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マトリックスリローデッドの全体解説|キーメーカーやセラフの役割・正体とは【あらすじネタバレ感想評価も】

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2003年6月7日、日本公開の『マトリックス・リローデッド』。

映画 マトリックスシリーズの第2作目で、前作を大きく上回る興行収入110億円と日本でも大ヒットしました。

続編の3作目となる『マトリックス レボリューションズ』と同時進行で撮影が行われました。前作よりも話がさらに難解となり賛否両論ともなった今作です。

映画『マトリックス リローデッド』の口コミ評判レビューには、

  • 前作よりも戦闘シーンがパワーアップしてる
  • コンピュータに精通していないと、相当難しい内容
  • どうやって話を終わらせるのか楽しみとなった2作目
  • 1作目と比べられ、賛否ある作品だが面白い
  • 双子の透明人間になれるツインズは印象的
  • 高速道路でのカーチェイスのアクションシーンは必見
  • 話の複雑さが前作よりも格段に上がっているように感じた
  • ストーリーが少し難解

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • マトリックスリローデッドの全体解説
  • キーメーカーやセラフの役割,正体について解説考察
  • マトリックスリローデッドのあらすじ
  • マトリックスリローデッドの感想評価
  • みんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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映画『マトリックスリローデッド』の全体解説-キーメーカーやセラフの役割,正体について解説考察-

『マトリックス・リローデッド』の全体の解説・考察

哲学的なテーマを内包しつつもストーリー自体は明快にまとめ、なおかつ考察の余地を多く残した「マトリックス」。

それに比べ本作の『マトリックス・リローデッド』では、登場人物も情報量も増え、作品世界は奥行きを増し、一気にストーリーまで難解になりました。

ただ、その理解を妨げる主な原因は、終盤のアーキテクトの持って回った長い説明にあるのではないでしょうか?

そこで、本作を理解する上で最も重要かつ分かりにくいアーキテクトの話を、まずは補足説明して行きます。

管理人

最初のマトリックスの失敗

アーキテクトは、生体電池と化した人間から効率的かつ安定的に電力を供給させるシステムとして、マトリックスを作りました。

当然、機械は完全さを求めるので、最初のマトリックスは人間にとって完璧な理想郷、苦しみの一切ない世界が設計されます。

しかし、結果的には誰もそれを受け入れることができず、最初のマトリックスは崩壊しました。この部分は、1作目でもエージェント・スミスがモーフィアスに語っています。

考えてみれば喜怒哀楽や浮き沈みがあってこその人間なので、楽しいことしかない世界があったとしたら、それはそれでおかしくなってしまいそうですよね。

そのように人間は不完全でアンバランスな存在なので、その性質に合わせた改良が必要でした。

管理人

預言者・オラクルというプログラム

そこで活躍したのが人間の心理を探る役割であった直感プログラム、すなわち預言者・オラクルです。

オラクルは人間の曖昧で非論理的な感情・心理を理解していたので、人間に選択肢を与え、自分の意思で決定させることによって(実際は機械に誘導されているが)、99%の人間にマトリックスを受け入れさせることに成功しました。

アーキテクトがマトリックスを創造した父であるなら、オラクルはそれを安定した現在のかたちに改良した母である、というわけです。

管理人

アノマリーの発生→ネオのような救世主が誕生

ただし、そのシステムにも根本的な欠陥があり、ときおりアノマリー(例外、逸脱)が発生してしまうのでした。

アノマリーはプログラムを書き換える能力を持ち、マトリックス世界の物理法則を無視した行動ができます。それが、ネオのようないわゆる救世主です。

ただし、救世主の存在はシステムにとって不都合ではありますが、機械はそれすらコントロールしてきました。

機械にしてみれば、救世主はマトリックスを拒否した1%の人間=ザイオンの住民を安定させ、また誘導するのに有用だったのです。

管理人

結局は機械にコントロールされているザイオン

マトリックスから覚醒した人間たちがザイオンを形成することさえ、機械によって泳がされていただけだったわけです。

そうした人間を一か所に集めた方が、滅ぼすのも動向を把握するのも便利でした。

その後、ある一定のところまで人間の勢力が拡大し、マトリックスに崩壊の危機が迫ると、機械は救世主をソースまで来るように仕向けます。

そしてネオに突きつけたように以下の2択をさせようとします。

①ソースに取り込まれて、これまで蓄積したデータをプログラムに上書きし、マトリックスをリロードさせ安定化を図る。代わりに、壊滅させるザイオンから少人数だけを選び再建することを許される。

