『シャン・チー/テン・リングスの伝説』がひどい理由4つ。マーベルやアイアンマンとの繋がり・腕輪の正体やエターナルズが作ったのか解説考察

2021年9月3日公開のマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品で、フェーズ4に属する第25作目の映画です。
監督はデスティン・ダニエル・クレットン、主演はシム・リウが務め、新たなヒーロー「シャン・チー」が登場。
アジア系キャストを中心に据えた『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、神秘的な武術アクションと壮大なファンタジー世界を融合させた異色のMCU作品として話題を呼びました。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の口コミ評判レビューには、
- 完成度としてはかなり良かったと思う
- エンドクレジットでは更なる期待が高まった
- テーマソングもオシャレで良かった
- カンフーを使って戦うシーンが多いのが印象的
- これまでのヒーローとは違う魅力的な主人公
- これからのアベンジャーズとの関わりが気になるラスト
- 今までのMCU作品との繋がりが多数見られるのも良かった
- MCU好きだけでなく、シリーズ初見の方でも見やすい作品
という声が多数集まっています。
目次
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』がひどいと言われる理由は4つ。
映画『シャン・チー/テンリングスの伝説』は、MARVELのキャラクターで初のアジア系ヒーローの活躍が描かれた作品です。
MARVELシネマティックユニバースで、同じ世界観で活躍する姿を描いています、
全世界で興行収入2億ドルを超える大ヒットを記録した一方で、作品について「ひどい」という感想を持つ声も見受けられます。
なぜ、「ひどい」といったマイナスな評価をされてしまうのか、その理由は4つあると考察されます。
管理人
ひどい理由①MCUとの関連が薄い
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が描かれています。
『ドクター・ストレンジ』のウォンが登場したり、『アイアンマン』シリーズとの関連があるものの、その他のMCU作品と比べて関連性が薄いです。
そのためシリーズのファンからは拒否反応を示され、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
逆に言えば、関連性が薄い分、これまでのMCU作品を観たことがない人でも楽しみやすい作品になっていると思います。
管理人
ひどい理由②主人公の影が薄い
主人公のシャン・チーは、アジア出身の平凡な青年に見えます。
しかし、実は父親であるシュー・ウェンウーの元で暗殺術を幼い頃から学び、圧倒的な格闘技術を持っています。
そんな設定がとても魅力的に見えるシャン・チーですが、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』ではどちらかというと、トニー・レオン演じるシュー・ウェンウーの方にスポットが当たっており、主人公の影が他のシリーズ作品と比べて薄くなっています。
そんな主人公の影が薄いことが、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
また、シャンがテンリングスの能力を授かったのも、映画の終盤であり、MCUならではのヒーローの特殊能力が描かれる場面が少なかったのも低評価の要因になっているかもしれません。
管理人
ひどい理由③独特の世界観
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の中盤以降で登場する異世界ター・ローには、中国の神話をモチーフにしたドラゴンやモーリスといったキャラクターが登場し、終盤ではダークゲートから現れたソウルイーターズとドグレートプロテクターとの戦いが描かれます。
これまでのMCU作品にはない怪獣映画のような展開となります。
この独特の世界観が描かれた内容に、拒否反応を示す方がおり、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
そのため、MCU作品という先入観を取っ払って鑑賞した方が楽しめる作品だと思います。
管理人
ひどい理由④役者陣について
MCUシリーズでは、美男美女のヒーロー・ヒロインが登場することが多いです。
しかし、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』では、主人公のシャン・チーを演じたシム・リウ、ケイティを演じたオークワフィナ、シャンの妹であるシュー・シャーリンを演じたメンガー・チャンなど、風変わりな魅力を持つ俳優たちが多く登場しています。
そんな従来のシリーズ作品とは違う役者の起用が特徴です。
