『牛首村』の場所はどこにある?実在する事件なのか元ネタ解説!年齢制限や読み方の由来についても【あらすじネタバレや感想評価も】
2022年2月18日公開の『牛首村』。
『犬鳴村』、『樹海村』に続く行ってはいけいない村シリーズの第3弾で、1,2作目同様に清水崇が監督を務め、主演は木村拓哉と工藤静香の次女であるKokiが演じました。
また、行ってはいけない村シリーズお馴染みのアキナも今作も登場しています。
映画『牛首村』の口コミ評判レビューには、
- いつも通りの村シリーズの展開といった感じ
- 好みもあると思うが良いホラー映画
- 主演のkokiに注目していたが、世界観にはマッチしていたと思う
- ツッコミどころも多かったけど全体として悪くなかった
- 期待を裏切らない作品だった
- 清水監督らしい雰囲気の怖さが出ていた
- kokiさんの演技もとっても良かった
- ビックリするシーンはあったけど、怖くはなかった
という声が多数集まっています。
- 牛首村はどこにあるのか、ロケ地まで解説
- 実在の事件なのか、元ネタを解説
- 年齢制限について
- 読み方や名前の由来を解説
- 『牛首村』のあらすじ
- 『牛首村』の感想評価
- みんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も「牛首村」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
U-NEXTなら、初回付与ポイントを使って新作品も実質無料で観ることができますよ!
見放題作品もあり、おすすめです!
目次
映画『牛首村』の村はどこにある?実在の事件なのか元ネタを解説
牛首村はどこなのか。モデルとなった場所を解説
「牛首村」、そのモデルとなった地域については諸説あるとされていますが、その候補の一つは石川県白峰村です。
推計人口1100人程度のこじんまりとした集落。
石川県の南に位置し白山の登山口として知られたこの村は、恐竜の化石が大量に産している桑島化石壁がある事から、化石の村としても有名です。
また地理的・歴史的にも、他の加賀地域と隔絶してきた背景があり、独特の方言や文化が発達したとされています。
明治22年の町村制実施により白峰村と称され、平成17年の合併により白山市に編入したこの村ですが、それ以前はまさしく『牛首村』と呼ばれていた地域なのです。
管理人
主な産業としては、山腹で焼き畑耕作を主とした出作り農業、さらには牛首紬のような織物産業が有名です。
雄大な山に囲まれている分、決して住み易い環境とは言えない地域でした。
しかし、先人たちは自然と共存する術を身につけることで、そんな過酷な環境の中で生き延びてきました。その中で自然に対する畏敬の念、神々を崇拝する心が強くなっていったようです。
管理人
神々や自然への尊敬の念を持ち、独特の文化を発達させた人々によって作り上げられた集落が、石川県白峰村なのです。
そして、それこそが、北陸最強と謳われる心霊スポット、牛首村のモデルなのです。
実話事件なのかについて、元ネタを徹底解説
村の文化的背景等を見る限り、この白峰村が牛首村のモデルとなったことは間違いないでしょう。
しかし石川県にはもう一つ、この牛首村と重要な関係を持つとされる地域が存在し、こちらは心霊スポットとしてその名が知られています。
その名は宮島隧道。俗に「牛首トンネル」とも呼ばれる、北陸最強の心霊スポットです。
管理人
この宮島隧道が恐ろしい場所とされるようになったきっかけ。
それは今から40年以上前に友人とのトラブルがきっかけとなり、その友人の命を奪ってしまった男性の存在でした。
その男性は罪の意識から、トンネルの中で焼身自殺しました。そして、その男性の母親が息子の後を追うように、トンネル近くで首つり自殺をしていまいました。
その母親の慰霊のためと牛首トンネルの安全を祈願して、トンネル内に地蔵を置くことになりました。
しかし、この事件をきっかけにして、牛首トンネルでは怖い現象がいろいろ起こるようになり、心霊スポットとなってしまいました。
