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映画『かがみの孤城』の作者死亡はデマ!つまらない?伝えたいこととは?その後やスバル学校に行けない理由まで徹底解説

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2022年12月23日公開の映画『かがみの孤城』。

2018年に本屋大賞を受賞した辻村深月の同名小説をアニメ映画化したものです。

映画『かがみの孤城』と同じで中学生を主人公とした『カラフル』でも監督を務めた原恵一が手掛け、芦田愛菜や北村匠海らの声優に加えて、『名探偵コナン』でお馴染みの高山みなみも声優を務め、コナンの「真実はいつも1つ!」と言う映画オリジナル演出なども取り入れられています。

映画『かがみの孤城』の口コミ評判レビューには、

  • 最高点に近い感動作だった
  • リアリティがあり、冒頭から惹き込まれた
  • 重層的なミステリー構成は、誰が観ても感動する
  • 映画の2時間枠でよくまとめあげていた
  • 現在に考えさせられる作品
  • 学生にはぜひ見てほしい映画
  • 思春期の心理を見事に表現した作品
  • 伏線回収が見事だった

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 映画『かがみの孤城』の作者が死亡したと言われる理由について
  • 映画『かがみの孤城』つまらないと言われる理由はなぜ?
  • 映画『かがみの孤城』の伝えたいことは何だったのかを考察
  • 映画『かがみの孤城』のその後は?
  • 映画『かがみの孤城』でスバルが学校に行けない理由は?
  • 映画『かがみの孤城』でアキは記憶が残っていたのか
  • 映画『かがみの孤城』の伏線を解説
  • 映画『かがみの孤城』のあらすじ
  • 映画『かがみの孤城』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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目次

『かがみの孤城』の作者死亡はデマ!そう言われる理由について

映画『かがみの孤城』の原作は、小説『かがみの孤城』です。

小説『かがみの孤城』は、2018年に本屋大賞を受賞するなど高い評価を受け累計発行部数200万部を超えるヒット作となりました。

そんな原作の作者死亡という噂がありますが、実はこれは全くのデマ(嘘)です。

では、作者死亡がデマであることと、なぜ作者死亡の噂が出たのか、その真相について解説していきます。

管理人

直木賞作家である原作者・辻村深月さん

結論から言うと、原作者である小説家の辻村深月さんは存命しており、死亡したという事実は一切ありません。

辻村さんは2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で小説家デビューし2012年に直木賞を受賞。

2017年に原作小説である『かがみの孤城』を出版後も活躍を続けています。

2019年には『傲慢と善良』がブクログ大賞を受賞しています。

そして、同じく2019年に公開された映画『ドラえもん のび太と月面探査記』では脚本を担当するなど、幅広い世代に人気を集めています。

そんな辻村さんですが、プライベートでは2008年に一般男性と結婚、二人の子供を授かり、2019年にはベストマザー賞文芸部門も受賞されておられます。

管理人

このように順風満帆な生活を送っているのに、なぜ死亡という噂が出ているのでしょうか?

実は、本編のエンドロール終了後に出てくるメッセージに原因がある考えられます。

エンドロール後の演出から別人物と作者死亡を勘違いか

映画『かがみの孤城』の本編のエンドロール終了後に「中村隆さん あなたの人格、あなたの描く背景美術が大好きでした。たくさんのすてきなシーンをありがとうございました。原恵一」というメッセージが登場します。

このメッセージは、監督を務めた原恵一さんからの、映画『かがみの孤城』で美術設定を担当した美術監督の中村隆さんへのメッセージです。

美術監督の中村隆さんは2021年6月29日に亡くなられており、それを受けての、監督・原恵一さんお悔やみのメッセージとなっています。

中村さんは、美術スタッフとして長年活躍しており、原恵一監督の代表作でもある『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』もスタッフとして関わっており、原恵一監督にとって重要なスタッフのお一人だった方です。

メッセージの文章からもいかに原さんが中村さんを美術スタッフとして信頼していたかが分かります。

管理人

原作者死亡の噂は、おそらくこのエンドロール後の中村さんへのお悔やみのメッセージを原作者と勘違いした観客が多くいたことが原因であると考察できます。

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映画『かがみの孤城』がつまらないと言われる理由はなぜ?

