『時をかける少女』千昭その後を考察。意味がわからない点,未来で会えるのか希望薄な理由を解説。

2006年7月15日公開のアニメ映画の『時をかける少女』。
主人公の真琴と、千昭の物語ですが、千昭はその後どうなったのか、真琴と未来で会えるのか、気になりますよね。
考察してみると、真琴と千秋は未来では会えないことが分かりました。
また、意味がわからない点として、3点上がっていますよね。
意味がわからない点
- どうして千昭は帰ったのか?
- 千昭がキスを避けた理由は?
- 千昭が絵が見たかった理由は?
そこで、『時をかける少女』で気になる、千昭のその後の考察結果、意味がわからない点について解説していきます。もちろん、あらすじ、みんなの口コミ感想レビューもまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
管理人
何度も映画化されたり、ドラマ化されたりしている筒井康隆の同名小説『時をかける少女』のアニメ映画です。
アニメ映画『時をかける少女』は、原作の20年後の舞台を細田守監督が描いたオリジナルストーリーとなっています。
主人公の真琴役の吹き替え声優は仲里依紗が務めていますが、仲里依紗は2010年に公開された実写映画版でも主演を務めています。
映画『時をかける少女』の口コミ評判レビューには、こんな声が多数集まっています。
- こんな青春がしたかったと思った作品
- 主題歌の奥華子さんの歌声がまた切なくて感動できる
- バランスの取れたキャラもいい味を出している
- ラストの「未来で待ってる」というセリフが素敵だった
- 細田守監督の作品の中で一番好きな作品
- 時間を遡れるという設定にとても魅力を感じた
- タイムリープの内容なども、高校生らしさ満載なのが良かった
- 最終的な結末にも切なくもあり希望もありでとても大好きな作品
目次
千昭はその後、真琴とは会えるのか→会えないが絵を未来の世代まで守り続けると誓う

映画『時をかける少女』では、映画のラストで千昭が真琴に別れを告げて、千昭は未来へと帰っていきます。
そこで、千昭が別れ際「未来で待ってる」と言いますが、その言葉の意味はなんだったのでしょうか。
真琴と千昭はその後どうなったのか、気になる内容について考察します。
管理人
千昭のその後
千昭は、無事に未来へと戻り、真琴が守り抜いた「白梅ニ椿菊図」を鑑賞し、その絵画を守り抜いたのではないかと考えられます。
詳しくは語られてはいないものの、かなり厳しい状況にあると考えられる未来世界でも希望を捨てずにその人生を全うしたのではないでしょうか。
真琴が守り抜いた「白梅ニ椿菊図」は、千昭にとって、生きる希望となる大きな存在になっていったことでしょう。
真琴のその後
真琴は、千昭が見ることが叶わなかった「白梅ニ椿菊図」を未来へと守っていくために叔母である和子と同じように絵画の修復や保存などを行う仕事に就くための進路に進んだと考えられます。
千昭が転校したと聞かされ、不満を漏らす浩介に対し、真琴は「千昭はやりたいことが見つかったんだよ」となだめ、「自分もやりたいことが見つかった」と希望に満ち溢れた表情を浮かべますが、千昭のために何としても絵画を守っていきたいという強い決意が真琴の中には生まれていたのだと思います。
真琴は、タイムリープの能力を存分に堪能し、進路についても曖昧で目的のない生活を送っていました。
が、功介に「やりたいことを見つけた」と伝えたときの表情は迷いがなく、千昭との別れを通して大きく成長したことが窺えます。
別れ際の言葉「未来で待ってる」の意味
別れ際に千昭は「未来で待ってる」と伝え、真琴は「すぐ行く、走っていく」と伝えます。
しかし、千昭が住む未来は何百年先と考えられるため、現実的に考えて二人がこの先会う事はないと思われます。
この言葉の意味は、実際に待っているという意味ではないと考察されます。
管理人
千昭は、自分が見ることが叶わなかった「白梅ニ椿菊図」を真琴が守ってくれると信じ、実際に会う事が出来なくとも絵を通して再会できると考え、「未来で待ってる」と伝えたと考えられます。
湿っぽい別れにならないようにするため、真琴はいつも通りに「すぐ行く、走っていく」と伝えたのではないでしょうか。
意味がわからない|千昭はなぜ帰った?キスを避けた理由は?絵が見たかった理由は?徹底解説。

千昭はなぜ帰ったのか、理由は3つある
