エヴァンゲリオン新劇場版:序の解説考察!あらすじネタバレと主題歌まで紹介
2007年9月1日公開の映画「エヴァンゲリオン新劇場版:序」。
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリヲン』の内容を再構築したもので、4部作構成の第1作目。新劇場版のタイトルで使われている序、破、Qというのは雅楽の用語である「序破急」から由来されています。
配給や宣伝などは大手に依頼せずに自社で行っている為、宣伝は小規模でしたが、作品の知名度もあり興業収入は20億円を超えました。また、エンドロール後にはテレビアニメ版と同様の予告編が使用され、続編である『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』の予告編が流れます。
さらに、エヴァンゲリオン新劇場版:序の口コミ評判レビューには、
- 最初から観れて嬉しい
- 何回も見たい!
- 旧作を観ておくと更に楽しめる
- シンジに謎の感情移入ができる
- 当時と今のギャップを楽しめる
- ワクワクが止まらなかった
- セリフも含め謎が多い
- 次作の「Q」と「破」が楽しみ
という声が多数集まっています。
- エヴァンゲリオン新劇場版:序の解説考察!人類補完計画とは?
- エヴァンゲリオン新劇場版:序のあらすじネタバレ
- 主題歌は宇多田ヒカルの『Beautiful World』
- エヴァンゲリオン新劇場版:序の感想評価と口コミレビュー
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目次
エヴァンゲリオン新劇場版:序の解説考察!人類補完計画とは?
主にエヴァンゲリオン序ではテレビアニメ版の1話〜6話の内容となっています。だた、テレビアニメ版で6話までには登場しない渚カヲルがラストで登場するなど、今後の伏線となるオリジナリティーも加わっています。
アニメ版から言えることですが、用語など解説されないシーンなども数多くあります。その為、多くの考察解説サイトなどがありますが、ここではエヴァンゲリオンの軸ともなっていく「人類補完計画」についてやエヴァンゲリオンやゼーレの秘密について解説考察していきます。
人類補完計画とは?
人類補完計画とは全人類の魂を集めて、新たな完全なる生命体に進化することを目的としています。劇中で戦っていた使徒は第1の使徒「アダム」から生まれた存在で、人間は第2の使徒「リリス」から生まれた存在であるという設定がエヴァンゲリオンにはあります。
劇中でも出てくるセリフですが、「生命の実」と「知恵の実」といった設定もアニメ版などから引き継いでいます。アダムは生命の実を宿していて、リリスは知恵の実を宿しています。そして、アダムやリリスから生まれた使徒や人間には、それぞれ生命の実と知恵の実が受け継がれています。
アダムから生まれた使徒は生命の実を宿して永遠の命を持っています。通常兵器が使徒に対して効かない点がこれに当たります。それに対して、知恵の実を宿した人間は機械などを作ったりと発展していける知恵があります。
そして、生命の実と知恵の実の両方を持つと完全な生命になると言われています。これが、生命の実を宿す使徒がリリスに接触しようとしてくる理由です。
1つの種族に関して実は1つしか持てません。その為、複数いる人間は一人一人が知恵の実を持っているわけではなく、一人一人の人間が知恵の実のカケラを持っているのです。
その為、人間の魂を1つに集めてアダムと接触させることで完全な生命体ができるのです。不完全である人間が1つとなって完全な生命体になる、これが人類補完計画なのです。
そもそもエヴァンゲリオンって?どうしてシンジしか初号機に乗れないの?
