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天空の城ラピュタの登場人物のその後!呪文や意味を詳しく解説【あらすじとネタバレ含む感想評価】

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1986年8月2日公開のジブリ映画『天空の城ラピュタ』。

スタジオジブリ制作映画の第1作目。興行収入は11億円ほどだったものの、評価は高く、2020年に行われた「一番好きな宮崎駿監督作品」の人気ランキングでも1位となりました。

また、テレビ放送されるたびに、Twitterでは劇中の呪文セリフ「バルス」が投稿され、1秒間辺りの「バルス」のツイート数が世界記録にもなりました。

『天空の城ラピュタ』の口コミ評判レビューには、

  • いつ見ても面白くて楽しめる映画
  • 作品の話も好きですが音楽も雄大さが伝わるのが最高
  • ストーリー、キャラクター、音楽すべてがマッチしている
  • ぜひたくさんの子供達に観て欲しいアニメ
  • 大人になった今でも、見返すことが多い作品
  • どのキャラクターも魅力があり、一つ一つのシーンがとても印象的
  • 世界観に引き込まれ、映画が終わった後に余韻に浸れる
  • 何年経っても何度見ても古さを感じさせず新鮮に楽しめる

という声が多数集まっています。

映画「天空の城ラピュタ」のまとめ
  • 天空の城ラピュタの登場人物まとめ
  • シータとパズーは結婚した?ラピュタのその後
  • ラピュタに登場する呪文一覧
  • ラピュタが伝える意味とは
  • 天空の城ラピュタのあらすじ
  • 天空の城ラピュタのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー

「天空の城ラピュタ」のあらすじやネタバレ含む感想評判と併せて、シネマコミックもおすすめです♪

一度も読んでない方は、原作を読んでおくとより一層、映画を楽しめます。

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目次

天空の城ラピュタの登場人物まとめ

登場人物①|パズー

年齢は10代前半(徳間書店刊行「ロマンアルバム 天空の城ラピュタ」では12歳設定)。若くして両親を亡くし、スラッグ渓谷の鉱山で機械工見習いとして働き、両親の残した家で一人暮らしをしています。

機械の扱いに長けており、空中海賊ドーラ一家の母船タイガーモス号では、機関助手としてテキパキと仕事をこなしていました。

かつて父親がラピュタを撮影し、その存在を誰にも信じてもらえず詐欺師扱いされたまま亡くなったことで、その無念を晴らすべく、自作の羽ばたき式飛行機でラピュタへ到達することに熱意を燃やしています。

性格は活発で、正義感と行動力に溢れています。劇中、シータやドーラ一家を救うために、数々の危険な場面を潜り抜けました。

トランペットの演奏も得意で、「ハトと少年」の曲を披露していましたが、これはパズーがトランペットを終始持ち歩くはずだった初期設定の名残です。

宮崎監督は「未来少年コナン」でコナンが槍を持っていたように、キャラクターを象徴するアイテムとしてトランペットを持たせたかったのですが、描写が困難なため断念されました。

登場人物②|シータ

年齢はパズーと同じく10代前半(12~13歳位と推測されます)。幼い頃に両親を亡くし祖母に育てられました。

祖母の死後は家と畑を継ぎ、ゴンドアの谷で一人暮らしをしていましたが、飛行石を狙うムスカら特務機関によって、映画冒頭から囚われの身になっています。

ラピュタの王族の末裔で、本名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。ラピュタ語で「トエル」は「真の」、「ウル」は「王」を意味しており、ラピュタの正統な王位継承者です。

ティディス要塞からパズーを解放させるために自身を犠牲にしたり、ロボット兵に憐憫の情を持つなど心優しい性格をしています。

その一方で、瓶でムスカを殴り倒して飛行中の船から逃げようとしたり、タイガーモス号でパズーと共に高所で見張りをしたり、ラピュタの中枢ではムスカを道連れに死ぬつもりだったりと芯の強い一面も持ち合わせていました。

