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花束みたいな恋をしたのラブシーンが過激!?カップルで見ると別れる理由や主題歌・原作についても解説

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2021年1月29日公開の『花束みたいな恋をした』。

菅田将暉と有村架純主演で、2人の5年間の恋を描く物語。6週連続で動員ランキング1位となり、興行収入は26億円を超えました。(2021年3月9日時点)

数多くの有名ドラマを手掛けてきた坂本裕二が脚本を務め、脚本執筆時の段階で主演の2人は菅田将暉と有村架純に決めていたそうです。

また、『花束みたいな恋をした』の口コミ評判レビューには、

  • ハッピーエンドだけが全てではないと改めて教えれた作品
  • 自分自身の過去の恋愛や、結婚生活などが鮮明に重なっていった
  • 観る人によって全く感想異なると思うので、皆さんに是非観ていただきたい
  • ここまで共感できる恋愛映画は他にはない
  • 恋愛映画でここまで心に刺さるのかと思った
  • 実在するカップルのようにリアルに感じた
  • 2人のことを思うとラストは涙が止まらなかった
  • 菅田将暉と有村架純の2人の役どころがぴったりでとても胸を打たれる作品

という声が多数集まっています。

映画「花束みたいな恋をした」のまとめ
  • ラブシーンはある?カップルで見ると別れる理由などの点について考察
  • 主題歌の読み方は?原作・漫画はある?
  • 花束みたいな恋をしたの撮影場所・ロケ地
  • 花束みたいな恋をしたの名言集
  • 花束みたいな恋をしたのあらすじネタバレ
  • 花束みたいな恋をしたの感想評価と口コミレビュー

もし、まだあなたが一度も坂元裕二脚本の恋愛作品「花束みたいな恋をした」「最高の離婚」「カルテット」を観ていないなら、ネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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目次

花束みたいな恋をした|ラブシーンが過激!?カップルで見ると別れる理由などの点について考察

以下、映画「花束みたいな恋をした」のネタバレがあります。

映画『花束みたいな恋をした』のラブシーンの有無

「花束みたいな恋をしたは、ラブシーンが多そうだけど…」

CMや広告を見ると恋愛映画っぽい雰囲気でラブシーンが多そうな印象がありますよね。

しかし、ラブシーンについてはかなり控えめで、そういった表現のシーンも最低限にあったくらいでした。もしラブシーンを観たいなら、別の映画がおすすめです。

仮にリビングで観ても席を離れるほど気まずくなることほどのラブシーンではないと思います。

このようにがっつり気まずくなるシーンやラブシーンは無く、恐らくいちゃいちゃしているのだろう、したのだろうというところで止めていた印象です。そのためラブシーンはなくとも、主人公たちの仲の良さがよく伝わってくるので、その点でもかなりこの映画の良いところだと思います。

「ラブシーンありき」「ラブシーンがなきゃダメ!」の恋愛漫画ベースの恋愛映画ではないので、ラブシーンが苦手な人でも観やすいはずです。

カップルで見ると別れる理由が深い…恋人同士は良くない?1人で観るべき?どちらなのか

特に初めての付き合いたてのカップルだと、映画館を出た後に感想が言いづらいかもというのが第一印象です。今回の映画は、キュンキュンする為の恋愛映画とは言えず、より現実味があってシリアスなテーマが盛り込まれています。

その為、あまりお互い映画を鑑賞せず、成り行きで観に行くカップルなら自分はあまり勧めません。しかし、お互い付き合いが長い場合、この映画の印象はより深くなるのではと思いました。

実際に、カップルで観た方が「今を大事にしようと思った」という意見をするのも見受けられました。また、年齢によってこの映画の深さは非常に違う気もします。

就活を経験してきた20代なら特に、グサグサ刺さる映画ではないかと思いました。

ただ、この映画がきっかけで別れを決意するようなカップルなら、どちらにしても長く続かないんじゃないかという感じもしました。

別れた理由・タイトルの意味について考察

ラスト近くで、麦は別れを決めていたものの、やっぱり絹といたい、結婚してからも色々乗り越えたいと絹に告白します。しかし、絹の方の別れる決意は変わっていませんでした。