千昭が未来へと帰った理由については、大きく分けて3つある考察されるので、解説していきます。
タイムリープの存在を過去の住人に知られてしまったから。
過去にタイムリープするには、その存在を過去の住人に知られてはいけないという重要なルールがあるらしく、真琴にタイムリープについて知られてしまったことから千昭は帰らなければならなかったと考えられます。
真琴は千昭がタイムリープしたことによって、タイムリープできる回数が1回増えたことによって、7月13日へとタイムリープし、「タイムリープの存在を過去の住人に知られてはいけない」というルールを知った上で千昭にタイムリープについて知っていることを伝えますが、これは千昭が無事に未来へと帰ることが出来るようにあえて行ったと行動だったと考察できます。
タイムリミットは過ぎていたから。
明確なタイムリープについてのルールは、作中で語られることはないものの、千昭が「帰らなきゃいけないのに、いつの間にか夏になった」と語っていることから、千昭が4月に転入してきたことを考えると、タイムリープのリミットは2ヶ月~3ヶ月くらいと決まっていると想定されます。
つまり、すでにタイムリミットは過ぎていたために帰らなければならなかったと考えられます。
楽しい思い出が作れたから。
千昭は、未来の世界では失われている「白梅ニ椿菊図」を見るために過去を訪れていました。
しかし、結局その希望を叶えることが出来ませんでした。
それでも、真琴や巧介との日々を通して十分にかけがえのない楽しい思い出を作ることができ、心が満たされます。
そこで、自分が生きるべき時代である未来に戻ったと考えられます。
キスを避けた理由は2つある
千昭は真琴との別れ際にキスを避けて、耳元で「未来で待ってる」と伝えます。
なぜ千昭はお互い両想いであるにも関わらず、キスを避けたのか、その理由は2つあると考察されますので、解説していきます。
真琴に対する思いやり
千昭がキスを避けたのは、真琴に対する思いやりであったと考えられます。
千昭が住む世界は数百年は先と考えられる未来であることから、真琴と千昭がこの先会う事は不可能に近いと考えられます。
真琴がこの先も自分を思い続け、孤独な人生を送るのだけは避けてほしいと考えた千昭は、キスをしたいという気持ちをぐっと我慢し、言葉だけを残して未来へと帰ったと考えられます。
真琴もきっとその気持ちを理解していたのではないでしょうか。
製作スタッフの希望
細田守監督は、『サマーウォーズ』や『竜とそばかすの姫』といった10代の少年少女を主人公にした純粋な青春をテーマにした作品が特徴です。
『時をかける少女』も、純粋なまま甘酸っぱい青春を描きたいという製作スタッフの希望があったことから、キスを避けるように描いたと考えられます。
絵を見たかった理由
千昭がタイムリープを行い、過去に来た目的は「白梅ニ椿菊図」という、未来の世界では消失している絵画を実際に見るためでしや。
しかし、なぜ千昭はそうまでして絵を見たかったのでしょうか。
千昭が絵を見たかった理由について考察すると、「生きていく希望が欲しかったから」であると考えられます。
美術館で絵の修復を行っている真琴の叔母・和子によると、「白梅ニ椿菊図」は、作者は不詳でありながら、何百年も前に戦争と飢餓によって世界が終わりかけていた時に描かれたと言われている作品です。
つまり、「白梅ニ椿菊図」は、その時代を生きた人々にとっての希望となる作品でした。
詳しくは語られてはいないものの、千昭が生きている未来の世界も、「白梅ニ椿菊図」が描かれた時代と同じような厳しい状況にあると考えられます。
過去の厳しい時代を生き抜いた人々のように絵を見れば、生きる希望が見出せるかもしれないと思い、過去の世界を訪れたと考察できます。
絵を見に行くことをきっかけに過去の世界を訪れれば、この先の未来を生き抜いてくためのヒントがどこかに転がっているかもしれないという期待を持って、千昭は過去世界の生活を送っていたのでしょう。
実在しない「白梅ニ椿菊図」
アニメ映画『時をかける少女』で重要な存在として描かれる「白梅ニ椿菊図」。
実際に実在する作品ではなく、架空の作品です。
題材にする絵を探していた細田監督ですが、結局ふさわしい作品を見つけることが出来なかったそうです。
そこで、演出家である平田敏夫さんが描いた絵を「白梅二椿菊図」として映画に登場させた、と、インタビューにて語っています。
