『ラストナイトインソーホー』が怖いと言われる理由。作品のテーマを解説考察【あらすじネタバレや感想評価も】
映画『ラストナイトインソーホー』は、「ショーンオブザデッド」で一躍人気を集め、前作「ベイビードライバー」も大ヒットを記録したエドガー・ライト監督の最新作。
これまでの作品群と違い、主人公・エロイーズ夢の中でタイプスリップした60年代のロンドンの街で殺人事件に巻き込まれるという新感覚のホラー映画になっています。
デビュー作の「ショーンオブザデッド」はコメディ要素が強いと言えどホラー映画でしたから、原点回帰とも言える作品となっています。
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の口コミ評判レビューには、
- 曲や服やなどが1960年代を色濃く表しているのが良かった
- ホラーらしい演出もありハラハラ感も楽しめた
- エドガー・ライト監督らしい、音と映像の調和が心地良い中毒性のある映画
- 夢見る女性が搾取される辛い物語だが共感できる部分も多かった
- アニャ・テイラー・ジョイは安定の美しさ
- 60年代好き・音楽・ファッション好きにはとにかく必見な映画
- 怖いホラー映画と言うほどでもないので苦手な人でも楽しめる
- 女性ならではの共感ポイントも多い作品
という声が多数集まっています。
- ラストナイト・イン・ソーホーが怖いと言われる理由。
- 怖い女性の解放をテーマにした点について解説考察
- ラストナイト・イン・ソーホーのあらすじ
- ラストナイト・イン・ソーホーの感想評価
- みんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『ラストナイト・イン・ソーホー』が怖いと言われる理由。女性の解放をテーマにした点についても解説考察
ホラー映画としての怖さは控えめ
『ラストナイト・イン・ソーホー』は、ホラー映画として宣伝されている作品です。
人気の高いエドガー・ライト監督の最新作ということで、観たいとは思いつつも鑑賞前にその内容の怖さを知りたい人という人も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、ホラー映画としての怖さはかなり控えめだと感じました。音や映像で驚かせる、ジャンプスケアにあたるシーンも全体的にはかなり少なめとなっています。
ただ、まったくないわけではないので、そういった演出がかなり苦手という方はドキッとしてしまうかもしれません。
管理人
また、いわゆるグロテスクな映像も控えめです。「ホット・ファズ」や「ショーン・オブ・ザ・デッド」で悪趣味な人体破壊描写を取り入れていたエドガー・ライト監督によるホラーということで少し身構えていましたが、今作はそういった怖さも含まれていませんでした。
上記のことから、ホラーやゴア描写が苦手な人でも比較的観やすい作品という印象です。
しかし、『ラストナイト・イン・ソーホー』は観る人によっては間違いなく、非常に怖い映画となっています。
その怖さとは、何度も何度も出てくる性暴力の描写による恐怖です。
公式の予告等では伏せられていましたが、『ラストナイト・イン・ソーホー』は性的搾取や性暴力をテーマとした作品です。
鑑賞前にその情報を目にしていたので心構えができましたが、何も知らずに観た方はショックを受けてしまう危険性があります。
そのテーマ性からも分かるように、パニックホラーのような怖さではなく精神がじわじわと追い込まれていく恐怖を感じる作品です。
そういった描写が苦手な人にとっては、『ラストナイト・イン・ソーホー』はとても怖い作品になりえます。
女性、特に性暴力に関するトラウマを抱えている人は鑑賞に堪えない恐怖を感じる場合があるので注意が必要です。
管理人
考察解説|女性の解放をテーマとした時代背景について
主人公エロイーズが憧れる時代であり、サンディが過ごした60年代ロンドン。
『ラストナイト・イン・ソーホー』では、その時代その土地が内包していた光と闇が描き出されています。
そんな二面性を持つ60年代ロンドンという舞台について、簡単に解説していきます。
管理人
60年代ロンドンを表す言葉に「スウィンギング・ロンドン」があります。
60年代にイギリスで起こった若者を中心とする文化革命を指す言葉で、ファッションや音楽、アートなどの芸術的な側面を色濃く持っています。
ビートルズやマリークヮントの人気が爆発したのもこの頃です。
