『プリンセスと魔法のキス』はなぜ人気がない?レイ死亡や元ネタ・時代背景を解説【あらすじネタバレや感想評価も】
2010年3月6日、日本公開の映画『プリンセスと魔法のキス』。
『リトル・マーメイド』や『アラジン』などを手掛けてきたロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督のもと制作され、ディズニーが手書きで作成した最後の長編アニメーション映画となりました。
アメリカ合衆国のルイジアナ州南部にある州最大の都市であるニューオーリンズを舞台にアニメーション、ファンタジー、ミュージカルの三種のジャンルが混ざりあった作品となっています。
『プリンセスと魔法のキス』の口コミ評判レビューには、
- カエルとして過ごすシーンが長すぎる
- もっと色んな人に見てほしいディズニー映画
- 音楽とキャラクターがとっても心地が良い
- 頑張るティアナの姿に引き込まれた
- あまりにもカエルの時間が長くて少しダレた
- ストーリーも夢があって最後まで楽しめる
- ディズニーらしくないストーリー
- 認知度がないのが不思議な作品
という声が多数集まっています。
- 『プリンセスと魔法のキス』が人気がない理由を考察解説
- 『プリンセスと魔法のキス』でレイ死亡について
- 『プリンセスと魔法のキス』の元ネタや時代背景を解説
- 『プリンセスと魔法のキス』のあらすじ
- 『プリンセスと魔法のキス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
『プリンセスと魔法のキス』が人気がない理由を考察解説
映画『プリンセスと魔法のキス』は、ウォルトディズニーアニメーションスタジオ長編作品の第49作目の作品として2009年に公開され、全世界で興行収入2億6,000万ドルを超えるヒットを記録しました。
しかし、全世界で5億9,000万ドルを超える大ヒットを記録した第50作目の『塔の上のラプンツェル』や日本でも主題歌が大ヒットするなど社会現象となり、全世界で12億ドルを超える大ヒットとなった『アナと雪の女王』と比べると、大きなヒットとは言えず、日本でも公開週の興行収入ランキングでは5位にランクインする結果になるなど興行的には失敗に終わり、他のディズニー作品と比べると知名度は高くなく人気がない印象があります。
では、なぜ映画『プリンセスと魔法のキス』は人気がないのでしょうか?
管理人
その理由は大きく分けて2つあると考察できます。
人気がない理由①男性ファンが敬遠してしまうタイトル
人気がない理由として考察できる1つ目の理由は、映画『プリンセスと魔法のキス』のタイトルにあります。
原題は“The Princess and the Frog”となっており、いかにも女性向けの映画っぽい“Princess”というワードが男性ファンが敬遠する原因となり、不人気につながったと考察できます。
また、日本語のタイトル『プリンセスと魔法のキス』についても「プリンセス」、そして、「キス」というワードが男性ファンから支持を得られず興行的な失敗につながったのではないかと考察できます。
男性ファンにも女性ファンにもバランスよく支持を得ることが出来るタイトルを付けることができていれば、世界的な大ヒット作品になっていたのかもしれません。
管理人
人気がない理由②主人公の2人がカエルになってしまうという設定
人気がない理由として考察できる2つ目の理由は、主人公の2人がカエルになってしまうという設定にあります。
映画『プリンセスと魔法のキス』の主人公であるヒロインのティアナとナヴィ―ン王子は、映画『プリンセスと魔法のキス』のヴィランである呪術師のファリシエの呪いによって映画の序盤からカエルに変えられてしまい、それから映画の終盤までずっとカエルとして映画に登場します。
一般的に好まれる生物では無いカエルが活躍するという設定に嫌悪感を抱く方もおられたため、興行的な失敗につながったのではないかと考察できます。