②特定の人物に対する個人的な愛情ゆえに、上記の案を拒否する。しかし、どのみちザイオンは滅ぼされ、マトリックス内の全人類も全滅する。

ネオ以前にも救世主は5人存在し、全員が前者を選択して、ザイオンの破壊と再生・マトリックスのリロードのサイクルを5回繰り返してきたわけです。

これはあまりにも過酷などんでん返しでした。

人間がこれまでに築いた抵抗の歴史も、奇跡に思われたネオの活躍も、オラクルの預言さえも、全ては機械の掌の上で踊らされていたに過ぎないからです。

ネオをコピーしたスミスという難敵

さらに人類には、機械以外にも難敵がいます。それが、前作でネオに取り込まれたことでその能力の一部をコピーしたスミスという人物です。

これは機械にとっても予想外であり、かつマトリックスのシステムにも極めて危険な存在です。

次作の映画3作目『マトリックス・レボリューションズ』では、スミスはネオとどのように決着をつけるのか、機械側はスミスにどう対処するのかが重要になってきます。

管理人

人間の生の感情に関心を持ち、それを欲するエグザイルの登場

また、本作ではマトリックス内の第3勢力として、メロビンジアンを始めとするエグザイルが登場しました。

エグザイルは本来ならば削除されなければならない不要なプログラムですが、力ある者は抵抗して生き残り、マトリックスのシステムとは無関係に行動しています。

しかし、メロビンジアンも敵役ではあるものの、人間と完全に敵対しているわけでもなさそうです。

ネオにも「選択は幻想に過ぎず、力を持つ者と持たざる者がいるだけだ」と言ったり、前任者のことに触れたり、何かとマトリックスの真実について示唆しています。

いまひとつ目的が分からない彼らですが、メロビンジアンや特にパーセフォニーは人間の生の感情に関心を持ち、それを欲しているようです。

プログラムには存在しないはずの感情、それも次作ではストーリーに絡んでくることになります。

管理人

ネオが次々と成功を収める

アーキテクトはネオの非論理的な選択を嘲笑いますが、ともあれネオはトリニティの命を救うことには成功しました。

そして、現実世界においても、何故かセンチネルの機能を停止させることができるようになっています。

このことで、現実だとされている世界もまたマトリックス内部で、仮想現実は何重もの入れ子構造になっているのではないか?とする考察もありました。

しかし、映画3作目「マトリックス・レボリューションズ」で、それは否定されています。

映画3作目『マトリックスレボリューションズ』での見どころは2つ

物語終盤において完全に窮地に立たされた人間側にも、まだネオというイレギュラーな切り札があります。

ここから人類の逆転はあるのでしょうか?

様々な伏線を残し、観客に続編への期待を最大限に膨らませて本作は幕切れとなります。

続く映画3作目『マトリックスレボリューションズ』では、スミスやエグザイルたちプログラムが見せた感情(憎悪や嫉妬等)、オラクルやハーマン評議員が仄めかす人類と機械との共存、それらの要素も意識しつつ鑑賞するると、より楽しめますよ!

管理人

キーメーカーの役割・正体についての解説

キーメーカーもまたプログラムであり、本人が度々自分の役割を口にするように、その存在意義は最終的に救世主をソースに導くことにありました。

ソースへ至る場所から侵入方法まで情報を持ち、必要な鍵を作成できるのも、そのためにプログラムされた存在だからです。

キーメーカーの能力は、名前が示すように鍵を作ってあらゆる扉(バックドアを含め)を開けることです。容姿も完全に鍵屋という出で立ちでした。

これは擬人化されたマトリックス世界での比喩表現であり、プログラム上では暗号を解読し、パスワード(暗号化キー)を発行していることになります。

管理人

キーメーカーがなぜメロビンジアンに囚われているかは劇中で描かれていませんが、彼もまた、メロビンジアンの配下と同じくエグザイルであるようです。

そのためエージェントにとっては削除対象であり、エージェントからも追われています。高速道路のシーンではエージェントが「狙いはエグザイルだ」と明言していました。

これは定期的に救世主をソースへ誘導して更新するマトリックスのシステムからすれば好ましくないようです。

しかし、1つ1つのプログラムはアーキテクトの意図まで汲むわけではなく、与えられた任務をこなすだけということなのでしょう。

それとは別に、もうエージェントではなく半ばエグザイルとなったスミスも、ネオが手に入れるものを奪うことを目的としています。

そのため、ソースへ入ろうとするネオやキーメーカーを攻撃します。

管理人

最後はスミスの銃弾を受け、ネオにソースへの扉の鍵を渡し、己の役目を全うして絶命しました。

ちなみに、ゲーム「エンター・ザ・マトリックス」では、幽閉されていたメロビンジアンの館を自力で脱出し、エージェントに追いつめられたナイオビとゴーストをバックドアから救出しています。