絹は、途中まで麦と共に支え合って生きていくつもりでしたが、だんだん麦の変わっていく態度に我慢する姿が見受けられます。絹と麦達の知り合いのDVや自殺も、絹の別れを決意した後押しになったのでしょう。

日常におきた様々な物事から、絹は麦と結婚しても、昔の自分達には戻れないという考えが積み重なったのだろうと思います。

ラストで絹と麦は、ファミレスに来た初々しい、昔の自分たちに似たカップルを見て、涙を流します。そこで、2人は、やはり今の状況から昔の自分たちには戻れないと確信を持てたのではないかと感じたのです。

今作での「花束」というタイトルと、映画予告のポスターからするときっと素敵な恋愛ストーリーなんだと想像させられますが、この映画の良さはタイトルとは真逆な結末に至るところです。

実際に2人が出会い、恋をしていく中で本当に花束みたいな恋をした時期があり、絶頂期もありましたが、徐々に徐々にすれ違い、心が離れていくリアルな人間模様が描かれているのが今作です。

ファミレスに来た初々しいカップルは、昔の自分たちと同じように、これから花開く存在なのです。初々しいカップルを見て涙を流し、花が枯れてしまった自分たちは、お互いの幸せのために別れました。

しかし、2人の付き合った時間はけっして無駄ではなく、人生の中でとても美しく、かけがえのないものだったと心から感じます。

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花束みたいな恋をした|主題歌の読み方が意味深!原作小説あり、漫画はなし

主題歌はAesome City Clubの『勿忘』読み方は花の名前にもある

映画『花束みたいな恋をした』の主題歌はAwesome City Clubの『勿忘』です。主題歌『勿忘』の読み方は「わすれな」です。わすれな草という花がありますが、花言葉は「私を忘れないで」です。

そして、バンド名の読み方は「オーサム シティ クラブ」と読みます。

Awesome City Clubは男性2人、女性1人の3人組バンドで今作の主題歌ともなっているのですが、実は劇中で主題歌の「勿忘」は流れないです。この曲は映画ように制作された曲ではなく、予告編でしか使用されていません。

エンドロールで流れるのは『花束みたいな恋をした』のオリジナル・サウンドトラックに収録されている曲が流れるだけでガッカリした人も多いようです。

原作小説について!原作漫画はないけれど読んでみたい

映画『花束みたいな恋をした』の原作は、映画でも脚本を務めた坂本裕二のオリジナル小説となっています。

原作小説は2種類あり、赤色のがノベライズ(映画を小説化したもの)となっていて、青色のが映画のセリフを一字一句楽しめられるオリジナルシナリオとなっています。

どちらの原作小説も映画とは結末も同じですし、内容にそこまでの違いはありません。ただ、どちらかと青色の原作小説の方が、映画と近しい流れなので、赤色の方が映画を観た前でも後でも個人的にはオススメします。

また、ここ最近の恋愛映画ということで、原作漫画から映画になったのではないかと感じもしますよね。

しかし、今作では漫画版は現状ありません。ですが、映画自体が大ヒットしているので、小説よりも読みやすい漫画版も今後発売されることは充分にあると思います。

映画『花束みたいな恋をした』撮影場所・ロケ地

映画『花束みたない恋をした』の撮影場所・ロケ地は主に東京都内となっています。調布や多摩川での撮影が多かったようですが、映画内で思い深いシーンの撮影場所をピックアップしてみました。

ちなみに調布市では、はな恋の聖地と謳っていて、市役所などでロケ地マップの配布も行われました。

撮影場所・ロケ地①「明大前駅」

まず、麦と絹の出会いとなったのは京王電鉄の明大前駅です。2人はここで終電を逃したことから出会いが始まりました。

撮影場所・ロケ地②「甲州街道沿い」

出会った2人は、意気投合して甲州街道沿いを歩いて行きます。こちらは最寄り駅で言うとつつじヶ丘駅付近の道路となっています。

撮影場所・ロケ地③「調布パルコ」

調布駅前にある、パルコでも度々撮影が行われました。パルコ5階にある、本屋さんでも撮影がされたりしています。調布パルコでは公開記念として麦と絹のスマホ、衣装を展示する特典ブースが設置されました。