このようにトンネルにまつわる三軒の死亡例が報告されているのですが、この地蔵にも不気味な謂れが残っています。行く時期によって普通の地蔵だったり、首のない地蔵だったりすると言うのです。
管理人
イタズラの線も考えられましたが何度改修しても首が無くなることが続き、今では首なしのまま放置されていると言います。
これこそが映画内に登場した、首なし地蔵の元ネタと言えるでしょう。
上述の通り白峰村は牛の首と関係を持つ村ですが、そこに心霊的な要素は含まれてはいないようです。
このことから映画『牛首村』ではコミュニティー、そして風習の面で白峰村がモデルとなり、心霊の面では宮島隧道がモデルになったのかも知れません。
映画『牛首村』の年齢制限はなし!読み方や名前の由来も徹底解説
ご存知の通りホラー映画である『牛首村』ですが、以外にも鑑賞年齢に制限は設けられていません。
見ようと思えばどんなに低年齢であっても見ることができるのです。ただし内容には過激な部分があることも事実です。
また飢饉や部落的な風習についての内容を扱っていることも考慮すると、ある程度歴史に精通する12~13歳からが適正年齢と言えるかもしれません。
読み方は「うしくびむら」と、そのまま読んで頂いて大丈夫です。
管理人
また、日本には『牛の首』と呼ばれる、この世で最も恐ろしいとされる都市伝説が伝わっています。それ故この村も、この都市伝説が関係していると思われがちです。
しかし、実際には717年、泰澄大師が白山を開山した折、守護神として牛頭天王・十二神将を祀ったことが名前の由来とされているそうです。
『牛の首』も、この牛頭天王が由来と考えられています。
さらにこの作品は映画化に先駆け書籍化もされています。
映画では尺の都合上割愛せざるを得なかったこういった部分も、書籍の方では充実した内容で描かれています。
- 都市伝説『牛の首』と村との繋がり
- 村を襲った大飢饉と双子
- カニバリズムとの関連
清水崇作の『恐怖の村シリーズ』三作品は、いずれも映画化と書籍化の両方が行われています。
この『牛首村』については、まず映画で大まかなストーリーを掴み、その後書籍で更に深い内容について解き明かすと言う読み方がおすすめです。
双方の内容が頭に入りやすくなり、より楽しめるのではないでしょうか。
『牛首村』のあらすじ
(以下、映画「牛首村」のあらすじです。)
『牛首村』のあらすじ|投稿された不可解な動画に映っていたのは…
受験生の奏音はある日、男友達である蓮からある動画を見せられます。その内容は、女子高生三人が富山県の有名な心霊スポット、坪野鉱泉を訪れるというものでした。
そしてその三人のうちの一人が、自分と全く同じ顔をしていたのです。
その少女は動画内で、曰く付きと言われるエレベーターに乗った後に行方が分からなくなったと言います。
この少女は何者なのか?その真相を確かめるべく、奏音は蓮と共に坪野鉱泉を訪れたのでした。
『牛首村』のあらすじ|訪れた坪野鉱泉の衝撃の真実
訪れた先で奏音たちは入水しようとしていた少年・翔太と出会いますが、翔太は奏音の顔を見てなぜか「詩音…」と呟きました。
そんな翔太に連れられ訪れた詩音の実家。そこにいたのは何と、出張に出かけると言っていた奏音の父親だったのです。
困惑する奏音が聞かされたさらなる事実。それは自分に詩音という名の双子の妹がおり、その詩音が行方不明になったというものでした。
実の妹であり坪野鉱泉で行方不明になった少女、詩音を探すべく奏音たちは再び捜索を開始するのでした。
『牛首村』のあらすじ|突然の悪夢、そして村の因習を巡る過去
ある晩、奏音が目撃した詩音の後ろ姿。しかしその顔は全く知らない女のものでした。
その直後、頭に流れ込んできた女の記憶。その記憶から奏音は、牛の首、忌み子、神への捧げものといった意味深な言葉を耳にします。
それを聞いた祖父は、その昔自分たちの村に双子の片割れを捧げ物にする風習があったことを語りました。
そして幼い頃に奏音が行方不明になっていたこと、その際に「奇子」と言う名前を口走っていたことを告げられました。
以上、「牛首村」のあらすじでした。
奇子、そして村の因習が巻き起こす悲劇とは一体何なのでしょうか?
