『余命10年』の作者が死亡?病名や実話なのかについても【あらすじネタバレ感想評価】
2022年3月4日公開の『余命10年』。
日本アカデミー賞受賞の『新聞記者』や『ヤクザと家族』などを手がけてきた藤井道人監督の最新作です。
作者の実話をもとにした作品で、小松菜奈と坂口健太郎のダブル主演となっています。
映画『余命10年』の口コミ評判レビューには、
- 結末は予想通りでしたが、それでも泣ける内容
- 映像美やそれぞれの俳優さん達の名演技が素晴らしかった
- 涙無くしては見られない切ない恋愛映画
- 切なさで涙が止まりませんでした
- 今を大切に生きようと言う気持ちになれた
- 原作小説が好きな人にもオススメ
- 小松菜奈さんの演技がとても良かった
- 終わった後にもう一回観たいと思える作品
という声が多数集まっています。
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目次
映画『余命10年』の作者が死亡。病名について解説
『余命10年』の作者が死亡していると言われてることについて
『余命10年』の原作者である小坂流加先生は、静岡県三島市出身です。四人姉妹の末っ子として生まれ、子どもの頃から小説を書くのが好きだったそうです。
そして、大学を卒業するときに原発性肺高血圧症を発症しました。同時に、余命が10年であるということを知ります。
しかし、執筆活動を続け、『余命10年』を文芸社に自費出版として持ち込んだところ、書籍化が決定し、念願の小説家デビューを果たしました。
小説『余命10年』の初版の編集者は、重い話にはしない、涙を誘うだけの話にはしないなどの方向性を小坂との間で話し合い、書籍化を進めていきました。
その後、文庫化にあたり、当初本人が避けていた闘病生活についての内容が加筆されました。
原作者と小松菜奈演じる主人公の茉莉の病名は同じもの?
映画内で茉莉の病名が明かされることはありませんでした。
しかし、『余命10年』の作者と茉莉は同じ病名だったのではないかと言われています。その病名は原発性肺高血圧症です。
管理人
原発性肺高血圧症とは、肺動脈の血圧が高くなる病気で、心臓から肺に送るための血管(肺動脈)の圧力が異常に上昇し、心臓の機能が低下してしまいます。
その結果、全身への酸素の供給がうまくいかなくなってしまう病気です。
体を動かす時に息苦しく感じる、疲れやすい、意識がなくなる、全身のむくみ・黄疸などの自覚症状があります。
治療しないケースの予後は悪く、最悪、発症から数年以内に亡くなることもあります。
日常生活の注意点として、過度の運動、酸素の薄い高所への旅行、妊娠は避けるべきであるとしています。
様々な症例に比べ原発性肺高血圧症は、現在も具体的な発症原因は解明されていません。
映画『余命10年』は実話をもとに書いたフィクション
『余命10年』は、小坂流加による小説で、初版は2007年6月15日に刊行されました。
小説は、2022年3月18日時点で発行部数は80万部を突破するベストセラーとなりました。
「ただの恋愛小説にとどまらない、切なすぎる小説」としてSNS等で反響が広がり続けています。
その後、2022年3月4日に映画版が公開されましたが、小説およびそれを元にした映画は、フィクションです。
管理人
しかし、原作者の体験や想いが反映されている限りなくノンフィクションに近いフィクションであると言えます。
小坂流加と主人公茉莉の符合点は多く、実話に基づく内容として以下のことが挙げられます。
漢字8文字の病名であること。特定疾患に指定されていること。また、その病気は遺伝性の症例でもあるとされていること。
以上のことから、主人公は作者と同じ病気の設定であり、実話を元にしていると思われます。
さらに、映画監督の藤井直人は、映画に作者である小坂さんの想いを込めようと原作小説とは異なるアレンジを加えています。
小坂さんの家族から聞いたエピソードや作者の想いを作品にのせることで、小坂さんの力強く生き抜いた歴史をストーリーに重ね合わせているのだと考えられます。
管理人
映画版は、原作者である小坂さんをより投影している点が小説とは大きく異なります。
小説版の主人公茉莉は、二次創作の世界が大好きで、小説ではなく漫画を描いています。
また、自分の本心を決して明かさない強い生き方をする人物として描かれています。
和人は茶道の家元の跡継ぎであり、跡継ぎ故の自分だけの苦悩や葛藤があるという設定になっています。
小説版では、小坂さんの家族はあまり登場しませんが、映画版では、家族の姿も投影されており、原作者の背景がよりはっきりと映し出されています。
総じて、原作小説から映画版への改変が、小坂さんへの愛情と思いやりにあふれているといえます。
管理人
原作小説のファンは、映画版ではどんなアレンジがされているのだろうかと楽しむことができます。
映画版が楽しめた人は、原作小説では茉莉の違った人生が楽しめると思います。