撮影場所・ロケ地④「御塔坂橋」

麦と絹の付き合ってから、ファーストキスをした場所は調布市街から深台寺方面に向かうとある「御塔坂橋(おとざかばし)交差点」です。映画同様に、夜間押すボタン式となっています。

撮影場所・ロケ地⑤「パン屋さん」

映画内で登場する「手作りのパン木村屋」も実在する場所です。こちらは千鳥烏山駅の近くにあるパン屋さんで、映画効果もあって足を運ぶ人が増えているようです。

劇中で食べていた焼きそばパンも売り切れになっていることがあるようなので、焼きそばパンを食べたい方は早めに行った方がいいかもしれないです。

撮影場所・ロケ地⑥「多摩川河川敷」

麦と絹の2人の帰り道として出てくるのは多摩川河川敷にあるサイクリングロードです。聖地巡りとして、焼きそばパンを食べながら歩くと映画の世界観を再現できますね。

撮影場所・ロケ地⑦「同棲したアパート」

2人が同棲したアパートはこちらになります。建物名までは不明なのですが、1階が「MHプロダクツ」というバイク屋さんがある、螺旋階段が目印の建物です。

映画の設定とは違い、駅からは30分もかからない位置ですね。麦が就活する際、履歴書に住所を「東京都調布市多摩川3-59-13リバーパレス501」と記載していましたが、この「リバーパレス」という建物は実在しませんでした。

撮影場所・ロケ地⑧「ファミレス」

最後に紹介するのは2人の別れ場所となるファミレスです。ここの撮影場所は「ジョナサン三鷹井口店」です。切ないシーンでもあり、印象に残っている人も多いかと思います。

花束みたいな恋をした|名言集の8つ!日常生活でも使いたい

ここでは映画『花束みたいな恋をした』で生まれた名言を当メディア独自で集め、鑑賞者の声を交えて紹介します。付き合ってから別れていくまでのリアルな展開に、共感を得た名言も多かったようです。

花束みたいな恋をした名言①

始まりは終わりの始まり

・これはまさにリアルな恋愛を表現したからこその名言であって、自分の中で非常に共感はしましたが、この映画を恋人と観るのはちょっとおすすめしないかもしれないです。

・こう言ってしまうと、物事には「始まり」がなくなってしまい違和感がありましたが、2人には別れが待ち受けていることを予感するセリフなんだと思いました。

・絹が愛読していたブログのめいさんの言葉で、恋愛だけではなく人生の様々なことに当てはまる言葉だと思いました。何かが始まるということは、いつか終わりがくるということでもあるのだと改めて感じました。

花束みたいな恋をした名言②

女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見る度に一生そのことを思い出しちゃうんだって

・花だけに関わらず、女の子と出会ったことで知っていく女の子の好きなもの1つ1つや一緒に過ごしてきた数々の思い出、好きな子から教えてもらった全てのことを見る度、触れる度にその人の事を思い出し想うのかなと思いました。

・麦と絹が二人で撮った写真を見返しながら言うセリフ。このセリフを言った絹が結局花の名前を麦に教えないところが意味ありげで印象に残りました。

・マーガレットが出てきた時の言葉なのですが、映画のタイトルともかかっているような気がして印象深いセリフでした。

花束みたいな恋をした名言③

好きで一緒になるのになんでお金ばっかりになるんだろう

・学生の時は、お金よりも仲の良さで恋愛をしていく印象をもたらすが、実際に社会に出てしまうと恋愛をする上でお金が絡んでしまうと感じられました。お金で相手を決めるのではなく、どれだけ相手に好意があるかが大事だと考えられました。

・この名言は、彼女は、もっと彼との時間を大切にしたく、好きなことだけをして生きていきたいが、彼氏は、仕事でお金を稼ぐことに一生懸命になっているシーンで出ました。彼女は彼との楽しい時間を求め、彼は彼女との生活のためにお金を稼ぐこと、どちらもとても必要なものです。