知らない人からすると、エヴァンゲリオンはただのロボットにしか見えませんが、エヴァンゲリオンはアダムを元に人が創り出した神のコピーのような存在です。
エヴァンゲリオンに魂と肉体は別という設定があるので、エヴァンゲリオンという肉体まではコピーできたものの、魂まではコピーできません。その為、人間が魂の代わりになってエヴァンゲリオンという肉体を動かしているのです。
新劇場版では年齢などは明かされていませんが、エヴァンゲリオンには14〜15歳の子供しか乗れません。大人はエヴァンゲリオンには乗れない設定があります。
これは、この年代が一番精神的に不安定で、この精神的不安定なものを利用してエヴァンゲリオンを動かしています。シンジやアスカには精神を病んでる心の闇を映す描写が多々あるのにはこれが理由です。
そして、数あるエヴァンゲリオンの中でもエヴァンゲリオン初号機はアダムではなくリリスを元にした機体となっています。エヴァンゲリオン初号機の起動実験の際に、シンジの母親でもある碇ユイが担当しました。
しかし、起動実験は失敗してユイの魂はエヴァンゲリオン初号機に取り残されてしまいます。この事から息子であるシンジがエヴァンゲリオン初号機に搭乗するのに一番適していると言えるのでしょう。
ゼーレとは?
劇中では「SeeL(ゼーレ)」としか出てこず、NERVのように説明が一切ないまま進行していきます。このSeeLとは裏で世界を操っている秘密結社です。
知恵の実を宿したリリスは裏死海文書というのを作りました。裏死海文書には科学技術や使徒が目覚めることやサードインパクトなどの予言が書かれていました。また、裏死海文書には人類補完計画のことも書いてありました。
これを人間が拾ったことで、自分たちの起源や今置かれている状況に気が付きます。そして、科学技術を発展し、人類補完計画を執行する為に作られた機関がSeeLなのです。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のあらすじネタバレ|シンジの決断
(以下、映画「エヴァンゲリオン新劇場版:序」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
エヴァンゲリオン新劇場版:序のあらすじ|いきなり無茶を言われるシンジ
大災害「セカンドインパクト」により、人類の半分が失われた世界。中学生である碇シンジは第3新東京市に引っ越して来て、葛城ミサトと待ち合わせすることになっていました。
しかし、「使徒」と呼ばれる巨大生命体が襲来してきて、シンジは戦闘に巻き込まれてしまいます。ミサトが車で迎えに来てくれて、その場を離れますが、第3新東京市の地下にある「NERV(ネルフ)」本部へと連れて行かれます。
NERV本部ではシンジの父親であるゲンドウが最高司令官として指揮をとっていました。そしてヒト型兵器・エヴァンゲリオン初号機に乗って、今襲ってきている第4の使徒と戦えとゲンドウはシンジに命令します。
3年ぶりに会った父親から無茶を言われるシンジはそんな事できないと断ります。見兼ねたゲンドウは、もう一人のパイロットである綾波レイを呼びます。しかし、呼び出されたレイは重傷の姿でした。その姿を見たシンジはエヴァンゲリオンに乗って戦うことを決心します。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のネタバレ|使徒に対抗できる唯一の存在
エヴァンゲリオンに乗って使徒と対面するも、初めて乗るエヴァンゲリオンにシンジは上手く歩くことすら出来ません。そして、使徒による攻撃を受けて左腕と頭部を破損させられます。
シンジが意識を失うと、エヴァンゲリオン初号機は制御不能となり暴走を始めます。驚異的な強さを見せつけ、追いつめられた第4の使徒は自爆します。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のネタバレ|エヴァンゲリオンには乗りたくないシンジ
目覚めたシンジは、病院いました。シンジは今後もエヴァンゲリオン初号機のパイロットとしてNERV本部での住居を与えられますが、ミサトが引き取ることになります。ミサトの家は散らかっていたり、ペンギンも住んでいたりとしますが賑やかな食事をするのでした。
翌日、転校初日のシンジはクラスメイトの鈴原トウジに殴られます。トウジの妹は使徒が襲来した際に怪我をしてしまい、エヴァンゲリオンのパイロットであるシンジのせいにされてしまうのでした。