名前の由来は、宮崎監督の学生時代に書いた人形劇のヒロイン名で、もともとはギリシャ文字の「θ(シータ)」からきています。

登場人物③|ムスカ

年齢は雑誌「アニメージュ」では28歳、「ロマンアルバム(略)」では32歳の設定。

政府の密命を帯びた特務機関員で階級は大佐。軍と共同でラピュタ探索の任務にあたっていますが、その真の目的は自分がラピュタの王となり地上を支配することにあります。

表面上は紳士的な物腰でも、その本性は人の命を軽んずる残忍な性格をしています。(「見ろ、人がゴミのようだ!」の名言を残しました)

本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」でラピュタの末裔ですが、シータが本家なのに対してムスカは分家のパロ家の血筋です。

トエル家は飛行石と呪文を、パロ家は古文書を代々受け継いできました。古文書と長年に渡る研究の成果から、ラピュタの中枢で古代のラピュタ語を解読しています。

また、若いながら大佐という地位にいることから、相当な切れ者であることが伺えます。終盤でパズーに「3分間待ってやる」と猶予を与えたのも、その間にリボルバーに弾丸を装填するためでした。

「未来少年コナン」のレプカとの類似性があり、実際に「ロマンアルバム(略)」ではレプカの先祖とされています。

登場人物④|マ=ドーラ

年齢は50代と推定されます。(「だてに女を50年やってるんじゃないよ」とのセリフから)

空中海賊「ドーラ一家」の首領です。

序盤でこそシータとパズーを追いかけ回しますが、後に2人の保護者的な立場になっており、悪人というわけではありません。(盗みはしても命までは奪わないようで、冒頭の飛行客船では、特務機関員が実弾を発砲しているのに対し、ドーラ一家は催涙弾を使用していました)

ドーラ一家は彼女の息子3人(後述)の他、手下5人(名前はそれぞれカ、キ、ク、ケ、コ)と古参の機関士ハラ・モトロで構成されています。

船長なだけあって、そろばんをも使いこなして航法計算をしたり、軍の暗号を解読できたりする聡明な女性です。また、年齢に似合わず誰よりも健脚な上に、オートモービルやフラップターの運転技術及び銃器の取り扱いにも秀でています。

ティディス要塞で自分を犠牲にしてパズーを解放させたシータを、「あたしにそっくりだよ」と評していますが、実際にドーラの自室にある肖像画を見ると、若い頃の彼女は美人だったことが分かります。

キャラクターのモデルとなったのは宮崎監督の母親です。

登場人物⑤|シャルル

年齢は30歳。

ドーラの長男で、一家の中で一番の怪力の持ち主です。顔全体は髭に覆われており、筋骨隆々たる体躯をしています。

シータとパズーを匿う親方と一対一の決闘を果たし、その際には力自慢の証として筋肉でシャツを破りました。

シータの気を惹くために花をプレゼントしようとしたり、好きな食べ物がプディングだったりと、巨漢に似合わず少年のようなところがあります。

モデルとなったのは宮崎監督がウェールズに行ったときに見たガードマンで、シェパードを連れた2mの大男なのですが、怖いだけでなく素朴で善良そうな顔に惹かれたそうです。

登場人物⑥|ルイ

年齢は25歳。

ドーラの次男で、痩身、ちょび髭が特徴です。シータに惚れている描写が多く見られます。パズーに対してはやや高飛車な物言いも見られますが、愛嬌があり、どことなく滑稽で憎めないキャラクターです。

宮崎監督はルイについて、ドーラがスペインのイイ男と恋仲になって出来た子だと冗談半分に述べています。

登場人物⑦|アンリ

年齢は20歳。

ドーラの三男で、劇中ではあまり出番がありませんが、タイガーモス号の操縦士をしています。外見はそばかすが特徴。シータを追ってスラッグ渓谷に来た際は、帽子で目が隠れていました。

ちなみに3兄弟の名前は、全員フランスの王様が由来となっています。

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映画『天空の城ラピュタ』|シータとパズーは結婚とラピュタのその後を解説

シータとパズーのその後について、宮崎監督がイラストを描いている

映画の最後でパズーとシータはドーラ一家と別れ、グライダーとなった見張り台で帰郷の途につきました。

まずは2人がどうなったのか、まとめてみたいと思います。公式では、小説版で僅かながら、その後の2人についての描写があります。それは、それぞれの故郷で元の生活に戻って半年後、シータの許にパズーからの手紙が届くというものです。

