ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじとネタバレ含む感想評価!蛇のバジリスクの正体を解説&考察

2002年11月23日、日本公開の映画『ハリーポッターと秘密の部屋』。
ハリーポッターシリーズの第2作目。ヴォルデモートの正体に迫り、学校内で起こる秘密の部屋に関する事件の1年間です。
劇中でハリーとロンが乗った空飛ぶ車のモデルは「フォード・アングリア」。
木に突っ込む為、撮影では14台ものフォード・アングリアが壊されることになりました。
「嘆きのマートル」役で出演したシャーリー・ヘンダーソンは撮影当時37歳で、最高齢のホグワーツ生となっています。
- ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ
- ハリーポッターと秘密の部屋のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
- ハリーポッターと秘密の部屋の蛇バジリスクの謎を考察!トムリドルとの関係性を解説
目次
ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ|トビーとの出会い
(以下、映画「ハリーポッターと秘密の部屋」のあらすじです。)
ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ|突然現れるドビー
夏休み、ダーズリー家で暮らすハリーの元には誰からも連絡がありませんでした。
叔父さんの大事な商談の日にハリーは部屋で静かにしていろときつく命じられていました。そして、ハリーが部屋に戻るとそこに屋敷しもべ妖精のドビーが現れます。
ドビーは仕える家がありながらここに来てしまった自分にお仕置きをしながら、ハリーに今学期ホグワーツに戻ってはいけないと忠告します。恐ろしい罠が仕掛けられていると言うのです。友達からの手紙を止めていたのもドビーの仕業でした。
ドビーはハリーにホグワーツに戻らないと言わせるため、ケーキに魔法をかけ、叔父の商談相手の頭の上に落としました。それにより、叔父を怒らせてハリーは部屋に閉じ込められてしまいます。
ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ|仲間との再会
その夜、鉄柵をつけられた窓を見ていると一台の車が空からやってきます。ロン、フレッド、ジョージが助けに来てくれたのです。ウィーズリー一家は温かくハリーを迎え入れてくれました。ロンの妹ジニーだけはハリーを見ると顔を真っ赤にし、部屋に逃げて行きました。
学校で必要な物を揃えるため、皆んなでダイアゴン横丁に向かいます。ハーマイオニーとも再会し、皆んなで本屋を訪れるとそこでマルフォイとマルフォイの父であるルシウスに遭遇します。
ルシウスはマグルの両親をもつハーマイオニーを馬鹿にし、ジニーの持つ擦り切れた教科書を手にとって嘲笑いました。そこにロンの父、アーサーが現れ、2人は睨み合います。そしてルシウスはジニーの鍋に本を戻して去っていきました。
ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ|空飛ぶ車でホグワーツに向かうハリーとロン
いよいよホグワーツに向かう日になり、ハリーは9と3/4番線に行こうと柱に向かって進みますが跳ね返されてしまいます。ハリーとロン以外の皆んなは既に柱を通っており、焦った2人は空飛ぶ車でホグワーツに向かうことを思いつきます。
なんとかホグワーツに到着することができましたが、着地間際に車が故障し、しかも運の悪いことに暴れ柳にぶつかってしまいます。ロンの杖は折れ、車はめちゃくちゃになり、2人を吐き出してどこかに走り去ってしまいました。
2人の車はマグルにも見られており、処罰を受けることになってしまいました。
ハリーポッターと秘密の部屋のあらすじ|開かれた秘密の部屋
クィデッチの練習が始まり、スリザリンは新しいシーカーにマルフォイを迎えていました。ルシウスがチーム全員に最新型の箒をプレゼントしていたのです。
ロンの家とは蓄えが違うと馬鹿にするマルフォイに、ハーマイオニーはグリフィンドールのチームはお金ではなく才能で選ばれていると言い返します。腹を立てたマルフォイはハーマイオニーを穢れた血だと侮辱しました。それはマグル生まれを差別する最低の言葉でした。
ある夜、3人が廊下を歩いているとハリーに何か声が聞こえます。しかし、ロンとハーマイオニーには声は聞こえません。どこから聞こえる声なのか、ハリーが彷徨っていると蜘蛛の大群がゾロゾロと壁を這っているのを見つけます。
不気味に感じ、ふと顔を上げると壁に「秘密の部屋は開かれたり、継承者の敵よ、心せよ」と血文字で書かれていました。そして横には石になったミセスノリスが吊られていました。
3人が固まっているとそこにマルフォイたちが現れ、次は穢れた血の番だと言い放ちました。
以上、映画『ハリーポッターと秘密の部屋』のあらすじでした。
ハリーポッターと秘密の部屋のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー|原作同様素晴らしい!
(以下、映画「ハリーポッターと秘密の部屋」のネタバレ含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレ含む感想評価|謎が謎が呼ぶストーリー
原作を元々読んでいて、原作ファンであり映画も見ました。結論から言うと、映画も原作同様素晴らしい作品です。
1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」で実写版ハリー・ポッターシリーズの世界観が構築されて、2作目もその魔法世界でハリーたちの冒険と青春が詰まっています。
今作の注目ポイントは、序盤のハリーが空飛ぶ車でダースリー家から抜け出す場面と、禁じられた森で大蜘蛛のアクロマンチュラと遭遇する場面だと思います。魔法の世界ならではの迫力を感じます。
また、今作で少しずつハリーとヴォルデモート卿の関係について知ることができ、この先のシリーズの展開に重要な物語になっています。全体的に暗い雰囲気がありますが、テンポが良く、ミステリー要素が解明されていく爽快感もある面白い映画だと思います。
ネタバレ含む口コミ評判レビュー|3作目以降のトビーを知っているからこそ…!