管理人
しかし、そんなキャスト陣に違和感を覚える方が多くおり「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
マーベルやアイアンマンとの繋がりを解説
映画『シャン・チー/テンリングスの伝説』は、MARVELシネマティックユニバースの第25作目です。
MARVELやアイアンマンとの繋がりはあるのかについて、解説します。
マーベルとの繋がり|ウォンが鍵を握るキャラクターになるかも
劇中でシャン・チーとケイティが友人夫婦と会話している際に「人口が半分になる社会」という話題があることや、「指パッチン後も孤独じゃない」と書かれた街頭チラシが映ることから『アベンジャーズ/エンドゲーム』後を描いた作品であることが分かります。
また、エンドロール後のシーンでは、『ドクター・ストレンジ』の魔術師ウォン、『インクレディブル・ハルク』のブルース・バナーと『キャプテン・マーベル』のキャロル・ダンヴァースが登場し、シャン・チーが授かったアイテム「テン・リングス」について興味を持つシーンがあることから、今後テン・リングスを通じて他のMCUヒーローたちとの交流が描かれる作品が登場するかもしれません。
ハルクの右腕が負傷していることからも『エンドゲーム』後の時系列世界であることが分かります。
シャン・チーとケイティ、そしてウォンは随分と打ち解けたようでカラオケでイーグルズの「ホテルカリフォルニア」を全員で熱唱している姿が印象的でした。
続編がある場合、ウォンが鍵を握るキャラクターになるかもしれません。
管理人
アイアンマンとの繋がり|テンリングスのリーダーと名乗るマンダリン
シャン・チーの父親ことシュー・ウェンウーが率いたテロ組織「テンリングス」は世界各地に拠点があり、『アイアンマン』の1作目でトニー・スタークを拉致し、アイアンマンになるきっかけを作ったのが、何を隠そうこのテンリングスです。
シュー・ウェンウーは1,000年以上生きており、組織も1000年前に作られたということで、長い歴史を持っています。
1作目でアイアンマンが壊滅させたのはテンリングスのアフガニスタン支部ですが、前述したように世界各地に拠点があり、シュー・ウェンウーは本部の長に君臨していました。
続いて、『アイアンマン3』ではテンリングスのリーダーと名乗るマンダリンという男が登場しますが、この男は3作目のヴィラン・キリアンに雇われただけの俳優だったことが判明します。
この雇われ俳優こそが中盤に登場し、ター・ローへ行く際に活躍したトレヴァー・スラッタリーです。
トレヴァーはテンリングスの名前を語ったことから、組織に拉致され処刑を受ける予定だったところ、シュー・ウェンウーに気に入られ、監禁生活を送っていました。
気になった方は『アイアンマン』シリーズも観ることをオススメします。
腕輪の正体|エターナルズが作ったものに見えるが真相は不明
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を語る上でもっとも重要なアイテムとなるのが、「テンリングス」です。
このテンリングスは、身に付けたものに凄まじい力と永遠の命を授けるとされており、シャン・チーの父親であるシュー・ウェンウーは、テンリングスの力によって、強大な組織を率い、闇の社会で1000年以上の間、暗躍を続けていました。
映画の終盤でウェンウーからシャン・チーに引き継がれる謎めいたアイテム・テンリングスの正体とは一体何なのか?ですが、エターナルズとの関連は不明です。
管理人
腕輪の正体やエターナルズが作ったものかは不明のまま
謎のテンリングスを調べるべく、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のラストでは、ウォン、ブルース・バナー、キャロル・ダンヴァースが現れます。
が、素材はヴィブラニウムではなく、その正体が何なのか結局解明することが出来ませんでした。
そんなテンリングスの正体ですが、不老不死の宇宙種族であるエターナルズが作ったのではないかという説が浮上しています。
その説が浮上した理由は4つ。
- 装着している間、不老不死となるテンリングスの性質と不老不死の種族であるエターナルズが共通している事
- エターナルズの開発担当であるファストスが作り出した武器や兵器等がヴィヴラニウムとは違う材質で作られていた事
- 映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で登場するソウルイーターズたちがエターナルズの敵であるディヴィアンツに似ている事
- エターナルズのメンバーが10人であるという事
こちらのの4つのポイントが要因になっていると考えられます。
しかし、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で真相は明らかになってはいません。
今後のMCU作品でテンリングスの正体は徐々に明らかになってくると思いますので、注目していきましょう!