手紙には、ドーラ一家は今も海賊を続けていること(軍の給金を強奪したらしい)、軍や政府はゴリアテを失ったことを隠蔽しようとしていること、パズーの作っている羽ばたき式飛行機(オーニソプター)がもうすぐ完成しそうなので、それに乗ってゴンドアの谷のシータの家へ行くつもりだということが書かれていました。

シータが手紙を読んだところで終わっているので、2人が再会する描写はありませんが、その他に宮崎監督が映画公開直後に描いた、その後の2人のイラストがあります(「スタジオジブリ作品関連資料集1」に掲載)。

それは、ついに自作のオーニソプターを完成させたパズーがシータの家に飛んで行き、再会を果たしているものでした。パズーは片手に花束を持っており、出迎えるシータは切られた髪が元の三つ編みに戻っています。

多くは語らずとも、見る者の想像を膨らませる一枚です。

さらに宮崎監督は制作時、「アニメージュ」のインタビューで、2人がそれぞれの生活を送りながら、パズーは夢であったオーニソプターを完成させシータに会いに行く、そういったささやかなラストにしたい旨を述べています。

今どき、何もかもハッピーエンドでは胡散くさくなってしまうため、軍事国家は相変わらずだし、庶民である2人の生活も変わらない、そんな説得力のある終わり方にしたかったそうです。

監督の意図を理解した上で、その後の2人がどうなったかを想像するのも楽しいのではないでしょうか。

ラピュタのその後|人間に制御できるものではなくなっている

また、上昇を続けるラピュタはどうなったのでしょうか?

滅びの呪文によって城が崩壊し、更なる上空へと昇っていったラピュタですが、公式見解によると、宇宙空間まで到達してしまうわけではなく、空気のある成層圏で止まっているそうです。

なので、ラピュタ内の生物が全滅してしまうことにはならなそうです。映画のエンドロールも、よく見ると浮遊するラピュタから俯瞰する地上の景色が、時間が経過しても変わっていません。

これはつまり一定の場所で止まっているということです。

ラピュタは人間に制御できるものではなく、結果的に遠く人間の手を離れていったものと思われます。

ラピュタに登場する呪文一覧

ラピュタの正統なる王位継承者であるシータの家系は、代々、飛行石と共に呪(まじな)いの言葉を受け継いできました。

それは呪文の効果が、ラピュタ王家の血統の者が飛行石を身に着け唱えることによって、その飛行石から発動されるからです。ここではその呪文についてまとめてみました。

呪文①|リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール

シータの祖母が困ったときのおまじないとして教えていました。

「我を助けよ、光よ蘇れ」を意味します。この呪文を唱えることにより、飛行石が聖なる光を放ち始め、ラピュタへの道を示しました。同時にロボット兵も起動したことから、ラピュタの活動を再開させる効果もあると思われます。

いずれにしても、いつの日かラピュタの末裔が帰還するために必要とされる呪文で、ムスカの言う「飛行石にラピュタの位置を示させる呪文」とはこれのことです。

呪文②|バルス

ご存じ、「天空の城ラピュタ」の代名詞ともいえる、絶対に使ってはならない滅びの呪文です。ラピュタを崩壊させる効果を持つ言葉ですが、意味は「閉じよ」になります。

バルスの由来については諸説ありますが、宮崎監督が愛読していた諸星大二郎の漫画「マッドメン」に登場したピジン語(パプアニューギニアの言語)のバルス(鳩、転じて飛行機の意)から着想を得たという説が有力です。

また、恐ろしい効果であるにも関わらず言葉が短いのは、この呪文の使用が緊急時を想定しているためと思われます。

それに、発動には

①王家の血筋の者が

②飛行石を身に着けて

③ラピュタ内で唱える

という条件が必要なため、実は多要素認証であるとも言えます。

呪文③|レヂアチオ・ルント・リッナ

映画内では使用されず、準備原稿にのみ登場します。

「ものみな静まれ」を意味します。

準備原稿では、パズーはドーラ一家の長男シャルルとフラップターで雲の渦(竜の巣という名称はまだ無い)へと向かって行きますが、乱気流に飲み込まれてしまい、彼らを助けるためにシータがこの呪文を唱えます(この時点で飛行石を持っている)。