翼のない天使・セラフについての解説

セラフの名前の由来は、旧約聖書のイザヤ書に登場する燃え盛る天使セラフィム(セラフの複数形)です。

セラフはもともとヘブライ語で燃えているものを意味し、日本語でも熾天使(熾は盛んに燃えること)と訳します。

一般にはセラフまたはセラフィムは天使の位階の最上位を指し、四大天使(ミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエル)なども属するとされています。

いずれにしても高位にあることを連想させる名前であり、実際にセラフのキャラクターは初登場時から只者でない感を漂わせていました。

管理人

例えばマトリックスのコードが見えるネオの視点では、セラフは通常の緑色でなく金色に輝くコードでした。

また、セラフはネオが何者であるかを見極めるために手合わせをしますが、ネオと互角に渡り合っていることから、その強さも相当なものであると推測できます。

今は預言者・オラクルの警護をする役割をしています。

しかし、次作『マトリックスレボリューションズ』では、メロビンジアンに「放蕩息子が戻って来た」と言われたりしています。

また、その手下にも「翼のない天使」と呼ばれるなどしていて、彼らと何らかの関係があったことをうかがわせます。

『マトリックス レボリューションズ』では、スミスとの会話から、以前にエージェント時代のスミスを倒したことも判明します。

これらのことから、セラフはかなりの力を持ったプログラムであり、自由に行動している点を考えると彼もエグザイルなのかもしれません。

管理人

なお、「エンター・ザ・マトリックス」においては、カデューシャス号の船長バラードやナイオビをオラクルに会わせる前に、やはり実力をテストするため戦っています。

ゲーム内ではオラクルに「返しきれない恩がある」とも発言しました。

余談ですが、セラフを演じた俳優コリン・チョウは長年クンフー映画のスターとして活躍してきた実績のある人物です。

マトリックスシリーズの武術指導を務めたユエン・ウーピン監督作にも出演しています。

管理人

セラフのキャラクターが気に入られた方には、ぜひコリン・チョウ出演の香港映画を見ていただきたいと思います。

中でも「導火線 フラッシュポイント」はとてもおすすめです。

ドニー・イェンと繰り広げる総合格闘技スタイルでのラストバトルは、セラフとしてのアクションが霞むほどの死闘なので必見です!

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マトリックスリローデッドのあらすじ

以下、映画「マトリックスリローデッド」のあらすじです。

マトリックスリローデッドのあらすじ|ザイオンに迫る危機

緊急招集をかけられたモーフィアス一行。

全滅したオシリス号から、センチネルの大群団がザイオンへ侵攻を開始しているとのメッセージが届いたのです。

全ての艦に帰還命令が出されましたが、オラクルから連絡が来ることを信じているモーフィアスは、カデューシャス号にマトリックス内で待機するよう依頼しました。

ネブカドネザル号もザイオンへ帰投し、すでに救世主として周知されていたネオは人々から熱烈な歓迎を受けます。

一方で預言を信じないロック司令官はモーフィアスと衝突も多く、モーフィアスの行動を非難します。

それでも評議員を始め多くの人々は預言に期待を寄せており、モーフィアスは集会で皆を鼓舞し、機械との戦争を終わらせることを宣言しました。

その頃、オラクルからの伝言を受け取ったカデューシャス号はエージェント・スミスに襲われ、乗員のベインは体を乗っ取られてしまいます。

スミスの分身となったベインは何食わぬ顔でそのままザイオンへと戻るのでした。

マトリックスリローデッドのあらすじ|無限増殖するエージェント・スミス

オラクルに呼ばれ面会したネオは、オラクルもまたプログラムでありマトリックスのシステムの一部であることを知ります。

機械の側でありながら、オラクルは機械と人間との共存を望んでいるのです。

オラクルはネオに、ザイオンを救うにはマトリックスのメインフレーム=ソース(根源)に行く必要があると告げ、そのためには進入に不可欠な人物であるキーメーカーを、エグザイル(不要となったものの、削除を逃れているプログラム)であるメロビンジアンの許から救出しなければなりません。

