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戦場のピアニストは実話を元にした映画!車椅子の老人が窓から突き落とされた理由を解説!あらすじネタバレや感想評価も

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2003年2月15日、日本公開の『戦場のピアニスト』。

第二次世界大戦のワルシャワを舞台にした、フランス・ドイツ・ポーランドの合作映画です。

実在した人物であるユダヤ系ポーランド人ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンの体験を元にした実話映画となっています。

今作はカンヌ映画祭で、最高賞のパルムドールを受賞し、米アカデミー賞では7部門にノミネートされました。

主演を演じたエイドリアン・ブロディはアカデミー主演男優賞を受賞しています。

『戦場のピアニスト』の口コミ評判レビューには、

  • シンプルなタイトルでは表現しきれない厚みとドラマがあった
  • 主演のエイドリアン・ブロディの演技力が見事
  • 衰弱した体で力強く奏でるピアノ演奏は見所
  • 見終わった後に何故か凄い安堵感がした
  • 過剰な音も入っておらず静かな物語の運びが良かった
  • 緊張感があり、とてもリアルに描かれている
  • ラストでピアノ弾きはじめたところは結末が全く予想できない展開
  • 色々な事を考えさせられる作品

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実話映画だった!
  • 車椅子の老人が窓から突き落とされた理由を解説
  • 戦場のピアニストのあらすじ
  • 戦場のピアニストの感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も「戦場のピアニスト」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの実話映画だった!

本作『戦場のピアニスト』は、物語の主人公であるウワディスワフ・シュピルマン本人の回想録「ある都市の死」(日本では映画公開後にタイトルを「戦場のピアニスト」と改題)を原作とした実話映画です。

原書はポーランドで1946年に出版されました。しかし、その後ポーランド人民共和国として共産主義化したポーランド。

「敵であるナチスがシュピルマンを救う展開は認められない」という政治的理由で、長らく発禁処分とされてきました。

それがシュピルマンの息子の取り組みによって1998年にドイツで復刊。1999年にはイギリス、2000年には日本でも出版されたのです。

管理人

映画化に際しても、ロマン・ポランスキー監督は客観的な記述が特徴である原作を尊重しました。

そして、シュピルマンの一人称視点を崩さず、ストーリーも時系列に沿った分かりやすい構成にしました。

実はポランスキー監督は、同じくホロコーストを題材とした映画『シンドラーのリスト』でも監督をオファーされていました。

しかし、『シンドラーのリスト』は彼の住んでいた町クラクフが舞台でした。

映画同様に地獄のような日々を送り九死に一生を得た監督にとって、その内容はあまりに自分の体験と重なり過ぎていたので、彼は監督のオファーを断りました

映画『戦場のピアニスト』については、自身の体験との距離が適度なため、自分を語ることなく映画を撮れること。

そして、原作の事実に対する客観性と何より希望が描かれていたことで監督することを決めたそうです。

『戦場のピアニスト』はこのように基本的にノンフィクションである原作に忠実に映像化されていますが、もちろん映画である以上、いくつかの脚色はされているでしょう。

例えばシュピルマンがホーゼンフェルトの前で演奏した曲は、実際にはショパンの「ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)」(冒頭、ラジオ局で演奏していた曲)だったそうですが、映画では「バラード第1番 ト短調 作品23」となっています。

これはバラード第1番の方がより劇的な曲調のため、演出の面から差し替えられたと思われます。

ともあれ、『戦場のピアニスト』は第75回アカデミー賞において監督賞・主演男優賞・脚本賞の主要3部門を受賞しています。

脚本もまた秀逸であることに間違いはないでしょう。

管理人

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映画『戦場のピアニスト』車椅子の老人が窓から突き落とされた理由を解説

