映画『Dr.コトー診療所』で彩佳やコトーの結末は?キャスト相関図も
2022年12月16日公開の映画『Dr.コトー診療所』。
山田貴敏による同名漫画を実写化したもので、2003年にテレビドラマ化、2004年には特別編とスペシャルドラマ編がテレビ放送され、2006年には第2期となるドラマが放送されました。
映画『Dr.コトー診療所』はそのシリーズの完結作となっており、原剛洋役の富川涼は芸能界を引退していたものの映画『Dr.コトー診療所』だけの為に戻ってきてドラマ時代からのキャストがほぼ全員16年ぶりに再結集しました。
映画『Dr.コトー診療所』の口コミ評判レビューには、
- 観ることができてよかったと感じる作品
- シリーズ集大成の出来栄え
- ツッコミどころ満載のストーリーは残念
- ドラマの雰囲気が好きだったので残念になった映画
- 想像していたよりははっきりいって面白くなかった
- 生きる勇気をもらえた
- ラストはもう少し明確にしてほしかった
- 全体的に懐かしくも感動的なストーリー
という声が多数集まっています。
- 彩佳やコトーは死亡したのか結末解説|作者についても
- 映画『Dr.コトー診療所』のキャスト相関図
- 映画『Dr.コトー診療所』のあらすじ
- 映画『Dr.コトー診療所』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
映画『Dr.コトー診療所』で彩佳やコトーは死亡したのか結末解説!作者は亡くなった?
大人気テレビシリーズが19年ぶりに劇場版として復活した映画『Dr.コトー診療所』。
映画『Dr.コトー診療所』は日本の最西端にある離島、志木那島を舞台に、19年前に東京から赴任してきた医師のコトーと島の人々との暮らしや様々な葛藤を描いた物語です。
19年間で変わったこと、変わらないことがありながら、懸命に生きる島民たちやコトーの姿に胸を打たれる映画『Dr.コトー診療所』ですが、劇中で主人公のコトーが重い病にかかっていることが判明します。
管理人
物語終盤、台風直撃により多数のけが人が出た志木那島で全員を救うために死力を尽くしたコトーが倒れてしまいます。
そしてラストは、彩佳と島民に見守られながら幼い子がゆっくりと歩き出してコトーのもとへ行き、笑顔のコトーに抱き上げられるシーンで終わります。
台風の日以降のコトーの行く末がどうだったのかがハッキリとはわからないような描かれ方でした。
そのことで、登場キャラクターが死亡したのか?という疑問が挙がっているようです。
そこで、『Dr.コトー診療所』において、登場キャラクターが死亡したのかということについて4つに分けて考察・解説していきます。
- 彩佳死亡
- コトー死亡
- 結末はどうなったのか
- 作者死亡
それでは、一つ一つ解説考察して行きますね。
①彩佳は死亡していなく生きていると思われる
まず最初に「彩佳は死亡したのか」についてです。
結論としては、彩佳は死亡していないと思われます。
彩佳はドラマシリーズで乳がんを患い、最後手術が無事成功するところでドラマが終わりました。
映画『Dr.コトー診療所』では元気な様子で、妊娠もしていました。
映画『Dr.コトー診療所』終盤の台風の日、彩佳は一時危険な状態になるもコトーが救った様子が描かれています。
そして、その後コトーの意識が遠のいているため、現実の出来事であると思われます。
そのため、台風の日にそのまま命を落としたということは考えづらいです。
もし、ラストシーンが全てコトーの夢ということであれば現在どうなっているのか、という本当のところはわかりませんが、生きている可能性が高いでしょう。
管理人
②コトーは死亡した可能性がある
次に「コトーは死亡したのか」についてです。
結論としては、コトーが死亡したかどうかは五分五分です。
しかし、私は亡くなったのではないかと考えます。
理由としては大きく「コトーのスタンス」と「ラストシーンの演出」の2点です。
管理人
コトーのスタンス
コトーはシリーズを通じて、志木那島やそこで暮らす人々を第一に考え、島を離れること避けてきました。