その時、エージェント・スミスが現れ、ネオと一戦交えます。

スミスは以前にネオに取り込まれたことでプログラムから解放され、自身を増殖することが可能になっていました。倒しても無数に現れるスミスに、ネオは一度は退散します。

そしてザイオンの評議会では、預言に賭けるモーフィアスたちのサポートに2艘の艦がつくことを許可されました。

マトリックスリローデッドのあらすじ|ソースへの侵入

メロビンジアンの館でキーメーカーを救出したネオたちは、追手のツインズや、さらにはエージェントを相手に逃走劇を繰り広げます。

辛くも勝利を収め、キーメーカーの協力を得てソースを目指す彼らですが、その作戦は困難を極めました。

①ソースに通じるドアの警備システムを無効化するため発電所を破壊する

②予備電源の緊急システムを停止させる

③救世主であるネオがドアを開ける

3チームが異なる3か所の厳重な警備を突破し、これら3つを5分でこなす必要があるのです。

この作戦によってトリニティが致命傷を負う予知夢を見ていたネオは、トリニティを任務から外しました。

ところがビジラント号がセンチネルに全滅させられ緊急システムは停止せず、最終的にトリニティは戦いに身を投じることになります。

なんとか全員任務を達成し、ネオはソースへと到達したものの、予知夢通りにトリニティはエージェントの攻撃を被弾してしまいました。

以上、「マトリックスリローデッド」のあらすじでした。

ソースに入ったネオは何を見たのか?

トリニティは夢と同様に命を落としてしまうのか?

続きが知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。

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『マトリックスリローデッド』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「マトリックスリローデッド」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|さらなる映像の進化と作品世界の広がり

選択を迫られるネオ

ソースでネオを待ち受けていた人物は、マトリックスのアーキテクト(設計者)でした。

そこでネオに語られた真実は、今までの全てを覆してしまうような想像を絶する内容でした。

それは、マトリックスの支配から逸脱した者がザイオンを形成することも、ネオのような救世主の存在も、機械の想定範囲内だったのです。

それどころか、そのまま放置するとマトリックス世界も人類も崩壊してしまうために、機械は救世主を誘導してソースに戻らせマトリックスをリロード(再読み込み)し、限られた人間を残してザイオンを消滅させてきたのです。

管理人

それも過去に5度も行ってきたことでした。

そしてアーキテクトはオラクルがいつもするように、ネオに選択をつきつけます。

ソースに戻ってプログラムを書き込み、消滅するザイオンから少数の人間を選んで再建させるか。

それともトリニティを救いに行き、ザイオンとマトリックス内の人間全てを死滅させるか。

まるで、あの有名な「トロッコ問題」を究極まで大スケールにしたかのような選択です。

管理人

ネオの意思は決まっていた

しかし、始めからネオの意思は決まっており、かつての救世主たちとは逆にトリニティを救いに戻っていきます。

その結果、「トリニティは命を落とす」と言ったアーキテクトの言葉を覆し、ネオの能力はトリニティの蘇生すら可能にします。

とは言え、人類が危機的状況にあるのは変わらず、挙句の果てにはベイン(中身はスミス)の妨害によってザイオンの防衛は壊滅的状態に陥りました。

センチネルの攻撃で艦も失ったネオたち。ところが、現実世界でもネオは不思議な力を発し、センチネルを停止させます。

管理人

その直後、突然意識を失ったネオはハンマー号に救助され、同様に救助された生存者ベインの隣に運ばれ、物語は幕を閉じます。

これは次作への繋ぎとなって中途半端なところで終わる、3部作の2作目にありがちなラストシーンでした。

アーキテクトの話だけでも理解が追い付かないのに、キリの悪いところで突然終わりを迎え、非常に消化不良感がありましたが、続きを見たくて堪らないという飢餓感を煽られたことは確かです。