しかし、この考え方の違いが大きくなり、次第にすれ違っていくこのシーンはとても心が苦しくなりました。私の友達も同じような経験をしていたためかなり共感しました。

・私自身、好きだけれどそれだけじゃどうしようもない場面を痛感したことがあり、とっても共感できるセリフでした。

花束みたいな恋をした名言④

僕の人生の目標はは絹ちゃんとの現状維持です。

・今楽しいこの時間を噛み締めて続けていくことがなんだかんだ言って一番難しいことなのかもしれないと感じた一言でした。

・目標が現状維持というアンバランスさが逆に心に刺さった。

・これは絹が麦に言ったセリフで麦とずっと一緒にいたいと思う気持ちで放ったセリフで麦らしい一途な面が見れて人生観としても素敵な言葉だと思います。

花束みたいな恋をした名言⑤

こういうコミュニケーションは頻繁にしたい方です。

・絹と麦が押しボタン式の信号の前で始めてキスをした後に絹が言った言葉です。本当にかわいらしいし、言われたいセリフです。キスした後の、麦の「サンキュー押しボタン式信号」の心の声も良かったです。

・映画を宣伝する特集番組で、有村架純さん自身が「ズルいと思うセリフ」として話していて、映画を見る前から楽しみにしていました。いざそのシーンを見たとき、初めてのキスでのときめきも相まって、本当に可愛らしくて、女の私でもキュンキュンしてしまいました。

・キスした後に絹がこのセリフを言うのですが、やはり交際している相手でも夫婦でも愛し合う事やコミュニケーションなどでははっきり言った方が良いと思うし、その方が可愛げがあるかなと個人的に思いました。

花束みたいな恋をした名言⑥

分けちゃダメなんだって、恋愛は

・分かりやすい単語ばかりで組み合わされたセリフですが、意味を多岐に渡って解釈できるという奥深さが秘められているような雰囲気を私は、このセリフから感じました。

・分けてるわけではないけど、どこかで繋がっていないとカップルも分かれているように見えるなぁと感じました。

花束みたいな恋をした名言⑦

3回ご飯食べて告白しなかったら、ただの友達になってしまう

・お互い意識している時に告白しようかどうか悩んでいるまま、一緒にご飯に行く回数だけ増えたら次第に気持ちも冷めて、そのまま友達の関係で終わってしまうなって感じたから。

花束みたいな恋をした名言⑧

恋には賞味期限がある。

・オダギリジョーさんとのシーンで恋について話している時に恋には賞味期限があると言った時、不思議と共感してしまいました。たしかに、恋は永遠じゃないし3年経つと冷めてしまうとも言うので、納得するような複雑になるような気持ちでした。でも、賞味期限と表すのは素敵だなと思いました。

映画『花束みたいな恋をした』あらすじネタバレ

以下、映画「花束みたいな恋をした」のあらすじネタバレとラスト結末です。

花束みたいな恋をしたのあらすじ|再会に気まずくなる

あるカフェで、2人の仲の良いカップルがお茶をしていました。最近付き合いたてのようで、イヤホンを共有してお互いの好きなアーティストの曲を聴いています。

彼女とデートをしにきていた麦は、それを見てあの2人は音楽がさほど好きではないと言います。同じく、別の席では彼氏と来ていた絹が同じことを彼氏に語ります。

「イヤホンを別々に聞けば違うサウンドから流れるから、お互い自分のスマホで同タイミングで聞けばいいじゃないか」と語ります。麦と絹は、カップルにそのことを伝えようと立ち上がります。

しかし、お互いに目が合って恥ずかしくなった2人は、席に戻るのでした。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|似た2人

大学生の絹は、少しマニアックなものが好きでした。沢山の本を読んだり、舞台鑑賞、ミイラ展に心を躍らせるような女の子でした。しかし、絹はあまり周囲と趣味が合わない事から、単独行動を好んでいました。

その日は、お笑いのライブがあったものの、知人の男性にばったりと会いご飯に行く事となりました。

同じく大学生の麦も、本が大好きで、ガスタンクの形を見るのが大好きといったマニアックな男子でした。麦も普通の大学生で、googleストリートビューに自分が写っている事を友人と喜ぶような男子でした。

