『フォルトゥナの瞳』は実際にあるのか?最後になぜ電車に乗ったのか解説考察【あらすじネタバレや感想評価も】

2019年2月15日公開の映画『フォルトゥナの瞳』。
『海賊と呼ばれた男』や『永遠の0』などを手掛けてきた百田尚樹の原作小説を神木隆之介を主演にして実写映画化したモノです。
死が間近な人が透けて見える特殊能力“フォルトゥナの瞳”を持った神木隆之介演じる木内慎一郎とそんな彼と恋に落ちた有村架純が演じる桐山葵の二人の恋を描いた切ないラブストーリーになっています。
- フォルトゥナの瞳と呼ばれるものは実際にあるのか?
- 最後になぜ電車に乗ったのか考察解説
- 『フォルトゥナの瞳』のあらすじ
- 『フォルトゥナの瞳』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
フォルトゥナの瞳と呼ばれるものは実際にあるのか?
映画のタイトルにもなっている「フォルトゥナの瞳とは、人が死ぬという運命が透けて見えてしまうという特殊能力です。
神木隆之介さん演じる慎一郎、有村架純さん演じる葵、慎一郎の主治医である北村有起哉さん演じる黒川が持っていました。
黒川によると、強い臨死体験を経験したものが授かりやすい能力であると語られています。
フォルトゥナというのは、ローマ神話に伝わる運命の女神のことです。人の運命が見えてしまうということから女神の名前をとり、「フォルトゥナの瞳」と名付けられています。
管理人
そんな特殊能力「フォルトゥナの瞳」を持っている人が世の中には実在するという噂がありますが、本当なのでしょうか?
フォルトゥナの瞳を持っているとされる登山家の小西浩文さん
フォルトゥナの瞳という特殊能力が実在するかについては定かではありません。
しかし、世の中にはフォルトゥナの瞳を持っていると噂される人物がいます。
それが登山家として知られる小西浩文さんです。
これまで数々の登山に挑戦してきた小西さんは、死と隣り合わせの臨死体験を経験しています。
そして、いつしか大災難に巻き込まれる直前の人々が透けて見えるという特殊能力が身に着いたそうです。
信じてもらわなくても良いと語っていますが、常に死と隣り合わせにいる登山家という職業に長年従事しているわけですから、平和な生活を送っている常人には考えられない危険察知能力が身に着いた可能性は十分にあると思います。
管理人
世界に存在した預言者たち
世界には、これまで1999年に世界が滅亡するという預言を行ったノストラダムス、ケネディ大統領の暗殺を予言していたジーン・ディクソン、宇宙の過去と未来が記されたアカシックレコードを読み取ることが出来たというエドガー・ケイシーなど、様々な預言者たちが存在していました。
様々な預言を的中させてきた彼らもフォルトゥナの瞳を持っていた可能性があると考えられます。
「自分がフォルトゥナの瞳を持っていたとしたら、どう利用するか?」、そんなことを考えながら映画を鑑賞するのも面白いかもしれません。
最後になぜ電車に乗ったのか考察解説
映画の終盤で慎一郎は、葵が通勤時に乗る朝7時半の電車で大規模な事故が発生することを予期し、彼女を救うために急な沖縄旅行を提案します。
しかし、葵から職場に向かうという急なキャンセルの連絡が来てしまいます。
葵を救うため、急いで駅に向かった慎一郎は、葵が電車に乗っているのを目撃し、発煙筒を持って線路に飛び込み、電車を止めることに成功、発生するはずであったリフト車との事故を防ぐことに成功しますが、多くの人々を救ったため命を落とすことになってしまいます。
その後、ラストでは、葵が実は慎一郎と同じくこれから死ぬ人が透けて見える「フォルトゥナの瞳」の持ち主であったことが分かります。
幼い頃に慎一郎と同じ航空機事故に遭っており、慎一郎によって幼い頃にも救われた過去があったことも明らかになります。
葵自身もフォルトゥナの瞳を持っていたのであれば、電車に乗り合わせた人々が透けて見えていたと思います。
管理人
それにも関わらず、なぜ葵は電車に乗ってしまったのでしょうか?気になる葵の謎の行動について、その理由を考察します。
何よりも慎一郎の命を救いたかった
葵が電車に乗った理由は「慎一郎の命を救いたかったから」だと言えます。