映画『かがみの孤城』は、公開後に批評家から高い評価を受けました。

そして、第46回日本アカデミー賞では、優秀アニメーション作品賞を受賞するなど好評を博しました。

また、興行収入も10億円を超えるヒット作品になるなど人気を集めました。

そんな映画『かがみの孤城』について高い評価をする批評家が多数いる一方で「つまらない」という感想を持つ方々もいます。

なぜ、つまらないと言われているのか、その理由について考察して解説します。

管理人

つまらない理由①思っていたストーリー展開ではなかった

考察できる理由の1つ目は「思っていたようなストーリー展開ではなかった」という理由です。

原作を知っている方はあらすじやストーリー展開についてはご存じだったかと思いますが、原作を読んだことがないという観客も多くいたと思います。

そんな情報や知識を全く入れず、映画『かがみの孤城』を鑑賞した中には、タイトルや予告編を観て少年少女たちが鏡の世界に入り込んで冒険をするという展開になると考えていた方がいたと思います。

しかし、映画『かがみの孤城』は冒険作品ではなく、鏡の世界にあるお城での経験や出会った人々を通して、自分自身の問題と向き合っていく主人公たちの心の葛藤がメインに描かれた作品です。

管理人

こうした内容から思っていたストーリー展開ではなかったという感想になり、「つまらない」という意見につながったと考察できます。

つまらない理由②原作と比べて物足りない

考察できる理由の2つ目は「原作と比べて物足りなさがあった」という理由です。

辻村深月さんの原作小説は、文庫版だと上下巻で700ページ以上というボリュームがあります。

そんなボリュームのある原作小説を映画『かがみの孤城』では約120分という上映時間にまとめています。

そのため、原作ではもっと細かく描かれていた登場人物たちの心理描写や葛藤といった内容が省かれている場面も多いのも事実です。

そこで、原作ファンの中には物足りないと感じる方もおり、「つまらない」という意見につながったと考察できます。

原作について愛情があればあるほど、どこか物足りないと感じてしまうのは仕方ないことなのかもしれません。

管理人

つまらない理由③声優がイメージと違う

考察できる理由の3つ目は「声優がイメージと違う」という理由です。

ファンの方々は原作を読んで、それぞれのキャラクターのイメージをふくらませていたと思います。

そんなファンの方には、映画『かがみの孤城』を鑑賞して声優が自分の思っていたイメージと違うと感じた方々が多くいたため、「つまらない」という意見につながったと考察できます。

映画『かがみの孤城』は主人公の安西こころを女優の當真あみ、リオンを北村匠海が担当するなど、本業が声優ではない方が多く声優を担当しています。

管理人

そのため、声優がイメージと違うという意見や声優の演技について批判的な感想を持つ方が多くいることも、「つまらない」という意見が多く上がった要因になっていると考察できます。

つまらない理由④キャラクターデザインがイメージと違う

考察できる理由の4つ目は3つ目と類似していますが、「キャラクターデザインがイメージと違う」という理由です。

声優と同様に、原作のファンの方々がキャラクターについて理想のイメージをそれぞれに持っていたかと思いますが。

しかし、自分が持っていたイメージと違うという意見を持つ方がおり、「つまらない」という声につながったと考察できます。

『かがみの孤城』の伝えたいこととは?考察して解説

映画『かがみの孤城』は、不登校に悩む女子中学生・安西こころが鏡の世界にある孤城での不思議な経験を描いた作品です。

では、作品を通して何を伝えたかったのでしょうか?考察して解説していきます。

管理人

伝えたいこと①選択肢はたくさんあるというメッセージ

考察できる伝えたかったメッセージの1つ目は「選択肢はたくさんある」というメッセージです。

いじめや友人たちのトラブルで不登校になってしまった少年少女たちは、学校に居場所がないということからどんどんとマイナスな心境になり、自分はこの世界に不必要な人間だと塞ぎ込んでしまい、最悪のケースでは死を選んでしまうという恐れもあります。

映画『かがみの孤城』は、そんな傷ついた少年少女たちに今通っている学校以外にも選択肢はたくさんあるというメッセージを伝えたかったと考察できます。

主人公のこころもクラスの中心的人物である真田に目を付けられ、クラスに居場所がなくなってしまい、中学校に通うことが困難になっていました。

しかし、フリースクールの喜多嶋先生や母親の協力もあり、無理に今の学校を通う必要もないから転校しても良いという選択肢を提示されます。

そこで、心が軽くなったような表情を浮かべていました。

学生のうちは、学校が世界の中心であると思い込みがちですが、選択肢はたくさんあるのです。

管理人

どうしても学校に行けないのであれば、他の選択肢はたくさんあるのだから自分にとってプラスになれる環境に身を置くことが大事であるというメッセージが込められていると感じます。