管理人
『時をかける少女』のあらすじ

(以下、映画『時をかける少女』のあらすじです。)
『時をかける少女』のあらすじ|タイムリープの能力を手に入れた平凡な女子高生
女子高生の紺野真琴は、放課後を同級生の巧介、千昭とともに過ごし、平凡な高校生活を送っていましたが、理科準備室で赤く光る不思議なクルミを肘で割ってしまったことからタイムリープする能力を手に入れます。
半信半疑だった真琴でしたが、自分の希望通りにタイムリープ出来ることに気付いてから味を占めてカラオケを何度も楽しんだり、テストで好成績を出したり、調理実習の失敗を違う相手に擦り付けたりと思う存分にタイムリープ能力を満喫します。
そんな日々の中で千昭に告白されてしまった真琴は気まずくなってしまうのが嫌でタイムリープによって返事をするのを避け、千昭と会うのも避けるようになってしまいます。
『時をかける少女』のあらすじ|巧介と果穂を必死に引き合わせる真琴
タイムリープによって告白されるのを避けた真琴でしたが、数日が経ち、ひょんなことから千昭が真琴の友人である友梨と交際することになったことから複雑な心境になります。
ショックを受けたまま、入浴していた真琴は自分の腕に身に覚えのない「90」という数字が刻まれていることを知ります。
自分がタイムリープをしたことにより、周りの人々に様々な影響が及んでしまっていることに気付いた真琴は巧介と彼に思いを寄せる後輩の果穂をタイムリープの能力を何度も利用する事によって引き合わせ、無事に二人は交際することとなります。
『時をかける少女』のあらすじ|巧介たちに危機が迫る中、タイムリープ出来る能力を失ってしまった真琴
タイムリープの能力を巧介と果穂のためにたくさん利用した真琴は腕に刻まれていた数字がいつの間にか01になっていました。
千昭から電話でタイムリープしていると疑われた真琴は動揺し、再びタイムリープの能力を利用すると腕の数字は00になり、タイムリープできる回数が記されていたとようやく気付きます。
帰宅しようとしていたところ、ブレーキが壊れた真琴の自転車に果穂を乗せた巧介が坂を下っており、電車が通る踏切に飛び込もうとしていました。
二人をどうにか救おうとしますが、真琴にはすでにタイムリープできる能力は残っていなかったのでした。
果たして、真琴は二人を救えるのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
以上、映画『時をかける少女』のあらすじでした。
『時をかける少女』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

(以下、映画『時をかける少女』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|細田守監督が贈る青春SF映画の傑作
2006年に公開されたアニメ映画『時をかける少女』。
原作者は筒井康隆で、『時をかける少女』はSF小説として出版されました。
これまで何度か実写映画化もされてきているので、幅広い世代で知られている作品なのではないでしょうか。
管理人
ひょんなことからタイムリープできる能力を身に付けてしまった主人公の女子高生・真琴のひと夏の経験を描いたSFジュブナイルストーリーです。
真琴の声を担当したのは、当時10代であった女優の仲里依紗さんで、その瑞々しい演技により、真琴というキャラクターに等身大の魅力を与えています。
誰しもタイムリープで過去に戻ることが出来たら…という妄想を繰り広げたことがあると思います。
テストで良い点をとったり、家族に食べられたプリンを何度も楽しんだり、カラオケを何時間も楽しんだり。
10代らしい欲望をタイムリープによって満たしていく真琴。
そんな真琴は男友達である千昭から告白されたことから、彼を強く意識するようになり、告白を避けるために何度もタイムリープします。
10代らしい淡い恋心やすれ違いを美しい映像で表現している点が、この作品が公開から20年近く経過しているにも関わらず、未だに根強い人気を誇っている理由の一つだと思います。
管理人
映画の後半、自分がタイムリープしたことによって、男友達の巧介、そして、その彼女の果穂を危険な状況に直面させてしまう真琴。
タイムリープの能力を使い切ってしまったため、どうすることも出来ずにうなだれてしまいます。