慎一郎が急な沖縄旅行を提案したことで葵は慎一郎が何らかの事故から自分を救うために沖縄旅行を提案していることに気付きました。
これ以上、慎一郎が自分を救うと、彼が命を落としてしまうことを知っていた葵は沖縄旅行をキャンセルすることを選択。
乗客のほどんどが透けていたことから、電車の何らかの事故によって命を落とすということに気付いていました。
しかし、慎一郎の命を最優先し、彼が自分を救って命を落とすことがないように運命を受け入れて、電車に乗っていたと考えられます。
つまり、葵は自分は命を落としても慎一郎に生きていてほしいという強い気持ちを持っており、二人の愛の強さがどれだけ大きいものだったのかが分かります。
管理人
葵は多くの人々を見殺しにしても、慎一郎に生きてほしかったとラストシーンで語っており、他の誰よりも慎一郎の未来を何よりも優先したかったのだと思います。
二人はどちらにせよ、一緒になることはできない運命だった
仮に葵を沖縄旅行に連れて行くことが成功できていたとしても、慎一郎は葵の運命を変えたことによって命を落としていたはずです。
つまり、二人はどういった選択をしていたとしても、どちらかが命を落としてしまうことになってしまい、一緒になることは出来ない悲しい運命を背負っていたというわけです。
慎一郎が命を懸けて守った葵には、彼の死が無駄にならないようにも幸せな人生を歩んで行ってほしいものです。
『フォルトゥナの瞳』のあらすじ
(以下、映画『フォルトゥナの瞳』のあらすじです。)
『フォルトゥナの瞳』のあらすじ|死を目前にした人が透けて見える特殊な能力を持った主人公・慎一郎
幼い頃に飛行機事故で両親を亡くした主人公の木内慎一郎は、車の整備工場で働き、その真面目な仕事ぶりが評価され、社長の遠藤から二号店の店長について打診されますが、返事にためらっていました。
慎一郎が社長に気に入られている様子が気にくわない先輩社員の金田から嫌がらせを受け、携帯の画面にヒビが入ってしまったことから携帯ショップに向かった慎一郎は店員である桐山葵に画面の補修を無償で行ってもらい、その親切な対応に好感を憶えます。
翌日になり、携帯が遂に壊れてしまったことから葵が働く携帯ショップへと向かいますが、葵の手が透けて見えたことから大事な話があると伝え、仕事終わりに葵を呼び出します。
実は慎一郎には死を目前に控えた人が透けて見えてしまうという特殊な能力があり、葵を救おうとしていたのです。
待ち合わせ場所に着いた葵が透けていなかったことに安堵した慎一郎は戸惑う葵に理解されないと思いながらも経緯について説明し、その場を後にします。
店を出た瞬間に激しい胸の痛みが慎一郎を襲いますが、すぐに傷みは治まりました。
彼女との出会いで前向きになれた慎一郎は二号店の店長の話を受け入れるのでした。
『フォルトゥナの瞳』のあらすじ|携帯ショップで働く葵と運命的な出会いを果たし、交際をスタートする慎一郎
二号店で仕事に精を出す慎一郎のもとを葵が訪れ、爆発事故に巻き込まれずに済んだことから命の恩人であると告げられ、感謝されます。
偶然だと伝える慎一郎ですが、彼女への思いはどんどん強くなっていきました。
そんな中、お世話になっている遠藤社長が透けて見えていることに気付いた慎一郎は解雇されたことを根に持っていた金田からの襲撃から社長を救いますが、葵を救ったときと同じように強い胸の苦しみに襲われ、救急車で運ばれてしまいますが、一命を取り留めます。
主治医となった黒川は、慎一郎が死を目前に控えた人が透けて見える能力を持っていることに気付いていました。
実は黒川も慎一郎と同じ特殊能力である「フォルトゥナの瞳」を持っており、誰かの運命を変えてしまうと自分の身体が病魔に蝕まれてしまうため無闇に人の運命を変えてはならないと忠告を受けます。
黒川の忠告を受けた後に慎一郎は葵に告白をし、二人は交際をスタート。
これからの人生を彼女を守るために捧げようと決意するのでした。
『フォルトゥナの瞳』のあらすじ|再び葵の身体が透けて見えるようになり、彼女を救うために計画を立てる慎一郎
慎一郎と葵の交際は順調で、幸せな時間が流れていき、二人は結婚を意識するようになります。
二号店では、慎一郎の推薦によって金田が一緒に働いており、改心した金田は見違えるように丁寧に仕事をするようになります。