★★★★☆星4
今作の見所はなんといっても屋敷しもべ妖精のドビーです。設定上古びた服を身に纏ってはいますが、表情の豊かさや特徴的な話し方には愛嬌があり、見る者の心をつかみました。個人的には吹き替えの声優さんの、味のある声と演技が気に入っています。
映画の序盤、そんなドビーの登場には、原作ファンのみならず、誰もがその先のストーリーを食い入るように見つめたことと思います。
他にも今作では空飛ぶ車、ポリジュース薬(変身薬)など魔法界ならではのものがたくさん登場します。
キャラクターも増え、自分大好きな新任教師『ギルデロイ・ロックハート』や、女子トイレに住みつくゴースト『嘆きのマートル』など、個性的な面々がハリーの学校生活を邪魔したり、助けたり、見所満載!
原作ファンとしても「イメージと違う」ということがほとんどなく、素直に楽しむことができました。
30代女性
★★★★★星5
後半、トムリドルという人物が現れ、ジニーがさらわれたところはドキドキのしっぱなしでした。
どうやって日記帳を倒すのか、怪物は一体なんなのか、と想像を巡らせる楽しさと、スリザリンの継承者だからきっと蛇なんだろうなという予想が当たった時は爽快でした。
ラストのダンブルドアの部屋にいた不死鳥のフォーカスが帽子を持ってきて、グリフィンドールの剣があらわれ、バジリスクを突き刺したところは圧巻です。まさか、バジリスクの牙が日記帳を消滅させる手段になるとは想像もつきませんでした。
最初のじんわりくる恐ろしさから最後までハラハラしながらヴォルデモートに打撃を与えるまで、気が抜けない手に汗握る映画です。
40代女性
★★★★☆星4
賢者の石と比べるとストーリーがより複雑となり、最後まで一体だれが秘密の部屋をあけたのか全く分かりませんでした。
しかし原作と比べてしまうと端折られている部分が気になってしまい、物足りなさを感じてしまいました。
原作を読んでいない人たちはこのストーリーが府に落ちるのか気になりました。
ハリーたちがあまりにも簡単に謎を解いていくので、原作のもがき苦しむシーンをもっと強調して描いてほしかったです。
ですが巨大蜘蛛のアラゴクや、巨大ヘビのバジリスクなど、不気味な世界があまりにもリアルに再現されていて、その映像技術の高さに驚かされました。
特に蜘蛛に追いかけられるシーンは見ていてゾッとしました。
最後のハグリットとハリーが抱き合うシーンは感動で胸が熱くなりました。
みんなからの拍手を浴び、涙を流すハグリットを見ていると幸せな気持ちになれました。
20代女性
★★★★☆星4
シリーズ2作目まではホグワーツ城など原作に忠実に描かれているので原作ファンにも楽しめると思います。
3作目から監督が変わってしまうので違うなと思う所がところどころ出てきます…
屋敷しもべ妖精のドビーやロックハート先生など個性の強いキャラクターが出てくるので楽しく観れます。
ストーリーは全体的に暗いのですが、ロックハート先生の惚けた感じで明るくなりました。
気になっていたスリザリン寮や秘密の部屋も再現されていて原作ファンには堪らないと思います。
映画の時間の関係で省略されてしまいましたが、ハロウィンの絶命日パーティーを観たかったです。
ほとんど首なしニックが亡くなった日の誕生日会のようなものです。
ハリーポッターシリーズの映画にポルターガイストのビーブスが出てきて居ないのが残念です。
脇役ですが悪戯好きで憎めないキャラクターなので映画で観たかったです。
30代女性
*映画「ハリーポッターと秘密の部屋」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
蛇のバジリスクの謎を考察。トムリドルとの関係性を解説。
蛇のバジリスクの謎|物体を通してバジリスクと目が合った場合は死なない
バジリスクは怪物の中でも最も珍しく、最も破壊的な怪物だと言われています。
バジリスクの毒牙は殺傷能力があり、噛まれてしまうと身体中に毒が回り、すぐ死に至ってしまいます。
また毒牙だけでなく、バジリスクにひと睨みされてしまうと、その目からの光線によって即死してしまいます。
ハーマイオニーやコリンクリービーが死に至らなかったのは物体を通してバジリスクと目が合ったからです。
ハーマイオニーは鏡を、コリンはカメラをそれぞれ持っていました。
関係性|蛇バジリスクをパーセルタングで操ることができるトムリドル
バジリスクを操っていたのはトムリドルです。
スリザリンの創始者であるサラザールスリザリンは秘密の部屋でバジリスクを飼い、学校を去るときに封印しました。
その秘密の部屋を再び開けたトムリドルはパーセルマウスである闇の魔法使いであったため、バジリスクを操ることができたのです。