作中でエロイーズが部屋にポスターを飾っていた「ティファニーで朝食を」や、映画館で上映されていた「007/サンダーボール作戦」もこの時代に作られました。
スウィンギング・ロンドンの特徴は楽観主義や快楽主義で、なかには性の解放に関することも含まれていました。
当時はまだ保守的な時代で、キリスト教の教えが根付くイギリスは女性にとって今よりずっと抑圧的な社会でした。
管理人
しかし徴兵制の終了などをきっかけに、特に若者の間で自由を求める意識が高まっていきます。
第2次世界大戦が残した傷跡が徐々に癒えてきたという背景もあったのでしょう。
また、この頃に避妊具が発売されたことで、性関係が次第にカジュアルなものとして考えられるようになります。
これらの影響から、結婚して専業主婦となり子育てをするのが当たり前、という女性の生き方にも変化が起こり、女性を抑圧してきた価値観は次第に前時代的なものとなっていきます。
スウィンギング・ロンドンは「女性の解放」が大きなテーマとなっていたのです。
管理人
しかし、そういった意識革命がもたらしたのは、決して良いことばかりではありませんでした。
「女性の解放」のもとに抑圧から解放されて自由な生き方を得た女性がいる一方で、その時代の犠牲となった女性たちがいます。
歌手になる夢を抱いて都会に向かい、その夢を人質に取られて性的搾取の犠牲となってしまったサンディはまさにあの時代の闇の象徴です。
禁欲的な社会から脱却し、一見煌びやかで自由に満ちたこの頃のロンドンは世界中の憧れでした。
しかし一方で盛んとなったショービジネスや性風俗は、多くの女性の犠牲のもとに成り立っていました。
時代に心を殺された女性たちが大勢いた時代であることを『ラストナイト・イン・ソーホー』は描き出しています。
エロイーズが序盤、タクシー運転手から向けられる視線と言葉からも見て取れるように、この問題は現代まで続いていることが描かれているのです。
ラストナイト・イン・ソーホーのあらすじ
(以下、映画「ラストナイト・イン・ソーホー」のあらすじです。)
ラストナイト・イン・ソーホーのあらすじ|夢のなかの女性
イギリスの田舎町に住むエロイーズは、幼い頃に亡くした母親の幽霊など、普通の人には見えないものを見る力を持っていました。
そんなエロイーズの夢はファッションデザイナーになること。ロンドンのデザイン学校に合格したエロイーズは、胸を高鳴らせてソーホー地区にある寮で暮らし始めます。
しかし、寮で暮らすルームメイトや同級生と馴染めませんでした。
そんな時、入居者募集中のワンルームを偶然見つけます。エロイーズは寮を出るため、そこに引っ越すことを決めました。
その部屋で眠った夜、エロイーズは夢を見ます。それは、エロイーズが憧れる60年代のロンドンの光景、そして歌手を夢見る若くて美しいサンディという女性の姿でした。
眠るたび、夢にはサンディが出てきます。クラブでのオーディションに合格した彼女の姿にエロイーズも嬉しくなります。
夢でインスピレーションを受けたエロイーズは、学校でのファッションデザインも教師から好評を受けるなど、順風満帆に過ごします。
ラストナイト・イン・ソーホーのあらすじ|性的搾取の犠牲者
歌手としてのオーディションに合格したサンディ。しかし、サンディは歌手としてではなくストリップショーのダンサーとして働くことになります。
もちろんサンディは嫌がりますが、最初は優しかった支配人のジャックは冷たくサンディをあしらいます。
そればかりか、サンディに客の男たちをあてがい、夜の相手をすることを強要します。
従わざるを得ず、日に日にサンディはすさんでいきます。それに伴って、エロイーズはサンディが相手をした男たちの亡霊を日中にも見るようになります。
不安定な姿を見せるエロイーズを、同級生のジョンは懸命に元気づけます。
ラストナイト・イン・ソーホーのあらすじ|サンディの死の真相とは
優しいジョンに惹かれたエロイーズは、ハロウィンパーティーの夜にジョンを部屋に迎え入れます。
しかし、この時にエロイーズは恐ろしい幻影を目にします。それは、サンディが目の前のベッドでジャックに刺される姿でした。
ショッキングな光景に発狂するエロイーズを気にしながらも、家主であるコリンズに見つかってしまったジョンは部屋から追い出されてしまいます。
エロイーズは、過去にこの部屋でサンディがジョンに命を奪われてしまったことを悟ります。
ジョンが今もまだこの地域で暮らしているのではと思ったエロイーズは、ソーホーで起きた過去の事件を調べます。
以上、「ラストナイト・イン・ソーホー」のあらすじでした。
果たして、ソーホー地区で過去に何があったのか?