恋も仕事も絶好調であった慎一郎でしたが、彼の元にいけすかない金持ちの顧客・宇津井がやってきます。
彼は以前、整備工場の受付嬢として働いていた真理子にひどい扱いをした挙句、風俗で働かせたという鬼畜のような人物でした。
そんな宇津井の手が透けていることに気付いた慎一郎でしたが、助言はせず、その結果として宇津井は事故死してしまいます。
ひどい罪悪感を抱いた慎一郎は慰めてくれた葵に対しても、八つ当たりのように酷い言葉を言ってしまいます。
仲直りした二人でしたが、今度は再び葵の身体が透けて見えるようになります。
その後の調査で葵が通勤時に乗る電車で大規模な事故が発生することを予期した慎一郎は、彼女を救うために沖縄旅行へと誘うのでした。
以上、映画『フォルトゥナの瞳』のあらすじでした。
果たして、慎一郎は葵を救うことが出来るのでしょうか?
結末が気になる方は実際に映画を見てみることをオススメします。
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『フォルトゥナの瞳』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『フォルトゥナの瞳』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|百田尚樹さんの同名人気小説を神木隆之介さん主演で映画化した切ないラブスト―リー
映画『フォルトゥナの瞳』は、『永遠の0』などで知られ、現在は政治活動家として活躍する百田尚樹さんの同名人気小説を実写映画化した作品です。
死が間近な人が透けて見える特殊能力“フォルトゥナの瞳”を持った青年・木内慎一郎と、そんな彼と恋に落ちた桐山葵の二人の恋を描いた切ないラブストーリーになっています。
物語は航空機事故によって幼い頃に両親を失い、生きることに喜びを見出せず仕事に打ち込んできた孤独な青年・慎一郎がこれから死んでしまう人が透けて見えることに気付いたところから大きく展開していきます。
管理人
携帯ショップの店員であった桐山葵と運命的な出会いを果たし、透けて見えていた彼女を救った慎一郎は交際をスタートさせ、彼女のおかげで笑顔を取り戻していきますが、監督を務めた三木孝浩監督らしい美しい映像で二人の姿を捉えており、観ているだけで胸がキュンとなります。
孤独な人生を歩んできた慎一郎を演じたのは、子役としてキャリアをスタートし、今や日本映画界になくてはならない存在にまで成長した神木隆之介さんですが、その演技力によって影のある慎一郎の心情を見事に表現しています。
桐山葵を演じた有村架純さんも正統派ヒロインといった印象で、彼女の透明感ある雰囲気にハマっていると思います。
同じくフォルトゥナの瞳を持った主治医から人の運命を変えてしまうと自分の身体が蝕まれていくことを忠告され、次は自分が死んでしまうかもしれないと危機感を抱いた慎一郎は、他人の人生に干渉せず葵のことだけを考えながら生活していましたが、またもや葵の身体が透けて見えるようになります。
彼女が電車の事故によって亡くなる運命にあることを知った慎一郎は、自分の命を捨てて彼女の運命を変えることを決めます。
彼女の運命を変えなければ自分は生き残ることが出来るが、彼女の運命を変えれば自分が死んでしまうことになる。
そんなどちらを選択しても、一緒になることは出来ない二人の切ない運命。
前半の幸せいっぱいの二人の映像を観ているだけに余計に切なく感じてしまいます。
管理人
葵を電車に乗らせないために沖縄旅行を提案する慎一郎でしたが、葵は急な仕事で来れなくなり、電車に乗ってしまいます。
電車を止めるため、発煙筒を持って線路に降りた慎一郎は無事に電車を止め、クレーン車との事故に遭う予定だった葵を含めた乗客を救いますが、自分は命を落としてしまいます。
映画のラストでは、慎一郎亡き後の葵の姿が描かれますが、実は葵もフォルトゥナの瞳を持っており、かつて慎一郎と同じ航空機事故に遭っており、幼い頃にも慎一郎に命を救われていたことを明かします。
慎一郎がこっそりと用意していた婚約指輪を嵌め、笑顔を浮かべながらも涙を流す葵の姿が映し出され、切ないですがとても美しいシーンで映画は終わりを迎えます。
