『ハリーポッターとアズカバンの囚人』あらすじとネタバレ含む感想評価!逆転時計の矛盾などを伏線を解説考察。

2004年6月26日、日本公開の映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』。
ハリーポッターシリーズの第3作目で、主人公ハリーの両親の死の真相について明らかになっていきます。
1作目、2作目で監督を務めていたクリス・コロンバスが降板して、メキシコ人のアルフォンス・キュアロンが今作では監督を務めています。
ホグワーツの校長・ダブルドア役を務めていたリチャード・ハリスが亡くなったため、アルバス・ダンブルドア役はマイケル・ガンボンが演じています。
>先に前作「ハリーポッターと秘密の部屋」のあらすじをおさらいするならコチラ
- 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』あらすじ
- 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』ネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
- 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』で逆転時計の矛盾や忍びの地図について解説
目次
ハリーポッターとアズカバンの囚人のあらすじ|大人になるハリー
(以下、映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」のあらすじです。)
ハリーポッターとアズカバンの囚人のあらすじ|ダーズリー家を飛び出すハリー
夏季休暇中、ダーズリー一家のもとにマージおばさんが訪ねてきました。ハリーの両親のことを悪く言うマージに腹を立てたハリーは意図せずにマージを風船のように膨らませてしまいます。そして、そのままハリーはトランクを持ってダーズリー家を飛び出しました。
ハリーが道に座り込んでいると、そこに不気味な犬が近づいてきます。身を守ろうと杖を取り出したそのとき、大きなバスがどこからともなく現れました。それは迷子の魔法使いの緊急お助けバスでした。
ハリーはバスの中でシリウスブラックという男が一面に写った新聞を目にします。シリウスは初めてアズカバンを脱獄することに成功した殺人犯で、ヴォルデモートの手下だと言われていました。
漏れ鍋に到着したハリーを待っていたのは魔法大臣のファッジでした。なぜかファッジはハリーに異様に優しく、外を出歩かないようにと注意しました。ハリーが漏れ鍋で過ごしていると、ヴィーズリー一家とハーマイオニーがやってきました。
アーサーはハリーを呼び出し、シリウスがハリーを探して命を奪おうとしていることを伝えます。決してシリウスを探したりしないようにとハリーは忠告を受けました。
ハリーポッターとアズカバンの囚人のあらすじ|吸魂鬼を前に気を失うハリー
ハリーたちは、いよいよホグワーツ特急に乗り込みます。しかし走っている途中、いきなり汽車が止まってしまいます。真っ暗になり、窓は凍りつきます。
そしてハリーたちのコパーメントにアズカバンの看守である吸魂鬼が入ってきました。その瞬間ハリーの頭には女性の叫び声が鳴り響き、ハリーは気を失ってしまいました。
ですが居合わせたルーピン先生が吸魂鬼を追い払ってくれました。吸魂鬼が現れたのはシリウスが捕まるまで学校の警護にあたることになっていたためでした。
ハリーポッターとアズカバンの囚人のあらすじ|ハグリットの最初の授業
授業が始まり、3年生になって新しい科目も増えました。ハーマイオニーはたくさんの教科を選択しており、どうやって授業をこなしているのか不思議になるほどでした。
ハグリットは魔法生物飼育学の教員に就任し、初めての授業で皆んなにヒッポグリフを見せました。ハリーはどうにかヒッポグリフを手懐け、背中に乗って空を飛ぶことに成功します。
それを見ていたマルフォイがヒッポグリフに近づき、罵声を浴びせます。その馬鹿にした態度を理解したヒッポグリフはマルフォイに襲いかかりました。大した傷ではないのに、マルフォイは大騒ぎしてハグリットの最初の授業は悲惨な結果に終わってしまいました。
それに比べ、ルーピンの授業はとても面白いものでした。ルーピンが用意したボガートは前にした人物が一番恐ろしいと思っているものに変身し、襲いかかってきます。生徒たちは杖を向け、それを笑いに変えていきました。
ハリーの順番になるとルーピンはハリーの前に立ち、ボガートとの対決を避けさせました。
>次作「ハリーポッターと炎のゴブレット」のあらすじ内容を読むならコチラ
以上、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」のあらすじでした。
ハリーポッターとアズカバンの囚人のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」のネタバレを含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレを含む感想評価|前2作と比べてファンタジーから大人の作品に
ハリーポッター第1作目『ハリーポッターと賢者の石』では活躍機会が少なかったハーマイオニーが大活躍します。
最初は謎なシーンが多かったですが、中盤から後半にかけて徐々に明らかになる伏線回収が良かったです。