映画『Dr.コトー診療所』でも自身の病状を知った時も、近隣の離島医療の発展のために基幹病院での指導医となることを依頼された時も、志木那島に残りたいという意志を示していました。
最後までそれ覆すような言動も見られなかったため、東京での治療はせず、最後まで島のために尽力した可能性が高いと思われます。
深刻な病状であったことを踏まえると、台風の日の後程なくして亡くなった可能性もあるのではないでしょうか。
ラストシーンの演出
ラストシーンについてはコトーの音声がなかったこと、光が差す明るい映像でそれまでのくっきりとした現実的な映像とはテイストが違ったことから、そこか幻想や夢の中のような雰囲気がありました。
また、これまで島の人々に囲まれて笑っていることが多かったコトーが別室にいたまま終わったこと、やっと立ち上がることのできた子どもがどんどんと歩いて真っ直ぐコトーのところにたどり着いたこと、そしてそれに誰もついてこなかったことなどもやや現実離れしていて気に懸かります。
以上のことから、ラストシーンはコトーか誰かの夢や幻想で、コトーは亡くなっている可能性も十分にあると思われます。
管理人
④結局、結末はどうなったのか解説考察
次に「結末はどうなったのか」についてです。
「コトー死亡」の部分でも述べたように、ラストシーンの描かれ方から、結末は様々な解釈ができます。
ですが前述から、彩佳とお腹の子は無事で今も元気に島で暮らしているのに対して、コトーは島の為に最後まで死力を尽くして亡くなった可能性高いと考えます。
管理人
しかし、もしコトーが亡くなっていたとすると、やはりラストシーンは丸々夢か幻で、彩佳や島民たちがその後どうなったかは一切わからない、とも考えることができます。
結末については、観る人によって様々な解釈ができるよう、あえて想像の余地が残されているのではないでしょうか。
それにより、どこかに志木那島があり、コトー先生や他の島民たちが暮らしているような感覚になることもできるのが映画『Dr.コトー診療所』の魅力でもあります。
⑤作者の死亡説が出たのは長期休暇したから
最後に「作者は死亡したのか」についてです。
結論としては亡くなっていないと思われます。
死亡説があるのは、原作が長らく休載中であることが原因のようです。
管理人
休載の原因は作者が闘病中であるためですが、作者は映画公開にあたって各所にコメントも出していらっしゃるため、亡くなってはいないと考えられます。
以上のように映画『Dr.コトー診療所』については様々な説が流れ、話題が豊富です。
それだけキャラクターもストーリーも愛されている作品なのだと思います。
そして、それがどこかにその世界があるのではないかと思わせてくれるような魅力にもつながっているのでしょう。
映画『Dr.コトー診療所』のキャスト相関図
映画『Dr.コトー診療所』のキャスト相関図も作ってみました。
映画『Dr.コトー診療所』のキャスト相関図はこのようになっています。
映画『Dr.コトー診療所』のあらすじ
(以下、映画「Dr.コトー診療所」のあらすじです。)
映画『Dr.コトー診療所』のあらすじ|志木那島の今
日本の最西端にある離島、志木那島の診療所へ東京から赴任してきたコトー(本名 五島健助)は19年間の長い年月をかけて、島にとってなくてはならない存在となっていました。
コトーは、赴任当初から看護師としてコトーを支えてきた彩佳と結婚し、彩佳のお腹には子供もいます。
時代は移り変わっても、コトーは島の人々を支えてきたという様子が伺えます。
診療所には島出身の新しい看護師である那美と、東京の大病院の御曹司である医師で期限付きの研修として赴任し切てきた判斗も加わりにぎやかになりました。
ある時、島の漁師の剛利が足に大けがを負い、リハビリが必要な状態となりました。
剛利は息子の剛洋には言うなと口止めするが、友人のまりこが東京で暮らす息子に剛洋の様子を見るよう伝えます。
映画『Dr.コトー診療所』のあらすじ|剛洋との再会
剛洋は島に帰ってきて、父剛利とも再会しました。
一方、コトーは役所から周辺の離島の診療所の統廃合が計画されていることを知らされます。