その後も、エヴァンゲリオンのパイロットとして嫌々な気持ちを持ちながらも訓練を行います。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のネタバレ|命令を無視して戦うシンジ
そんな中、第5の使徒がやって来てシンジも招集されます。一方でシェルターに避難するトウジと同じクラスメイトの相田ケンスケですが、使徒を見たいという思いからシェルターを抜け出して戦闘を見に行こうとします。
シンジはエヴァンゲリオン初号機に乗って第5の使徒と戦いますが攻撃を受けて吹っ飛ばされてしまいます。吹っ飛ばされたところで、クラスメイトのトウジとケンスケがいることに気が付きます。ミサトの指示により、2人をコックピット内に入れます。
ミサトからは退却命令を受けますが、無視して必死の思いで戦い、使徒のコアを破壊して倒します。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のネタバレ|シンジの気持ちを知ったトウジ
命令無視したことをミサトから叱責されるシンジは反抗的な態度を見せます。悩むシンジですが、ミサトからは今後もエヴァンゲリオンに乗るかどうかは自分自身で決めなさいと言われます。
後日、エヴァンゲリオンに乗って戦う姿を間近に見たトウジはシンジと仲直りをします。
その後、シンジはミサトからレイに新しいセキュリティカードを渡すように頼まれます。シンジはレイと話しながらNERV本部へと戻ると第6の使徒が現れるのでした。
エヴァンゲリオン新劇場版:序のネタバレ|ヤシマ作戦
第6の使徒は変幻自在に形を変えてくる相手でした。シンジはエヴァンゲリオン初号機に乗って出撃するも、地表に出た瞬間を狙われて使徒の攻撃をくらってしまいます。ダメージを受けたエヴァンゲリオン初号機はすぐに撤退となります。
そして、第6の使徒はNERV本部がある地下へと進むべく地表を掘り進めていきます。一方で、ミサトは第6の使徒を倒すべくヤシマ作戦を考案します。日本中にある全ての電力を集めて陽電子砲を遠距離から撃つ作戦でした。
エヴァンゲリオン新劇場版:序の結末ラスト|レイと協力
再び病院で目覚めたシンジの目の前にはレイがいました。レイからヤシマ作戦の内容を言われるも、シンジは恐怖でエヴァンゲリオンには乗りたくない思いでした。
そんな中、ミサトからNERV本部の地下深くにある第2の使徒であるリリスを見せられます。リリスと使徒の接触によるサードインパクトを防ぐべく、NERVの人たちは戦っていて、万が一接触しようとするなら本部を自爆させる覚悟があることをシンジは知ります。
シンジは皆んなの覚悟を知って再びエヴァンゲリオン初号機に乗ります。
作戦決行時間になり、通常兵器で第6の使徒を攻撃していきます。そして第6の使徒が攻撃した瞬間にコアが見える為、シンジはそれを狙ってコアを撃ち抜きます。
しかし、一撃では仕留めきれず、第6の使徒が反撃してきます。それをレイが乗ったエヴァンゲリオン零号機がガードし、再び狙いを定めたシンジがコアを撃ち抜き第6の使徒を倒すことに成功します。
一方で、月面では渚カヲルが目覚めるのでした。
以上、「エヴァンゲリオン新劇場版:序」のあらすじネタバレとラスト結末でした。
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主題歌は宇多田ヒカルの『Beautiful World』
宇多田ヒカルの19枚目のシングル曲で、宇多田ヒカルは新劇場版シリーズでは全作の主題歌を務めています。
宇多田ヒカル自身はリアルタイムでテレビアニメ版のエヴァンゲリオンは見ていなかったそうですが、『Beautiful World』発売する前に全26話あるテレビアニメ版を3日で見終えるなどハマりファンになったことを語っています。
エヴァンゲリオン新劇場版:序の感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「エヴァンゲリオン新劇場版:序」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|映像も綺麗になり、内容も更に考察しがいがあるものに
今まで見ていたアニメシリーズと大幅に変わるところはないものの、海の色が違っていたり、話の展開が少し違うところがあったり、また見る人が考察をたくさんしなければいけない感じに仕上がっていてとてもワクワクしました。