伝えたいこと②助け合うことの大切さ

考察できる伝えたかったメッセージの2つ目は「助け合うことの大切さ」というメッセージです。

安西こころは、真田というクラスメイトの影響で近所に住む萌との関係が悪くなり、それどころか自宅を襲撃されるという恐怖体験をしました。

そのことについて親や友人に打ち明けることが出来ず、悶々とした日々を送っていましたこころ。

しかし、かがみの孤城で出会ったアキたちに悩みを打ち明け、フリースクールの喜多嶋先生にも助けを求めた結果、新しい道が開けていくようになりました。

管理人

自分の弱さや悩みを他者に打ち明けることは非常に勇気のいることですが、助けを求めることの大切さ、そして誰かが助けを求めているときの手を伸ばしてあげる助け合うことの大切さがメッセージとして込められていると考察出来ます。

伝えたいこと③問題と向き合うことの大切さ

考察できる伝えたかったメッセージの3つ目は「問題と向き合うことの大切さ」というメッセージです。

こころは真田との問題の解決や萌との関係を修復したいという思いを持っており、その問題についてなかなか向き合うことが出来ていませんでした。

しかし、かがみの孤城での出会いやフリースクールの喜多嶋先生との出会いを通して、問題を解決するために毎日戦っていました。

問題をそのままにしていても、解決することはありません。

管理人

問題を解決するためにどうすべきなのか考え、誰かに助けを求めたり、選択肢を模索することが大切であるというメッセージが込められていると考察出来ます。

映画『かがの孤城』のその後は?スバルが学校に行けない理由は?アキは記憶が残っていたのか

その後はどうなった?映画のその後が描かれた入場者特典のポストカードについて

城が閉鎖された後に新学年となり、こころが学校へ向かう途中にリオンが声をかける今後を期待させるシーンで映画は終わりを迎えます。

気になるメンバーのその後はどうなったのでしょうか?

気になるメンバーのその後については、原作でも描かれてはいません。

しかし、映画が公開された際の入場者特典のポストカードにメンバーのその後が描かれています。

管理人

ポストカードは全部で6枚あり、SNSには載せないことと言ったことが書かれていますので、それぞれについて簡単に解説します。

1998年「おねえちゃんのせんせい」

ミオが入院する病室に大人になったアキが訪問しており、その様子を幼い頃のリオンが眺めている様子が描かれています。

映画では描かれていませんでしたが、実はアキが結婚した相手というのがミオの主治医であった喜多嶋先生という医師です。

アキは喜多嶋先生を通じてミオと知り合い、勉強を教えていたのです。

その様子がこのポストカードには描かれています。

2006年「オレも行ってみたい」

アキこと喜多嶋先生が勤めるフリースクールにこころとリオンが訪問するシーンが描かれています。

他のメンバーは記憶を失っていますが、リオンはオオカミ様の善処によって記憶が少しだけ残っているため、フリースクールの先生となり立派になったアキの姿を見て少し戸惑っているリオンの様子が分かります。

2007年「今日、うち来てよ」

こころがリオンの家を訪れ、ミオが大事にしていたドールハウスを見せているシーンが描かれています。

鏡にはオオカミ様が映っており、二人の様子を見守っている様子が分かります。

こころとリオンの関係がどんどんと親密なものになっていることが分かります。

2013年「オレの神様」

マサムネがスバルこと人気ゲームクリエイターのナガヒサロクレンのサイン会を訪れています。

そして、そこで非常に緊張した面持ちで自分の順番を待っている姿が描かれています。

スバルが見事ゲームを作る人になるという夢を叶えたことが分かります。

2014年「そんな奇跡は、ちゃんと起きた」

フードコートでこころとリオンがハンバーガーを食べている中、偶然にもアキ、スバル、マサムネ、ウレシノ、フウカがすれ違っているシーンが描かれています。

鏡にはオオカミ様が映っており、みんなの姿を見守っている様子が分かります。

こころとリオンの親密な関係はずっと続いている様子なので、もしかしたら二人は付き合っているのかもしれません。

2028年「ほら、ちゃんと見つけたから」

ピアニストになったフウカのコンサートに観客として訪れていたウレシノが見惚れている様子が描かれています。

今後もしかしたら二人の関係に進展があるかもしれない、と期待させるシーンとなっています。

スバルが学校に行けない理由とは?

かがみの孤城に集められたメンバーの中で最年長である中学三年生のスバルは落ち着いた雰囲気を持つキャラクターです。

では、彼が学校に行けず不登校になっている理由は一体何だったのでしょうか?