そして、その統合後の病院で指導医として後輩の育成をしてほしいと頼まれます。
離島医療の発展やより多くの人の助けになれる一方で、島を離れることにもなるため、コトーは悩みます。
また、コトーは自分の身体の異変に気付き、かつて彩佳の治療を担当した東京の医師鳴海に、自身の検体の検査を依頼します。
剛洋が帰ってきたことで島民盛り上がっていましたが、警察が剛洋を探していると噂になり騒然となります。
剛洋は医学部を中退していて、その後務めていたクリニックで医療事故が起こったのです。
その現場に剛洋もいたため、警察が事情聴取をしに島にやってきたのです。
映画『Dr.コトー診療所』のあらすじ|コトーを襲う病
コトーは「急性骨髄性白血病」でした。
鳴海からは、命に係わるため、すぐに東京に来て入院・手術をするよう助言されます。
しかし、島を離れることになるため、コトーはまたしても躊躇します。
やがて、彩佳や島民にも病のことが知れ渡ることとなりました。
そんな時、大型の台風が島を直撃します。
土砂崩れが起こり、大勢の島民避難をし、怪我人も多数出ます。
コトーは病に冒された身体で懸命に島民の治療を行います。
しかし、診療所には次々とけが人が運び込まれてきて回りません。
病を抱えたのぶおじや、助産師のみどり、妊娠中の彩佳など、それぞれ治療が必要な状態です。
コトーは限界を迎え、倒れてしまいます。
心肺停止となったのぶおじの心臓マッサージを行っていた判斗はこれが島の医療の限界だと訴えます。
コトーたった一人に頼り続けてきた島の医療の限界を島民たちも悟ります。
以上、「Dr.コトー診療所」のあらすじでした。
コトーや島民たち、志木那島がどうなるなってしまうのか?
結末が知りたい方は実際に映画を見てみることをおすすめします。
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映画『Dr.コトー診療所』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画「Dr.コトー診療所」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|様々な人生を描く物語
『Dr.コトー診療所』は東京から日本の最西端にある離島、志木那島の診療所に赴任してきたコトーが島の人々との絆を深め、医療で島を支える物語です。
赴任から19年が経った時を描く映画『Dr.コトー診療所』では、赴任当初から看護師としてコトーを支えてきた彩佳とコトーの間に子供ができるなど喜ばしいことも描かれていました。
一方で、島の漁師の息子で、医師を目指して東京に出た剛洋が夢破れて島に戻ってきたり、コトーが重い病を患っていることがわかったりと島にとって悲しいことも描かれています。
そんな時に島に大型の台風が直撃し、診療所には治療が必要なけが人たちがあふれかえります。
そしてついにコトーは限界を迎え倒れてしまうのでした。
管理人
一連の様子を見ていた剛洋はついに動き、心配停止となったのぶおじの心臓マッサージを手伝い、無事のぶおじの呼吸が再開しました。
コトーは何とか持ちこたえ、続いてみどりの手術にも成功し、その後で彩佳とお腹の中の子も無事に助けることができました。
すべてを終えたコトーの意識遠くなります。
そこから時が経て、剛洋は医療の道に戻って勉強を行っていると思われる様子が描かれています。
診療所にはいつも通り島民集まってにぎやかな様子です。そこには彩佳とその子の姿がありました。
その子はみんなに見守られて立ち上がり、一人で診察室に向かって歩いていきます。
その先にはコトーがいて、笑顔でその子を抱き上げたところで物語は終わります。
管理人
映画『Dr.コトー診療所』は、日本の最西端にある離島、志木那島を舞台に、19年前に東京から赴任してきた医師のコトーと島の人々との暮らしや様々な葛藤を描いた作品です。
長い間かけてさらに強まった島民たち同士や、島民たちとコトー達、コトーと彩佳たちの深い絆を感じられる物語でした。