が、そんなピンチを救ったのは千昭で、実は彼が未来から来た人物だったことが明らかとなります。
その後、千昭が未来に戻らなければいけない状況になり、ようやく自分の千昭への思いに正直になった真琴。
二人がお別れするシーンでは、直接的に「好き」という言葉は交わされないものの、お互いの気持ちが痛いほど伝わってくる切なくも前向きで美しいシーンに仕上がっており、青春映画ならではの甘酸っぱさが堪能できます。
管理人
映画のラストは、なんとなく今まで日々を過ごしてきた真琴がやりたいことを見つけ、未来への大きな一歩を踏み出していく今後が期待される、非常に前向きで爽やかなシーンで締めくくられます。
どんな世代でも共感できる青春アニメ映画の傑作です。
未見という方は、ぜひ鑑賞してみてください。
『時をかける少女』のみんなの口コミ評判レビュー
『時をかける少女』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「未来で会えた真琴と千昭の描写が見れたら嬉しいと思った」「ただのSFではなく高校生の設定があり、ちゃんと青春をしているのも良かった」「元気いっぱいの主人公と軽やかなBGM、最後のせつないシーンが素敵な映画」「オーソドックスだけど、時間を忘れ没入できる名作」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★★星5
タイムリープを主として描かれる作品であり、平凡な女子高生・真琴がその能力を手にしたことで描かれる展開が面白みを強くしました。
日常生活で繰り返される些細な得を得るために簡単にタイムリープを使ってしまう姿、しかしそこから徐々に本来あるべき時間軸がズレ始め、起こるはずのない出来事が起こり始める展開に過去を書き換えることの代償に気づかされました。
それと同時にタイムリープには制限があることにも気づき、その気づきがその後の展開の不安を強くしました。
繰り返しタイムリープしたことで起こるはずのなかった親友・功介が事故に巻き込まるという展開、そんなときに限ってタイムリープできないという展開に代償の大きさ痛感しました。
しかしそこから戻るはずのない時間が戻り始める展開に他にも能力を使える人物がいることに気づかされ、その人物がもう一人の親友・千昭であり、未来から来たという事実は驚かされました。
千昭のいる未来にはなくなってしまった絵をみるために現存した現在へとタイムリープしたという純粋な思いに、それまで見てきた千昭とは何ら変わらないことに安心感を感じました。
しかし、秘密を知られたことで一緒にはいられないと別れを告げる千昭に切なさを感じ、生きる時間が違うことが真琴・千昭二人の関係性がそれ以上近づけないもどかしさを感じさせます。
別れ際、「未来で待ってる」という千昭の言葉は寂しがる真琴への配慮だと感じ、自分がいなくなった喪失感ではなく未来への期待感に置き換える姿に心震えました。
今ある時間の大切さを感じさせる、素晴らしい作品です。
30代女性
★★★★★星5
ボーイッシュで勝ち気な高校生の紺野真琴が、2人の男子の同級生との日々の中で次第に大人へと成長していくのが、楽しくも切なく見られるのが気に入っていて何度も観てしまう作品です。
先ずは、ひょんな事からタイムリープできる体になった真琴が、それを気軽に体験し続けるのが面白かったです。
その中で大変な事も経験して真琴が悩んだり後悔したりするのもとても共感でき、またタイムリープの回数の増減をうまくストーリーに組み込まれているのも、物語に深みが出ていて素晴らしかったと思います。
細田作品には必ず1人は「良いなぁ」と思える男性が登場するのも嬉しい点で、今回は間宮千昭がそれで、未来からやってきた彼が最後に真琴に打ち明けるその哀愁のあるシーンがなんとも言えない気持ちにさせられとても気に入っています。
50代女性
★★★★★星5
細田守監督の映画です。原作は様々な方により映画化されていますが、私は細田監督によるこの作品が1番好きです。
特に作品を通して、千昭というキャラクターが大好きです。軽くてかっこよくて今時の高校生っぽいのですが、実は未来の人間であり、主人公に恋をしてしまったけれど一緒にはいられないというのが切なくてたまらなくなります。
でも好きだと伝えてしまうところや、未来で待ってるというセリフはもうキュンキュンが止まりません!