ある時麦は、友人たちのカラオケに参加します。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|出会う2人

2人は、それぞれの飲み会、食事の後に終電に間に合わずに駅でおいてかれてしまいます。そこで、麦と絹は初めて顔を合わせました。同じく終電を逃した会社員の女性と男性も虚しく電光掲示板を見上げます。

そして、4人は夜遅くまでやっているカフェ・バーに向かいます。初対面であった女性と男性はイイ感じになりますが、絹と麦は気まずそうにしていました。

そんな中、麦が店内にいる押井守を見つけます。麦は押井守を見て嬉しそうにします。それに気づいた女性は押井守を見ますが、女性は押井守が何者か知らないようで、麦のしょぼくれた様子をよそに男性とメジャーな映画の話をしだします。

会社員の男性と女性はタクシーで帰ってしまい、麦と絹も歩いて帰路につきます。別れ際に、絹は店にいたのは押井守だったよねと声を掛けます。

その一言をきっかけに麦と絹は一気に打ち解けます。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|意気投合する2人

一気に意気投合した絹と麦は、そのまま別の居酒屋へはしごします。

2人は行きそびれたバンドのチケット持っていた事、同じメーカーの靴、何から何まで似ていました。お互い心を許すようになった頃、麦は恥ずかしそうに、ガスタンクを見るのが好きだと言います。

ガスタンクが写っているだけの映像を制作し、映画にするまで好きだというのです。絹は興味ありげに、その自作映画を観たいとお願いします。

その時、麦の同級生がたまたま二次会で絹たちのいる居酒屋へやってきました。同級生たちに声をかけられている麦を見た絹は、その場をそそくさと立ち去ろうとします。

それを見た絹は麦を急いで追いかけます。絹に追い付き、ガスタンクの自作映画を見せる為に、絹を自分の家に招きます。

麦の家に行くと、絹はあるスケッチブックを見つけます。スケッチブックには、麦の描いた沢山の絵がありました。絹は麦の描いたイラストを好きだと言います。

麦は、さっき紹介したガスタンクの自作映画を絹に見せます。しかし、絹は途中で転寝をしてしまうのでした。麦は、このことで内心嫌われたかもと思います。

翌朝、麦は絹をバス停まで送り届けます。心を開いた絹は、麦にミイラ展に一緒に見に行かないかと誘います。麦は喜んでそれを受け入れるのでした。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|告白

2人はそれからもずっと、仲の良い友人として楽しい時間を過ごします。何度も会って時間を過ごすうちに、2人とも心の底で告白を考えていました。

ある時、ファミレスでムードのよい音楽を聴いて、告白できる環境を作ろうと麦は考えます。絹と音楽を共有する為、スマホのイヤホンを片方ずつ共有します。

イイ感じのところで、隣の席にいた中年男性が声をかけてきます。男性の職業はミキサーらしく、イヤホンを片方ずつで聴くのは別の音楽を聴くのと同じだと説教をしてきたのでした。閉店近く、せっかくのムードが台無しにされてしまいます。

告白するタイミングを逃したふたりが、ぼちぼち帰ろうとすると、一つのチョコパフェが運ばれてきます。店員が間違えて運んできてしまったものでした。

既にほかのお客さんもいなかった為、絹たちはパフェを頂く事にします。パフェでお互いにいる時間が長くなったチャンスで、麦は絹に告白をします。

絹は、麦の告白を受けて快諾をするのでした。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|幸せな日常

無事にカップルになった後も、2人の交際は順調でした。色々な場所に行ったり、絹も三日間麦のもとで泊まったり、沢山の時間を過ごします。

ある時、麦は知り合いのクリエイターたちのもとに絹を連れていき、紹介します。その中には駆け出しカメラマンである青木と、その彼女である菜那がいました。

2人はおそろいのタトゥーをしており、絹はそのタトゥーに釘付けになります。菜那と絹は、仲の良い女友達になります。交流会の後、絹は麦に、菜那さんたちが別れたらあのタトゥーをどう思うのだろうと話すのでした。