両親の離婚により転校することになったスバルについて、考察していきます。

管理人

こころが城にあった6つの×印を見つけ、城に隠されていた鍵を手に入れた際にメンバー6人の境遇を目の当たりにするシーンがあります。

そのシーンの中でスバルは髪を染めた際に同居している男性から「まったく、なんだあの髪は。兄弟そろってオヤジに似て。どうしようもない」と言われていました。

そして学校に行くもののフードを被り、イヤフォンで音楽を聴きながら周りとのコミュニケーションをシャットダウンしている様子が描かれます。

同居人に「オヤジに似てどうしようもない」と言われていることから父親でないことが分かりま。

しかし、映画では細かい内容については明らかになっていませんでした。

管理人

ですが、原作ではスバルが学校に行けなくなった理由が明らかになっています。

スバルは母親が家を出て行ってしまい、父親が再婚したことによって進級するタイミングで兄と一緒に引っ越すこととなり、雪代第五中学校に転校する事になりましたが、知り合いが全くいないため、4月に学校に行く気になれず、そのままずるずると不登校になってしまったのです。

つまり、スバルはこころやマサムネ、ウレシノのように友達とのトラブルやいじめで不登校になったわけではなく、リオンのように家庭の問題によって、転校してしまったことにより不登校になったことが明らかになっています。

映画で、髪を染めたスバルを咎めていたのは祖父であることが分かりますが、髪を染めた理由については同居している兄の不良仲間とつるむようになり、その影響で髪を染めたことが原作では描かれています。

ただ、スバルは自分の父親が付けてくれた昴という名前をとても気に入っている優しい性格の少年で、かがみの孤城でもみんなの姿を一歩引いてサポートするような立ち回りを見せており、元々不良だったわけではありません。

複雑な家庭の問題に巻き込まれてしまい、周りに対してSOSを求めるかのように非行に走ってしまったのだと思います。

管理人

アキを襲ったのは父親?アキは記憶が残っていたのか?

映画『かがみの孤城』の終盤で萌の家で見たグリム童話である「オオカミと7匹の子ヤギ」の絵をヒントに城にある6つの×印を見つけます。

そして、隠されていた鍵を見つけたこころがメンバー6人の記憶を目の当たりにするシーンがあります。

そこで、アキが男性から襲われそうになるシーンがあります。

アキに危害を加えようとしたのは父親だったのでしょうか?

管理人

アキを襲ったのは義理の父親

まず、アキを襲った人物についてですが、映画では明らかになっていません。

しかし、原作小説でアキを襲おうとした人物が義理の父親であったことが明らかになっています。

信頼していた祖母が亡くなり、立ち直れていないであろう心境の中で酒に飲んだくれた様子で義理の娘を襲おうとしています。

極めて卑劣な人物であることが分かります。

アキはなんとか義理の父親から逃げることが出来ました。

しかし、信頼していた恋人であったアツシからも裏切られ、自分には居場所が孤城にしかないと自暴自棄になります。

その結果、時間厳守というルールを破ってしまい、オオカミに食べられてしまう羽目になってしまいました。

ただ、アキの当時はとても過酷な状況であったことが分かりますので、ルールを破ってしまったことも仕方なかったのかもしれません。

大人になって最愛の人と出会い、結婚をして幸せな生活を送っている様子なので、アキがこころを救うことが出来て本当に良かったと感じます。

管理人

今度は自分が誰かを救う番

こころのカウンセラーであった喜多嶋先生が実はアキであったことが明らかになっています。

では、アキに記憶は残っていたのでしょうか?

管理人

アキの記憶が残っていたかどうかについてですが、映画ではこころとフリースクールで面談した際に「大丈夫だから、大人になってこころ」と、喜多嶋先生ことアキが心の中で言うシーンがあります。