続きが知りたい方は実際に映画を見てみることをオススメします。
▼参考▼31日間も無料で観れる!映画「牛首村」を今すぐ観たいあなたはコチラ▼
『牛首村』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「牛首村」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|物語後もまとわりつく恐怖
本作は曰く付きの村を舞台にしたホラー連作、いわゆる村シリーズの3作目に当たります。
まず正直な感想は、もっとディティールや設定を細かく描写して欲しかったということです。本作は坪野鉱泉内に存在する村、通称牛首村と双子にまつわる因習。
それらが関連することによって理不尽な現状に対する怨念、ひいては恐怖を引き出すことができます。
映画版に先んじて小説版が発売され、その中では因習の細部に至るまで描かれていただけに、映画版を観た時に「あっさりしすぎている」という印象が拭えませんでした。
管理人
ただ、もちろん良かった点、魅力的だった場面も多々ありました。
物語の中盤で奏音の背後に少しずつ不気味な幻影が増えていく描写があり、富山県の名物である蜃気楼を活かすことによってより不明瞭さや不可解さを際立たせていました。
また本作は双子が重要なテーマであることにより、作中で鏡を用いた現実と虚構の対比描写が目立ちました。
自分であって自分でない鏡の中の存在。双子の妹詩音の助けを求める姿。かと思えばその顔が全く知らないものに変貌するという衝撃。
双子と鏡、ある種似た二つの物を並べることで、日常と隣り合わせの恐怖を見事に描いていました。
そして物語のクライマックス。
管理人
突如現れた子供達が村人たちの背後に隠れ、その直後に彼らのきょうだいとなって再び姿をあらわすシーン。
この場面では登場の際の演出もさることながら、出演者たちによる演技にも魅了されました。
二人揃って無表情のままゆっくりと近づいてくる。そんなことが自分の周りを取り囲むように起これば、言いようのない不安に駆られることでしょう。
ここまでに何度か書いている「詩音の顔が見知らぬ女のものへと変貌する」という描写。
これは物語のラストにも使われていますが、これによって多くの観客が、最後に特大の驚きを感じたのではないでしょうか。
奏音たちによっ想いを受け止められ、この世への未練を断ち切ったかに思われましたが、実際は未だ成仏しておらず、最後に詩音の体を乗っ取ったという結末でした。
ホラー映画では王道とも言える展開によって、終わりのない恐怖というべきものが表現されていました。
そんな人にもオススメのホラー作品、牛首村という映画です。
『牛首村』のみんなの口コミ評判レビュー
『牛首村』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「話の内容としては、これまでのシリーズ作に似たような流れ」「最初から最後までがクライマックスといった感じで目が離せなかった」「オカルト好きなら誰もが知っているスポットが出てくるのがシリーズの良いところ」「また、アキナを出して続編も制作してほしい」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
私はこちらのホラー映画シリーズが好きで、3作品目となるこちらの作品もすぐに劇場に見に行きました。
この作品の魅力は1作目からの共通点ですが、実際に存在する心霊スポットをモチーフにしていることです。オカルト好きなら誰もが知っているスポットが出てくるのです。
『牛首村』の作品は、北陸で一番の心霊スポットが2つ出てきます。
映画ようにフィクションの部分も当然ながらあるのですが、場所の一部が実際に存在していて現実味を帯びているので、かなり感情輸入して見てしまいます。
主人公の女子校生の双子の姉妹が牛首村に入っていく映像から物語が始まるので、最初から最後までがクライマックスといった感じで目が離せなくなってしまうのです。
期待を裏切らない作品でした。
40代男性
★★★☆☆星3
「犬鳴村」「樹海村」に続く作品でとても楽しみにしていました。更にkokiが主演とのことで、益々興味がありました。
しかし、映画の内容よりもkokiの演技の中にキムタクを探してしまったり、素人感のある仕草にちょっと覚めてしまう部分もありました。
ただ、初の演技としてはまずまずだったのかなと思います。
話の内容としては、これまでのシリーズ作に似たような流れだったのかと思います。ビックリするシーンはありましたが、怖くはなかったです。
観たあとに、なぜ友達が亡くなってしまったのか、助けることを放棄したからなのか?色々疑問に思うところもありました。
一緒に観た友達と意見が違ったりして、それがまた面白かったです。終わり方が「まだまだ終わらない……」の感じがおきまりで、ほらやっぱりねと思いました。
双子役と言うことで難しい役柄だったのかと思いますが、これからの女優kokiが楽しみです。
40代女性
★★★★☆星4
割と色々なホラー映画を見に行っているからこそ、展開が読めてしまったのが少し残念なポイントでした。
この手のホラー映画は若手の役者さんが出てくることが多く、今回も顔は知ってるけど名前なんだっけって言う感じの役者さんが出ていました。