映画『戦場のピアニスト』は、ナチスドイツによるユダヤ人への迫害、いわゆるホロコーストを、一人のユダヤ系ポーランド人の視点で克明にとらえています。

ナチスの悪行が次々と描かれていて、最もショッキングだったのが、ゲットー内に押し入ったナチスが車椅子の老人を窓から突き落とすシーンではないでしょうか。

ナチスは何故そんなことをしたのか。

その直接の理由としては「全員立て」という命令に、老人だけが従えなかったからです。

足の不自由な人間が立つことができないのは自明の理ですが、ナチスにとってはそんなことは関係なく、命令に背く者は誰であれ死に値するということでしょう。

それにもともとナチスは、ホロコーストが始まる前から、優生思想に基づいて身体障害者や精神障害者を組織的に殺害してきました。

T4作戦と呼ばれる障害者への安楽死強制政策による犠牲者数は、約20万人とも言われています。

管理人

ユダヤ人の絶滅収容所が出来る前に、すでに大勢の障害者がガス室に送られていました。

そのように、社会的弱者はドイツ人であっても平気で命を奪うナチスが、ユダヤ人の障害を持った者に対してどのような扱いをするかなど考えるまでもないでしょう。

もっとも、この老人が仮に健康であったとしても、命を落とすのが数分延びたに過ぎません。

ナチスはその後、老人の家族全員を走らせてから射殺しているからです。彼らは人間狩りを楽しんだのです。

管理人

現代ではもちろん社会的弱者であっても人権を侵害することは許されません。当たり前のことですが、それは人間の文明や倫理がやっとその地点に到達したからです。

しかし、一方で近年では過剰な能力主義や成果主義が幅を利かせているのもまた事実です。ともすれば、それは容易に弱者の排除へとつながるでしょう。

人間は歴史を学ばなければ幾度でも過ちを犯します。

このような人類の負の遺産は、遠い昔の異国の悲惨な出来事と捉えるのではなく、いつどこでも起こり得る人間の業として誰の胸にも刻むべきものであります。

管理人

『戦場のピアニスト』のあらすじ

以下、映画「戦場のピアニスト」のあらすじです。

戦場のピアニストのあらすじ|ナチスドイツに支配されるポーランド

1939年9月、ナチスドイツによるポーランド侵攻が開始。

ユダヤ系ポーランド人でピアニストであるウワディスワフ・シュピルマンの務めるワルシャワのラジオ局も爆撃を受けます。

ドイツに対し即座にイギリス・フランスが宣戦布告をしましたが、状況は悪化するばかりでした。そして、ついには首都ワルシャワも陥落してしまいます。

ナチスドイツに支配されたポーランドでは、ユダヤ人への弾圧が苛烈さを増していきました。

やがてユダヤ人は特定の居住区(ゲットー)へと強制移住させられ、裕福だったシュピルマン一家もゲットーでの貧しい暮らしを強いられます。

戦場のピアニストのあらすじ|一人生き残って

ユダヤ人の苦難に終わりはありませんでした。さらにナチスは、労働力となる者以外のユダヤ人を秘密裡に絶滅収容所に送り、組織的に殺害していったのです。

シュピルマン一家もまた、雇用証明書があるにも関わらずトレブリンカの絶滅収容所送りとなってしまいます。

しかし、知人の警察署長ヘラーに助けられ、シュピルマンただ一人はギリギリのところで難を逃れることができました。

その後、シュピルマンはゲットーを脱出し、友人である歌手のヤニナとその仲間に匿ってもらいます。

そして、長い潜伏生活が始まるのでした。

戦場のピアニストのあらすじ|潜伏生活

ユダヤ人を匿う者は、誰であれ大変な危険を伴います。

ヤニナは捕まり、シュピルマンも隣人に気付かれてしまい、以前に教えてもらった緊急避難先へと駆け込みます。

そこは偶然にも、親友の妹であり親しくしていたドロタとその夫の家でした。彼らや地下組織はシュピルマンを支援し、隠れ家を提供します。

そして1944年8月、地下組織は一斉蜂起を起こし、ナチスはその報復としてワルシャワの街を破壊し尽くしました。

シュピルマンはかろうじてナチスの攻撃から逃れ、食料を求めて廃墟をさまよいます。

しかし、運悪くシュピルマンの潜む家屋を拠点にすべく一人のドイツ人将校がやって来て、とうとう姿を見られてしまいました。

以上、「」のあらすじでした。

必死に生き延びたシュピルマンの命運もここで尽きてしまうのでしょうか?