映画『余命10年』のあらすじ
(以下、映画「余命10年」のあらすじです。)
『余命10年』のあらすじ|全ての始まり
主人公の高林茉莉は、どこにでもいる普通の女性でした。
しかし、20歳のある日に突然病を発症して、入院にすることになってしまいます。
そんな茉莉に告げられたのは、国指定の難病の病名でした。加えて茉莉は、その病を患い、10年以上生きた人はいないという残酷な事実を知ってしまいます。
「余命10年」。その中で彼女は、ルールを作ります。それは、絶対に恋をしないことです。そのルールには、優しくてまっすぐな茉莉の気持ちが込められていました。
そんな中、茉莉は中学校の同窓会に参加します。
そこで真部和人と再会しました。和人は会社をクビになり引きこもりのような生活をおくっており、生きる意味を失っていました。
『余命10年』のあらすじ|不安と葛藤
余命は宣告されたが社会に復帰したいと考えていた茉莉は、様々な仕事の面接を受けましたがうまくいきませんでした。
一方で気力を失い自暴自棄に陥った和人は、自室の窓から飛び降り自らの命を断とうとしました。
同窓会で再会したタケルから連絡があり、茉莉は病院に向かいました。
一命はとりとめたものの、飛び降りたわけを聞いた際の和人の言い分に茉莉は納得することができませんでした。
ある日、和人の退院祝いの帰り道、茉莉は和人に今後どうするのかを尋ねると、居酒屋でアルバイトを始めることにしたと告げられました。
桜が舞う中、そんなたわいもない話をしていると、お互い気になる存在になっていることに気づきます。
茉莉は大学時代の親友沙苗から、WEBライターの仕事を紹介してもらい、私生活では、沙苗と和人、タケルの4人で仲良く過ごしていました。
4人で増えていく楽しい思い出の一方で、病気のために薬の量が増えていきます。
そして、和人との仲は良い感じだが、中々付き合うまでの一歩が踏み出せないでいました。
茉莉は、死を覚悟しており、恋だけはするべきではないという思いと、病気のことだけは知られたくないという2つの思いがあったのです。
その結果、和人の告白を断ってしまうのでした。
『余命10年』のあらすじ|どうしても生きたい
あるとき、茉莉は学生時代の友人に男性を紹介されました。その男性は、心臓に疾患を抱えていました。
病気にかかっているもの同士なら分かり合えるだろうという勝手な気遣いに茉莉は深く傷つきました。
一方、和人は居酒屋の店長玄さんに背中を押され、もう一度茉莉に気持ちを伝えことにします。
友人の何気ない気遣いによって病人扱いされ、自分で生きる意味を失う茉莉と、茉莉のおかげで生きたいと思えるようになり、今後は茉莉のために生きていこうという夢ができた和人。茉莉の帰りを待っていた和人は、アルバイト先の服装のまま告白し、ようやく2人は付き合うことになります。
その後、2人はたくさんの思い出をつくります。そんな生活を送る中、茉莉は自分の経験をもとにオリジナルの小説を書こうと決意します。
冬になりスノーボードをするために、2人は雪山へ出かけ、そこで和人はプロポーズをしようと考えていました。
しかし、茉莉は一晩を共にする中である決心をし、自分の病気の真実を伝えました。そして、その場から去っていきます。
帰宅した茉莉は、母親に初めて自分の思いを伝えました。もっと生きていたい、死にたくない。もっと親孝行がしたいと。
以上、「余命10年」のあらすじでした。
結末を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。
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『余命10年』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「余命10年」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|生き抜いた姿を肯定する物語
茉莉と和人は別れたまま時は過ぎ、その間にも茉莉の体調は日増しに悪くなっていきます。
そんな生活の中で茉莉はオリジナルの小説を書き続けていました。その完成した小説は、編集を担当している沙苗に託しました。
一方、和人は居酒屋を独立し自分のお店をオープンする準備をしています。店名は「まつり」にすると店長の玄さんに報告するのでした。
和人のお店がオープンし、開店祝いに沙苗からあるものが手渡されます。
そのプレゼントを受け取り茉莉の本当の気持ちを知った和人は、病状が悪化し危険な状態の茉莉のもとに駆けつけました。
意識のない茉莉のもとに駆けつけ、自分のお店をもてたこと・茉莉がこれまで闘病生活を頑張ってきたことをねぎらいます。
その後、茉莉が和人に向けカメラを回していた桜並木で、ビデオをとる和人が描かれます。
