ラーヤと龍の王国のモデルはどこの国?実は東南アジア!原作やナウシカのパクリと言われている点についても解説。あらすじとネタバレ含む感想評価。

2021年3月5日公開の『ラーヤと龍の王国』。
2019年公開の『アナと雪の女王2』以来のディズニー作品公開映画となりました。「Disney +」で映画公開日と同時に配信された為か、『アナと雪の女王2』では全国の上映が約900スクリーンほどに対して、『ラーヤと龍の王国』は全国で約250スクリーンほどの公開となりました。
そして、短編映画として同時上映されたのは『あの頃をもう一度』。こちらはセリフがない短編映画で、「Disney +」にて2021年6月に配信予定となっています。
また、『ラーヤと龍の王国』の口コミ評判レビューには、
- 信じ合うことの大切さを教えてくれた
- ドレスを着たお姫様ヒロインではなく、強くてたくましいヒロインなのが良かった
- 個性的なキャラクターばかりで、いい味を出していた
- 最後は感動して涙が出た
- メッセージ性のある作品で大切な事を教わったように思います
- 沢山の人に見てもらいたい作品
- ディズニー作品で一番泣けた感動ストーリー
- 「信じ抜く」というディズニーらしい心温まるお話
という声が多数集まっています。
- ラーヤと龍の王国のモデルとなったのはどこの国?実は東南アジアの7カ国
- 原作はない。ナウシカのパクリなのではないかと言われている点について
- ラーヤと龍の王国のあらすじ
- ラーヤと龍の王国のネタバレ含む感想評価と口コミレビュー
- 主題歌と声優について
目次
映画『ラーヤと龍の王国』のモデルはどこの国?実は東南アジアの7カ国
『ラーヤと龍の王国』のモデルとなった国は東南アジア諸国とされています。
映画制作陣が今作を制作するにあたって、何度も東南アジアに訪れたことを語っています。制作スタッフが取材する為に訪れた国はタイ、ベトナム、カンボジア、インドネシア、フィリピン、ラオス、シンガポールと7カ国ほどのようです。
また、脚本家がベトナム系アメリカ人とマレーシア系中国人であったり、ラーヤの声をベトナム系アメリカ人が演じていることから、アジアにこだわった作品というのは間違いないでしょう。
作中に出てくるクマンドラマという架空の世界も東南アジアの文化を参考に作り上げられたと言われています。
また、ディズニーランドにもラーヤと龍の王国とに似た雰囲気のアトラクションがあります。それはウエスタンリバー鉄道です。そこで東南アジアのインディアンが登場するのですが、そのコスチュームがラーヤのものとよく似ています。
ラーヤと龍の王国のモデルの国は東南アジア諸国?
ディズニーアトラクションのウエスタンリバー鉄道で見れるインディアンの民族と類似か pic.twitter.com/5m1u0oESao
— 映画好き男子🎬シネマヒッツ (@cinema_hitsTV) March 14, 2021
他にも作中で登場する森林や霧の様子を見ると、東南アジアの中でもタイの熱帯雨林が想像されます。タイの国立公園の海と森の様子なども作中の雰囲気とよく似ています。
ラーヤと龍の王国の原作はない。ナウシカのパクリなのではないかと言われている点について
映画『ラーヤと龍の王国』に原作はありません。アデル・リムとクイ・グエン脚本のオリジナル作品となっています。しかし、映画『ラーヤと龍の王国』がジブリ作品の『風の谷のナウシカ』と似ているとの声があります。
まずは作中に出てくるキャラクターです。トゥクトゥクがナウシカのオームに似ていると話題になっています。
⚔️ラーヤと共に旅する仲間🐉
🟤ラーヤの相棒《トゥクトゥク》人を信じることができず、‟ひとりぼっち”で生きてきたラーヤの幼い頃からの親友で相棒❗
成長して大きくなると体を丸める事で、ラーヤを乗せて高速移動💨乗り物にもなる👀⁉️#ラーヤと龍の王国
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) February 25, 2021