気になる方は実際に映画を観てみることをおすすめします。
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『ラストナイト・イン・ソーホー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「ラストナイト・イン・ソーホー」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|エドガー・ライトが描くこと自体に意義があるテーマ
「ホットファズ」や「ベイビー・ドライバー」で人気を博す、エドガー・ライト監督の最新作「ラストナイト・イン・ソーホー」。
彼のフィルモグラフィでは初めて女性を主役に置いた作品です。
オタク男を主役に置くことの多いエドガー・ライト監督が、今勢いのある若手女性俳優2人を起用したホラーということで上映前から注目を集めていました。
ラストナイト・イン・ソーホーは、はっきりと性暴力の恐怖を描いた作品です。
監督自身が愛する60年代のロンドン。その華やかで煌びやかな世界のなかに存在した、性的搾取とその被害者女性たち。
ラストナイト・イン・ソーホーではそれらの事実を、目を逸らさず正面から描いています。
管理人
自分の愛する60年代ロンドンが虐げたものと向き合い、それを批判する映画を自ら撮る監督。
決して盲目的にならないその姿勢は、オタクと称される人々のあるべき姿のように感じ、好感が持てます。
終盤、実はエロイーズが見た光景はジョンがサンディの命を奪ったのではなく、サンディがジョンの命を奪った場面だったことが明らかになります。
そして、家主のミス・コリンズこそが成長したサンディ本人だったのです。
サンディは、自分の体を搾取しようとする男性たちを部屋に招き、彼らの命を奪い続けていました。そして、その死体を部屋のなかに隠していたのです。
そのことを知ったエロイーズはコリンズに命を奪われそうになります。
逃げ込んだ部屋でSOSの電話をかけようとしたところ、エロイーズはサンディに命を奪われた男たちの亡霊を見ます。
恐怖するエロイーズですが、彼らは助けを求めていました。そしてエロイーズに受話器を差し出します。
しかし、ここでエロイーズはNOと答えます。このシーンにとても痺れました。
管理人
エロイーズを殺害する為にコリンズが部屋に入ってきますが、エロイーズはそっとコリンズを抱きしめます。
性暴力に加担した男たちの亡霊ではなく、性暴力によって傷付いてきたコリンズに寄り添うという選択を取ったのです。
また、コリンズにとって忌まわしい思い出がある部屋が炎に飲まれていくラストも心に残りました。
今までのエドガー・ライト監督作品と比べるとかなり異色作のラストナイト・イン・ソーホーですが、彼特有の演出は健在です。
切り替わるカットや音楽の使い方など、過去作で印象的だった手法がストーリーの展開上でも効果的に使われていたように感じます。
闇が内包されているにしても、やはり60年代ロンドンのネオン輝く光景や衣装などのビジュアルは華麗でうっとりします。
60年代ロンドンに触れたい人、おしゃれな映像と音楽を楽しみたい人にオススメの一本です。
管理人
『ラストナイト・イン・ソーホー』の皆んなの口コミ評判レビュー
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「ホラーと言うだけでなく、映像美や音楽を楽しむだけでも十分、鑑賞する価値大な作品」「エンドロールの演出も素晴らしかった」「ホラー映画だが、ミステリーやサスペンスがあって緊張感がある」「タイムスリップ青春オカルトサスペンスホラーのような感じ」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
最初の方はホラー感が無くて、夢の中で毎晩サンディーとなって60年代にタイムスリップして徐々に夢と現実がぐちゃぐちゃに混ざっていってたので、その時は精神的な病気なのかと思っていたらそうではなく、ジャンプスケア系のホラー要素もある作品でした。