なので、記憶が残っているのではないかと感じますが、真相については明らかになっていません。

ただ、オオカミさんはルールについて非常にシビアなので、記憶は残っていない可能性が高いと思います。

原作小説では、アキには記憶は残っていないけれど誰かに命を助けられたという強い思いは残っています。

そして、今度は自分が誰かを救う番であるという使命感をずっと持って生活をしていたと書かれています。

アキはこころが教室に入って来た時に「この瞬間を待っていた」という気持ちになったのだと思います。

管理人

映画『かがみの孤城』の伏線7選

映画『かがみの孤城』は全編を通して、様々な伏線が張り巡らされています。

そこで、作品に隠された伏線について7つ、まとめてみました。

管理人

伏線①ストロベリーティー

主人公のこころが鏡の城で出会ったアキとフリースクールの喜多嶋先生が同一人物であることが作品の中で明らかになります。

しかし、ここに伏線ありです。

アキはこころが城を訪れた際にストロベリーティーを振る舞い、喜多嶋先生もこころの自宅を訪れた際にストロベリーティーをプレゼントしています。

2人が共通してストロベリーティーが好きという描写は同一人物であることを示唆しています。

伏線②結婚指輪

映画の序盤から登場するフリースクールの喜多嶋先生の指には結婚指輪がはめられています

メンバーのアキこと井上晶子が結婚をして姓名が変わったことを示唆しています。

伏線③クリスマスケーキ

オオカミ様が病気によってこの世を去ったリオンの姉であったことは映画のクライマックスで明らかになっています。

ここで伏線ありです!

リオンが母親が作ってくれたクリスマスケーキをみんなに振る舞っている際、オオカミ様に薦めると、意外にも持ち帰って食べると返事をします。

リオンの母親のケーキに反応するオオカミ様を描くことによって、オオカミ様がリオンの姉であることを示唆しています。

伏線④ナガヒサロクレン

ゲームが大好きなマサムネが愛してやまないのが、ナガヒサロクレンというゲームクリエイターです。

映画の終盤でメンバーの一人であるスバルの本名が長久昴であることが判明します。

また、名前の由来の昴はプレアデス星団のことで別名が六連星となっています。

ナガヒサロクレンとスバルが同一人物であったことが明らかになっています。

管理人

マサムネによってゲームの楽しさを知ったスバルは工業高校に進み、ゲームを作る人になると語っています。

つまり、夢を叶えてゲームが好きな人なら誰もが知る人気のゲームクリエイターになったと推測できます。

伏線⑤マサムネの嘘

マサムネは見栄を張ったり、嘘をつくことが常習化していました。

そのため、学校では「ホラマサ」と周りから呼ばれ、いじめられたことにより、不登校になってしまいました。

城でも天才ゲームクリエイターのナガヒサロクレンと知り合いであると語っていました。

しかし、映画の終盤でナガヒサロクレンとスバルが同一人物であることが明らかになりました。

ナガヒサロクレンと知り合いであるどころかゲームを教え、クリエイターになるきっかけを作ったのがマサムネであり、真実だったことが分かります。

管理人

伏線⑥オルゴール

城の中には大きなオルゴールがありました。

映画の終盤で病院で亡くなってしまった姉であるミオが大事にしていたドールハウスの中に、リオンがオルゴールを入れるシーンがありました。

城にあったオルゴールの正体がドールハウスの中に入れたオルゴールであることが示唆されています。

このオルゴールの存在がきっかけとなって、リオンはオオカミ様がミオであることを気付くことができました。

管理人

伏線⑦名探偵コナン

マサムネがメンバーについてそれぞれパラレルワールドにいるのではないか?と推理するシーンで「真実はいつもひとつ」という人気アニメ『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの名セリフを言います。

これはマサムネの声優を江戸川コナンを長年演じていることで知られる高山みなみさんが演じていることを示唆しています。

唐突ではありますが、ファンにはたまらないシーンとなっています。

管理人

映画『かがみの孤城』のあらすじ

以下、映画『かがみの孤城』のあらすじです。

『かがみの孤城』のあらすじ|鏡の世界に引きずり込まれた不登校に悩む女子中学生・こころ

入学してすぐ同級生とのトラブルで不登校になった雪科第五中学校1年生の安西こころは、母親のすすめでフリースクールに通うこととなりました。

フリースクールでは雪科第五の卒業生というカウンセラーの喜多嶋先生に挨拶をされますが、5月になりフリースクールにも向かうことが出来なくなってしまいました。

母親に呆れられ、こころが家で過ごしてると、突然部屋の鏡が光を放ち始め、鏡の世界に引きずり込まれてしまいます。

鏡の世界にはオオカミのお面を被った少女がおり、立派なお城に案内します。

お城の中には中学3年生のアキ、スバル、2年生のマサムネとフウカ、1年生のリオンとウレシノがおり、オオカミ少女は3月30日までにお城に隠されている鍵を探し出せば、見つけ出したものだけが願いを一つ叶えることができるとみんなに伝えます。

そして、日本時間の9時から17時までは自由に滞在することが出来るが、時間を少しでも過ぎると連帯責任でオオカミに全員が食べられてしまうためルールを厳守するように伝えられ、簡単な自己紹介を済ませた後に元の世界へと戻りました。