そして、『ハリーポッターとアズカバンの囚人』では、ハリーポッターシリーズの中でも重要なシリウスブラックが登場します。
最初はハリーの命を狙っているとの描写が多かったのですが、そこからシリウスの本当の目的が明らかになるとともに盛り上がりを見せてくれました。
まさか、という殆ど表に出てこなかった人物がキーになっているので、予想を裏切られた人も多いと思います。
管理人
最後はスッキリとした後味で終わらない描写になっている為、あんまりという感想の人もいるかもしれません。
しかし、全体のストーリーはよく出来ており、予想外の展開の連続で私は好きな作品の一つですね。
ハリーポッターシリーズの中でも重要な真実が明らかになる作品で、欠かせない作品だと思います。
ネタバレ含む口コミ評判レビュー|☆5多数の高評価映画
★★★★★星5
ハリーポッターシリーズ3作目となるアズカバンの囚人は、ハリーの両親について深く触れる場面が初めて出てきたように思えます。
キーマンとしてヴォルデモート卿やシリウス・ブラックがいます。
が、そういった人物が少しずつ明るみになるストーリーで、それを受け入れてまた少し成長したハリーを感じられます。
ハリー自身の暗い感情の描写もここから描かれ始めてるように思えます。両親を亡くしてる心の闇も、死へのダイレクトな恐怖も、すごくリアリティです。
その反面でパトローナムが上達した時には両親へのあたたかい感情や、名付け親のシリウス・ブラックが無実の投獄だった事への喜びなど、心があたたまる場面も多く盛り込まれていました。
ハリーポッターシリーズ恒例のハーマイオニーの閃きも光ります。
終盤では勤勉な彼女の頭脳のおかげで、ヒッポグリフやシリウス・ブラックを逃がす事に成功できました。
まるでどんでん返しのような展開に観ていてドキドキしました。
20代女性
★★★★★星5
ハリーポッターシリーズの中で1番好きです。賢者の石や秘密の部屋も楽しく見ていました。
アズカバンの囚人で一気にストーリーが壮大になってきて、続きが見たいと思っていくような内容になっています。
ハリーポッターのキャラクターたちは本当にみんな個性があって愛すべきキャラクターが多いですが、そこにシリアスブラックが加わることにより、ハリーポッターのキャラクターたちにもっと愛着が湧きました。
ハリーに家族のような存在が増えることは、賢者の石から見守ってきた読者にとって、みんな嬉しく心温まることだと思います。
またダンブルドアのハリーやハーマイオニーへの信頼もとても嬉しくなりました。一気に面白くワクワクする物語へと誘ってくれます。
20代女性
★★★★★星5
ハリーポッターシリーズで一番好きな作品です。亡くなってしまったハリーの両親とその友人達の友情、そこから繋がるハリーやロン達の友情の物語とも言えると思います。出てくるキャラクターも非常に個性的で、さすが魔法界とでも言わんばかりの狼男なども出てきて、とても面白いです。
また、1作目から通して見ていると、作中でのハリーたちはもちろんのこと、演者の皆さんの成長ぶりも見ることが出来るので、親目線でその成長を楽しむことができるのがこの作品の一つの楽しみ方だと思います。
シリウス・ブラックを演じている、ゲイリー・オールドマンさんがイケオジという感じでとても大好きです(笑)
30代女性
★★★★★星5
吸血鬼という存在と守護霊の魔法、名付け親のシリウスの存在、など、この後のシリーズでも重要になる要素がたくさん詰まっています。
中でも名付け親のシリウスは、親を亡くして頼る人がいないハリーにとって肉親のように信頼できる存在として、この後もハリーを支え続けます。
2人で両親について話し合っているシーンはとても感動しました。
また、逆転時計や透明マント、忍びの地図など面白いアイテムがたくさん出てくるのもこの章の注目ポイントです。
それぞれを巧みに使ってハラハラする展開が繰り広げられるので非常に楽しめます。
逆転時計による同一時間の彼らの行動、守護霊の魔法、名付け親との再会など、見どころ満載の大好きな作品です。
30代女性
*映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
逆転時計の矛盾|守護霊を作り出していなければ、ハリーが逆転時計を使う未来はない
逆転時計を使って、ハリーとハーマイオニーは捕まったシリウスを救うことができています。
過去に戻った際、シリウスを救う前に暴れ柳を出てから吸魂鬼に襲われてしまった自分自身とシリウスを守護霊を作り出すことによって守っています。
しかし、ここで矛盾が生じています。
逆転時計を使っていなければ、ハリーは吸魂鬼に襲われ、魂が抜き取られている状態になっているはずです。
そうすればハリーが意識を取り戻したり、シリウスが捕われるという未来はないはずです。
逆転時計を使う前に、守護霊を作り出していなければ、ハリーが逆転時計を使う未来はないということになります。
管理人
忍びの地図を作ったのはハリーの父親とその友達
忍びの地図を作ったのは、ムーニー、ワームテール、パットフッド、プロングスであると地図上にでてきます。
これは学生時代のジェームス、シリウス、ルーピン、ペティグリューの愛称です。
仲良し4人は、ルーピンが狼に変身する際に誰にも見られないようにこの地図を作りました。そして、叫びの屋敷まで行っていたのです。