管理人
関連記事▶︎『エターナルズ』の相関図、マーベルとの繋がり、最後を徹底解説。つまらないので続編は延期状態に。
テンリングスの原作での設定
MARVELコミックの原作漫画では腕輪ではなく、指輪として描かれたテンリングス。
ですが、マクルアンという種族が持っていた技術とされており、インフィニティストーンのような幅広い能力を持っているという設定になっています。
今後映画版ではどのような能力が描かれていくのか、楽しみです。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ
(以下、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじです。)
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ|闇の組織テンリングスのリーダー・ウェンウーを父に持つ青年シャンチー
青年ショーンは、ホテルマンとして働きながら、同僚で親友のケイティと平凡ながら平和な生活を送っていました。
そんな中、通勤途中のバスの中でショーンは亡き母リーから贈られたペンダントを奪おうとする屈強な男たちに襲われてしまいます。
今までケイティに見せたことのなかった格闘能力によって、男たちを撃退することに成功しますがペンダントが奪われてしまい、同じく母親からペンダントを託された妹のシャーリンに危険が及ぶと察したショーンは彼女がいるマカオへと向かい、なぜかケイティも同行します。
マカオへ向かう飛行機の中でショーンは自分の本名がシャン・チーであることを明かし、謎めいた自分のルーツを語ります。
テンリングスという伝説の武器を所有し、自身の組織テンリングスを率いていたシャンの父親であるシュー・ウェンウーは妻となるイン・リーと運命的な出会いを果たしてから組織から足を洗い、幸せな家庭生活を送っていましたが、イン・リーが亡くなってから再びテンリングスを率い、シャンを暗殺者として厳しく指導していましたが、初めての任務があった14歳の時に逃走していたのでした。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ|亡き母の故郷ター・ロー
マカオでナイトクラブを経営するシューリンは、突然失踪した兄に怒り心頭の様子でしたが、テンリングスのメンバーたちが次々と現れ、協力して応戦しますが、シュー・ウェンウーの登場によって形勢が逆転してしまい、シャーリンのペンダントを奪われた挙句、三人はテンリングス本部へと連れて行かれることになります。
ウェンウーは、亡き妻からの助けを呼ぶ声が聞こえるようになり、救出するために彼女が閉じ込められているであろう故郷の神秘世界ター・ローへと向かおうと計画していました。
ター・ローへと向かうには兄妹のペンダントが必須であったことから、二人のペンダントを入手し、協力を要請しますが、目的のために手段を選ばないウェンウーに反対をしたことから、三人は地下の牢獄へと監禁されてしまいます。
牢獄に長年監禁されていたトレヴァーとター・ローの不思議な生物モーリスの案内によって、テンリングスより先にター・ローに辿り着いた一行は、出迎えてくれた叔母のイン・ナンに事情を説明したところ、ター・ローの人々が門番をしているダークゲートの先には闇の魔物が住んでおり、ウェンウーは彼らによって操られていると確信します。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじ|ダークゲートが開き、闇に包まれるター・ロー
ウェンウーを迎え撃つためにター・ローの戦士たちは準備に励み、シャンとシャーリンはナンの元で修行に励みます。
ケイティもなんとか役に立とうと弓術の練習に勤しむのでした。
とうとうター・ローに辿り着いたウェンウーとテンリングスの兵士たちは、ナンの説得も虚しく、攻撃を始めます。
応戦するター・ローの戦士たちですが、ウェンウーがダークゲート―を開いてしまったことから、ソウルイーターズがあふれ出て、見境なく人々の魂を奪っていきます。
テンリングスの兵士たちも戦闘をやめて、ター・ローの戦士たちとともにソウルイーターズに応戦しますが、歯が立たずにどんどんと犠牲者が増えていくのでした。
一方、ウェンウーと対峙したシャンは、激しい戦いを演じがらもウェンウーを説得しますが、遂にソウルイーターズの親玉であるドウェラー・イン・ダークネスが現れ、ター・ローを凄まじいほどの闇で覆ってしまうのでした。
以上、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のあらすじでした。
果たして、シャン・リーはター・ローを守ることが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『シャン・チー/テンリングスの伝説』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|MCU初のアジア人ヒーローが大活躍