5月以来、一度も鏡の世界を訪れることが出来なかったアキはクラスのリーダー格である真田によって引き裂かれてしまった近所に住む萌のことを思いながら悶々とした日々を過ごしていましたが、6月になり、意を決して鏡の世界を訪れることにします。

『かがみの孤城』のあらすじ|深まっていくメンバーとの友情

久しぶりに鏡の世界を訪れたこころはみんなから歓迎され、居心地の良さを感じるようになったこころは鏡の世界に通うことになり、メンバーとも打ち解けていますが、学校になぜ行けていないのかについては打ち明けることが出来ずにいました。

8月になり、いつもからかわれているウレシノが些細なことをきっかけに怒り始め、メンバーに伝えた発言から留学中のリオン以外の全員が何らかの理由で学校へ行けていないことが明らかになりました。

ウレシノはみんなと違って自分は学校に行けると訴えますが、新学期を迎えた9月、ウレシノは登校したものの同級生たちからいじめに遭ってしまい、大けがをして鏡の世界にやって来たのでした。

それぞれのメンバーにとって、鏡の世界が大事な逃げ場になっている中、フリースクールの喜多嶋先生が理解者となり、こころのこれからの学校生活について母も協力してくれるようになっていきます。

10月になり、ミーティングが開かれ、本格的な鍵探しが開始されますが、オオカミ少女から願いを叶えることが出来たら、みんな鏡の世界での記憶は失われ、願いを叶えることが出来なければ記憶も継続されるという伝えられていなかったルールが知らされます。

みんなとの友情が失われてしまうことを恐れたこころはアキとフウカに真田から受けたひどい仕打ち、そして真田を消すことが願いだったと涙ながらに打ち明け、2人はそんなこころを優しく受け入れます。

『かがみの孤城』のあらすじ|城のルールを破ってしまい、オオカミに食べられてしまうメンバーたち

アキが制服のまま、鏡の世界を訪れたことをきっかけにメンバー全員が雪科第五中学校の生徒であることを知ったマサムネは私立に転校する前に1日だけ学校に行きたいから協力してほしいとメンバーに伝え、3学期の初日に全員が登校すること決めます。

覚悟を決め、登校したこころでしたが、玄関で萌に無視をされた挙句、靴箱にあった真田からの手紙によって心が疲弊し、保健室へと向かいますが、鏡の世界のメンバーは誰も来なかったどころか保健の先生に誰の名前を言ってもそんな生徒は知らないと言ったことからショックのあまりに気を失ってしまいます。

駆けつけてくれた喜多嶋先生から萌が自分のことを心配して真田について教えてくれたと語ったことから安心しますが、メンバーが来ていなかったことに不安を覚えていました。

鏡の世界では、メンバーそれぞれが誰にも会えなかったと語り、マサムネがパラレルワールドではないか?と推理しますが、オオカミ少女からあっさりと否定されてしまいます。

喜多嶋先生と母親の協力により、新学年から担任を変えて、真田とも違うクラスにしてもらえることや転校しても良いという選択肢を聞き、安堵するこころでしたが、萌が親の仕事の関係で転校してしまうことを知り、ショックを受けます。

鏡の世界の最終日である3月30日の前日、ばったりと萌に会ったこころは自宅に招かれ、真田から仲間外しの標的にされており、無視をしたのは迷惑をかけないようにするためだったことや真田なんかに絶対に負けないでほしいと伝えられたこころは萌のことをかっこいいと思いました。

自宅に帰ると、鏡がバラバラに割れており、他のメンバーが映し出され、アキがルールを破ったことが伝えられます。

城を訪れていなかったこころを除いた他のメンバーも連帯責任でオオカミにこれから食べられてしまうと伝えられたこころは、鍵を見つけてみんなを助け出すために1人で鏡の世界へと向かうのでした。

以上、映画『かがみの孤城』のあらすじでした。

果たして、こころは無事に鍵を見つけ出し、みんなを救い出すことができるのか?