それによって気流は静まるのでした。

呪文④|シス・テアル・ロト・リーフェリン

こちらも準備原稿のみにある呪文です。

「失せしもの汝、姿を現せ」を意味します。

準備原稿では、上記のように「ものみな静まれ」の呪文で気流が静まったあと、シータが続けてこの呪文を唱えると、雲の渦が薄く明るくなり、中腹にラピュタへの道が現れるのでした。

劇中、シータが言っていた「もの探しのまじない」とは、この呪文のことかもしれません。その際にシータは「病気を治すまじない」にも触れていましたが、こちらは準備原稿にもないようです。

ちなみに、ラピュタ語の意味や語源については特になく、日本語や英語に似ていない言葉にするため、ケルト語を参考にしたと「ロマンアルバム」にて宮崎監督が語っています。

また、映画の舞台のモデルとなり、制作スタッフのロケもおこなわれたウェールズは、ケルト文化を色濃く残す地でもあります。

ラピュタの存在が意味するものは、テクノロジーの隠喩(メタファー)

歴代のジブリ映画の中でも『天空の城ラピュタ』は常に人気ランキングの上位に位置する作品です。

冒頭からアクションの連続するテンポよい展開、魅力的なキャラクター等々、人気の理由はたくさんありますが、やはり幻想的でロマンに溢れたラピュタの存在も大きいのではないでしょうか。

ここでは作品タイトルにもなっているラピュタについてまとめてみます。

映画『ラピュタ』の名前の由来はガリバー旅行記

まず、「ラピュタ」という名前について。

由来はジョナサン・スウィフトの小説「ガリバー旅行記」の空飛ぶ島「ラピュタ(ラピュータ)」からです。「ガリバー旅行記」については、劇中でパズーも触れていましたね。

映画の企画書の段階では、宮崎監督はスティーブンソンの小説「宝島」のような物語を予定していたのですが、突然と空に浮いている島を思いついたそうです。

その空に浮かぶ島は「ガリバー旅行記」に登場していたので、企画書にその名前を出せば説得力が増すだろうと考えられました。

ただ、宮崎監督は「ガリバー旅行記」の空飛ぶ島の名前が「ラピュタ」であることを確認したとき、あまり良くない名前だと落胆したそうです。

もともと、タイトルとしては「少年パズー 飛行石の謎」や「少年パズー 空飛ぶ宝島」などが挙げられていましたが、監督は最終的にはそのまま「ラピュタ」を使うことにしました。

ラピュタの存在について強いメッセージ性を含んだセリフが印象的

また、そのラピュタの存在が意味するものは、これは高度に発達した人間の文明、特にテクノロジーの隠喩(メタファー)であると思われます。恐らくは、劇中でもっともメッセージ性の強い部分はシータの以下のセリフです。

「今はラピュタがなぜ滅びたのか、あたしよく分かる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。“土に根を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。”どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。」

人類の歴史において、軍事技術の進歩と文明の発達は一体不可分でありました。ラピュタもまた高度な科学技術だけでなく、地上を支配するに足る兵器を持ち合わせています。

ロボット兵が恐ろしい兵士としても、かつ庭師としても機能している点は、その二面性を表現しています。

人間の本分を忘れ、いたずらにテクノロジーを追求した結果、ラピュタは滅びました。その教訓を生かして、シータの先祖であるトエル家はゴンドアの谷で土に根ざした生活を送っていたのです。

では、現代に生きる私たちはどうでしょうか。

すでに私たちの暮らしはコンクリートに覆われ、もはや比喩としてでなく物理的に土から離れています。当然のように第一次産業は軽視され、衰退の一途を辿るばかりです。

「天空の城ラピュタ」が公開されたのは1986年ですが、当時の日本は実体の無い好景気に沸いていました。この映画は紛れも無く極上の冒険活劇であると同時に、宮崎監督からの警鐘でもあるのです。

天空の城ラピュタのあらすじ

以下、映画「天空の城ラピュタ」のあらすじです。

天空の城ラピュタのあらすじ|狙われる飛行石

空中海賊ドーラ一家の母船タイガーモス号から、何機ものフラップター(小型航空機)が飛び立っていきます。海賊たちは一機の飛行客船に近づくと、内部へ襲撃をかけました。

混乱に陥る船内の乗客の中には囚われの身の少女・シータがいました。シータは特務機関のムスカ大佐が通信をしている隙をつき、後頭部を瓶で殴り気絶させると、青い石のペンダントを奪って窓から逃げます。

