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『仄暗い水の底から』は実話事件ではない!パンツが見えるシーンが多数ある点についても解説考察!ラストの結末にムカつく・イライラする声も多数

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2002年1月19日公開の『仄暗い水の底から』。

1998年に「リング」を大ヒットし、現在ではジャパニーズホラーの巨匠として評価される中田秀夫監督。

そんな監督が2002年に発表した本作『仄暗い水の底から』は、引っ越ししてきたマンションで親子が体験する奇妙な現象を描いたホラー映画になっています。

原作は鈴木光司の水と閉鎖空間をテーマにした7つの短編物語のうちの1つである「浮遊水」が原作となっています。

映画『仄暗い水の底から』の口コミ評判レビューには、

  • ジャパニーズホラーの代名詞
  • ラストのシーンは拍子抜け
  • 作品の持つ独特の恐怖感が印象的だった
  • 団地が舞台だったり、リアルな怖さがあった
  • ラストについては賛否両論と思った
  • 日本特有の、じめっとしたホラーな感じ
  • 本当の意味で「怖い」と感じるホラー映画
  • 集合住宅の貯水槽を見ると今でも思い出すトラウマ感

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 『仄暗い水の底から』の解説考察|実話事件ではないが原作小説家の実体験が元になっている
  • 『仄暗い水の底から』の解説考察|パンツが見えるシーンが多いのはなぜなのか
  • ラストの結末に「ムカつく」「イライラする」との声について解説考察
  • 『仄暗い水の底から』で出演した子役の現在について
  • 『仄暗い水の底から』のあらすじ
  • 『仄暗い水の底から』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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『仄暗い水の底から』の解説考察|実話事件ではないが原作小説家の実体験が元になっている

映画『仄暗い水の底から』は、日常生活で見かけたことのありそうな古い分譲マンションが舞台になっていますよね。

なので、実際に起きた実話事件では無いかと推測する方も多くいます。

ですが、映画『仄暗い水の底から』は実話事件ではありません

管理人

ただ、原作となっている短編小説があります。それが、人気小説家の鈴木光司先生が発表したホラー短編集「仄暗い水の底から」に収録されている「浮遊する水」です。

鈴木光司先生は、「リング」や「らせん」といった数々の名作ホラー小説を発表して来ている方です。

そして、その原作の小説は、鈴木光司の実体験から着想を受けて制作されています。

その実体験というのは、鈴木がマンションの屋上の貯水槽の近くに幼稚園児の靴を見た話から始まります。

そのマンションにその年齢の子は住んでいなかったというなんとも不思議な体験をしたそうで、そこから着想を受けたようです。

そこから、貯水槽に落ちてしまい行方不明になった少女のストーリーが制作されました。

だからこそ、非常にリアルな設定とストーリー展開になっており、人々の恐怖心を煽るのだと思います。

普通の人間であれば、貯水槽の近くに幼稚園児の靴があってもちょっと不気味だなという感想しか思い浮かばないですよね。

しかし、その日常のちょっとした体験から、これほどまでに怖い小説を生み出すことが出来るのが、才能ある鈴木光司先生ですね。さすがです。

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『仄暗い水の底から』の解説考察|パンツが見えるシーンが多いのはなぜなのか

映画『仄暗い水の底から』を観終わった後に、作品の内容とは別に「パンツが見えるシーンが多い」という感想を持つ方が多いはずです。

確かに本編では、パンツの見えるシーンが結構あります。

  • 生前の美津子が貯水槽に落ちるシーンやエレベーターから大量に水が流れるシーンで菅野莉央演じる郁子のパンツが見えている
  • 衣服が濡れて肌が透けてしまっているシーン