芸能界の闇に触れて変わっていくのも物語として面白かったですし、60年代の音楽や街並のレトロ感が相まって他には無い雰囲気の作品でした。
街中にオシャレな人たちがたくさんでしたし服飾系が好きな方も興味を持ちそうな作品でした。
この当時の少し前までロンドンは世界でもとても伝統的で肌をあまり出さないような、厳しい国だったのでそれから開放された自由のある国と思い田舎からスターになりたいと都会のロンドンに来て騙される人も多かったようで、時代背景を取り入れた歴史も感じれました。
30代男性
★★★★☆星4
「タイムスリップ青春オカルトサスペンスホラー」とでも呼ぶべきかなり変わったテイスト。
本筋は古典的とも言えるほどオーソドックスな田舎娘のサクセスストーリーなのだけれど、大都会や、ライバル達への怖さや不安の膨らませかたが尋常じゃない。「悪夢に取りつかれた」という言葉の本当の意味を実感させられているような、寸分の隙もないシームレスな夢と現実と時空とのグラデーションが、凄い怖いですけど素晴らしい出来。自他境界がドンドン曖昧になって追い詰められてゆくサスペンスさも凄い。
ボーイフレンドのいざという時の頼りなさ、「ショービズ」の裾野のブラックさ、弱肉強食さ、救いの手の見えにくさ等々、現実世界の世知辛さの配合具合も絶妙な塩梅。
40代女性
★★★★☆星4
エドガー・ライト監督の作品もホラーも好きなので、監督のホラー作品ということで本作はとても楽しみにしていました。
監督の作品はいつも予想だにしない方向にストーリーが繰り広げられたり、どんどん取り返しがつかなくない展開になったりするので、期待と覚悟が入り混じった気持ちで見に行きました。
オープニングクレジットが始まった瞬間とても幸せな気持ちになりました。監督の映画はいつもオープニングがお洒落で……今回もすごくかわいかったです。一気に引き込まれました。
レトロな質感で始まったので最初は少し前の時代の話かと思っていたら、意外にもガッツリ現代でした。エリーの見てきた世界と都会の子が見ている世界のギャップを感じました。
サンディの登場シーンは鮮やかです。自信満々に振る舞うサンディが本当にかっこいい。エリーと入れ替わりながらのダンスシーンが最高でした。あれが映像処理ではなくアナログな方法で撮影されたと知ったときは驚きました。
イメチェンしたエリーがかわいすぎて大変な気持ちになりました。元からかわいかったのにさらにかわいくなってしまって……やっぱりいつも通り事態はどんどん悪化していきましたが。
立ち直ったエリーがファッションショーをやり遂げて、鏡の中からサンディがキスを送るシーンは良かったけど、「これで終わりよければすべてよしになるわけないやろ」と思いました。
エンドロールの人のいないロンドンと曲も良かったけど、やっぱり「終わりよければすべてよしになるわけないやろ」と思いました。初めて見た直後は感情がめちゃくちゃになったので1回でいいかな…という気持ちでした。
ただ何日か経ってくるとどうしてもまた見たくなり、気づけば仕事終わりにダッシュで映画館に向かって再び見ていました。
遅効性のような、不思議と癖になる映画です。残念ながら近くでは上映しているところが早々になくなってしまいましたが、近場でやるならまた見に行くと思います。
20代女性
★★★★☆星4
音楽が終始テンポ感の良さが保たれていたスウィンギングロンドンファッションに身を包むアニャが圧倒的美すぎてびっくりした。
この映像の作り方のおかげで余計に「ん?エロイーズはサンディなの?違うの?」みたいな疑問が出てきてしまうけど、結局そんなことはどうでも良いと思えるほど美しい。
なんか美しいものとか古き良きものとか大好きなものとかが綺麗に詰め込まれた作品。
ストーリーの根元は、そこまで珍しいものではない。夢過去と現実を行き来し、現実がおかしくなっていく。ただ、魅せ方が上手いし、俳優・音楽・舞台・色使いなど、本当に一流だと思います。