その続きが気になる方は、実際に映画を観てみることをおすすめします。

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『戦場のピアニスト』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画「戦場のピアニスト」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|ナチスですら奪えなかった人間の尊厳

不思議なことにドイツ人将校ホーゼンフェルトは、ユダヤ人であるシュピルマンを即座に処刑するどころか穏やかな口調で語りかけます。

(字幕では高圧的な口調になっていますが、実はホーゼンフェルトのドイツ語のセリフは敬語です)

そしてシュピルマンがピアニストであることが分かると、彼に演奏するよう依頼しました。

これが人生最後に弾くピアノかもしれない、シュピルマンはきっと万感の思いで演奏したのでしょう。

本作「戦場のピアニスト」は、その題名から想像するよりも演奏シーンが多くありません。常に死と隣り合わせの生活にピアノを弾く機会などあろうはずもないからです。

それだけに、これまで抑えていたあらゆる感情、ピアノへの渇望といったものを爆発させて演奏しきった、このクライマックスシーンには激しく胸打たれました。

管理人

そして演奏に感銘を受けたホーゼンフェルトはシュピルマンを見逃しただけでなく、彼に食料まで渡しました。

こうしてシュピルマンは家屋がナチスの拠点となった後も屋根裏部屋に隠れ続け、ホーゼンフェルトは軍が撤退するまで密かに彼を支援したのです。

終戦後、シュピルマンは自分を助けてくれたホーゼンフェルトを探しますが、その時点では名前すら分からず、探し当てることはできませんでした。

やがてラジオ局に復職し、ピアニストとして返り咲いたシュピルマン。

物語の最後には、かつての潜伏生活で心の中で弾いた曲、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」をオーケストラで演奏する彼の姿がありました。

本作は実在の人物ウワディスワフ・シュピルマンの体験を元にした実話映画です。物語の大半は彼がナチスによる暴虐からいかに生き延びたかの描写となっています。

管理人

しかし、この映画は単にナチスの絶対悪とユダヤ人の悲惨さを描くだけに止まっていません。

シュピルマンの心の中には常に音楽がありました。どんなに過酷な状況下でも彼の指は鍵盤を叩く動きをしています。

それがどれだけ支えとなったことでしょう。

いかにナチスが非人道的なおこないをしようと、人の心の自由までは奪えません。人間に残されたその最後の砦こそが尊厳というものなのではないでしょうか。

管理人

それを持ち続けた故にシュピルマンは生き延びることができました。

そしてまた、ナチスでありながらそれを失わなかったホーゼンフェルトは命令に反して人間的なおこないが出来たのです。

(映画では描かれていませんが、彼は他にも多数のユダヤ人やポーランド人を助けています)

この映画ではそうした人間の尊厳について考えさせられました。

管理人

また、実話映画ならではの作劇でないリアリティに新鮮味を感じます。

例えばホーゼンフェルトはシュピルマンを救ったといえども飽くまでナチスであり、戦争犯罪人としてソ連の捕虜収容所で非業の死を遂げます。

その他の登場人物も決まりきった役柄には収まらず、目立った活躍をするわけではないのですが人間味に溢れています。

ユダヤ人でありながら同胞を迫害せざるを得なかったゲットー警察署長ヘラー、レジスタンスの地下組織に属しながらシュピルマンを裏切り私腹を肥やしたシャワス。

その他大勢の歴史の渦に飲みこまれた者たちの人生に思いを馳せずにはいられません。

管理人

音楽の持つ力、人間の尊厳、本作の持つテーマは、時代や地域を超えた普遍的なものです。

軽い気持ちで対峙することはできない重苦しい物語ではありますが、広く万人に観てもらいたい傑作だと思います。

『戦場のピアニスト』の皆んなの口コミ評判レビュー

映画『キングスマン:ゴールデンサークル』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「ラスト数分の実際のシュピルマンの演奏に、様々な感情を沸き立たせられる作品」「『戦争はしてはならない』と改めて思った」「やるせなさや虚しさや悲しみというものを強く感じた」「銃声が聞こえる中で必死に生きようとする主人公の悲しい表情が今でも忘れられない」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