数日後、絹は就職活動に打ち込み始めます。麦は得意のイラストを仕事に繋げる為、1カット1000円でイラスト制作に励みます。

就職活動をしていた絹ですが、圧迫面接が続いて泣いてしまいます。話を聞いた麦は、そんな嫌な事をしてまで仕事をする必要はないと励まします。

絹の親は広告代理店で働く人で、新卒で入社しなければ反社会勢力としてみるような厳しい価値観だというのです。そんな絹に、麦は一緒に住もうと提案します。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|学生生活が終わっての日々

2人は多摩川の付近のアパートで同棲生活を始めます。絹は就活をせず、アイス屋さんでバイトをしてフリーターとして働いていました。麦もフリーターとしてイラスト制作に打ち込んでいましたが、単価を下げられ続けます。

麦はイラストレータへの道は厳しいと思い知らされてしまう日が続きます。絹はアイス屋さんで働きつつも、簿記の資格を勉強しだしました。

今後も2人で生活することを考えた麦も、就活する事を決意しだします。絹は簿記資格のおかげで、歯科医院の事務の仕事に受かります。しかし、麦の就活はなかなかうまくいきませんでした。

一方で、麦はようやく就職試験に受かります。麦の就職先は物流系の営業でした。17時に終わるという事で、絹との時間も大切にしつつ、金銭問題も悩まずに済むと言います。

しかし、実際は多忙な職業で、絹との時間は減りつつありました。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|すれ違い

絹の仕事は非常に多忙で、好きだったイラストにも打ち込むことがなくなっていきました。本もビジネスのハウツー本ばかりになっていきます。

絹はイラストや昔好きだった趣味の事を麦に話しますが、忙しい代わりに麦と一緒にいられるのだと言います。多忙なうえ、上司に唾を吐かれるなどパワハラを受けている麦に仕事を辞めなよ言う絹ですが、麦は仕事だからと言って反論するのでした。

口調も激しくなる中、お互いなんとか冷静になって喧嘩を鎮めますが、2人の間には亀裂が入り始めました。同じ頃、絹と麦の友人である、青木と菜那が別れました。

友人たちの会合で、絹は菜那の話を聞きます。麦は仕事に追われ、その場にはいませんでした。菜那は青木から暴力を受け、おでこに傷を負っていました。

青木は自分の仕事について、追い詰められていたようだという話を絹は聞きます。

ある時、絹は菜那たちの知り合いであるイベント会社の社長に仕事を勧められます。

歯科医院の事務として働いていた絹ですが、あまり仕事仲間とも馴染めていず、そのイベント会社の仕事が気になりだします。そして、給料は下がりますが、絹は好きな事を仕事にしたいと決意するようになります。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|価値観の相違

一方で絹の方は、配送会社の同じ年頃の男性が、仕事の荷物を乗せたトラックを東京湾に捨てたという事件を耳にします。麦は仕事場で後輩にその事件の話をかけられます。

しかし、麦は仕事は責任だと後輩に言います。そこで後輩からは大変ですねと嫌味を言われ、麦は思わず手元の資料を後輩に投げつけようとします。後輩はすぐに部屋から出てしまい、麦は一人仕事部屋に取り残されてしまうのでした。

帰宅した麦は、机の上に絹の持ってきたあるファイルを見つけます。ファイルには、絹が誘われたイベント会社の概要が書かれていました。絹は、既に歯科医院の仕事をやめ、イベント会社での転職を決めていたことを知ります。

麦は給料が下がってまで好きな事をしようとする絹に対して、そんなものは仕事じゃないと叱ります。しかし、絹は好きな事をして生きていきたいと反論します。

口論が最高潮になったところで、麦は結婚しようと言い出します。結婚したら、麦が働いている間に絹が好きな事をしていればいいと言うのです。

突然の無理やりなプロポーズに、絹はがっかりします。思ってたものとちがったなとつぶやくのでした。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|青木の死