映画『シャン・チー/テンリングスの伝説』は、MARVELコミックの人気キャラクター・シャンチーの活躍を描いたアクションSF作品となっています。
マーベルシネマティックユニバース初のアジア人ヒーローの登場ということで公開前から話題を呼んでいた映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。
幼い頃から暗殺術を教え込まれ、逃亡した過去を持つ主人公シャン・チーがテンリングスという伝説の武器を持ち、闇の力に操られる父ウェンウーに立ち向かっていく姿が描かれます。
母に先立たれ、父に暗殺術を教え込まれた挙句、14歳で逃亡したというかなり重い過去を持つシャンですが、ポップなキャラクターとして描かれており、親友のケイティーとのコミカルなやりとりが作品の要所要所で展開され、映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の魅力の一つとなっています。
そして、なんといっても欠かせないのがアクションシーンです。
元々シャンチーは、アメリカでカンフー映画ブームが巻き起こった1970年代前半に誕生したキャラクターであり、そのルーツ通りのカンフーをベースとした激しい格闘シーンは、とてもカッコよく、それでいて迫力に満ちたものとなっています。
序盤の通勤バスの中の激しいバトル、妹であるシャーリンとの闘技場での戦いなど見逃せないシーンが多々あり、ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画が好きな人は必見です。
映画の終盤では、父親が率いる組織テンリングスと神秘的な世界であるターローを舞台に激しい戦闘シーンが描かれていきますが、ターローには中国神話をモチーフにした様々なクリーチャーが登場します。
島の守り神であるグレートプロテクターとダークゲートから現れたソウルイーターズを交えた戦いはまるで怪獣映画のようになっており、「ゴジラ」のような雰囲気すら感じさせます。
父親を倒し、ターローを救ったシャンとケイティーがラストでは『ドクター・ストレンジ』のウォン、そしてハルクやキャプテンマーベルと会うシーンが描かれ、今後二人がアベンジャーズのメンバーと深く関わっていくことが予想されます。
また、エンドクレジット後のシーンでは妹であったシャーリンが父を引き継いで組織テンリングスのリーダーとなるという意外な展開が描かれ、続編ではもしかするとシャーリンは敵としてシェンの前に現れることになるかもしれませんので、今後の展開がとても楽しみです。
これまでの作品と比べて他のMCU作品との関連が薄い分、従来のMCUファンの中には物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、これまでMCU作品を観たことがない方にとっては非常に観やすい作品になっていると思います。
MCU作品というイメージを取っ払って鑑賞した方が楽しめるかもしれません。
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「次回作に続く伏線を残しつつ、爽快感のある最高の映画だった」「カンフー映画が好きな方やマーベル映画やアメコミ映画が初めてな方でもおすすめ出来る作品」「カンフー映画という今までMCUがしてこなかったことにチャレンジしているのが魅力」「今後の続編や他のユニバースとのコラボに期待していきたい」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
映画『シャン・チー』はマーベルスタジオ初のアジア人ヒーローが主役のアクションムービーです。
マーベル作品自体初めての劇場鑑賞だったのですが、とても好きな作品でした!
ホテルの駐車係シャン・チーは同僚のケイティとともに毎日楽しく働いていました。
ある日謎の集団に襲われる2人、状況がわからないケイティはシャン・チーに説明を求めます。
シャン・チーには隠された秘密が。長年世界を支配していた犯罪組織、テン・リングスのリーダーの息子だったのです。
殺し屋と育てられた過去から逃げるように生活をしていたことをケイティに告げ、父に会いに行く決心をし、テン・リングス組織へ向かいました。
わくわくするストーリー展開と、最高のアクション、そして息を飲むVFXであっという間に終わってしまいました。
シャン・チーとケイティのマブダチっぷりが最高で、複雑な親子関係に悩むシャン・チーに寄り添うケイティがとても優しいなと思いました。
実は物語の核となるもふもふの可愛い動物も可愛すぎてメロメロになりました。
テンポよく繰り広げられる裏に、自信の問題と向き合う大切さを描いていて、キャストひとりひとりの成長に拍手を送りたくなりました。
早くも次回作に期待してしまう作品でした!