映画『Dr.コトー診療所』で特に魅力的だと感じた点は「一人ひとりの人生が描かれている」こと、「様々な問題について考えさせられる」こと、の2点です。
まずは1点目の「一人ひとりの人生が描かれている」ことについてです。
管理人
映画『Dr.コトー診療所』はドラマシリーズから登場しているキャラクターが多く、それぞれについての今が描かれていました。
それと同時に2時間の映画の中でもそれぞれのこれまでの19年間も感じられるような描かれ方でした。
各登場人物にどんな変化があったのかやコトーとの関係性の変化など様々な場面に垣間見えました。
島の中での立場や役割の変化、世代交代などがあり、志木那島の変わらない部分と変わった部分がしっかりと感じられました。
「Dr.コトー診療所」ではありますが、コトーだけでなく島の人々全員が主人公のような物語でもあります。
特に映画『Dr.コトー診療所』では誰もが気になっていた剛洋のその後がしっかりと描かれており、彼がどれだけの努力、苦労をしてきたのかということが伝わってきました。
俳優業を引退済みであった富岡涼さんが剛洋役の続投のために復帰をされているというところも大きな見どころとなっています。
このように、志木那島の島民一人ひとりの人生に触れ、彼らのこれまでやこれからに想いを馳せられるという点が魅力の一つです。
次に2点目の「様々な問題について考えさせられる」ことについてです。
管理人
映画『Dr.コトー診療所』では様々な問題が提起されています。
一番大きいのは「離島医療の厳しい現実」です。劇中で判斗が島民たちに、コトー一人に頼りきりの志木那島は限界であると訴えかけています。
島民たちもずっと理解はしていましたが、抜け出せなかったのです。
コトーも、周辺の離島の診療所の統廃合の話を聞いた時や自身の病状について知った時、「今島から自分がいなくなるわけにはいかない」ということを一番に考え、躊躇します。
そして最終的には無理がたたり、台風の日に倒れてしまうのです。
少子高齢化により需要は高まる一方で、人材の確保が難しく、一人ひとりの医師の負担も重くなったり、無医地域が生まれたりという問題が見えます。
映画『Dr.コトー診療所』の中でそれらの問題に対して何か解決策が示されるということはなく、島の選択がわからないまま物語は終わります。
これからも考えるべき問題として、投げかけられているのでしょう。
他にも、医師を目指して上京した剛洋の顛末からも見えるような、地域や経済状況等の教育環境格差の問題などについても考えさせられます。
管理人
このように、志木那島の様子や島民たちの人生を通じて、現実世界にも通じる様々な問題について考えさせられます。
映画『Dr.コトー診療所』で特に印象的だったシーンは、やはりラストシーンです。
台風の日以降のコトーの行く末がどうだったのかが、ハッキリとはわからないような描かれ方でした。
観る人によって様々な解釈ができることや、やはりどこかに志木那島があり、コトー先生や他の島民たちが暮らしているような感覚になれるといった魅力に繋がっていると思います。
以上のように『Dr.コトー診療所』は離島の医師として島を支えるコトーや島民の人生を描いた物語です。
一人ひとりの人生に触れて様々なことを感じたり、島の問題から現実の問題について考えるきっかけともなるような作品です。
映画『Dr.コトー診療所』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『Dr.コトー診療所』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「コトー先生たちの姿をまた見れただけでファンとしては大満足」「微妙なオチに納得しきれなかった」「新キャストの高橋海人さんや生田絵梨花さんの演技も素晴らしかった」「俳優陣、スタッフ陣の全力の一作であった事もスクリーンを通して伝わってきた」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
Dr.コトー診療所のドラマの大ファンで、公開初日に見に行きました!