木村拓哉さんの娘さんが出ているということもあって、少し期待していましたが演技は普通だったと思います。
むっちゃ下手な訳では無いし、特別すごく上手な訳でもない、ただその平凡っぽさが映画の世界観にマッチしていたと思います。
やっぱりジャパニーズホラー、少し声が出てしまうくらいビビるシーンもありました。
好みもあると思いましたがかなりおすすめの作品です。初心者でも見れるホラー映画だと思います。
20代男性
★★★☆☆星3
正直、期待はしていませんでした。しかし、良い意味で期待は裏切られました。
ホラー映画としての怖さはいまいち、いまに、いまさんくらいでした。もっと怖くできるような気がしました。
ただ、隣の女の子はびくっ!となっていたり顔を覆っていたりしたので、怖いと思う層にはきっちり届いているのかなといった印象ですね。
脚本もツッコミどころが多いですが、何とか上手く収めている感じで、思ったより悪くなかったです。
あと映像が凝っていて良かったです。撮影技術とかアングルとかいろいろと工夫しているような撮り方だったので、そこは興味深く見ることができました。
キムタクの娘さんのkokiさんの演技が意外と良くて、何だかんだで批判はあっても芸能一家の娘さんだなと思いました。
30代男性
★★☆☆☆星2
一言で感想をまとめると、ある意味予想通りでした。
この手の映画、犬鳴村なども映画館で見ましたが、口コミによくあるようにあまり恐怖を与えに来ているには中途半端な部分が多いと感じました。
フィクションが少し含まれればいいものの、現実的にあり得るのか?と、かなり現実離れした話の内容が多すぎるように感じました。
ホラー系は、面白いものであれば、日常生活でもあの映画見たから怖いと思うことも多々ありますが。この映画からは全くなかったです。
正直このシリーズに期待はしてなかったものの、みたい映画もあまりなく友人と2人で観ましたが、友人も全く同じようにつまらなかったとの感想を持っていました。
この手の映画はかなり制作費もかかるのかなとも思いますが、数を出すくらいなら一本に集中して勝負した方が名作が生まれると感じます。
20代男性
★★★★☆星4
映画「牛首村」は「犬鳴村」「樹海村」に続く、3作目の映画でした。私自身、「犬鳴村」は劇場で見たので2年ぶりにこのシリーズを見たことになります。
雨宮奏音は香月蓮とYouTubeに投稿された自分そっくりの人物に会いに坪野鉱泉に向かい、牛首村の存在について知っていく話でした。
序盤から「犬鳴村」と同じように急に音が鳴ったり霊が映ったりと視聴者を驚かせる描写と音響が続き、私もかなりドキドキしながら楽しむことができました。
双子というのがこの映画のキーポイントとなるのですが、双子両方が映っている場面は、合成にしてはかなり自然な映像でした。
撮影はどのようにしているのだろうと疑問に思いました。最後の終わり方があまり理解できず違和感が残りました。
10代女性
★★★★☆星4
今作の『牛首村』は犬鳴村→樹海村につぐ第三弾となりました。
今回も前回前々回と同じくアッキーナー、もしくはアキナとして出てきた大谷凛香さんが最初に曰く付きの所に行き、呪われてしまいます。
このテンプレ的な部分が変わってなく、意地でも変えない気持ちが伝わってきて、まず、私は最初に面白く感じてしまいました。次回作も気になってしまいました。
それはさておき、今回は双子を忌み子として処分していた村『牛首村』をモチーフにしています。
正直脅かし部分が多くなったり何年も前に祠に入れた娘が生きていたりと一瞬ゾンビ映画かと思ってしまいました。
内容的には双子を重点として話の展開だったのですごく分かりやすかったです。
しかし、牛首を持った奏音が将太と一緒にタイムスリップして詩音のいる所に行ったのが混乱してしまいました。
その中に主人公おばあちゃんの双子の、名前は忘れてしまいましたが、人肉を食べて生き延びたと見られる人がいました。
その人と戦う場面は、大人ではありますが、凄いドキドキしました。
疑問に思ったのは最後のシーンです。
今回もパッピーエンドで終わりかと思ったのですが、最後の意味深の『2人じゃ可哀想だもんね』が凄い気掛かりな形で終わり、最後に何か引っかかりました。
ただ、全体を通して凄く好きだったので、もう一回観て終わろうかと思います。
20代男性
★★★☆☆星3
ホラー映画のど真ん中という印象でした。心霊伝説に興味を持ってその現地へ行ってトラブルに巻き込まれてしまうプロセスの動画が、また新たな来訪者を呼び寄せてしまうのが、あり得る話として入ってくるし、だからこそ怖いです。
奏音が富山へ行って詩音の謎へすぐにたどり着くのがトントン拍子過ぎます。
しかし、ホラー映画としては、謎が謎を呼ぶようにどんどん展開する方が引き込まれてしまうので良いテンポだと思いました。
双子が忌み嫌われていて、7歳になったら神に返すという昔からの村の因習があったこと。そして奏音の祖母が双子であったこと。
これらが明らかになって、核心はこれだったのか、と解ると恐さが増してきました。呪いは続いているというラストは怖かったです。
40代男性
*映画「牛首村」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。