しかし外は空中、逃げ場はなく、シータは海賊に見つかってしまいました。海賊の狙いは、飛行石と呼ばれるシータのペンダントでした。窮地にあるシータはバランスを崩し、とうとう飛行客船から地上へと落下してしまいました。

天空の城ラピュタのあらすじ|パズーとの出会い

スラッグ渓谷に住む少年パズーは、炭鉱で働いています。

その日は遅くまで残業の予定があり夜食の買出しに来ましたが、帰り道に炭鉱の近くへと落ちていく発光体を見かけました。駆け寄るとそれは一人の少女で、先ほどの飛行客船から落ちたシータでした。

シータの体は飛行石の力によってゆっくりと降下しています。シータを受け止めたパズーは親方へ報告しようとしますが、現場は忙しく、それどころではありませんでした。

翌朝、パズーの家で目覚めたシータは彼に感謝するものの、飛行客船から落ちた後の記憶はなく、自分がなぜ空から落ちて無事だったのかは分かりませんでした。

そんな中、シータは壁にかけられたラピュタの写真に目を止めます。関心あり気なシータにパズーは、それはかつて父が撮影した伝説の島ラピュタで、世間の人々は誰もそれを信じず、父は失意のうちに亡くなったという話をします。

パズーは父の無念を晴らすため、自作の飛行機を完成させ、いつか自分がラピュタを発見することに執念を燃やしているのでした。そこへ、オートモービルに乗ったドーラ一家がシータを追ってやって来ました。

シータを変装させ、一家の次男ルイをやり過ごすと、2人は急いで親方のところへ逃げます。

天空の城ラピュタのあらすじ|果てしない逃走

親方は何も言わずに2人を匿い、ドーラの手下たちの前に立ちはだかります。

そして、力自慢の一家の長兄シャルルと親方の決闘が始まりました。決闘は白熱し、そのうち手下全員と炭鉱夫たちを巻き込む大乱闘となってしまいます。

その頃、おかみさんに裏口から逃がしてもらったシータとパズーは、知り合いの運転する貨物列車へと乗り込みました。しかし、海賊の首領ドーラが2人を見つけると、手下を連れ戻し、オートモービルで列車を追いかけます。

ドーラ一家は後部車両に飛び乗り徐々に距離を詰めますが、パズーは機転を利かせて車両を切り離し、逃走に成功します。

ところが、今度は前方から軍の装甲列車がやってきました。軍と特務機関は共謀してシータを狙っていたのです。走って引き返す2人ですが、そこにはドーラ一家が待ち構えていました。

やがて軍はドーラ一家を攻撃し始め、辺りの線路が破壊されたため、そのはずみでシータとパズーは谷へと落ちてしまいました。

以上、映画『天空の城ラピュタ』のあらすじでした。

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天空の城ラピュタのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー

以下、映画「天空の城ラピュタ」のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビューです。

ネタバレ注意!感想評価|パズーの優しさや男気があるファンタジー

飛行船から落ちてしまったシータが空から降ってきて、パズーがキャッチしてあげるシーンで、飛行石の力が止まった瞬間にシータの体重全てがかかり、一瞬落としそうになりながらもお姫様抱っこのまま安全なところへ運んであげているシーンは、パズーの優しさが滲み出ているなと感じました。

飛行石を奪おうと、海賊がやって来るのですが、この海賊団も優しい人ばかりで、最初は石を奪うために2人のことを追いかけていたのに、いつの間にやらふたりと一緒に行動するようになり、2人をムスカから庇ってあげるシーンもあり、心が暖かくなりました。

最後の決めゼリフ「バルス」は、何か決めゼリフを言いたい時などに、思わず使いたくなる名台詞だなと思います。

ネタバレ含む口コミ評判レビュー「未来の世代に受け継がれていってほしい作品」「ファンタジー映画の傑作」

『天空の城ラピュタ』の口コミ評判レビューには、「脚本・キャラクターデザイン、音楽まで丁寧に作り込まれた秀作」「映画作りの巧みさを感じつつ物語のテンポの速さと魅力ある登場人物で楽しめる」「見終わった後の爽やかさが心地よい作品」「名シーンが沢山あって、子供にも何度も見せたくなる」という評判が多い印象です。