もう少し一般的に人気のある犬や猫といった人気動物であれば、嫌悪感を抱く人は少なかったのかもしれませんが、それだとインパクトが欠ける作品になっていた可能性もありますので何とも言えません。
管理人
レイ死亡について
映画『プリンセスと魔法のキス』は、亡くなった父親の夢であったレストラン開店のために楽しむことを我慢して必死に働く主人公のティアナや、楽しむことだけを考えて刹那的に生きるナヴィ―ン王子の他にも、多くのキャラクターが登場します。
登場人物たちに「人生で本当に大事なものは何か?」というメッセージを伝えるファンキーな尼僧のママ・オーディや、大きなワニなのにジャズミュージックをこよなく愛し人間と一緒に演奏することを夢見る陽気なワニのルイス。
お金持ちで世間知らずな面はあるけれど親友のティアナを思いやる優しい性格をしたシャーロット。
そんなディズニーアニメ作品らしい魅力的なキャラクターが多数登場します。
その中でも特に魅力的なのが、そのまばゆい光でティアナたちをママ・オーディまで導いてくれるホタルのレイモンドことレイです。
管理人
レイは夜空でひと際美しい光を放つ一番星をメスのホタルだと勘違いし、エヴァンジェリンと名付けて恋をしているロマンティストでティアナとナヴィ―ンの恋について後押しをする友達思いのキャラクターで作品の中でも特に人気が高いキャラクターです。
そんなレイですが、映画の終盤で呪いの元になっていたお守りをファリシエから奪い、ティアナに渡しますが、その際に激怒したファリシエから踏みつぶされ、瀕死状態となり、ティアナとナヴィ―ンの恋が成就したことを知った後に死亡してしまいます。
作品を盛り上げた人気キャラクターの突然の死亡にショックを受けてしまった方も多かったのではないでしょうか。
管理人
特に、ディズニー作品のメインの視聴層である子どもたちはショックが大きかったのではないか?と考察出来ます。
確かにレイが死亡してしまったのはショックではあります。
しかし、結果的にレイは死亡した後に夜空の星となり、恋をしていた一番星のエヴァンジェリンの隣に寄り添うように存在することになります。
長年エヴァンジェリンに思いを寄せていたレイですが、ホタルとしてこの先も生活していた場合はエヴァンジェリンと出会うことは不可能だったでしょうから、この先ずっとエヴァンジェリンの隣で一緒にティアナたちも空から見守ることが出来るということについて大きな幸せを感じていると思います。
鑑賞した際に、レイが死亡してしまったことについてショックを抑えることが出来ないという方がいらっしゃいましたら、レイの死亡は決して無駄ではなかったと考えて気持ちを収めることをオススメします。
管理人
『プリンセスと魔法のキス』の元ネタや時代背景を解説
元ネタは『カエルになったお姫様』
映画『プリンセスと魔法のキス』のストーリーについては、監督も兼任しているジョン・マスカーとロン・クレメンツ、そしてロブ・エドワーズが共同で執筆したオリジナル脚本です。
原作小説はありませんが、元になった小説があります。
管理人
元になった小説とは2002年に小説家のE.D.ベイカーが発表した少年少女・青少年向け小説である『カエルになったお姫様』です。
『カエルになったお姫様』のストーリーでは、主人公のお姫様であるエマがカエルになってしまったという王子と沼で偶然出会い、キスしてくれたら戻ると王子に要求されたとおりにキスをするとエマもカエルになってしまい、二人で呪いから解放してくれる魔女を探して旅に出るというもので映画『プリンセスと魔法のキス』とも類似する点があります。
ただ大まかな設定は類似している点もありますが、展開は違うため、映画を観て気になった方は元ネタも読んでみることをオススメします。
また、映画の冒頭で幼い頃のティアナとシャーロットがティアナの母親から読み聞かせをしてもらっている「かえるの王さま」も、実際に存在する有名なグリム童話なので、こちらも気になった方は読んでみることをオススメします。
管理人
時代背景は差別が激しい時代?