30代女性
★★★★★星5
2008年のアイアンマンから映画館にてMCUを観てきてる個人の感想です。
映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は公開当時前作の「ブラックウィドウ」が満足度が低く、今回も同様の感じで鑑賞しました。
しかし、期待を大幅に上回るくらい面白かったというのが第1の感想です。
シャン・チーは今までのMCUとの世界観を覆す内容となっており、悪魔の存在(メフィスト)等も今後現れる期待もできる世界観となっていました。
シャン・チーの好きな点は他のMCU作品よりアクション要素が凄く派手という点です。(カンフーアクション等)
また主人公が他のキャラと違い超能力的な(血清等)要素を備わっておらず、過去から鍛えられた肉体で戦っているので親近感も持てる所が評価の高いポイントです。
作中の伏線にもなるかと思われる、ウォンとアボミネーションとの馴れ合いも気になる点でした。
20代男性
★★★☆☆星3
アジア系のヒーローと言うこともあって、気になり見に行きましたが、正直東洋の風を無理やり取り込んだ感が否めませんでした。
ラストのトドメのシーンなんかは少林系の某映画で見たことあるようなシーンでしたし、MCUを追っている者としてマーベルとカンフーということで期待しすぎてしまったのもあるかと思いますが、見応えは想像していたより無かったです。
しかし、ケイティのキャラや安い恋愛に走らず最後まで良き友として主人公に寄り添うような形を貫いていたのは好感を持てました。
また、偽マンダリンが出ることは前情報で知っていたのですが、あんなに長く、しかもキーマンだったのには驚きました。
差別的なものに対して風当たりの強い昨今、そう言った方達への配慮に力を入れてるマーベルを全面的に感じました。
20代男性
★★★★★星5
シャン・チーはこれまでのマーベルシリーズとは違って、アジアのヒーローです。初めてアジア人のヒーローがメインとなっていたので、観る前から楽しみでした。
ストーリーは歴史が深い、中国が元になっている為、龍が出てきたり獅子舞がでてきたりするのですが、龍のCGは少し違和感がありました。
高層ビル周りにある足場を使って戦ったり、電車で争うのシーンがとても好きでした。
カメラアングルやスピード感がとても良くて、キャストのアクションをよりよく魅せてる感じがあって、何度でも観たくなります。
そういったシーンが前半〜中盤は盛り込まれてたので、後半の龍が一気におとぎ話のような雰囲気にした気がします。
全体的に良いと思ったのは、その時その時に流れる音楽です。ユーモアのあるシーンともマッチしていて、曲のチョイスがさらに映画を楽しませてくれました。
20代女性
★★★★★星5
マーベルに関しては、キャラ名を言われれば「ああ、あれね」という知識はある方だと思っていましたが、「シャン・チー」と聞いて、まず「誰?」と思い、検索した所、古くから存在しているキャラであることを知りましたが、外観も派手なコスチュームというわけでもなく、ただのカンフー映画では?アベンジャーズと比べると物足りないのでは?など思いつつ、劇場に足を運びました。
冒頭、キーアイテム「テン・リングス」を巡る歴史を描いたイメージから始まり、今までのマーベル作品には無かった「東洋的」な世界観が描かれます。
そして登場する主人公:シャン・チーは平凡なホテルマン、ものすごく普通です。
ヒロインである同僚のケイティも、わりと身近にいそうなタイプ、この「普通」の二人が、どんどん魅力的に見えてくるのが、この映画の良い所です。
シャン・チーは通勤中、殺し屋達に襲われますが、どういうわけか圧倒的な武術で彼らを倒します、。
この「実は強い主人公」という少年マンガのような設定がぐいぐいと見る者を引きつけ、「暗殺者として育てられた」「父親は犯罪組織のボスで不老不死」「母親は異世界の住人」「地下闘技場を束ねる妹がいる」といった事実が次々と明らかになっていきます。