戦争映画と聞くと、銃撃シーンやアクションシーンなど派手な銃撃シーンが思い浮かべられますが、この映画にはそのようなシーンはあまり出てきません。

主人公はピアノに対して天才的な腕前をもつユダヤ人です。

時はナチスドイツの迫害がせまる第二次世界大戦となっております。

生きづらく、もしかして命を奪われるかもしれない不安感と闘いながら懸命に生きようとする主人公の青年は、今だからこそわかることのできる物語となっています。

おすすめしたいのは今、苦しい時だからこそ懸命に向き合うことを忘れない人たちに見てもらいたい作品になっております。

ラストシーンは賛否があると思いますが、私は好きです。

30代男性

★★★★★星5

タイトルそのままの話なのですが、このシンプルなタイトルでは表現しきれない厚みとドラマがあります。

主演のエイドリアン・ブロディの演技力が見事です!彼はいわゆるイケメン俳優ではないのですが、是非是非たくさんの人に知っていただきたい実力派俳優さんです。

「戦場のピアニスト」の中で彼は色々な表情を見せてくれます。

ピアニストとしての表情はもちろんのこと、戦火におびえる情けない姿や、飢えてなりふり構っていられない本能むき出しの熱演。

壮絶な戦争を扱う映画でありながら軽くコメディっぽいところもあり、そういうシーンのおかしみを生む演技も彼の本領発揮だと思います。

一番の見どころは衰弱した体で力強く奏でるピアノ演奏。すさまじいです。

40代女性

★★★★★星5

ハリウッドではない静かな物語の運び。過剰な音も入っておらず、前半のシュピルマンたちのむしろ裕福な暮らしが後の凄惨さを際立たせる。

決して、たくましい体型ではないエイドリアン・ブロディの痩せこけた様と、演技。

同じ時期を描いた「シンドラーのリスト」は何人もの目線を借りているが、それをほぼ一人でこなす演技。

廃墟での将校との出会い。ピアニストという、ノーブルな職業であった彼でさえ、戦争は飢えた子供のように缶詰を開けるのに試行錯誤する姿にしてしまう。

彼との交流はさながら、「シンドラーのリスト」のラスト近くで、暗いモノクロ画面が鮮やかなカラーに変わり、僅かな希望の芽が花開いた様を思わせる。

さらに戦況は変化し、二人の立場は逆転。将校は、シュピルマンを助けたと主張するもその後、収容所で命尽きることが観客に知らされる。

本来なら気高い気質のドイツ人。だが、生きるためにはその僅かなつながりに頼らざるを得ない悲しさ。そして死。

ラスト数分の実際のシュピルマンの演奏に、様々な感情を沸き立たせられる作品

50代女性

★★★★☆星4

戦場のピアニストは、第二次大戦下のドイツを舞台とした話です。主人公はユダヤ系ドイツ人のピアニストで、色々な人と交流のある有名なピアニストです。

戦争と聞くと、何か現代の日常生活とは全く違う世界の中で暮らすイメージでした。

あしかし、この作品を見て市民にとっての戦争とは、平和な日常の延長線上にあるものだとこの映画を見て思いました。

そして、ユダヤ人収容所から運良く逃げ出せた先にたどり着いた廃墟となったアパートの中で、ドイツ兵と鉢合わせしてしまうシーンでは、緊張感で心臓から頭の中までバクバクしました。

ドイツ兵から「ピアノを弾け」と命令され、震える手でピアノを弾き始めた時、結末が全く予想できない展開でした。

戦場でボロボロになった街に大砲の音ではなく、美しいピアノの音が響く瞬間はとてもアンバランスで、刹那的な平和の時間が心の傷を広げるような感動を覚えました。

20代女性

★★★★★星5

映画『戦場のピアニスト』は第二次世界大戦下ナチスドイツ軍に占領されたワルシャワで、迫害されながらも生き延びた実在のピアニストのお話です。

主人公であるピアニストのシュピルマンも生き延びたとはいえ常に死と隣り合わせで、常にハラハラする展開がありこれが実話なのだと思うと怖く感じてくる作品でした。

何度も危険な目に遭いながら、彼の運の良さと才能で切り抜けていきますが『芸は身を助ける』とはよく言ったもので、彼はピアノの演奏でドイツ軍将校の心を動かし身を守ることができましたが、本当に美しい音色で戦争という悲しい毎日に疲弊しきっていたからこそ心に沁みたんだろうなと思います。