管理人

本作の最大の見せ場はカーチェイス

『マトリックスリローデッド』は映画史を塗り替えた超大作の続編だけあって、その作品世界も、映像技術も格段の進化を遂げました。

前作はマシンガン撮影の手法で世間の度肝を抜きました。

しかし、今作はスミスとの1対100のバトル(通称バーリー・ブロウル)にユニバーサル・キャプチャーという世界初の映像技術を使用しています。

この戦闘シーンではキャストに特殊なスーツを着せアクションしてもらい、その動きをデータ化し、デジタル処理で登場人物を作りあげてしまいました。

さらに、1人の役者を5台の超高性能カメラで撮影し、そのデータをもとにデジタルのキャラクターに生きた表情をつけたのです。

ここまで来ると、他の映像作品でも模倣するものが出てこれないレベルとなりました。

管理人

また、質・ボリュームともに非常に見応えがあった高速道路のチェイスシーンにおいては、撮影のためにわざわざ2.5kmにも及ぶ道路を建設したそうです。

本作の最大の見せ場は、このカーチェイスにこそあると言えましょう。そのスピード感、破壊のスケールの大きさは他の追随を許しません。

ストーリーは難解に

ただ、登場人物も大幅に増え、マトリックス世界の奥行きも広がったため、ストーリーは一気に難解になりました。

ネオのようなアノマリーやエグザイルの存在、オラクルやキーメーカーたちの役割…。

鍵となる人物は抽象的な会話に終始し、極めつけはアーキテクトの語るどんでん返しで、事実関係を整理するのに頭は飽和状態です。

その点は賛否が分かれるところでしょう。

管理人

神秘性が損なわれ世俗的になった

その他、マトリックス世界にしてもザイオンにしても、その詳細が描かれることで、前作にあった神秘性が失われてしまったことが残念でした。

特にザイオンの描写については、ネオとトリニティの愛情表現を含め、非常に俗っぽさが出てしまった気がします。

とは言え、本作は偉大なる前作の続編として、人々の期待を裏切らない超大作であることに違いはありません。

管理人

それに次作『マトリックスレボリューションズ』とは前編・後編の関係なので、そちらも含めて評価するべきなのかもしれません。

ともあれ、その後製作されたいかなるSFアクション映画も、本作のチェイスシーンを超えたものはなかったと今でも思います。

『マトリックスリローデッド』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『マトリックスリローデッド』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「ストーリーはわからなくてもアクションが楽しいから全然退屈しないのもこの映画の魅力」「ストーリーがより複雑になっているので、何度見ても楽しめる」「透明になる双子やかっこ良すぎるトリニティのアクションシーンなど見所がたくさん」「3部作の中でアクションが一番多くて面白い」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★★星5

今作では、マトリックスならではの独特なアクションシーンをたくさん表現しています。

ストーリー性よりもアクション性で面白さを引き出してくれている作品になっているように感じました。

ストーリーの設定的にどんどん難しくなっていたのでわからないところは飽きてしまうと聞いていました。

しかし、アクションシーンを見ているとドキドキする高揚感をしっかりと味わうことができるので、逆に映画を楽しむことができて本当に良かったです。

救世主と言う設定でネオが存在しているので、これからネオがどう動いて行動したことによってマトリックスの世界観がどう展開していくのかが楽しみになってきました。

アクションシーンを楽しみながら設定もじっくりと見て映画の醍醐味を味わうことのできる作品になっています。

20代女性

★★★★★星5

『マトリックス』(1999年)から始まったシリーズ2作目で、2003年に制作されたウォシャウスキー兄弟監督作品です。

シリーズを通して最大のヒットを飛ばし、高速道路でのカーチェイスを行う場面は映画史に残る名シーンとなっています。

本作で登場したザイオンはエルサレムをモデルとしてたため、それが悪によって滅ぼされることへの批判はあったものの、商業的に大成功を収めています。

シリーズの中でアクションが過激で登場人物も多く見ごたえる映画だと思います。

1作目でネオは自身が救世主として自覚しますが、2作目では救世主であるという裏付けと確信、救うためのトリガー探しに苦悩し内省的な話となっています。

普通3部作であれば最終章へ向けて2作目は伏線をちりばめて終わるものですが、ウォシャウスキー兄弟は違ってました。

ネオの内省的な話はそのままに進行し、反面周りのキャラクターが大暴れするという2重構造になっているところが魅力的な大作です。

シリーズ通して魅力的なキャラクター・出演者が一番多いような気がしますし、マトリックスの中で一番好きな映画です。

40代男性

★★★★★星5

映画「マトリックス リローデッド」は3部作のうちの2作目に当たりますが、私は3部作の中でも一番好きです。

理由は単純にアクションが一番多いから!マトリックスの醍醐味である肉弾戦のシーンがもっとも多く、何回見ても飽きません。

キアヌリーブス演じるネオが敵と一対一でも多対一でも大活躍するのがたまりません。

また、仲間たちの奮闘も魅力的で、ハイウェイでの攻防はスピード感も相待って圧巻の一言です。さらに個性的な敵キャラも新たに登場しました。

透過する能力を持つドレッドヘアの双子がキャラも立っていて特にお気に入りです!