★★★★★星5

この作品はとにかくパズーの男らしいところが、とてもかっこよかったです。シータのことを守ろうと必死なのが、見ていて伝わってきました。シータのためならなんだってするという真っ直ぐな気持ちから、海賊に入ったのも印象的です。自分にはできないと思わず、飛び込んでいく感じがパズーらしかったです。

そしてシータもパズーのことを信じていたのが素敵です。どんな状況だとしても、パズーのことを待っているところが心にグッときました。二人の関係性は絆が深いなと感じます。

またシータのおしとやかな雰囲気だけど、誰よりも男らしさがあるところが良かったです。男性に囲まれた場所でも、気合いを入れていたのが面白いです。シータらしさを感じました。

40代男性

★★★★★星5

『天空の城ラピュタ』は、有名なジブリ作品の中でも、特に人気の部類に入る作品だと思います。もちろん、私も大好きですし、私の母も「ジブリの中ではラピュタが一番好き!」とよく言っています。

飛行石を巡って巻き起こるいくつもの争い。権力を求めるムスカ大佐の醜悪な人間性は、何度見ても慣れることがありません。ネット上などでは数々の台詞をネタにされているようですが、冷静に考えてもやはり彼はかなり頭がクレイジーだったのではないでしょうか。

シータとパズーが出会い、絆を深め合っていく様子は見ていて和みます。餌を持ったシータが鳩に囲まれて、少し驚きつつも楽しそうに笑っている場面がお気に入りです。平和な時間の尊さが詰まっているような気がします。

ドーラたちと共に行動するようになってから、シータは更に活発な女の子になりましたね。頭も良く、料理もできて、可愛らしい女の子。でも頑固な部分や、ほんの少し強かな部分もあって、ただ可愛いだけじゃないというところが愛しいキャラクターです。

パズーは最後まで男気があって、優しくて、終始素敵な人だなぁ…と、見ていていつも思います。なんとしてもシータを守り抜く、という覚悟が物語後半は特にひしひしと伝わってきます。

幼い頃から何度も見ており、展開も分かっていて、台詞も覚えているのに何故か「飽き」がこない不思議な作品です。この映画を見直す度に、なんだか実家に帰ってきたような安心感を覚えます。これからも、ずっとずっと、未来の世代に受け継がれていってほしいなと思う作品です。

20代女性

★★★★★星5

初めて見たのは小学生の時で、その時は正直ストーリー等のことはよく分からなかったですが、絵のタッチ等がとてもきれいで、その世界観のようなものをとても好きになった記憶があります。特に、ジブリお得意の空中での描写はもちろんのこと、天空の城の描かれ方が小学生ながらにただただすごいなと思いました。

その後、年齢を重ねながら、何度か見ていくうちに、物語が持っているテーマ性のようなものから、年齢ごとに色々なことを感じていて、画一的なメッセージではなく、観る人にさまざまなことを感じさせ、考えさせ、もちろん娯楽としても小学生が楽しめるレベルにあり、ということで、多くの人に何度も見て欲しい作品です。

そして、あの主題歌はとても印象的で、今でも聞くと、なぜか涙が出てきますね。

30代男性

★★★★★星5

子供から大人まで夢中にさせてくれる、そんなファンタジー映画の傑作です。子供のころに見たときと、大人になってから見たときでは感じかたが全然違いました。何度でも見たくなるような作品です。

内容はとても熱く、人間ドラマもあって、映像に合った魅力的な音楽が絶対に耳に残ります。個性溢れるキャラクターにも感情移入してしまいます。あの独特な世界観に必ず引き込まれてしまいます。

「バルス」という言葉は誰もが聞いたことあるのではないかというくらい、有名ですよね。また、これに出てくる食べ物が美味しそうで、真似して作ったこともあります。カリカリのこんがりパンに目玉焼きと見た後は必ず作ってしまいます。個人的にはジブリで一番好きです。

30代女性

*映画「天空の城ラピュタ」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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