未来ではなくなってしまった野球が好きで、3人でキャッチボールしているところはとてもかわいいです。
また、自分の容姿に自覚的なところもリアルで良いと思います。
未来で待ってるといいながらも出会える確率はゼロである悲しいところもとても素敵だなと思います。
20代女性
★★★★☆星4
私は細田守監督の作品がまず好きで、その影響でみようと思いました。
主人公の女の子である真琴と一緒に過ごす男子2人との日常生活のようで、実際はタイムリープするお話だと分かったときにはすごく面白い展開だなと思いました。
3人の恋愛の三角関係のような展開もあり、タイムリープを何度も何度も使って、自分の思っていたような結論を求めていくのは、見ていて少し心配にもなりました。
物語の終盤のラストに向かうときに、男の子のうちの1人である千昭がどんな人間かがあまりわからなくなってきて、最後の「未来で待ってる」という言葉にも私はなぜか感動できませんでした。
周囲の友人はあの言葉がすごい染みた!最高だった!といっていたにも関わらず私にはあまり響かなかったです。
ですが、ストーリー構成などは面白かったです。
20代女性
★★★☆☆星3
芸人さんがネタにしている『走っていく』の本物を見たくて見始めました。
まず全体的に主人公の喜怒哀楽が気持ちよく、清々しい。どんな行動や感情を表す際もエネルギッシュで、見てるこちらまで元気が湧いてきます。
タイムリープの内容なども、高校生らしさ満載で、タイムリープなど経験あるわけもないですが、懐かしさを感じました。
なんでそんな事で大事な一回使っちゃうのと言いたくなる場面は沢山ありましたが、それも含めて若さを感じることのできる内容でした。
千昭も未来から来ていたとわかった時には驚ましたが、具体的な場所や時間のある約束をできないせつなさが、「未来で待ってる」といふセリフに詰まっていました。
元気いっぱいの主人公と軽やかなBGM、最後のせつないシーンが素敵な映画でした。
10代女性
★★★★★星5
自分はドラマなどの時をかける少女をみていないので、ドラマとの比較などは出来ませんが、細田守監督の作品の中で時をかける少女が一番好きな作品です。
まず、時間を遡れるという設定にとても魅力を感じました。
主人公である真琴がその事を知り、何度も何度も時間を遡るのは子供の時も大人になってからも凄く楽しそうで羨ましく思います。
特にカラオケのシーンが1番好きなシーンです。
話が進むにつれて時を遡れるのは回数が限られていることや、友達からの告白しかもその友達は未来人というどんどん明かされていく真実にも目が離せなくなり、話の面でもどんどん惹かれていきました。
ただのSFではなく、高校生の設定をいかし、ちゃんと青春をしているのも良かったです。最終的な結末にも切なくもあり希望もありでとても大好きな作品です。
最近はアニメの注目度も増しており、みんなが知っている作品ですが、人になにかオススメの作品はと勧められると胸を張って進めれる作品だと思います。
20代男性
★★★★★星5
50代の私が「時をかける少女」の実写をすでに見ていた感想は、実写では出来ないアニメの最大限の可能性を出してもらった細田守監督の細田ワールドを見せられた感覚でした。画も内容も声優も違和感の無い新しいでも昔の物語だった事を忘れて見入ってしまう映画でした。
坂を自転車で下る所などタイムスリップする時の動きがアニメじゃないと出せない凄さです。
主人公を取り囲む男友達との気持ちの揺れ動きも凄く焦れったく終わりに近づくにつれて、「そうなるんだ」というラストでした。
昔の物語なのに現代に生まれ変わってアニメ映画化してくれた細田守監督には感謝しかありません。
何度見ても飽きないのでDVDを買ってしまいました。子供みたいに時間があったら見ています。時代を超えた作品です。
50代女性
★★★★☆星4
アニメ映画『時をかける少女』は、今やメジャーなアニメ映画監督となった細田守監督の最初のメジャータイトルです。
原作は多くの人が知る小説で、アニメ映画『時をかける少女』以外にも数多く実写映画化などがされた名作です。内容は、タイトルの通り、いわゆるタイムトラベルのタイムリープものです。
細田守監督の『時をかける少女』は、その内容にアニメ的な良さをこれでもかと詰め込んでいる作品です。
可愛い女子高校生とカッコいい男子高校生の恋物語にスポットライトが当てられ、その物語が青春の一ページの中でときに少女漫画的にときに少年漫画的に甘く切なく、そして今どきの高校生感満載のポップさを交えて展開されていきます。
オーソドックスだからこそ王道で、これを好まない人は恐らく皆無だと思います。それが大ヒットした理由ではないでしょうか。
ベタであってもいやベタだからこそ、時間を忘れ没入できる名作です。
40代男性
*映画『時をかける少女』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。







