『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がひどい理由は4つある!キャスト相関図、あらすじ、皆の感想評価まとめ。

2018年7月13日、日本公開の映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』。
ジュラシックシリーズの5作目で、内容キャスト共に前作の『ジュラシック・ワールド』を引き継いだものとなっています。
恐竜たちがパークを飛び出して、人間たちが住む世界へと足を踏み入れるまで内容を描いています。
▼前作『ジュラシック・ワールド』の内容をおさらい!▼
前作よりは興行収入は落ち80億円だったものの、2作連続で洋画の年間興行収入1位となりました。
ジュラシックシリーズの1作目と2作目に登場したイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)博士も出演していて、21年ぶりの再登場に注目も集まりました。
目次
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』がひどいと言われる理由4つ
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、ジュラシックパークシリーズの続編として3年ぶりとなる2018年に公開されました。
前作ほどではなかったものの、全世界での興行収入が約13億ドルを超えるという2018年を代表する大ヒットを記録しました。
そんな興行的に成功した『ジュラシック・ワールド/炎の王国』ですが、作品の中身については「ひどい」という感想を持つ方も多々見受けられます。
なぜ、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は「ひどい」と言われてしまうのか、その理由は4つあると考察されます。
管理人
ひどい理由①後半のストーリー展開
映画の前半は、「ジュラシックワールド」の跡地であるヌブラル島の火山噴火によって絶滅の危機に瀕する恐竜たちを救出するために、ロックウッド財団のサポートのもと、クレアとオーウェンたちが島に向かう内容となっています。
後半では、財団の実質的経営者であるイーライが実は恐竜たちをオークションにかけ、更にDNA開発によって誕生した凶暴なインドラプトルを兵器として販売しようとしていたことが明らかになっていき、舞台は島からロックウッドの邸宅に変わります。
後半は、恐竜を利用とする人間の闇が描かれるようになり、恐竜が作品の本筋から外れてしまうことから退屈に感じてしまう方も多くおり、「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
不気味な邸宅でのホラー映画のようなシーン展開は、これまでのシリーズにない新境地だと思います。
が、ジュラシックパークのファンが求めている要素ではなかったようで不評を集める結果となってしまいました。
管理人
ひどい理由②タイトル名とのギャップ
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の原題は『Jurassic World: Fallen Kingdom』というタイトルです。
日本語で滅びた王国という意味になり、ヌブラル島のことを指していることが分かります。
しかし、日本版の副題は「炎の王国」で、映画を鑑賞すると、前半こそは島での冒険が描かれるものの、後半は島が全く関係なくなってしまいます。
このことから、タイトルとのギャップを感じる方が多くおり、「ひどい」という感想につながったと考察できます。
ひどい理由③恐竜の描き方
意思疎通のできない得体の知れない怖さが特徴であった「ジュラシックパーク」シリーズの恐竜。
ですが、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』で新たに登場した インドラプトルは、人間のように表情豊かになっています。
インジェン社のヴィックを檻の中におびき寄せて食い殺すシーンでは、ニヤリと笑ったような表情を浮かべるなど、従来と比べてコミカルな描かれ方をされており、スリルに欠ける印象があることから「ひどい」という感想につながったと考察できます。
ひどい理由④日本語吹き替え声優
劇場公開版ではオーウェンを玉木宏さん、クレアを木村佳乃さん、フランクリンを満島新之助さんとプロの声優ではない俳優の方々が演じています。
そんな日本語吹き替え声優に賛否両論があったことから「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
ただ、山寺宏一さんや園崎未恵さんといったプロの声優さんが演じているバージョンもあります。
声優が気になって作品に集中できない方はバージョン違いのものを鑑賞することをオススメします。
管理人
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のキャスト相関図
キャスト相関図
キャスト・登場人物
