていく物語。
最初はギャハハな悪者のヴェノムも、進んでいくとなんだか憎めないバディ枠へとなっていきました。
少し物足りない内容と感じてしまいましたが、ただ、こういう映画も好きですね。
俺たちは『ヴェノム』だと言うシーンは一番好きなシーンです。
30代男性
*映画『ヴェノム』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。