など、多々あります。

特に美津子が貯水槽に落ちるシーンでは、パンツが全面に映されており、児童ポルノが厳しくなった現在では考えられないシーンだと思います。

一般的な映画では、観る側や出演する側に配慮してパンツを見せないように撮影することが大半ではありますよね。

しかし、今作では隠すことなく映っているため、監督を務めた中田秀夫監督の幼児への性的嗜好が表現されているのでは無いかと考える方も多くいます。

中田監督自身がこの件について語っておりませんのでは真相は明らかではありません。

管理人

ただ、エレベーターで美津子に襲われている淑美を郁子が必死に探すシーンでパンツや透けた衣服が見えないように配慮しながら撮影すると違和感があります。

映画の山場とも言えるシーンでの緊張感が、上手に表現できなかったかもしれません。

つまり、意図的にパンツを映そうとしたわけではなく、演者たちのありのままの姿を撮影したためパンツが映ってしまったのではないかと考察します。

仄暗い水の底から|ラストの結末に「ムカつく」「イライラする」との声について解説考察

映画『仄暗い水の底から』のラストの結末については評価する声があります。

ですが、一方で「ムカつく」や「イライラする」といったネガティブな意見も多く見られます。

その理由としては、主人公である淑美が愛する娘・郁子との生活のために離婚協議で生活力を主張するため、引っ越してきたマンションでの恐ろしい体験に立ち向かいながら懸命に生活していたのにも関わらず、最終的に襲いかかる美津子の犠牲となり、郁子との生活が叶わなかったという切ないラストに納得がいかない方が多かったからだと思います。