またナウシカだけでなく、シスーが千と千尋の神隠しに出てくるハクに似ていたり、ラーヤがもののけ姫のアシタカのようだとも言われています。
⚔️ラーヤと共に旅する仲間🐉
🔵伝説の“最後の龍”《シスー》かつて龍の王国<クマンドラ>が魔物に襲われた時、王国を救ったとされる伝説の“最後の龍”
いまや力を失っており、その魔力を取り戻すため、ラーヤと共に5つの<龍の石>を探す旅へー
すぐ人を信用してしまう性格⚡️#ラーヤと龍の王国
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) February 25, 2021
他にも、作中に出てくる建築物や世界観もナウシカや天空の城ラピュタ、もののけ姫を彷彿させるものがあると言われていますが、正直こじつけにすぎないかなと思います。
『ライオンキング』のように『ジャングル大帝』から設定や描写などをパクったと言われるぐらいなら分かりますが、このレベルでパクリと言われていたら、何も作れなくなってしまいます。
トゥクトゥクとオームとでは、まるで違いますし、寛容になっていい部分ではないかと思います。
ラーヤと龍の王国のあらすじ
(以下、映画「ラーヤと龍の王国」のあらすじです。)
ラーヤと龍の王国のあらすじ|クマンドラマの歴史
かつての人々はクマンドラの民として龍と共に幸せに暮らしていました。しかし、触れるものを石に変えてしまう魔物のドルーンが現れ、人々の命を吸収し、増幅していきました。
最後の1匹となった偉大な龍のシスーは持っている魔力を龍の石に込め、ドルーンを倒し、人々は蘇ることができました。しかし、石になった龍は元に戻らず、シスーも龍の石を残し消えてしまいました。
人々は龍に感謝し、結束するべきであったにも関わらず、龍の石を巡って争いを始めてしまいました。そして、クマンドラは分裂し、敵同士になって石は封印されてしまいました。
しかし、世界が本当に壊れたのはその500年後のことでした。
ラーヤと龍の王国のあらすじ|ベンジャの想いを知るラーヤ
ラーヤの家の一族は先祖代々、龍の石を守ってきました。ラーヤもその伝統に加わり、龍の石の守り人の一員となります。ラーヤの父・ベンジャは他の国の人間を招待して、龍の石への誤解を解き、かつてのようにクマンドラを復活させ、お互いに信じ合う心を取り戻そうとしていました。
そして、テイル、タロン、スパイン、ファングの4つの民たちがラーヤたちのハートの地に集まりました。ベンジャがもう一度クマンドラの民になろうと呼びかけますが、人々は取り合おうとしません。
ラーヤと龍の王国のあらすじ|ドルーンの復活
そんな集まりの中にラーヤは前に飛び出し、空腹の人はいないかと呼びかけます。場の空気が変わり、同じように前に進み出てきたのはファングの民のナマーリという少女でした。
ラーヤとナマーリは龍のファンということで意気投合し、お互いの国について話しました。ファングの伝説ではシスーはまだ生きていて、川の果てで眠っていると聞き、ラーヤは驚きます。
龍が戻ってくると、きっと良い世界になるとナマーリは顔を輝かせます。ラーヤもクマンドラが復活できるのではないかと思いました。ナマーリは仲良くなったラーヤに龍のネックレスをあげます。
また、ナマーリを信用したラーヤは、ナマーリに龍の石を見せにいきました。しかし、龍の石を前にした途端にナマーリはラーヤを蹴り付けます。
ナマーリはラーヤを利用して石の在処を突き止めたのです。ナマーリが花火を打ち上げ、ファングの民たちが入り込んできました。ベンジャが駆けつけ、ファングの民たちと戦います。
そこにテイル、タロン、スパインの民もやってきました。ベンジャは皆んなの前でもう一度、クマンドラの民になろうと呼びかけます。しかし、後ろから弓矢を放たれ、倒れている隙に人々が石を奪い合い、石は5つに割れてしまいました。
そうして、邪悪な魔物であるドルーンが復活してしいます。ベンジャは急いで石の欠片を拾います。しかし、残りの4つの石の欠片はそれぞれの民が奪い、逃げていきます。傷ついたベンジャは逃げるのを諦め、ラーヤにラーヤは石の守り人だと言い聞かせます。