和人は茉莉がビデオを回し、笑顔であるく2人の姿を想像し、和人自身も笑みをこぼし、歩いて行くという結末を迎え、前向きに一歩を踏み出します。
この映画は、茉莉の「記録」から始まり、和人の「記憶」で締めくくられています。
管理人
茉莉は、映画の冒頭で同じ病室の女性が記録用に使っていたビデオカメラを譲り受けます。
その後、茉莉は自分の人生に起こる出来事を事細かにビデオカメラに撮りためていきます。
後半、病室で和人との思い出をビデオカメラから消去するときに充電が残り少なくなっている描写がありました。茉莉の余命を暗示させるかのような表現です。
また、そのビデオカメラは茉莉の後に和人の手に渡ります。茉莉の人生をつなぐバトンのような役割があるのではないかと思わせてくれました。
その時の状況や人の感情が映像から感じられ、随所に散りばめられています。美しい映像描写と強引な展開ではない自然体な恋愛模様が見て取れる映画です。
管理人
茉莉は生きたいという願い、こうありたいという執着、強がり、可哀想に見られたくない人としての尊厳などをもちあわせています。
その上で、しないと決めた恋に落ちたことで、いろいろな思い出ができます。
諦めなければいけない時がくる覚悟はあったものの、いざその時が近づくと人として当たり前の感情であるどうしようもない寂しさが襲ってきました。
その一連の流れが自然に感じられる小松さんの演技に感動しました。
管理人
また、和人が茉莉と出会い生きる意味を見出していく再生の物語でもあります。
和人が茉莉にかける最後の言葉から、余命を生きた単純な感動の物語ではなく、生き抜いた姿を肯定する物語であると感じました。
『余命10年』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『余命10年』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「タイトルからもラストが予想できているからこそ、終わってほしくないという気持ちが強くなって見入った」「自分は生きている時間を大切にできているだろうかと考えさせられた」「ただの感動映画、恋愛映画ではない」「悲しい、可哀想という感想だけではなくいろんな感情が湧き出た」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
前々から原作小説自体は、本屋さんでよく見かける作品でした。友人や知人からも「めっちゃ泣けるから是非見に行って!」といわれ続け見に行きました。
本編には2つのストーリー的展開があると考えます。
まず、1つめはタイトルから読み取れる難病にとりつかれた20歳のヒロインのラストの10年間を描いたものです。
もう1つが、そのストーリーと同時平行で進むのが、たよりのない男性が自立していく経過です。
本編を見ていて一番に思ったのは、「余命10年」をまだ十年もあると考えるかもう10年しかないと考えるかの違いです。
本編のCMでは、病気になっていた際のつらいところが多く、投影されていたので、もう「余命10年」と捉える方が多いのではないかと思います。
実際本編を観てみて、まだ「余命10年」と捉えるか「もう余命10年」と考えるかが人によって分かれるなと考えさせられる作品でした。
20代女性
★★★★☆星4
映画宣伝時から、題名を見て、これは泣ける映画だろうなと心して映画館に向かったのですが、案の定次から次へと涙がこぼれてきました。
まず、主役の2人がぴったりの相性、そして精神を削って演じられている印象を受けました。役にどっぷり入りきって、大物俳優さん方が演じておられる姿は圧巻です。
また、恋愛だけでなく、家族間のやり取り、関係性もとても印象強く、自分の家族だったら自分はどうするだろうかなと振り返りながら見ていました。
治療法を必死に探すなかでも、不治の病というのはこの世に存在している。その現実にどう向き合い、どう支えていくのか。
それぞれの立場の人間がそれぞれ一生懸命生きた証がこの作品に詰め込まれているように感じました。
一回観に行くだけでも結構グッとくるところがあり、自分の人生において問いかけられるものがありました。
20代女性
★★★★★星5
「余命10年」は、主人公、小松菜奈さん演じる高林茉莉さんが、余命10年を宣告された中での生きていく物語。
実話をもとにした映画で、公開される前からとても気になっていた映画でした。
余命を宣告されながらも、自分の余命と向き合いながら必死に生きる茉莉さんと、茉莉さんを支える和人や、家族や友達の温かさに何度も心を打たれました。
私も今とても大切な友達が、病気と戦っていて、5年の生存率が50%と言われていながらも自分の命と向き合って強く生きています。
その姿と重なって、とても強く心に響く映画でした。映画を観ている際中に、何度も。私はその友達に何が出来るのか。という事を何度も。何度も考えました。
そして、1番は、一緒に強く生きる事かな。と思いました。