管理人

引っ越してから散々な思いをしていたのに報われなかった淑美のことを考えると非常に切ない気持ちになりますよね。

また、郁子と淑美が二人とも助かって幸せな生活を送るといったハッピーエンドでは無いので、ネガティブな意見が出てくるのも仕方ないとは思います。

ですが、郁子の幸せのために自らが犠牲になることを決意する淑美の姿に母親の強さを感じ、親子の絆が伝わってくる良い結末だったのでは無いかと私は感じています。

ラストで高校生になった郁子がマンションで淑美と再会します。

しかし、その時の淑美の表情は離婚協議で追い詰められていた際の切羽詰まった表情とは違い、非常に安らかな表情となっています。

その表情から、立派に郁子が成長した姿を見てホッとしている感情を読み取ることができますよね。

どこまでも深い淑美の郁子への愛を感じることが出来る素晴らしいラストシーンだと思います。

管理人

『仄暗い水の底から』で出演した子役の現在について。

今作で引っ越し先の古いマンションでさまざまな恐怖体験をした末、母親である淑美を失ってしまう非常に切ない役柄を演じた菅野莉央。

彼女は1993年生まれで、公開当時はまだ9歳の子役でした。

菅野莉央は1997年に「校長が変われば学校も変わる」というTBSドラマでデビューし、今作はデビュー5年目にして初めての映画出演となりました。

芸能界入りのきっかけは雑誌で見たオーディション開催の記事を見て、母の友人が記念に応募したのがきっかけだったそうです。

管理人

この作品での感情豊かな演技が高く評価され、「ジョゼと虎と魚たち」や「世界の中心で、愛をさけぶ」といった大ヒット作品に出演しました。

ヒロインの幼少期の役柄を演じ、子役としての評価を確固たるものとしたんです。

そんな菅野莉央は、「仄暗い水の底から」以降は、恋愛映画やヒューマンドラマといった作品に出演することが多かったです。

しかし、2005年に公開されたホラー映画「ノロイ」では、超能力を持つ少女という少し郁子の役柄に似た役を熱演していますよ。

管理人

その後も数々のドラマや映画に出演し、昨年はドラマ「SUPER RICH」で江口のりこ演じる主人公の忠実なる部下・鮫島彩を演じ注目を集めました。

2022年時点で28歳という若さにも関わらず、芸歴25年というベテラン女優となった彼女に今後も目が離せません。

『仄暗い水の底から』のあらすじ

以下、映画「仄暗い水の底から」のあらすじです。

『仄暗い水の底から』のあらすじ|親子が引っ越してきた古いマンション

夫と娘の郁子の親権を巡り、離婚調停中の淑美は郁子と二人で古い分譲マンションに引っ越します。

不気味な雰囲気のマンションに不満はありましたが、調停を有利に進めるため生活力を主張したい淑美に選り好みしている余裕はありませんでした。

室内は意外にも整備されていて、明るい雰囲気で淑美は安堵しましたが寝室の天井から雨漏りがしており、管理会社に相談しますが対応は一向に進みませんでした。

仕方なく、上の階を訪ねますが留守のようで応答はありません。

その後も、蛇口を捻ると髪の毛が出てきたり、不気味な出来事が続くため淑美は生活に不安を覚え始めていました。

『仄暗い水の底から』のあらすじ|行方不明になった少女·美津子

郁子にも変化が見られ、独り言が増えたり屋上で見つけた落とし物の子供用の赤いバッグに異常な執着を見せるようになります。

そんな中、電柱の張り紙を見て自分たちのマンションの上の階に住んでいた美津子という少女が2年前から行方不明という事実を知ります。

母親が出て行ってしまった美津子はいつも一人で父親の帰りを待つ日々を過ごしており、赤いバッグは美津子が愛用していたものでした。

美津子の孤独な日々に自分の幼い頃の記憶を重ねる淑美でしたが、ある日郁子が高熱を出し、美津子が郁子を連れ去ろうとしていると不安に感じるようになります。

いても立ってもいられず上の階を訪ねると、鍵がかかっておらず蛇口が全開で水浸しの状態になっていました。

『仄暗い水の底から』のあらすじ|終わることの無い不気味な現象

度重なる不気味な出来事に精神的に追い詰められた淑美は調停での夫の発言に取り乱してしまいます。

見兼ねた弁護士が住宅トラブルについて、不動産会社に対応をしてくれたため水漏れの心配は無くなり、淑美はほっと胸を撫で下ろしました。

しかし、安心したのも束の間、その後も不気味な現象が終わることはありませんでした。

問題の解決のため、淑美は美津子の事件を調べると貯水槽の点検の日と行方不明になった日が同じことが判明します。

美津子は貯水槽に落ちて溺死してしまったのだと推測しました。

一方、郁子は蛇口から水が出しっぱなしになっていることに気付き、浴室に向かうと水の中に引きずり込まれてしまいました。

以上、「仄暗い水の底から」のあらすじでした。

 

果たして、親子の運命はどうなってしまうのか?

そして、美津子の目的とは?

続きが気になった方は実際に映画を観ることをオススメします。

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『仄暗い水の底から』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「仄暗い水の底から」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|親子の絆を描いたジャパニーズホラーの傑作

自ら犠牲になった母親

胸騒ぎがした淑美が急いで部屋に戻ると、浴室で倒れる郁子の姿がありました。

すぐに郁子を抱え、エレベーターに乗り込む淑美でしたがなかなか動きません。

焦る淑美でしたが、部屋のドアがゆっくりと開いていき、目を向けると必死で淑美を探す郁子がいました。

では自分が抱えているものは何なのか、恐る恐る視線を下ろすとそこには醜い姿の美津子がおり、淑美に襲いかかってきました。

美津子の目的は郁子ではなく、母親である自分だということに気付いた淑美は、泣き叫ぶ郁子の姿を眺めながら自分が犠牲になることを決めます。

二人は大量の水の中へ消えていきました。

それから時が経ち、高校生になった郁子はひょんなことから以前住んでいた古いマンションを訪れますが、そこには幼い頃の記憶のままの淑美の姿がありました。

また二人で暮らしたいと伝える郁子に対し、淑美はただ微笑むだけでした。

やがて、何者かの気配を感じて振り返りますが、そこには誰もおらず淑美の姿も無くなっていました。

郁子は母親が幼い頃、自分のために犠牲になったことを感じ取り、その場を立ち去るのでした。

他のジャパニーズホラーと違う点が光る映画

1998年に「リング」を大ヒットし、現在ではジャパニーズホラーの巨匠として評価される中田秀夫監督が2002年に発表した映画『仄暗い水の底か『』。

『仄暗い水の底から』は、引っ越ししてきたマンションで親子が体験する奇妙な現象を描いたホラー映画になっています。

タイトル通り「水」が重要な要素となっており、蛇口から滴り落ちる水の音、蛇口から流れる無数の髪の毛や水浸しの部屋など水にまつわる不気味な映像が続きます。

ホラー映画の醍醐味である緊張と緩和の展開が観客を恐怖の世界に陥れいます。

特に、貯水槽で美津子の死の真相を知る場面で貯水槽が激しく内側から叩かれるシーンは、心臓が止まりそうな程の迫力があります。

管理人

また、この映画が他のジャパニーズホラーと違う点は親子の絆を描いている点にあります。

娘の郁子との二人の生活のために奮闘する母親の淑美ですが、最終的に美津子の目的が自分であることを知ります。

そして、郁子のこれからの幸せを願い、淑美は自分が犠牲になりますが、そこに非常に勇敢で親の子どもへの底知れない愛情を感じることができます。

淑美は美津子に対して、もちろん恐怖を感じています。しかし、それを同時に孤独だった幼い頃の自分と美津子を重ね合わせています。

孤独な最後を迎えた美津子に不思議な愛情を感じている点も、他のホラー映画とは大きく違う味わいがあります。

淑美を演じた黒木瞳の感情豊かな素晴らしく、母親という存在の強さを感じることができます。

ジャパニーズホラーであると同時に親子の絆を描いた感動作でもある唯一無二の魅力を持った傑作だと思います。

『仄暗い水の底から』の皆んなの口コミ評判レビュー

『仄暗い水の底から』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「誰もが納得するようなラストではないけど、監督や脚本家の伝えたいメッセージを感じとれた」「リアリティがあるホラー作品」「じっとりした雰囲気で恐怖を演出するのが良い」「ホラー作品にあまり出ている雰囲気はなさそうですが、黒木瞳の演技力が抜群に良かった」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