映画『プリンセスと魔法のキス』の時代設定については明確にはなっていませんが、おそらく1920年代~1930年代となっていると予想されます。
舞台となるアメリカ南部のニューオーリンズは、黒人差別が色濃く残る場所です。
作品の時代設定として予想される1920年代~1930年代は特に差別が色濃く残っていた時代だったと思います。
管理人
そんな時代背景があったにも関わらず、アメリカ南部のニューオーリンズを舞台にしながら黒人の差別について描いていなかったことについて、一部の鑑賞者からは批判の声も上がっていました。
ただ、映画『プリンセスと魔法のキス』はあくまで子供向けの作品です。
時代背景に忠実に描きすぎてもシリアスになってしまうと、結果的に子供向けではなくなってしまいます。
なので、あえてディズニーはこの時代背景については忠実に描くことを避けたのではないか?と考察出来ます。
管理人
『プリンセスと魔法のキス』のあらすじ
(以下、映画『プリンセスと魔法のキス』のあらすじです。)
『プリンセスと魔法のキス』のあらすじ|レストランを開店することを夢見る少女・ティアナ
南部の街ニューオーリンズに住む少女ティアナは亡き父の夢であったレストランを開店するためにウェイターとして毎日一生懸命働いていました。
ようやく資金が貯まり、夢の実現が近づく中、マルドニアという国のナヴィーン王子が訪問しているというニュースが街に広まります。
王子との結婚を夢見るティアナの幼馴染であるお金持ちの少女シャーロットは父親が主催の仮装パーティーにナヴィーンを招待し、ティアナもシェフとしてパーティーに参加することになります。
パーティーの最中に契約予定だった物件が他のお客に売却済みになってしまったことを知らされたティアナは大きなショックを受けます。
そんなティアナの様子を見兼ねたシャーロットはドレスを着るように伝えるのでした。
ドレスに着替え、どうにか落ち着こうとするティアナでしたが小さなカエルが人間の言葉で話しかけてきたため、パニックに陥ります。
『プリンセスと魔法のキス』のあらすじ|カエルになってしまったナヴィ―ン王子とティアナの旅
カエルの正体は呪術師のファシリエによって姿を変えられてしまったナヴィーン王子で、彼の召使であったローレンスがお金に目が眩み、ナヴィーンの姿をしてシャーロットに求婚しようとしていました。
プリンセスのキスによって人間に戻れると考えたナヴィーンはドレスを着てティアラを着けたティアナをプリンセスと勘違いしてキスをお願いし、ティアナも仕方なく応じますがキスをしてもナヴィーンの姿が人間に戻ることはなく、逆にティアナまでもカエルの姿に変わってしまうのでした。
カエルの出現によってパーティー会場は騒然となり、追い払われたティアナとナヴィ―ンはジャングルへと辿り着きました。
毎日を楽しむことだけ考えている自由気ままなナヴィ―ンと毎日一生懸命働く真面目なティアナは正反対で衝突を繰り返しますが、ジャズを愛し人間と一緒に演奏することを夢見る愉快なワニのルイスとエヴァンジェリーンと名付けた星に恋をするロマンチックなホタル・レイモンドと出会い、魔法を解くことの出来る197歳の尼僧ママ・オーディを探して一緒に旅をすることになります。
旅を続ける中で次第にお互いの良さを理解するようになったティアナとナヴィ―ンは親密な関係になっていきます。
『プリンセスと魔法のキス』のあらすじ|ティアナたちの前に立ちはだかる呪術師ファリシエ
ママ・オーディの元に辿り着いた一行は、本当に必要なものを考えることの大切さを解いた上で日付が変わる夜の0時までにプリンセスとなるシャーロットにキスをすれば人間に戻れると伝え、急いで客船に乗って街を目指します。
旅を通してティアナに恋をしたナヴィ―ンはシャーロットと結婚することはせずにティアナにプロポーズすることを決めますが、ファシリエの魔術が呼び寄せた亡霊に捕まってしまうのでした。
街に辿り着き、ナヴィ―ンに好意を持つようになったティアナはパレードでローレンス扮するナヴィ―ンとシャーロットが寄り添う姿を見てショックを受け、レイが恋をしているエヴァンジェリンは夜空に輝くただの星だと八つ当たりしてしまいます。