30代男性
★★★★★星5
『ラストナイト・イン・ソーホー』はホラー映画ですがホラーの要素だけではなくさまざまな魅力が詰まっている作品でした。
まず、女優のアニャ・テイラー=ジョイ演じるサンディはファッションをはじめ行動も積極的かつフェミニンで魅力がたっぷりでした。そんな自信に溢れるサンディの過去をみるエロイーズも虜になっていく気持ちはよくわかりました。
しかし、サンディの持つ恐ろしい過去にエロイーズが囚われるようになり、精神的に追い込まれていく描写はこちらまで不安になっていきます。
エロイーズの持つ「過去を見ることができる」能力を唯一理解してくれた友人のジョンはずっと彼女の味方でいてくれてどこまでも良い人すぎて思わず感心してしまいました。
全体的にストーリーの進むテンポも良かったのですが、ホラーと知らずにみてしまうと少し驚いてしまうシーンがいくつかあります。
ですが、すごく怖いという印象よりも最後にかけて謎がどんどん紐解けていくのでホラーが苦手な人でも楽しめる作品だと思います。
20代女性
★★★★☆星4
ベイビードライバーのエドガー・ライト監督の新作ということで上映前から楽しみにしていました。
最初の新聞紙で作られたドレスを着てエロイーズ(主人公)がダンスを踊る場面でがっちりと映画に引き込まれ、その時点で映画館まで見に来てよかったと思いました。
やはり音楽と映像、お互いがお互いを引き立てる映画のつくりはベイビードライバーと同じく最高です。
また今作はポスターもそうですがネオンサインがとても印象的な映像が多く、華やかでノスタルジーな映像美を楽しんでいたら一転ちゃんと怖い映画で、こんな映画も作れるんだなと監督の引き出しの多さに驚かされます。
あまりネタバレするわけにもいきませんので多くは語れませんが、現代でもまだありそうな女性の葛藤と華やかな映像美のギャップがとてもよかったです。
まさかの結末から2回3回と観直したくなる切なくて美しい映画でした。
20代女性
★★★★★星5
かなりジェットコースターのようなアトラクションの乗り物に乗っているような感じで、物語が進んでいきます。ホラーなのですが、ミステリーやサスペンスがあって、その緊張感が続いていくのと、観た後に高揚感がありました。
ロンドンが持つ多層性とかサンディのような多くの女性達の悲しみを感じました。
一番怖かったのは、おじさん達が迫ってくるところです。とにかくサンディが魅力的でダンスシーンが可愛いので、とても楽しいしホラーだからと敬遠しないで、観ていくと絶対最後まで楽しめると思います。
さらに、エンドロールも気を抜かないで、観て欲しいです。エンドロールが下から上に流れていくというより、フィルムが切り替わってる感じでこの演出も素晴らしいです。
50代女性
★★★★☆星4
60年代好き・音楽・ファッション好きにはとにかく必見な映画です!私はアニャ・テイラー・ジョイ目当てで鑑賞しに行きました。安定の美しさでした。
とにかく衣装や舞台となるロンドンの街並みがお洒落でどこか孤独なジメジメとした怖さを醸し出していますが、「とっても怖いホラー映画」ではありませんのでご安心を。ホラー初心者でも十分楽しめる作品になっていると思います。
映像美や音楽を楽しむだけでも十分、鑑賞する価値大な作品です。映画開始と始まるエロイーズのダンスシーンには心奪われ、一気にこの作品の虜になってしまいました。
夢のために頑張る2人の少女の懸命な姿を応援しながらも現実の厳しさや男性優位な社会に目を背けたくなる場面が多く、女性ならではの共感ポイントも多い作品なのではないかと思いました。
20代女性
*映画「ラストナイトインソーホー」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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