邦画ホラーの名作だと思っています。最近はアジアの映画もハリウッド的にぐわっと驚かせるような怖さを演出するホラーが主流となってしまいましたよね。

しかし、こういうジワジワ心に忍び寄る怖さみたいなのがジャパニーズホラー映画の良さじゃないかなと思います。

いろいろと人間関係とか背景とか時代をいったりきたりとか複雑な演出ではなくて、必要最低限の登場人物で過不足なく描かれているのも好感を持てます。

頭の中に世界観がすっと入りやすいです。

ジャパニーズホラーの名作といえばまずリングという方も多いと思いますが、こちらはより日常に迫った感がある点がいいなと思います。

黒木瞳さんの美しさがより迫る恐怖を引き立てますね。

30代男性

★★★★★星5

中田秀夫監督は「リング」や「事故物件 恐い間取り」などの作品も有名ですが、実際『仄暗い水の底から』は評価が分かれるような作品となりました。

「怖かったけど、面白かった!」という評価「悲惨だった」という評価、どちらもあります。特に結末・ラストについては議論が盛んです。

悲惨な結末でしたが、親子の関係は強いという見方もできます。少女にとってはハッピーエンドだったかもしれません。

しかし、母親(松原淑美)の選択により娘(郁子)は助かることになり、完全なるハッピーエンドとは言えないラスト・結末となりました。

松原淑美は、郁子の母親をやめて、郁子を守るために少女を選んだということなので、「郁子のために、自分を犠牲に選択した!」という母親の責任と生き方を映画のストーリーに感じました。そのラスト・結末について納得できない人の評価では「イライラした」「ムカつく」と言う感想が占めてしまうのかもしれないですね。

また、少女の生い立ちが悲惨だったという評価もありそうです。

物語が盛り上がってきてラスト・結末に向かう終盤に、いきなり二者択一の選択や、郁子を守るためとはいえ、少女を選んだのは本当に正しかったのか?

エレベーターのシーンに関しては、納得いかないというか「う〜ん…」となるような評価を下した人も多いかもしれません。

ただ、私はあの独特のラスト・結末は好きでした

母親の愛情も感じ取れたし、本来は子供を大事にするという当たり前のことだからこそ心にささる名作になったのだと思います。

20代男性

★★★★★星5

『仄暗い水の底から』は、私個人としては同じ鈴木光司原作のホラー作品『リング』より好きな作品です。

主人公淑美が子供の頃、保育園で母親が迎えに来るのを待っているのを回想するところから始まります。

幼少期の淑美の取り巻く環境と、この作品で怪事件を起こす幼女の霊の生前の境遇が似ていて、孤独感を共有するようにして最後。

娘を置いて、淑美が幼女の霊と共にエレベーターで上へ向かうシーンが印象的でした。

置いて行かれた娘も、その後は父親の元で生活し、新しい家族も出来て、それなりに幸せそうに暮らしていたのは救いです。

怖いシーンもあるけれど、『リング』ほどおどろおどろしくなく、幼女の霊が、母親を一心に求める心が切ないです。

それならこういう怪異を起こしてしまうのも理解出来るし、仕方ないよねみたいに思えてしまうので、不思議な作品だなとも感じています。

ただ、実際にこういうことが起こったマンションには住みたくないなとは思います。

30代女性

★★★★★星5

初めて「仄暗い水の底から」を見たのは2005年でした。当時私は小学生でホラーは怖いけど見たい怖いもの見たさ、みたいな感じで色々見ていました。

子供の頃は細かい描写までは理解できなく、ただ水が怖い、団地が怖い、お風呂が怖いと思うようになりました。

大人になりまた見返すとやはり考え方も変わり見方も変わり楽しめたと思います。

貯水タンクを叩くところや主人公が溺れる場面は迫力があったと思います。親子は何も悪くないのに巻き込まれていく。身の回りでも起こりそうなリアル感。

「ママはずっと私をまもってくれていた」というセリフが印象的です。また歳を重ねてから見てみたいなと思います。ホラー好き人ならきっとオススメ映画です!