エヴァシリーズは完全に理解できていないとわかりつつも、見ながらキャラクターに感情移入したりツッコミを入れたりとにかく見終わったあとまでずっとワクワクさせてくれる作品です。
改めて作り直しているので、絵が綺麗になっているのはもちろんですが、使徒の動きがとても巧妙になっていたり、ビジュアルが変化していたりと楽しめました。
大人になって見始めた作品ですが、それで正解だなと今では思います。いろんな考察やを見ることや、聖書も読み始めてみようかなと思うほどにはハマってしまっています。
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エヴァンゲリオン新劇場版:序の口コミ評判レビュー
エヴァンゲリオン新劇場版:序の口コミ評判レビューには、「演出が増えていたことに驚きました。」「必死にコクピットから脱出させてという展開は何回見てもほっこりして良いなと思わされました。」「テレビ版を当時見ていた者からすれば、懐かしく又新しい感じが満載でした。」という声が多かったです。
★★★★★星5
心機一転で最初からエヴァンゲリオンという作品が改めて見れたのでおもしろかったです。
驚いたのは人類に攻撃を仕掛けてくる使徒で、種類は今までと変わらないのですが形状が変わるなどの演出が増えていたことに驚きました。ただでさえ圧倒的に強いという印象の使徒が変化してさらに凶悪さが増す感じにしたのは面白いなと思いました。
ストーリーの展開は今までのエヴァの通りになっていて、主人公がエヴァに突然載せられることになり、何回も負けを経験しながらもだんだん成長していき、ストーリーの最後には使徒の攻撃を一身に引き受けたゼロ号機のパイロット綾波レイを必死にコクピットから脱出させてという展開は何回見てもほっこりして良いなと思わされました。
30代男性
★★★★☆星4
エヴァンゲリオンシリーズは、アニメも旧劇場版も見たし、漫画も読みました!なので当然、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』も観に行きました。
ただ、私自身の理解力のせいか、エヴァシリーズは内容がよくわからないと思うことが多いです。こんなに見ておいてなんですが、主人公のシンジくんは一体何をやらされているのか?この世界はどういうことなの?と思うことが多々あります。
シンジくんも、突然エヴァに乗ることになり、世界を背負うことになってしまうことに混乱を見せている場面も多くあったと思います。おそらく私は、この良くわからないという感情が、シンジくんとシンクロしているのを楽しんでいるのでしょう。
ラストのカヲルくんが月から現れるシーンも、セリフを含めて謎が多いです。そうやって最後まで気になる部分を残してくるので、次を観るしかなくなり、結局次作の『破』も『Q』も楽しんでしまいました。
20代女性
★★★★★星5
テレビ版を当時見ていた者からすれば、懐かしく又新しい感じが満載でした。
使徒とネルフの戦いの始まりから描かれており、ジンジやレイ、アスカなど、ヱヴァンゲリヲン搭乗の人物の独特感も有り、ネルフとの狭間や、怒り、悲しみ、努力、敗北など本人たちの葛藤も描かれています。何しろ当時なかった携帯電話や電気自動車も最新で描かれているので、必見です。
私個人的には、映像の美しさと、同時とのギャップ、最新の携帯なども出てくるので、ギャップが楽しめる作品と感じます。最後に、使徒を倒す勇敢な若者の葛藤が作品全体を取り上げていると思います。
40代男性
★★★★☆星4
映像の綺麗さに目を奪われました。エヴァの機体の色、背景の光や描き込みの細かさは素晴らしく、「新世紀」を感じました。第三新東京市に行ってみたいなと素直に感じました。
また、ミサトの「行きなさい、シンジ君。誰かのためじゃなく、自分自身の願いのために!」という台詞に胸を打たれました。字面だけ見ればよくある台詞のようにも見えますが、長いエヴァの歴史の上に積み重なった台詞と思うと、とても雄大で心が震えました。
突然エヴァに乗ることとなり、捻くれていながらも素直なシンジが幸せになれるようにと願わずにいられません。
ラストシーンで渚カヲルが登場したり、ネルフの地下ドグマの設定もTV版と違っていたりと、「序」であるにもかかわらず、わくわくが高まるような仕組みもたくさんありました。
20代女性
*映画「エヴァンゲリオン新劇場版:序」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。