小松菜奈さん、本当に素敵な演技でした。観に行って良かった。映画にしてくれてありがとうと思います。
10代女性
★★★★☆星4
余命が宣告された主人公が、残りの人生を精一杯過ごすというストーリーは、これまでに何度も使い古されてきたものだと思いますが、それでも泣けました。
長期間に渡って撮影していたこともあって、だんだん小松菜奈演じるまつりの身体が本当に細くなっていくところや、周囲が悲嘆する中で「どっちの方が可哀想なんだろう」と声を漏らす茉莉にうるっとしてしまいました。
脚本が岡田惠和だと鑑賞後に知り、「なるほど、だから泣けるわけだ」と思いました。映像自体もとても美しく、出演している俳優たちの魅力もよく伝わってきました。
言葉を多用せず動きで悲しみや苦しみを表現していることや、ドキュメンタリーっぽさを出すためのビデオカメラでの撮影が含まれています。
よりリアルに感じる内容でした。
30代女性
★★★★★星5
小松菜奈さんに見入ってしまいました。若いかわいい女優さんなんて言っていたら失礼ですね。女優としての凄みすら感じさせる迫真の演技でした。
見に行く前から泣いてしまうだろうと自分で覚悟していたので、タオルを持って鑑賞しました。案の上、途中から頭の中の想像だけでも泣いてしまいました。
鑑賞後は、さんざん涙を流してすがすがしい気持ちになり、人が人を想う気持ち、やさしさに胸がいっぱいになり、とてもあたたかい気持ちになりました。
藤井直人監督、今大注目の監督ですが、流石でした。見てよかったです。
10年という期間を、130分程度の映画の中で一緒に体験しているような気持ちにさせる演出が見事でした。
とてもいい映画だと思います。
30代男性
★★★★☆星4
映画『余命10年』というタイトルを観て、きっとお涙頂戴系のありきたりな物語なんだろうなぁ…と思いました。
確かに結末は予想通りで、泣ける内容でした。ですが、とにかく映像美やそれぞれの俳優さん達の名演技が素晴らしかったです。
特に小松菜奈さん。死に向かって生きていく中で、人の強さや弱さがヒシヒシと伝わってきて、とても胸が詰まる思いになりました。
近くに居る人を大切にしなくてはいけないこと、日々懸命に生きていかなくてはいけないことに気付かされました。
そして小松菜奈さんの家族役の松重豊さん、原日出子さん、黒木華さんが本当に脇役とは思えない程の素晴らしい演技でした。
全体的に良い映画でしたが、強いて言うなら…
現在医療現場で働いていますが、デスクワークなどの比較的安静時と言える場面では酸素吸入しているのに、坂口健太郎さんとのデートシーン(しかも雪山)では酸素を付けずに動き回るのって…そこがドラマだなぁと思ってしまい、少し冷めてしまいました。
でも、いろんな人にオススメしようと思えた素敵な映画でした。
30代女性
★★★★☆星4
映画『余命10年』は小松奈々と坂口健太郎の演じる、涙無くしては見られない切ない恋愛映画です。
病気で余命ものの映画はこれまでにもたくさんあり、結末も想像できるような展開ではありました。
しかし、そのなかでも小松奈々演じる茉莉が「もっと生きたい」と泣くシーンに胸を締め付けられる思いでした。
私は、この映画を交際相手と見に行きましたが、見終わった後には自分の置かれている環境の幸せさをかみしめ、彼を大切に思う気持ちが溢れました。
一方で彼は、茉莉が余命が10年であることを言わずに和人と付き合ったのは少しひどいのではと語っていました。基本的に茉莉に焦点をあてている映画でしたが、和人に感情移入してみると茉莉の行動の矛盾点が見つかるという点では、賛否両論のあるストーリー展開であったと思います。
この物語の主人公茉莉が患っている肺動脈性高血圧症は、原作の作者小坂流加さんも同じ病気を持っていたそうです。
作者がこの物語を誰に向けて、どんなことを思いながら書いたのだろうと思うと、より切なく、より深く考えさせられるような作品です。
20代女性
★★★★★星5
難病にかかってしまって余命10年と宣告された茉莉が、最初はその運命で投げやりになっている部分がありました。
しかし、同窓会で和人と再開して恋に落ちた事で現実を生きていこうとする展開が優しくて悲しく、運命の残酷さを感じさせられました。
和人と茉莉の一緒にいたいという気持ち、時間の流れを感じさせてくれる四季折々の映像が、2人の過ごしてきた10年を彩っています。
映像に併せて劇中に流れる音楽も雰囲気を盛り上げてくれるので、こういった余命物の映画としては、全体的に完成度が高い作品です。
リアリティーを出しながら、映像作品としての美しさを兼ね備えており、その構成が作品の中で10年の年月を描ききっています。
茉莉と和人のカップルがいい感じであるので、結末を考えると、もう少し2人の時間を与えてあげたい気持ちになりました。
40代男性
*映画「余命10年」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。