結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。

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映画『かがみの孤城』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『かがみの孤城』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|思春期ならではの心の葛藤を丁寧に表現した辻村深月の同名小説・話題のアニメ化作品

映画『かがみの孤城』は、人気小説家・辻村深月さんの代表作として200万部を突破した同名小説「かがみの孤城」をアニメ映画化した作品です。

『クレヨンしんちゃん』シリーズや『河童とクゥと夏休み』などの代表作で高い評価を集める原恵一さんが監督を務めるということで更に話題を呼びました。

ストーリーは、同級生とのトラブルによって入学早々に不登校になってしまった主人公のこころが突然部屋にあった鏡に引きずり込まれ、鏡の世界にある立派な孤城を訪れたことから始まります。

管理人

城にはこころを含めて7人の中学生が集められ、謎の狼のお面を被った少女から城に隠された鍵を見つけたものは願いを叶えることができ、時間制限はあるが3月末まで自由に城を使うことが出来るようになり、城は不登校であるこころたちの拠り所となっていきます。

物語が展開していくにつれて、なぜこころが不登校になってしまったのかや他のメンバーの境遇についても明らかになっていきますが、思春期の登場人物たちの心理描写を丁寧に描いていて、城での経験を通して成長していく胸が揺さぶられいくシーンが多々あります。

例えば、友情を育みながらも、なかなか自分の境遇について語ることが出来なかったこころが鍵を見つけ、願いを叶えたら城での記憶が全て失われてしまうというルールを前に、女子メンバーとアキとフウカに仲間外れの標的にされ、トラウマを植え付けられる仕打ちをされた辛い経験を素直に打ち明け、それを二人が優しく受け入れるシーンなどは、いじめによって誰も信じることが出来なくなっていたこころの成長が描かれている重要なシーンだと思います。

映画の終盤でアキが時間のルールを破ったことにより、こころ以外のメンバーがオオカミに食べられてしまいますが、こころが鍵を見つけ出したことにより、みんなは助け出されますが、記憶は失われてしまい、それぞれの世界へと戻ることになります。

管理人

また、映画の最後で実はメンバーは同じ中学校に違う年代に通っていた生徒であるということが分かり、フリースクールでこころの最大の理解者となる喜多嶋先生が実は城のメンバーであったアキだったことが明らかになったりと、序盤から張られていた伏線が回収されていく見事なストーリー展開も素晴らしく、見応えがあり、観返す度に新たな発見をすることができる作品となっています。

エンディングでは、新学年となり、メンバーであったリオンがこころに声を掛け、新たな友情を予感させる非常にポジティブなシーンで映画は終わりを迎えます。

前述したように思春期ならではの悩みや孤独を丁寧に表現している作品です。

登場人物たちと同じ年代の10代の皆様にぜひオススメしたい作品となっています。

生活する上でのヒントがたくさん見つかるはずです。

映画『かがみの孤城』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『かがみの孤城』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「独自の世界観とストーリーが魅力の作品」「ファンタジーやアニメーションを愛するファンには、ぜひオススメしたい」「7人の少年少女たちの成長や友情を、温かく感動的に描いていた」「教育の難しさ、学校の難しさを考えさせられる内容」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★★星5

一言で言えば、本当に面白く、また考えさせられる内容でした。

映画のタイトルを聞いたときは難しそうな近寄り難い内容を想像しました。

しかし、実際に映画を見始めると、狼の被り物をした女の子、鏡を通じた世界との行き来などユーモアがあり映画の導入部は入りやすい内容でした。

ただ、ストーリーが進むほどに色々なことが見え始め、導入部とは違い重たい内容になっていきました。

それでも、次々に伏線が回収され始め面白い内容でした。

また私自身にも子供がいるのですが、教育の難しさ、学校の難しさを考えさせられる内容でした。

ただ、最後は悲しみとうれしいさとスッキリさを感じる結末でした。久々に面白い映画でした。

40代男性

★★☆☆☆星2

辻村深月さんの本屋大賞を受賞した作品のアニメ化作品です。

本屋さんで流れる原作のPR映像がとても面白そうだったのを覚えていたので、原作は読まないで内容もあまり知らない状態で観劇しました。

本屋大賞を受賞した作品だから奥が深い大人が見ても面白い作品なのだろうと勝手に期待していたのですが、とても子供向けの映画でガッカリしました。

確かにミステリーとファンタジーが組み合わされた所謂伏線回収というものがありましたが、その結末があまりにも想像の範囲内でよくあるストーリーといった感じでした。

いじめをテーマにした映画といった感じなので、もう学校に通っていない大人にはあまり響きませんでした。

なので、この作品は小学生などに見せるとファンタジー要素もあって良いと思いました。

20代女性

★★★★☆星4

原作本から入ったので、アニメのあの子供向けの絵柄はちょっと抵抗があったのですが、見てみるとストーリーを破壊していなくて安心しました。

一度世界観に浸ってしまえば絵柄もそんなに気にならず、「ああ!あの子のキャラデザだとは思ったけど、声こんな感じなんだ!」と、原作を読んでいるからこその楽しみ方がありました。