30代女性

★★★★★星5

私はもともとホラー作品が大好きで、今回も映画「リング」の原作者と監督のコンビということで、とても期待していた映画でした。

「母性」がテーマという事で、母である淑美と娘の郁子のシーンが多いです。

しかし、離婚した夫と親権争いをしているとう背景があるため、どことなくピリピリとしていて、張りつめた緊張感のようなものが感じられました。

全体を通して雨が降る場面や水が写る場面が多く、そのせいかどんよりと湿ったような暗い空気が画面を超えて伝わってきて、じめっとした雰囲気を感じます。

それが「仄暗い水の底から」というタイトルを感じさせ、この湿った空気感を意図的に作っているのだとしたら凄いな、と思いました。

話が進んでいくにつれ、恐怖と切なさが加速していきます。

母親の淑美が水に消えていく場面、テーマである「母性」を娘の郁子に対してだけではなく美津子に対しても感じることのできる恐ろしくも悲しいシーンでした。

最後は全部解決してハッピーエンド!とは言えませんが、こうするしかなかったと後味の悪さも残しつつ、納得できるようなラストとなっています。

観ている人をビクッと驚かせるような直接的な怖さではなく、精神を少しずつ削り取っていくようなじわじわとした恐怖に混じったどうしようもない悲しみや切なさ。

これぞジャパニーズホラーと言える作品ではないでしょうか。私は、リングを超えた傑作と言って過言ではないジャパニーズホラー作品だと思っています。

40代女性

★★★★☆星4

子供の頃に初めて見ました。それ以降いくつかホラー映画を見ていますが、1番印象に残ってるホラー映画です。

映画は終始不気味で暗い雰囲気を出しながら進んでいきます。しかし怖いだけではなく美津子の謎が少しずつ明らかになるにつれ続きが気になって引き込まれます。

1番印象的なのはラストシーンですが、ドアから郁子が出てきた時に今一緒にいる子は誰なのかとゾッとしました。

子供の頃に見た時は母親がどうして郁子を置いて美律子を抱きしめて行ってしまうのか理解できませんでした。

しかし母親になった今は娘を守りたい母親の愛情と、大好きな母親が美律子と行ってしまうのを見送る郁子の気持ちを考えると涙なしでは見れなくなりました

怖いだけではなくストーリーとしても深みがあって考えさせられます。

20代女性

★★★★☆星4

ホラーとしては初の親子の愛情を感じさせる作品でした。怖さの中にも母が子を思うやさしさと切なさが溢れていて見終わったあとは涙が止まりませんでした。

離婚して母と娘が助け合って生きていく中で突然訪れた怪異と戦う姿は切なさでいっぱいでした。

現実の不条理に加えて襲いかかる怪異に娘を守るために命をかける母。まさに母親の鑑と言えるでしょう。

今までの日本のホラーではとにかく後味の悪さしかありませんでしたが、この作品は怖さと切なさと母の愛を感じられる新しいジャパニーズホラーの代表作になっています。

主演の黒木瞳さんが原作の主人公役にとにかくピッタリで映画をよりリアルにしています。子供が大きくなったら一緒に見たい作品です。

30代女性

★★★★★星5

日本のホラー映画と言えば、どれが最高傑作かと問われると、大抵の人は「リング」などを挙げるかと思いますが、私は断然、「仄暗い水の底から」です。

外国のホラーはスプラッタや派手な演出、主張の強い霊などが多いですが、この映画は違います。

じわじわと、背後から迫ってくるような怪奇現象の数々。天井に浮かぶシミさえ恐ろしく感じている中、蛇口から髪が飛び出してくる描写に戦慄しました。

団地で起こる怪奇現象を、淡々と、かつ緻密に描いており、その事象の中で怯えている黒木瞳さんの演技が秀逸でした。

この映画の特徴的なところは、ただ単なる恐怖だけで無く、隣り合わせに「母の大きな愛」があるところです。

娘を守るため、母が取った行動にはとても驚きましたし、終わる頃には切なさが胸に残っていました。

後味は良いとは言えませんが、学ぶ事も多いホラー映画だと思います。

20代男性

*映画「仄暗い水の底から」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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