コトー先生は今も一人で島を診療しているのか、あやかさんとの関係はどうなったのか、ワクワクしながら映画館へ行きました。
映画の内容は離島診療の厳しい現実に焦点が当てられていました。
ドラマでは、一人で奮闘するコトー先生のひたむきさ、優しさに目を向けていましたが、島の医師が一人しかいないことの不安定さをうまく描いていました。
コトー先生が白血病による体調不良となり、台風による災害が起き、あやかさんに陣痛が来るという出来事が一気に起こる訳ですが、その時に、コトー先生一人の負担、責任がいかに重かったかを島民が痛感する展開までは、納得して見ていました。
しかし、結局コトー先生の気力でその場をなんとかおさめて、乗り越えるというような展開になりました。
そのあと研修で来ていた医師がコトー先生の姿に感化され、島に残り診療をするという結末でしたが、結局またその先生に頼るだけで、根本解決にはなっていないという微妙なオチに納得しきれませんでした。
もちろん、そんなに簡単に解決策が見つかる様な問題ではないので、ある意味現実的ですが、それならばこの問題に焦点を当てずに別のテーマで映画を撮って欲しかったなという思いがあります。
ただ、大好きなコトー先生たちの姿をまた見れただけでファンとしては大満足です。
20代女性
★★★☆☆星3
ドラマが大好きで、今回の映画化をとても楽しみにしていたので、はりきって初日に観に行きました。
久々のコトー先生や島の人たち、綺麗な景色に懐かしさを感じましたが、映画のストーリーはツッコミどころ満載でした。
コトー先生が倒れた時、早く誰か助けに行ってよと思ったり、タケヒロくん家族はどれだけ不幸な境遇なのか…お医者さんになって、島に戻ってくる未来を期待していただけに、小さい頃の苦労が報われないことにとても悲しい気持ちになりました。
シリーズ最後の映画化なのだから、そこは捻らずにみんなが期待していたハッピーな展開にしてもらいたかったです。
新しく今回から加わった高橋海人さんや生田絵梨花さんのの演技は馴染んでいてとてもよかったです。
エンディングも真っ黒な背景ではなく、島のキレイな景色が見たかったーと思いました。
でもこの大好きな作品を大きなスクリーンで観られたことはとても幸せでした。
40代女性
★★★★☆星4
当時ドラマでも観ていて、柴咲コウさんの大ファンなので劇場公開を楽しみにしていました。
開始して最初に映る人物がコトー先生などの今までのシリーズに出演してた島のメンバーではなく、この劇場版からメンバーに加わった生田絵梨花さんだったのは意表突かれた感じがして驚きました。
生田さんの芝居を見た事なかったのですが、あれだけ多い登場シーン、セリフの数でも難なくこなしていて、起用されたわけが納得できました。
同じく新たに加わった高橋海人さん演じる研修医も、他の島民と違う現実的思考を持ったキャラで良いスパイスになっていました。
ただ、話の内容が思っていたより重たい内容なので、結構辛かったです。
それでも、昔のままの泉谷しげるさんの演じるキャラには救われました。
そしてこの映画のために、俳優から引退し普通の会社員だったのに、出演してくれた剛洋役の富岡涼さんには、本当にありがとうと言いたいです。
40代男性
★★★★★星5
私は元々ドクターコトー診断所のドラマを見ておりファンでした。
また、現在私自身も医療従事者として勤務しているため、映画公開が決まったと聞いたときは絶対に見に行こうと思いました。
そして、ファンである髙橋海人さんも出演するということで倍楽しみでした。映画は公開日に見に行きました。
私が1番印象に残っているシーンは、台風で島がめちゃくちゃになり、大勢の患者さん達がコトー先生の診断所に運ばれるも、手に負えなくなっており、コトー先生自身も白血病に苦しんでいる中、諦めなかったところです。
緊急手術も入り、判人先生も全員助けることは無理だって言って諦めかけてる中、コトー先生は倒れているにも関わらず立ち上がり最後までやり抜いたシーンに感動しました。
また、ラストでの診療所に全員揃い、コトー先生と彩佳さんの子どもが登場するシーンも良かったです。
20代女性
★★★★★星5
あれから16年間、本当にずっと志木那島の診療所で五島先生が働いていたと思うほど、みんなが変わらずにいたことに感動しました。
予想通り、五島と彩佳が結婚して、和田とミナも結婚して嬉しかったです。
正一や重雄は引退していましたが、相変わらず島の中心でみんなに慕われていて微笑ましかったです。
気になったのは剛洋は医者になれたかでした。事情があって医学部は辞めていて残念でした。
冨岡さんは久しぶりの演技っだったそうですが、細かい心情を表す演技は健在で感動しました。
五島が病気になり、すぐに入院するはずだったのに、緊急手術をして島民を助けました。
自分を犠牲にしてまで医師を続けなければならないのか考えさせられましたが、五島は島にきたからこそ生きられたので、最後まで貫きたかったのだと思います。