そんなティアナに本物のナヴィ―ンは捕まっていることを伝えたレイは、呪いの原因となっているお守りをファシリエから奪って、命からがらティアナに渡しますが、ファシリエによって無残にも踏みつぶされてしまうのでした。
以上、映画『プリンセスと魔法のキス』のあらすじでした。
果たして、ティアナとナヴィーンは無事に人間に戻ることが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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『プリンセスと魔法のキス』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『プリンセスと魔法のキス』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|カエルに変えられてしまった二人が旅を通して真実の愛を見つけていくディズニー王道のラブストーリー
映画『プリンセスと魔法のキス』は、呪いをかけられてしまい、カエルになってしまったヒロイン・ティアナと自由気ままで女たらしのナヴィ―ン王子の姿を描いたディズニーアニメーション作品です。
舞台はアメリカ南部のニューオーリンズとなっています。
ジャズの発祥地ということで軽快な音楽によって映画が彩られており、オープニングから楽しい気持ちにさせてくれます。
管理人
亡くなった父親の夢であったレストランの開店という夢を叶えるため、毎日一生懸命ウェイターとして働く少女ティアナは、映画『プリンセスと魔法のキス』のヴィランである呪術師のファリシエによってカエルの姿に変えられてしまったナヴィ―ン王子と出会います。
プリンセスとキスをすることによって人間の姿に戻れると考えたナヴィ―ンはティアナをプリンセスと勘違いしてキスをしますが、結果的にティアナまでもカエルの姿になってしまい、二人の元の姿に戻るための冒険が始まります。
夢を叶えるために楽しむことを我慢して働く真面目なティアナと、毎日をいかに楽しむかだけを考えて努力することを嫌うナヴィ―ン。
正反対な二人は、衝突を繰り返します。
しかし、旅を通して持ち前の遊び心で機転を利かせて困難を乗り越えていくナヴィ―ンの姿や、どんな状況にも逃げ出さずにしっかりと人生を歩んでいるティアナの姿などが描かれています。
それぞれ自分に欠けている良さを見つけて補うように惹かれあっていく二人の姿が描かれており、胸がキュンとする展開が魅力的です。
管理人
また、旅の仲間となるキャラクターたちも魅力的です。
ワニなのにジャズが大好きで人間といつか演奏することを夢見る仲間思いのルイス。呪いを解くヒントをくれる尼僧のママ・オーディのところまで導いてくれる、夜空に輝く星エヴァンジェリンに恋するロマンチックなホタル・レイモンド。
ディズニーらしい魅力的なキャラクターが登場し、飽きさせない展開で映画を盛り上げます。
映画の終盤で呪いの原因となっていたファリシエのお守りをレイモンドが奪い取り、お守りを破壊することに成功します。
しかし、レイモンドがファリニエによって踏みつぶされてしまい命を落としてしまうという切ない展開となります。
旅を通して、本当に大事な愛を見つけたティアナとナヴィ―ンは盛大な結婚式を挙げます。
プリンセスとなったティアナとナヴィ―ンはキスをし、人間の姿にようやく戻ります。
夜空の星となったレイモンドが、恋をしていた星のエヴァンジェリンと寄り添い合うように空から二人を祝福するように輝いており、切なくも美しいシーンです。
管理人
大ヒットを記録したアメリカと比べて、日本では割と知名度が低く地味な印象がある映画『プリンセスと魔法のキス』。
ですが、ディズニーらしい王道の笑いあり・涙ありの安定したストーリー展開と愛すべきキャラクターの数々、軽快な音楽と魅力に溢れた作品です。
ぜひ先入観を取っ払って鑑賞することをオススメします。