前述したように非常に美しい映像で全編が展開されており、その切ないストーリー展開との相乗効果で観るものを感動の世界へ誘う良作となっています。
シンプルな設定となっていますので、原作を知らないという方にもぜひオススメしたい作品です。
『フォルトゥナの瞳』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★☆☆星3
結末のどんでん返しに共感する方は感動する映画なのでしょうが、ものすごく後味が悪いラストの映画だなあと思いました。
主演の神木隆之介さんも有村架純さんも役にぴったりで、演技も見やすく心地よく、恋人同士がお互いを大切に思っている描写も温かく丁寧に描かれているのですが、ストーリー、特にラストに絶望感を感じてしまいました。
もうすぐ亡くなりそうな方が透けて見える特殊能力、「フォルトゥナの瞳」は興味深い設定で、運命は変えることができるという設定も希望があるのですが、その希望にはもれなく絶望がくっついていて、映画を見ていると、ストーリーで気持ちが落ち込んでしまいます。
神木さん演じる木山が選んだ選択と、その映像があまりにも重く、有村さん演じる葵の選択も美しいようで残酷で、映画が原作をいい雰囲気で描けば描くほど、救いのなさに悲しくなってしまいました。
キャストも監督も素晴らしい映画なので、ストーリーが苦手でなければ、オススメの映画です。
50代女性
★★★★☆星4
『フォルトゥナの瞳』を観て、私はとっても泣きました。
最初は死期が近い人間が透明に見えるならいっぱい人助けすればいいじゃん、と思ってました。
しかし、その行為が自分の寿命を削ることになると知った時なんて残酷な能力なんだと思いました。
自分がその能力を持ったら目を開けたくないです。
飛行機事故で幼い頃に出会っていた2人が、同じ能力を持って再会しているところに驚きました。
やっぱり運命ってあるんだなって思いました。
最後に木山が命を張って電車事故を防いだシーンはとても感動しました。
人のためにそこまでできる人っていないよなと思いました。
しかし、感動するのはここまでの経緯を見ていたから感動する訳であって、普通に乗ってる何も知らない乗客からしたらめっちゃ変なやついるって思うだけだと思います。
20代女性
★★★☆☆星3
友人に勧められたので観ました。
観る前から大体のあらすじは知っていました。
ですが私恋愛映画が苦手なので観るのを避けていました。
観始めて30分くらいはやはり、特別な能力を持った男の子が大切な人を命をかけて守るありきたりなストーリーだなと退屈を感じてしまいました。
ですが最後に、そういうことだったのか!と、退屈が覆るどんでん返しがありました。
最後にかけて全てが繋がるった時、愛のあり方について考えさせられました。
ただ、こんなことを言ったらキリがないのはわかっていますが、やはり映画の世界、こんな都合良いシチュエーションないだろと思うシーンが他の映画より多く感じました。
まずフォルトゥナの瞳を持っているという前提が現実離れしているので、、、。
私のように映画の世界に上手く染まれない人は前半退屈してしまうんじゃないかなと感じます。
映画を純粋に楽しめる人は、とても面白くて感動的な良い映画なのではないかなと感じました。
20代女性
★★★★☆星4
人の死が見える特殊な能力を持っている青年と死の運命にある女性のラブストーリーです。
主演は神木隆之介さんと有村架純さんのダブル主演の豪華キャストで素晴らしかったです。
圧倒的な演技力で作品に没入して見入ってしまいました。
愛する人の死を知りながらも、人の運命を変えることは許されない。それを知りながらもなんとか運命を変えようと立ち向かう木山の姿に涙が止まりませんでした。
終盤の葵視点での回想は、伏線回収をしっかりしていて、2人で葵の家にいた時に彼女が涙を流したのはそういうことか…と納得しました。
映画『フォルトゥナの瞳』のキャッチコピーは「その選択にあなたは涙する」というものでしたが、まさにその通りの結末だと思いました。
涙なしでは見られない、切なくも美しいラブストーリーでした。
30代女性
*映画『フォルトゥナの瞳』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。