映画の最後は三作目を早く見たくなるような演出で締められており、ラストへの期待感を高められました

30代男性

★★★★★星5

マトリックスリローデッドはマトリックスに次ぐ2作品目となる作品でした。

1作目のマトリックスでは主人公のネオ、トリニティ、モーフィアスの三人が活躍して、エージェントを倒すというアクションが魅力でした。

しかし、2作品目もアクションシーンが多くとても面白かったです。

マトリックスリローデッドで印象に残ったのはエージェント以外に、ザ・ツインズという2人の敵と高速道路で戦うシーンが印象に残っています。

この2人は特殊な能力を使ってトラックや車をすり抜けたりとなかなか手強いので、見ていて面白かったです。

また、1作目のマトリックスと違い主人公ネオの特殊な能力、空を飛び一瞬で移動する、銃弾を念力のようなものでとめるシーンがとてもかっこいいです。

主人公ネオのかっこよさが魅力的です。

20代男性

★★★★☆星4

前作、マトリックスの一作目で度肝を抜かされた作品の第2作目。アクションやCGが素晴らしいのは言うことなしですが、ストーリーが少し難解かもしれません。

おそらく今回から思いっきりザイオンの話も絡んできたからかと思います。

ザイオンでも支持されるネオ。そんな彼をそっと見守るトリニティ。そんな2人の微妙な心の機微がとても良かったです。

他にもCMなどでよく目にしていた、透明になる双子やかっこ良すぎるトリニティのアクションシーン。どこをとっても格好良いシーンばかりです。

この映画を撮影する中で、エージェントスミス役のヒューゴ・ウィーヴィングが、自信が増殖したシーンを観て、自分の髪の毛が前作より後退していることにショックを受けたという言葉が気になってそこを注視してしまう作品でした。

しかし前作・マトリックスの衝撃は超えていないかな?という部分があり、少し残念でした。

30代女性

★★★★☆星4

話の複雑さが前作よりも格段に上がっているように思いました。

現実世界とマトリックスの世界を行き来できて戦争している人々の中で、ネオは特別な能力を持ち合わせていることが示唆されています。

それは、最後の方で機械に手のひらを向けると機械が勝手に止まって自滅していったシーンに象徴的に現れています。

また、トリニティがエージェントに撃たれてしまうことを予知夢で知る能力をネオが持っていることは、第1作で、本編ストーリーとはあまり関係のないデジャヴを経験するシーンがあったことが伏線だったのだと思いました。

今後は尋問される生き残りの者がキーになるのかな、と予想しています。高速道路のシーンは印象的なアクションシーンでした。

40代男性

★★★★☆星4

前作のマトリックスからの2作目です。

1作目のマトリックスが続きが気になるような展開とは違って今回は結構マトリックスについての説明などがありました。

1作目のようなカッコいいネオを期待してた自分には少し期待はずれでした。

敵のボスと思われるのが、増殖というか乗り移れるのはちょっとチートくさいと思います。その戦闘シーンももはや少しコント臭くて少し笑えてきます。

なんとなく途中から内部崩壊が起きそうな気配が見ててしたのですが、やはりという感じでしたね。

予言も全て仕組まれていたということから、本当にプログラムに全て支配されていたということが分かり次回3作目でどのような終わりになるのかは楽しみな所です。

2作目は1作目のほどの爽快感はなかったですが、色々な謎が解けて行きそれがとても良かったです。

30代男性

★★★☆☆星3

全3部作が決まっていたマトリックスの2作目、1作目が当時画期的な映像で評価が高かっただけに、ストーリーとしての真価が問われる形になったかと思います。

結果おそらく賛否あり1作目ほどではなかったのでは無いかと思います。

ただ1作目もそうですが実際にはコンピュータに精通していないと、相当難しい内容かと思われます。逆に知っていると、とても魅力的な作品です。

2作目ではさらにコンピュータ世界のコアとなる用語がバンバン出てくるイメージで、ついていけないよって人が現れたかと思いますが、やっぱり醍醐味は戦いですね。

最古のプログラムであるメロビンジアンに会いに行ってキーメーカーを保護した際に追いかけられる白いドレッドヘアーっぽい双子との戦いが最も印象深いです。

また、クライマックスシーンでのネオが超超高速で付近の景色をどんどんぶち壊しながらトリニティの危機に駆けつけるシーンは当時圧巻でした。

とはいえ、3部作の間、2作目はめでたしでは無いのでスッキリせず続きが待ち遠しかった記憶があります。

30代男性

*映画「マトリックスリローデッド」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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