五島が倒れてからの映像の解釈に悩みました。
剛洋が医学部に戻り、織田が島に残り、五島が診療所にいて赤ちゃんを抱き上げるのは、未来なのか夢なのかわからなかったからです。
未来であってほしいと心から願いました。
50代女性
★★★★☆星4
「Dr.コトー診療所」がドラマシリーズから16年振りに帰って来ました。
ドラマシリーズが放送されていた時、全話欠かさず見ていたので、久しぶりにコトー先生に会えるのが楽しみでした。
主要キャストが変わらず出演されており、映画が始まってすぐにDr.コトー診療所の世界に惹き込まれました。
コトー先生と彩佳さんが結婚してもうすぐ子供が産まれるというのは嬉しいサプライズでした。
結婚までの馴れ初めは映画では一切触れられておらず、どんな風な経緯を得て夫婦になったのか気になるところです。
今回新キャストの判斗先生役の髙橋海人さんと、那美ちゃん役の生田絵梨花さんがとても光っていたと思います。
新キャストとは思えないぐらい馴染んでおられ、新しい風を吹かせてくれていました。
また映画『Dr.コトー診療所』に限り俳優復帰をされた、剛洋役の富岡涼さんが久しぶりだとは思えないぐらい自然な演技をされていて、まるで16年前の剛洋がそのまま大きくなったようです。
クライマックスに向けてのシーンが少し駆け足すぎるかな…との印象は受けましたが、全体的はとても面白くあっという間の2時間でした。
今のキャストの皆さんで、ぜひドラマシリーズをやっていただきたいです。
30代女性
★★★★★星5
何よりも俳優陣が昔から変わらず出演し続けていると言うところに好感度が持てました。
初期から知っている私にとっては、皆さんが年齢とともにこの物語が進化しているところを感じることができました。
そしてストーリーの中で最も気になったのは、コトー先生の健康についてです。
ラストシーンで全てが物語られることになりますが、予告の段階から非常に気になりました。
また、社会的な課題としても、離島の医療状況についてどのように取り組むべきか、自分自身には関係ないと言いながらも気になるところです。
初めて見てもこの物語が理解できる映画のストーリーになっていますので、ぜひともお勧めしたい、心をほんわかと暖かくしてくれる1本だと思います。
40代男性
★★★★☆星4
映画『Dr.コトー診療所』は、前作から16年振りの最新作であるとともに最終回ともなる、シリーズ集大成の出来栄えでした。
幼少期からずっと「コトー」を観てきた私にとって、最新作の公開はとても感慨深く、美しい志木那島をバックに自転車で走るコトー先生の映像と、耳馴染みのある吉俣良さんの音楽が流れただけで涙が出てくる程でした。
今回、ドラマ時代からのキャストがほぼ全員16年振りに再集結したことだけでも奇跡なのに、今では役者を引退されている富川涼さんも駆けつけてくださり、空白の16年の間も志木那島の人たちはずっと生きてきたんだな、と感じさせてくれるような深い味わいがありました。
また、新キャストの高橋海人さんや生田絵梨花さんの演技も素晴らしく、映画の良いアクセントとなっておりました。
ただ、映画終盤からの展開については各所で物議を醸しているように、好き嫌いの別れる演出になっているように感じました。
中江功監督は「『あしたのジョー』(のような演出)がやりたかった」と話していたようですが、正にその通り、あしたのジョーのような演出になっていました。
そこに違和感を感じた人も多かったようです。
倒れているコトーに対して誰も駆け寄らない中、時任三郎さん演じる原さんがコトー先生へ「オレは諦めねぇぞ」と檄を飛ばし、それをきっかけに目の前の人を助けることができなかったことに負い目を感じていたタケヒロが1歩踏み出し心臓マッサージを開始。
助からないと思われていたお爺さんが息を吹き返すと、コトーも意識朦朧となりながらも立ち上がり手術を再開する。
この奇跡的な一連の流れについて、私も「コトー作品らしくないな」と感じており、少し残念な気持ちになってしまいました。
コトー作品には今まで、「人生の上手く行かないタイミングで決して奇跡は起きないが、誰かの助けを借りながら自分の意志で生きていく」という軸があったように思っていたので、奇跡的な流れよりも、現実的な解決策をもってピンチを乗り越えて欲しかったと考えてしまいます。
しかし、主演の吉岡さんは「本当にもう最後」と語っており、俳優陣、スタッフ陣の全力の一作であった事もスクリーンを通して伝わってきました。
そのため、賛否両論あろうともこの映画はこのタイミングで公開されたことに価値があると感じ、観ることができてよかったと感じる作品でした。
20代女性
*映画『Dr.コトー診療所』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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