クレア・ディアリング 役 | ブライス・ダラス・ハワード |
オーウェン・グレイディ 役 | クリス・プラット |
メイジー・ロックウッド 役 | イザベラ・サーモン |
フランクリン・ウェブ 役 | ジャスティス・スミス |
ジア・ロドリゲス 役 | ダニエラ・ピネダ |
ベンジャミン・ロックウッド 役 | ジェームズ・クロムウェル |
イーライ・ミルズ 役 | レイフ・スポール |
ケン・ウィートリー 役 | テッド・レヴィン |
グンナー・エヴァーソル 役 | トビー・ジョーンズ |
ヘンリー・ウー 役 | B・D・ウォン |
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ
(以下、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじです。)
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ|ヌブラル島の危機に恐竜の救出に向かうクレアとオーウェン
かつて恐竜のテーマパーク「ジュラシックワールド」がオープンし、多数の観光客でにぎわいを見せていたイスラ・ヌブラル島ですが、3年前の事件でパークは廃墟と化し、恐竜だけが住む島となっていました。
島は、火山の急激な噴火により恐竜たちに危機が迫っていたため、政府は恐竜たちを救出するかどうか議論が激化し、結局そのまま放置することが決定してしまいます。
パークで管理責任者を務めていたクレアは恐竜保護団体であるDPGを設立し、事件以来活動をしていましたが、政府の発表を聞いて、ロックウッド財団という慈善事業の団体から支援してもらえることとなります。
設立者のロックウッド、そして実質的な代表者であるミルズと面談し、ミルズからは高い知能を持ったヴェロキラプトルのブルーを優先してほしいと伝えられ、ブルーと固い絆で結ばれていた飼育係のオーウェンに協力を依頼、DPGのメンバーであるフランクリン、ジアの4人でヌブラル島へと向かいます。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ|ブルーとの再会、巻き起こる事件
島にはすでにケン・ウィートリー率いるミルズに雇われた傭兵たちが到着しており、協力の保護に向けて動いていました。
オーウェンとジアはようやくブルーを発見し、警戒するブルーを前にオーウェンが優しく語り掛け、落ち着きを取り戻しますが、次の瞬間にウィートリーたちが現れ、ブルーに麻酔銃を放ちます。
パニックになったブルーが傭兵の一人に襲い掛かった末に発砲されてしまい、大きな怪我を負ってしまいます。
ミルズたちに飛び掛かったオーウェンは麻酔銃によって眠らされてしまい、ジアはブルーの治療を命令され、ミルズたちの船に乗り込むこととなります。
火山が大噴火し、島中の恐竜が大パニックになる中でオーウェンは目を覚まし、制御室からなんとか脱出することが出来たクレアとフランクリンと合流、ピンチに陥りながらもなんとか島を出る傭兵たちの船に乗り込むことに成功します。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のあらすじ|明らかになるミルズの野望
実はミルズはクレアたちを騙しており、島から恐竜を輸送し、売り捌こうとしていたのでした。
更にミルズはヘンリー博士と協力し、インドミナスレックスとヴェロキラプトルを掛け合わせた新種インドラプトルの開発を進めていました。
高い知能を持つブルーをインドレックスの母親として育てることによって社会性を植え付け、彼らを兵器として利用しようと企んでいたのです。
ロックウッドの孫娘であるメイジーがミルズの企みを突き止め、情報を知ったロックウッドがミルズを解雇しますが、逆上したミルズがロックウッドを殺害してしまうのでした。
一方、クレアとオーウェンは傭兵たちに捕まり、地下牢に閉じ込められましたが近くに閉じ込められた恐竜の習性を利用して牢屋から脱出、たった一人で逃げ惑っていたメイシーを保護し、事情を聞きます。
邸宅の地下では大勢の客が詰め掛け、恐竜たちのオークションが始まり、遂に危険極まりないインドミナスレックスも登場するのでした。
果たして、オーウェンとクレアはミルズの野望を止めることが出来るのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|ホラー映画の要素など新たな魅力が詰まったジュラシックワールド待望の続編
映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、前作『ジュラシック・ワールド』から3年ぶりとなる2018年に全世界で公開されました。
作品の時系列も同じく前作から3年後を描いており、パークが壊滅した後のヌブラル島が描かれていきます。
ヌブラル島で大規模な火山噴火があり、島の恐竜たちに危機が迫っていることから、クレアとオーウェンたちがロックウッド財団という団体の代表であるミルズから支援を取り付け、島に残ったラプトルのブルーを救出に向かうことになりますが、実はミルズは恐竜たちをオークションにかけて販売しようという計画があり、またもや悲劇に繋がっていきます。