一方で後日、カメラマンだった青木が亡くなりました。青木はお酒を飲んだ後、お風呂で命を落としてしまっていたのでした。絹と麦は青木の葬式に参加します。

しかし、絹は内心では、そこまで青木の死を悲しむことはできませんでした。青木が菜那に暴力をふるった事実が頭に焼き付いていたからです。

その事もあり、絹は麦にかける言葉がありませんでした。麦は青木の死を悲しみますが、夜、絹が先に寝てしまったので一人で気を紛らします。

翌朝、絹は麦に声を掛けますが、麦は無視して仕事に行ってしまうのでした。

花束みたいな恋をしたのネタバレ|別れる決意

月日がたち、まだ絹と麦は一緒に暮らしていました。しかし、2人は一番いい別れ方やタイミングを心の内では考えていました。ある時、友人の結婚式にでた2人は、お互いにこの日で別れようと決意していました。

結婚式の後、2人はよく来ていたファミレスに向かいます。席について、昔の楽しかった思い出について語ります。

タイミングのいいところで、麦が別れの話を切り出そうとしました。しかし、言葉が出ず、別れを濁らそうとします。絹も麦の言いたかったことを分かっていたようで、麦に濁らさないでと言います。

麦は涙を浮かべ、やっぱりもう一度やり直したいと伝えます。

結婚すればうまくいくと懸命に伝えますが、たまたま今日は楽しく過ごせただけで、また一緒にいる内にすれ違いになって、何度やっても同じことになると言います。

その時、近くの席にまだ付き合う直前のような男女が座ります。男女はまるで、昔の出会ったばかりの絹と麦と同じようでした。絹と麦は思わずその男女に目がいってしまいます。

初々しい男女を見た絹と麦は、もうあの頃に戻れないと悟り、涙を流します。思わず耐えられなくなった絹と麦は、ファミレスの外に出て泣き出し、お互い強く抱き合うのでした。

花束みたいな恋をしたの結末ラスト|恋の終わり

絹が部屋を出ると決まってからも、絹の引っ越し先が見つかるまで3か月かかり、それまで仲良く暮らしていました。そして、2人は完全に別れ、しばらくして各々の恋人ができます。

(映画冒頭に戻り)麦と絹の2カップルは、ある時たまたま同じカフェにいました。そこで違う席にいた麦と絹は、別席でイヤホンを共有するカップルを見ていました。

そしてそのカップルを、片方のイヤホンで聞くのは別の音楽を聴いてるのと同じだと恋人に語ります。カップルにイヤホンの注意をしようと立ち上がったところで、ばったり絹と麦の目が合い、2人は黙って席に戻ります。

その後、カフェを出る時、2人はお互い目を合わせないものの、背中越しに手を振って分かれます。

家に帰った、麦はgoogleストリートビューで再び奇跡にあいます。麦は多摩川の横を仲良さげに歩く、昔の絹と麦を発見したのでした。麦はそれをみて喜んだのでした。

以上、「花束みたいな恋をした」のあらすじネタバレとラスト結末でした。

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『花束みたいな恋をした』の感想評価と口コミ評判レビュー

以下、映画「花束みたいな恋をした」の感想評価と口コミ評判です。

感想評価|非常にリアルで緻密に描かれた恋愛映画

言葉では伝わらない程、とてもリアルに感じた恋愛映画でした。お互いの心情やすれ違いが非常に細かく描かれており、素晴らしい脚本と演出だったと感じます。

主人公役である菅田将暉と有村架純が、良い意味で俳優に見えず、普通のカップルを見ているような気がする程でした。二人の演技がとても自然だったのも良かったと思います。

テーマはほのぼのだったり、笑いどころはあるもののなかなか重いものになっていました。

大学生から社会人になり、就活や仕事を通して今までの自分達ではいられなくなっていく様子は本当に生生しく、緻密でした。価値観の違いで別れていく流れなど、今まで多くの恋愛映画を見てきましたが、「共感する」という意味では1番共感できた恋愛映画でした。