そして愛していると言った後にラーヤを川へ投げ入れ、ベンジャはドルーンに飲み込まれ石になってしまいました。
以上、「ラーヤと龍の王国」のあらすじでした。
映画『ラーヤと龍の王国』のネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「ラーヤと龍の王国」のネタバレを含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレを含む感想評価|壮大な感動ストーリー
まず感じたのは、こんな壮大なストーリーを考えるディズニーは本当に凄いなということでした。
今までたくさんの作品を見てきましたが、可愛らしい作品からこの作品のように複雑かつ、現実では考えられないような内容を含んだ作品まで、ありとあらゆる種類の作品で楽しませてくれます。
クマンドラの歴史や、特色を持った様々な国の登場など、見たことも聞いたこともないような世界に最初からワクワクドキドキが止まりませんでした。
そして魅力たっぷりなキャラクターたちにも魅了されました。意外だったのはシスーです。最後の龍ということで、強く迫力があり、近寄りがたいキャラクターなのかなと思っていましたが、蘇ったシスーはチャーミングで親しみやすく、最初は違和感がありましたが、どんどん好きになっていきました。
ブーンや赤ちゃん、トングなど可愛い仲間が加わっていく感じも楽しく、どんどんとお話が面白くなっていきました。面白いだけでなく、感動する場面もたくさんありました。
特に感動したのが、ナマーリに石の欠片を渡して行くシーンです。石になったラーヤを見て心を決めた仲間たちの表情が切なく、温かく、信じ合うことの素晴らしさを教えてもらいました。
ネタバレを含む口コミ評判レビュー|「引き込まれる」「感動した」「ヒロインが勇敢すぎてあまり可愛くない」
映画『ラーヤと龍の王国』の口コミ評判レビューには、「ストーリー展開で最初から最後まで引き込まれるのは、やっぱりディズニーならでは」「一生懸命に生きるすべての人に観ていただきたい作品」「ヒロインであるプリンセスラーヤの勇敢なキャラクターはとてもいいですが、もう少し可愛くしてほしかった」「感動して、マスクがびしょびしょになるほど素敵な作品でした」という評判が多い印象です。
★★★★★星5
主人公は女の子だけど、男の子にもおすすめの映画です。
一昔前までディズニー映画といえば、ドレスを着たお姫様が主人公というのが決まりでしたが、最近は違います。本作は「アナと雪の女王2」に次ぐディズニー映画ですが、強くてたくましいヒロインが描かれていて、いい意味でディズニーっぽくないです。かっこいいアクションシーンが豊富で、普段ディズニーに興味のない男の子にもウケそうです。
ラーヤは「龍の石」守護者の一族の娘で、父親のテストに合格し、守護者の1人となります。ところが、魔物が蘇り、最愛の父を失ってしまいます。
そして、伝説の最後の龍を蘇らせるためのラーヤの旅が始まります。最初はひとりぼっちなのですが、旅の途中で仲間に出会い、少しずつ「信じ合う」ことを学んでいきます。
最初に出会う仲間がいきなり伝説の龍なのですが、この龍が伝説の龍とは思えないほどノリの良い明るいキャラクターで、かなり面白かったです。ほかの仲間も個性的なキャラクターばかりで、ミステリアスな雰囲気の映画ですが、いい味を出してました。
最後、石にされていた人々が蘇り、家族と再会するシーンでは感動して涙が出ました。機会があったら、また観たい映画です。
30代女性
★★★★☆星4
予告を見たときはモアナと同じような内容かなと思い、あまり期待はしていなかったのですが、全然違いました!メッセージ性のある作品で感動しました。
幼い頃に信じた友達に裏切られ、化け物が現れ世界が壊れていく。成長した主人が騙され、裏切られながら魂のかけらを集めて回る。信じあえなければ世界が壊れていく。そんなお話です。キャラクターも個性的でかわいいかったです。