アニメにしてしまうとなんだかちょっと大げさに感じるシーンもありましたが、だからこそできる迫力ある演出だと言うこともできます。

もともとアニメは好きなので、作画が良いのは良かったです。

ただ、はしょられた部分は悲しい。まあ、あのボリュームを短時間には納められませんよね。

30代女性

★★★★☆星4

辻村深月さんの原作が好きで映画を見ました。率直な感想としては面白かったです。

小説から削られている部分ももちろんあるのですが、きちんと伏線回収をしてくれているので、元ネタを知っている私としてもすっきりとする終わり方でした。

学校でのイジメで不登校になった主人公のこころが、フリースクールに行こうとするとお腹が痛くなって行けなくなってしまう。学校とは違うとわかっていても行けない。

自分の中で「行かなきゃいけない」「行けない」と葛藤しながらも母親におなかが痛いことを告げたときの母親のそっけない反応がリアルだと感じました。

不登校や引きこもりなどの問題を抱えた男女7人の苦しみの原因がだんだん解き明かされるにつれ、7人の絆が深まっていく姿に感動します。

いじめに悩んでいる子供たちに少しだけ勇気を与えることができる作品なのではないでしょうか。

30代女性

★★★★★星5

原作を読んだことがあり予告映像が本で読んだ時とイメージが一致したため見に行きました。

人の黒くて触れてほしくない部分にあえて直に触れていく、そんな感覚を味わわせてくれました。

SFチックなのにどこかリアルで1から10まで全部が伏線で綺麗に繋がります。

背景や景色が実写でもアニメーションでも表現出来ないような美しさが涙を誘いました。

また、キャストも北村匠海さんや芦田愛菜さん等豪華な方々ばかりだし、そのオーラを感じさせない自然な”子ども”としての演技力。

原作好き、というだけで下調べを一切せずに鑑賞したため、エンドロールで初めて名前を確認して驚きました。

1度ではなく何度も何度も涙を誘われました

20代女性

★★★★☆星4

大人も泣ける傑作アニメです。主人公こころはイジメが原因で中学校へ行けなくなってしまい、部屋に引きこもっていました。

すると部屋の鏡が光り始め孤城へ導かれます。そこには同じように不登校の六人の中学生がいました。

そしてオオカミ様と名乗る女の子が現れ、この屋敷にある鍵を探せば一人だけ願いを叶えると告げるのです。

ファンタジーですが妙にリアルで、鏡の孤城へ行く時間も日中だけという学校のような感じです。

きっと作者がこんな風に学校以外の居場所が欲しかったと思って書いたのだと思います。

中学生は学校が全てになりがちですが、こんな風に同じ年代の子と話せて目的もある。

そんな学校以外の場所があれば救われる人もいるのだと思います。

不登校やいじめがテーマであり重い話なので、すべての人にオススメとは言えません。

しかし、見る人によっては人生を変えるほどの傑作だと思いました。

40代女性

★★★★☆星4

『かがみの孤城』は原作が小説のため、どのようにアニメ映画化されるのか気になっていた作品でした。

察しの良い方は、令和の作品でありながら予告に「ウォークマン」が映っていた次点で、どんでん返しを予想した人もいたかもですね。

映画『かがみの孤城』はいじめや不登校など悩みを抱えた思春期の子供たちにこそ観てほしい作品です。

いじめを根幹から完全に解決してハッピーエンドというような作品ではなく、でも救いがある絶妙な匙加減です。

決して楽しい作品ではないすが、視聴後はすっきりした気持ちになれることは間違いなし。

主人公は女性ですが、男性が見ても楽しめる作品だと思います。

ただし、1つだけ注意するならば、いわゆる「ジブリ」や「新海誠」のような空気感の作品のつもりで映画『かがみの孤城』を見ると、それよりは地味なため面食らうかもしれません。

20代男性

★★★★☆星4

まずシンプルに面白かったです。

予告動画を見て面白そうだと思い見てみましたが、ファンタジー要素がありつつも、いじめや不登校といった今の若者が抱える問題にスポットを当て作り上げられています。

集められた7人が少しずつ築き上げていく友情に胸が熱くなる思いでしたが、途中までは物語が分かりにくいと感じました。

ただ最後まで観ればあぁそういうことだったのかと思えるので、出来れば2回見て伏線を回収して欲しいですね。

まとめとしては、登場人物一人一人が抱える問題を時超えて支え合う、苦しくも最後は清々しい気持ちになれる素敵な作品でした。

中学生の物語ですが、同じ中学生だけでなく大人も学べることが多いと思います。

30代女性

*映画『かがみの孤城』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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