『プリンセスと魔法のキス』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『プリンセスと魔法のキス』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「今までのプリンセスストーリーとは異なった映画で、とても楽しめた」「登場するキャラクターが何よりも魅力的」「ディズニーの作品としては斬新な試みのプリンセスストーリー」「歌もさすがディズニーって感じで口ずさんで楽しめる内容」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★☆☆星3
映画冒頭から、自分のレストランを開くために、家族を失ってもけなげに頑張るティアナの姿に引き込まれていきました。
幼馴染のシャーロットも、ややわがままな言動が目立ちますが、ティアナのことを思っているのが伝わってきて、嫌な気持ちにはなりません。
映画全体として、お話の筋は面白い、読みとはずれた展開になることがありましたが、世間であまり評価されていないのは、主人公たちが映画の大半をカエルの姿で過ごすためではないかと思いました。
カエルの姿もかわいらしいのですが、ティアナもナヴィーン王子もカエルになってしまうので、どうしてもディズニーの他のプリンセス映画と比較すると、絵面が見劣りしていると感じました。
あまりにもカエルの時間が長かったので、映画中盤からだんだん集中力が切れてきて、クライマックスになってからようやくまた集中して観ることができました。
ティアナの人間の姿は、ハロウィンに仮想する人もいるほど魅力的なので、もうちょっと人間の時間が長ければ、もっと楽しめたかもしれません。
20代女性
★★★★☆星4
昔からカエルになった王子様が、お姫様のキスで呪いが解けて人間に戻って結ばれるっていうこのワードだけは知っていたけど、この映画を観たときに、その元ネタというかストーリーはこのお話だったんだってちょっと感動して見ていたら、まさかのお姫様もカエルになってしまって、驚愕したのはいい思い出です。
しかもその後の展開も結構不穏というか、なかなかの苦難が待っていて、音楽とかはディズニーっぽいけれどもストーリーはだいぶ大人向けでしたね。
ただこの作品が伝えたかったのは、強い気持ちや信念を持つ大切さだったのかな。
たしかにただのカエルの王子様とお姫様がキスしたら呪いが解けるなんて人生イージーモードだし、二人の気持ちがひとつになるってことが大切なんだなって思います。
レイが星になったっていうのも素敵ですね。
30代女性
★★★★☆星4
映画『プリンセスと魔法のキス』は、私が小学生の頃から何度も見ていた作品でした。
ディズニー映画としては、他の名だたる作品と比較すると認知度がない気がします。
またディズニーらしくないストーリーでしたが、どこかディズニーらしさもあり誰でも一度見れば好きになる作品だと感じました。
主人公はディズニー初の黒人のプリンセス・ティアナで時代設定的に人種差別など重たい内容になりそうだと感じたが、そのような描写はなく明るい気持ちで見ることができる内容でした。
カエルになってしまうという設定はあまり好きではありませんでしたが、それが気にならないぐらいストーリーや音楽、プリンセスのキャラクターがよかったです。
主人公のティアナが作るベニエが食べたくなるほど美味しそうで見る度に食べたくなりました。
ディズニーらしいくないストーリーではありますが、ラストはディズニーの映画でないと味わえないハッピーエンドでよかったです。
10代女性
★★★★☆星4
『プリンセスと魔法のキス』は2009年のディズニアニメ作品で、ディズニーの長い歴史の中で初めて黒人のプリンセスが主人公となった映画です。
舞台はニューオーリンズ。
劇中でもブラックミュージックのテンポの良い曲がたくさん挿入され、王道のプリンセスストーリーでありながら、新しい時代の風が吹く、そんな作品です。
魔法でカエルに変えられてしまった王子様を助けるため、魔法のキスをする主人公ティアナ。
お姫様の愛のキスで人間に戻れるはずが、まさかティアナまでカエルになってしまい、二匹は魔法を解くべく旅をします。