人の心を持っているのに無意味な殺戮を繰り返さなければならない、やるせなさや虚しさや悲しみというものを強く感じ『戦争はしてはならない』と改めて思いました

30代女性

★★★★★星5

映画『戦場のピアニスト』は2度観ました。第2次世界対戦のナチスドイツ軍がポーランドに侵攻する状況下の中でのストーリーだったので、どちらかと言うと暗い感じのお話なのかなと観る前から思いました。ただピアノに興味があったので、タイトルからついつい観てしまったという感じです。

主人公の奏でるピアノの音がとっても素敵で、繊細で聞き惚れてしまいました。ピアノとは対象的にナチス軍の下した行為がとても卑劣で罪もない人々が簡単に虐殺されていくシーンがとても悲しかったしショックでした。

そんな中、ユダヤ人である主人公は何とか逃げ隠れし生き続けるのですが、銃声が聞こえる中で必死に生きようとする主人公の悲しい表情が今でも忘れられません。

フィクションではありますが、当時のピアニストがどんな心境で弾き続けていたのか感じられる作品でした。

40代女性

★★★★★星5

映画『戦場のピアニスト』は、日本で2003年に公開された作品です。この映画は、私がこれまでに観た映画の中でも、特に強く心に残っている作品です。

シュピルマンというユダヤ人ピアニストを主人公として描かれている内容で、当時の様子を生々しく感じられる内容でした。

第二次世界大戦中、ポーランドはナチスドイツに侵攻されます。ポーランドに住むユダヤ人のすべての人々は、ユダヤ人だと一目見てわかるように紋章をつけられユダヤ人であるという理由だけで、残酷な仕打ちを受け始めます。

その仕打ちが段々とエスカレートして行き、やがてシュピルマンの家族にも悲劇が襲います。ドイツ軍に家に押し入られ、家の財産を全て没収されたり、不当な暴力を受けたりした挙句、シュピルマン以外の家族全員がユダヤ人の強制収容所へ連行されてしまいます。

そこでの過酷な扱いにより、その他大勢のユダヤ人同様に命を奪われてしまいます。シュピルマンだけは、何とか強制収容所行きは逃れますが、その後はドイツ軍から命がけで逃げ続け、焼けてしまった街の瓦礫の中の屋根裏部屋に辿りつき、寒さと飢えに耐えながら日々を過ごします。

ある日、ドイツ人将校に見つかってしまいますが、シュピルマンが弾いたピアノが彼の命を救い、彼のピアノに感動した将校は、ポーランド撤退する日まで、彼に食料を調達し続けます。このシーンは、緊迫した場面が続く中で、とても心が温まるものでした。

やがて状況は変わり、ドイツ軍はソ連軍から敗退し、将校はソ連の捕虜となってしまいます。

シュピルマンは生き延びることができ、またピアニストとして活動を始めますが、その後、助けてくれたドイツ人将校を救えなかったことを知ります。

シュピルマンを救った将校が、最後にシュピルマンの友人に助けを訴えたけれど、悲しくもそれが叶わなかったことが、とても切なかったです。

そしてナチスドイツ軍の非人道的なユダヤ人に対しての行為が、実際にあった事実だといいうことに、とても恐ろしさも感じました。

映画の中で、寒さに凍えながらも、一生懸命にピアノを弾くシュピルマンと、その曲にとても心を打たれました

ぜひおすすめしたい映画です。

40代女性

★★★★★星5

『戦場のピアニスト』は、映画を観終わったあとでもしばらくのあいだの、この映画の風景や音楽が心に残り続ける、深い世界観を持った映画です。

この映画の舞台はワルシャワ。現在のポーランドの首都で、あまりなじみのない街かもしれません。

しかし、ヨーロッパの歴史を繙くと近代史の激動が色濃く刻みこまれた場所であることがわかります。

とりわけ、第二次世界大戦期は、ナチスによる侵攻を受け、ユダヤ人虐殺の中心地ともなりました。

スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』は、同じポーランドを舞台にした映画でも、ハリウッド的な視点からみた「外から」の映画だとすれば、この『戦場のピアニスト』を監督したポランスキーは、ポーランド出身でもあり、それだけ「内から」の視点を見事に描いています。

この映画はピアノと音楽を中心にして、激動の歴史にさらされたからこそ生まれる物語を語ります。

同じポーランド出身のショパンが用いられるのも印象的。戦争というものについて深く考えました

30代男性

*映画「戦場のピアニスト」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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