最終的に別れたものの、絹と麦がお互い一緒にいた時間は濃厚で、美しいものだと心から感じられました。文では伝わらないので、是非映画館で観てほしい映画です。

口コミ評判レビュー|「これから大切にしたいと思う人と観に行くことをおすすめする」「恋模様が丁寧に描かれていて構成も秀逸」

映画『花束みたいな恋をした』の口コミ評判レビューには、「この映画は人間味があり、自分自身の経験と重ねて感情移入した方が多いのではないかなと思います」「付き合った当初の気持ちをずっと持ち続けるなんて、どんなにラブラブなカップルでも無理だよなと改めて感じました」「青春時代をゆっくり振り返っているような気持ちになれた」「いつかのびのびした日常や恋愛がしたくなりました」という評判が多い印象です。

★★★★★星5

この映画を見る前に「カップルでは行かない方がいい」とおっしゃってる方がいて「行かない方がいいのかな」と感じていましたが実際彼氏と観に行って「よかった!」と感じています。どう感じるかは見た人の感じ方によると思いますが。

映画を見ている時にはなにも感じず、ただ心が苦しくなって絹ちゃんの気持ちが胸が痛くなるほどわかりました。一緒に観に行った彼氏は、麦くんの気持ちが痛いほどわかると言っていました。女子と男子は分かり合えないと良く聞きますが、それがよくわかる映画だったと感じました。

観に行ってからさまざまな方の考察を見て、もう一度見たいと感じました。次は麦くんの目線で。ラストになるにつれてお互いの気持ちが近いようで離れてる関係性がすごく胸がいっぱいでした。

ハッピーエンドの結末ではないですが、これから大切にしたいと思う人と観に行くことを私はおすすめします。

20代女性

★★★★★星5

私はこの映画を二日連続、観に行きました。1回目は友人と、2回目はひとりです。まず感想としては、とにかく苦しく、これから恋愛することが怖くなりました。

前半のふたりの幸せなシーンを、ここは幸せな部分だと割り切って観ることができず、この先起こる別れのことを考えて辛かったです。私は男性と長い期間お付き合いした経験がないため、自分のことを落とし込んで観るというよりは、他人の恋愛を観ると言う感覚でした。

最後のファミレスのシーンで絹ちゃんが泣き出すと同時に私も泣いてしまいました。ファミレスを出てふたりが抱き合うシーンで、別れない選択をするのかなと思ったらあっさり別れたところは驚きました。

個人的に絹ちゃんはイベント会社の社長と浮気したと思うし、麦と絹の復縁はないと思いました。観る人によって全く感想異なると思うので、皆さんに是非観ていただきたいです。

20代女性

★★★★☆星4

移ろいやすい恋心の機微を実感を込めて丁寧に描いていて、まるで自分が体験したかのような濃密な2時間を味わえる。

物語が終わっても、この2人は確実に現実の東京の何処かで暮らし続けていると感じられるほどリアルなキャラクター描写が魅力的。フリーターでだらけた2人が、真人間への道を目指してリクスーを装着するところのそれぞれのピシッと可愛さ、カッコ良さの鮮烈なことったらなかったです。

恋に舞い上がって、不動産の助言も右から左な描写が彼らの生活感のなさの象徴なシーンとして地味に印象的で、ある意味お似合いな2人。大都会ならではの明るい夜道を歩きながら語らう場面が多用されていて、地方生活者にはうらやましさが増すばかりですね。

30代男性

★★★★☆星4

可愛いカップルだったのでいつまでも見ていられそうでした。若いのになぜか古風さも感じる二人らしくピュアな恋模様が丁寧に描かれていて構成も秀逸でした。

玄関に置いてある靴がある日変わるというのもその靴と気持ちがリンクしている感じで切なかったです。麦や絹の周りのひとたちも素朴な感じで特にパン屋の「木村屋」で老夫婦が付き合いたての麦と絹をじっと見ているシーンも地味ながら好きでした。

また同じように麦と絹がジョナサンで付き合いそうなソワソワした男女を見守っているシーンも可愛かったです。周りの風景も含めて優しい空気感があり、青春時代をゆっくり振り返っているような可愛い映画だったので良かったです。

再会して結婚してそうな二人だなぁとも思いました。描ききらずに余韻や余白がある方が夢があるのかも。

40代女性

*映画「花束みたいな恋をした」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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