道中で出会う動物たちや、ティアナ自身の夢、そして少々自分勝手ながら自らの道を切り開こうとする王子。
それぞれの思いが交錯していく中で、各々自分にとって大切な何かを見つけていきます。
二匹のカエルと一緒にいろんな冒険の旅を体験できる作品の一つです。
30代女性
★★★★★星5
ディズニーにでてくるプリンセスは誰もがエネルギッシュで表情がころころと変わるような女の子らしさがいっぱいな印象です。
ですが、この『プリンセスと魔法のキス』で登場するティアナは、私が今まで観てきたプリンセスのイメージを覆すような真っ直ぐで真面目で自分に対して不器用な努力家な印象を与えてくれました。
また、一緒に旅する仲間として登場するホタルのレイモンドの結末には一転二転と衝撃的でした。
誰もが1度は〝死んだらどうなるの?〟という今の現実と、生きていたらいつかは死ぬという場面をディズニー映画内で考えさせられるとは思いませんでした。
自分たちの愛する人が亡くなるというとき、悲しいことではあるけど笑顔で送り出すことにとても勇気をもらいました。
今でも落ち込んだ時や不安があるときなどよく観ます。いつまでも大好きな作品です。
40代女性
★★★★☆星4
大好きなウォルトディズニースタジオが手描きで制作した最後の長編映画となったこともあり、一部のファンにはとても人気の高い作品だと聞いていてわくわくしながら視聴しました。
ニューオーリンズを舞台に、クレオール文化も表現しながら展開されるジャズミュージックでのミュージカルはあまり他にも例がないと思いますし、どの曲も踊り出したくなるような素晴らしいものばかりで大好きです。
ストーリーも夢があって最後まで楽しめるのですが、一つ挙げるとすればカエルとして過ごすシーンが長すぎるかなとは思います。
主人公の幼なじみは何でも持っているただのリッチな女の子かと思いきや、一貫して絶対的な味方でいてくれるところが本当に素晴らしくて泣けました。
30代女性
★★★★☆星4
恵まれない一般家庭に生まれ育ったティアナと、王家という生まれながらに恵まれた環境に育った王子のナヴィーンの対照的さ。
そして、亡くなった父親の夢のだったレストランを持つことを叶えようと懸命に働くティアナと、遊び呆けてプレイボーイな日々を送るナヴィーンと生き様の違いまで、ハッキリとさせた構図は分かりやすくて、そこが面白いと感じました。
欲望のために悪の力を借りて人の心の隙をついてしまうファシリエはまさに悪党そのものながら。野心のために動くファシリエは夢の実現に向けて頑張っているティアナと同様に目標があり、その場の楽しさに浸り怠惰に生きる王子のナヴィーンの姿が浮いて見える印象を受けたのは愉快に思えました。
ナヴィーンがファシリエにカエルへと姿を変えられたのは自業自得だし、ティアナは真面目に生きてきたのにカエルとなってしまったのは巻き添えで可哀想に思えましたが、ティアナも父親の夢を実現させるために時間のほとんどを使い、大切な人たちと過ごす事を疎かにしていた点は欠落していた気がして、ティアナにとっても必要なことを真剣に考えるための時間だったと思いました。
ティアナとナヴィーンの主人公の2人がカエルの姿となっての冒険活劇と、音楽はニューオリンズらしくジャズとしていて、ディズニーの作品としては斬新な試みのプリンセスストーリーでした。
30代男性
★★★★☆星4
カエルにキスしたら王子様になるっていうおとぎ話は有名なので主人公の気持ちも分からなくはなかったです。
ですが、まさかキスしたら自分もカエルになるとは見てる私も思わなかったです。
キャラクターも愉快で個性的でトランペットが好きなワニが可愛すぎるし、全員キャラが濃すぎるホタルたちに、全く話を聞かない癖のある魔法使いのおばあちゃんに全員最高で大好きになりました。
歌もさすがディズニーって感じで口ずさんで楽しめる内容でした。
20代女性
*映画『プリンセスと魔法のキス』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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