信じることは簡単なようで難しいことだと改めて感じました。信じてもらうにはまずは自分が信じなければならない。今の現代では、心から信じるというのは難しいけれど、この映画からは大切な事を教わったように思います
主人公のように、信じあえる仲間に出会えるというのは幸せなことです。世界中がこのようになればいいと思った。沢山の人に見てもらいたい作品で、本編前の短編も良かったです
40代女性
★★★★★星5
下調べ一切無し、ディズニー映画という事だけで見に行ってきましたが完全に舐めてました。
私が今までで1番泣いたディズニー映画は「ベイマックス」でしたがそれを遥かに上回る感動ストーリー。ストーリー的には似てないのですが後味は「アナと雪の女王」に似ているかなと思います。
元々はひとつだった国が人の愚かな考えによってバラバラになってしまった世界で「信じ抜く」事でまたひとつの世界に戻していく、ディズニーらしい心温まるお話でした。
個人的に命を落としてしまうのではなく石になって、それがまた戻るというのがいいなぁと思いました。また、シスーのキャラ(声も??)ニモに出てくるドリーに似ているなぁとも思いました。ラーヤの声優されていたのがあまりイメージでは無い吉川愛さんだったのも驚き!!
強いて言うなら、ヒロインであるプリンセスラーヤの勇敢なキャラクターはとてもいいですが、顔があまり好みではない(あまり可愛くない)、、、のが残念ポイントでした。
割れてしまった長ごとに、街に個性が現れていてそこもまた楽しめるポイントでした。映画の中盤でも泣き、最後の結末でも泣き、エンドロールの楽曲でも泣き、マスクがびしょびしょになるほど素敵な作品でした。
10代女性
★★★★★星5
ディズニーに新ヒロイン登場!「アナと雪の女王」「モアナと伝説の海」に続く新たなヒロインの姿をディズニーが描きました。
私は幼少のころからディズニーが大好きで毎回ディズニーの新作はチェックしています。今回の作品もディズニーらしく、挑戦的でとても見ごたえのある作品でした。
ディズニーは過去にとらわれず、常に先進的な姿勢で変わり続ける時代を映しています。時代によって、人々や世界の在り方は変わります。その結果、時代によってディズニー映画のなかのヒロイン像や、ヒーロー像も変化していきます。
今回のヒロインはとある理由で、心に孤独を抱えている女性です。そんな彼女が、世界の希望として大きな期待を寄せられながら、独りで旅立ちます。彼女はもともと孤独でありながらも芯の強さを持った女性です。しかし、孤独な心には、それでもどこか欠けている部分があります。
そんな彼女が冒険や仲間との出会いを通じて、自身のなかの孤独と向き合い、成長する姿を通して、現代の分断された世界に対してディズニーなりの思いを提示した作品となっています。誰もが孤独を抱えている時代。一生懸命に生きるすべての人に観ていただきたい作品だと思いました。
20代男性
*映画「ラーヤと龍の王国」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
ラーヤと龍の王国|主題歌と声優に実力派が揃っている
主題歌は「Lead the Way」
映画『ラーヤと龍の王国』の主題歌は「Lead the Way」です。担当したのはR&Bアーティスト兼ソングライターであるジェネイ・アイコさんです。
彼女はアフリカ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれています。ジェイネ・アイコさんは今年のグラミー賞にもノミネートされている実力のある歌手です。
龍の石の守り人として最後の希望であるラーヤの信念や勇気を表現した楽曲になっています。きっと今を生きる私たちの心に響き、勇気と希望を与えてくれるはずです。
日本語吹き替え声優一覧
ディズニー映画『ラーヤと龍の王国』の日本語吹き替えを担当している声優さんがこちらです。
ラーヤ 役-吉川愛
シスー 役-高乃麗
トゥクトゥク 役-Bruno Magne
ベンジャ 役-森川智之
ナマーリ 役-伊藤静
ブーン 役-斎藤汰鷹
トング 役-後藤光祐
▼ディズニー映画作品の特集▼