この状況にどこまでもシャン・チーに同行するケイティがどこかおかしく、映画の中で唯一「一般人」として描かれ、狂言回し的な役割を担っているように感じました。
異界の魔物の囁きに惑わされ、命を落とした妻を取り戻そうとする父:ウェンウー。
それを阻止すべく母の故郷:異世界ター・ローに向かうシャン・チー。妹:シャーリンも加わり、親子の哀しい戦いが始まります。
ター・ローには、中国の伝説に登場しそうなクリーチャーが多数生息しており、そこに住む巨大なドラゴンと異界の魔物との戦いといった怪獣映画を思わせるシーンが、戦いのクライマックスを壮絶に演出します。
互いに相容れない親子の関係という、誰もが人生のどこかで経験しそうな「家族内の葛藤」はこの物語の軸であり、父と子、戦いの結末は、心にグッと来る物がありました。
ター・ローの世界観が美しく、また印象深く、過去マーベル作品の設定も所々活かされ、次への展開も期待できますが、あれだけの経験をしたにも関わらずあっさり日常復帰しているシャン・チーとケイティがどこまでも楽しく、二人の活躍をまた見たくなる、そんな魅力たっぷりの作品でした。
40代男性
★★★★☆星4
マーベル・ユニバースにもやっとアジア人が進出できたか、という気持ちで見に行きました。
マーベルはCGを使ったハデな演出がメインなので、肉体アクションには期待していませんでしたが、かなり本格的なカンフー・アクションを使っていてよかったです。
調べてみると、ジャッキーチェンの映画を手掛けていた方が製作にかかわっているとか。
とくに前半のバスのシーンは本当によかったです!バスの乗客が持っていた私物を使ったりなど、往年のジャッキー映画を彷彿とさせました。
後半は失速気味だったり、主人公がごくフツーな青年な見た目(そこがポイントなんですが)で花の主役感は薄めでしたが、はじめに書いたようにアジア人初主演のマーベル作品ということで、今後の続編や他のユニバースとのコラボに期待していきたいです。
30代女性
★★★★☆星4
久しぶりの映画館での鑑賞で、かなり期待を胸に映画館を訪れました。
初めからすぐにアクションシーンが出るなど、さすがMCU!と感じる面白さはあったのですが、静かなシーンも多く途中で眠くなってしまった一面もありました。
また途中からドラゴンと水が出てきて、ディズニー作品「ラーヤと龍の王国」の作品に似ているなと思った場面もありました。
それらを含めても相変わらずのMCUらしいと思えるテン・リングスの伏線の繋がり、他のアベンジャーズのメンバーも出演するなど次が気になる内容がいくつかあったのはとても良かったと思いました。
フェーズ4が始まり、新たなMCUがスタートした現状の中、今後の作品への繋がり、影響がとても楽しみになった作品でした。
20代男性
★★★★★星5
MCU初のアジアヒーロー映画ということとカンフーアクションが豊富ということで期待大で観ました。
自分の予想を遥かに越えてきた最高のカンフーアクションヒーロー映画となってました。
キャストのほとんどがアジア系固めというガッツリな布陣に加えて、主演の方があまり有名ではないです。
いわゆる『大抜擢』なキャスティングをしてきたのも『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の一つの魅力かと思います。
結構コメディ色強めなのが好きな要素です。
主人公の友達役をオークワフィナがもし演じてなかったら全く違う作品の仕上がりになってたくらい、オークワフィナの存在感はものすごかったです。
そしてもちろんアクションは超カンフーで爽快でした。アクションだけではなく家族愛もよく描かれていて思わずウルっときてしまうところもありました。
30代男性
*映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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