管理人
火山噴火により、逃げ惑う恐竜たちの緊迫感が迫力たっぷりに描かれ、序盤から作品の世界観に惹きこまれていきます。
前作での観光客で盛り上がるテーマパークから一転し、廃墟と化したパークのディストピアな雰囲気も魅力的です。
また、恐竜の輸送船が島を出る中で波止場で炎に包まれながら、叫び声をあげるブラキオサウルスの姿が描かれており、大きなショックを受けたという方も多いと思います。
そんなショッキングな展開で描かれる前半ですが、後半ではロックウッドの大豪邸が舞台となり、ラプトルとインドミナスレックスのDNA配合によって生み出されたインドラプトルが恐竜のオークション会場に訪れていた人々を襲っていきます。
ゴシックな雰囲気漂う邸宅で恐竜たちが人々を襲う姿はまるでホラー映画のような雰囲気となっており、これまでに無い恐怖の描き方はシリーズの新しい魅力であると言えます。
ただ、恐竜たちの表情がこれまで以上に感情豊かになっており、チャーミングに見え過ぎているシーンもあることから怖さは半減しているように思えます。
また、実はロックウッドの孫娘であるメイジーもクローンであったという展開もストーリーの本筋にあまり関係がなく、蛇足だったのではないかと感じます。
ラストでは、ミルズの恐竜の密売やインドラプトルを生物兵器として利用とするという計画を壊すことに成功したものの、命を尊重することを決めたメイジーが恐竜たちを人間の世界に開放するという続編を予感させるシーンが描かれ、これまでの作品以上にシリアスなラストになっています。
エキサイティングな前半と比べて、後半は失速している印象はあるものの、ジュラシックパークシリーズの新しい魅力が詰まった作品で、シリーズのファンは必見です。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のみんなの口コミ評判レビュー
★★★★☆星4
このシリーズはこれまで観たことがなく初見だったのですが、今まで観てこなかったことを悔やみました。それくらい恐竜たちがリアルで迫力満点です!
もちろん作り物だということは承知の上で観ているのですが、ハラハラドキドキ、手に汗握る場面が多かったです。もっとお子さま向けの恐竜映画かと勘違いしていましたが、いやいやどうしてどうして。
恐竜と対峙するアクションシーンも見ごたえたっぷり、しっかり目を見開いたまま、あれよあれよという間に濃密な時間が過ぎていく感じでした。
また、物語の伏線にもなる可憐な少女に隠された恐るべき秘密…についてはネタバレになりますので、それには触れませんが、是非ご覧ください。観て確かめてください。
50代女性
★★★★☆星4
『ジュラシックワールド・炎の王国』は、前回のジェラシックワールドから3年後の話です。
島の火山の噴火から恐竜達を救うべく、再び島を訪れる主人公のオーウェンとクレアですが、最初から最後までトラブル続きです。
また味方だと思っていた人間の裏切りや、ロックウッド財団の設立者の孫娘メイジーの秘密など前回とは違ったテイストのドラマが繰り広げられます。
見所はやはり、悪役のハイブリッド恐竜インドラプトルがメイジーの寝室に忍び込むシーンです。手に汗を握る恐いシーンです。
幼い頃『ジェラシックパーク』を初めて映画館で見て、怖くて劇場の外へ逃げ出した時の事を思い出しました。ラプトルのブルーとオーウェンが応戦しますが、1人(1人と1匹)のチームワークは素晴らしく必見のシーンです。ヒロインであるクレアの決意と、メイジーの行動も見ごたえがありました。
老若男女楽しめる作品ではありますが、悪役のインドラプトルがずる賢くて怖すぎました。
30代女性
★★★★☆星4
前作に続いて早くも第5作目が製作されるなんて!ジュラシックパーク好きの私は、それだけで嬉しくてウキワクです。
前回島に残ったブルーやTレックス、沢山の恐竜たちが、今度は島の火山噴火のせいで滅亡の危機に陥るという、まさに恐竜が隕石で絶滅した時代を彷彿とする状況になるんです。ブルーは!何処にいるの!?早く助けに行ってあげて!という気持ちで目が離せません。
全ての子たちを救うことは出来ず一部の子たちだけを救出して、置き去りにされた恐竜たちが最期の鳴き声をかげながら灰塵に消えて行く姿には涙が溢れました。
そこからの人間の貪欲さというか冷酷な一面が浮き彫りになるストーリーは、面白さと腹立たしさが入り混じる気分になります。
お金になるなら何でも売るし、なんでも創り上げる悪役。
物語の最後、恐竜たちを世界に放つか、ここで終わらせるか、その選択にはびっくりしました。
普通に考えたら後者に決まってるのに、まさかの世界に解き放つという結末!
地球上の生態系はどうなってしまうんでしょう?人々は、まともに暮らせなくなるでしょ?どうするの?
これはもう続編が見たくて仕方ないです!その後の世界の変化を知りたくて、今でもドキドキしています。
50代女性
*映画『ジュラシックワールド/炎の王国』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。