ショーシャンクの空に|真犯人は別にいた、矛盾点、その後を解説。あらすじとネタバレ含む感想評価。

1995年6月3日、日本公開の映画『ショーシャンクの空に』。
スティーヴン・キングの小説『恐怖の四季』の春の物語としてある「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作となっています。
興行収入は決して大ヒットと言えるものではなかったものの、アカデミー賞に7部門でノミネートされ、今でも名作映画として必ずと言っていいほど名を連ねる作品です。
映画『ショーシャンクの空に』の口コミ評判レビューには、
- アカデミー賞ノミネートもされた名作中の名作
- 淡々としているようで、アクション映画並みの躍動感と爽快感のある展開
- 後味悪くなく楽しめる映画
- ラストの再会するシーンは感動もの
- 人生で一度は観るべき映画
- 自分も頑張ろうと思わせてくれる作品
- 地味目な映画だが、最高の映画作品
- 名作映画まとめに必ずと言っていいほど出てくるが、納得の出来
という声が多数集まっています。
- 映画『ショーシャンクの空に』を解説。真犯人/矛盾点/その後/物語の伝えたいこと
- ショーシャンクの空にのあらすじ
- ショーシャンクの空にのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
映画『ショーシャンクの空に』を解説|真犯人、矛盾点、その後、物語の伝えたいこと
(以下、映画「ショーシャンクの空に」のネタバレを含みます。)
解説考察①真犯人は本当にエルモ・ブラッチ。アンディが無実だった証拠。
映画の冒頭からアンディが主張しているように、この物語は終始一貫してアンディは不倫妻と間男のプロゴルファーの命を奪っていないという前提に立って展開していきます。
その真犯人については、後半で刑務所に入所してきた若者トミー・ウィリアムズによって語られました。
トミーは4年前に収監されたトマストン刑務所で同房だった「エルモ・ブラッチ」から、盗みに入った家で抵抗したプロゴルファーと女の命を奪ったが、捕まったのは女の亭主の銀行員だったという自慢話を聞いていたのです。
それがトミーの狂言でないことは、所長がアンディを救うふりをしてトミーに問い質した時に、トミーが神に誓って真実であり法廷でも証言できると答えていることから確かです。
もっとも、所長にとっては万が一にもアンディの無実が確定してしまったら、冤罪の問題を抜きにしても、自分のこれまでの不正を告発される恐れがある上に、有能な手駒がいなくなってしまうわけで、口封じのためにトミーは所長とハドリー主任に命を奪われてしまうのでした。
ところで、映画内ではアンディの妻と間男を誰が殺したのか、直接的な描写はありません。
そのため、アンディは実は冤罪ではないのではないかという論も成り立つのですが、それではこの作品の伝えたいテーマ性(これについては後述)が意味を成さなくなってしまいます。
やはり無実の罪で終身刑(それも2回分の)を課されるという理不尽極まりない絶望の底で、希望を持ち続けて事態を好転させることに意味があるのです。
また、エルモの語る被害者の状況と冒頭の法廷での事件現場の状況に若干の差異があり、これがまた疑念を呼びます。
カントリークラブで盗みに入る人物を選定する等のリアリティーや、普段は冷静なアンディがトミーの話を聞くやいなや、所長に再審を求めたり、まぬけと罵ったり、明らかに取り乱した様子が見られることからも、アンディが無実であることが推測されます。
真犯人が誰か、という点はこの作品においてあまり重要でない部分なので描写が控えめではありますが、それは「エルモ・ブラッチ」である、ということでよいと思います。
解説考察②4つの矛盾点
さて、非常に人気の高いこの作品ですが、どうしても矛盾点というものは存在してしまいます。ここでは、その代表的なものをいくつか挙げてみます。
①穴を隠すポスターについて
恐らく矛盾点の最たるものは、脱獄のために掘った壁の穴を隠すポスターを、裏側からどうやってきれいに貼り直したのかということです。
アンディは20年間、誰の手も借りずにトンネルを掘って脱獄に成功したので、ポスターを表から貼り直す協力者など存在しません。この点についてはオーディオコメンタリーでフランク・ダラボン監督自身も問題を認めていました。
②ロックハンマーでトンネルが掘れるのか
レッドが「600年かかる」と言ったように、いくら脆い材質の壁だとしても、小さなロックハンマーで大人が通れる大きさのトンネルを20年間で開通させることができるのかという問題です。
しかし、この点はアンディが壁から直接外へ出たわけではないことが重要です。アンディが壁のトンネルを抜けた場所は、建物内の配管用の縦穴(パイプスペース)です。
アンディほどの知恵者ならば、20年の間に刑務所の構造を熟知していそうですし、壁のトンネルも数メートル程度ならば、堀り進むのはそれほど無理のあることでもないかもしれません。
③岩で簡単に下水管が壊れるのか
やはり脱獄に関する部分に集中してしまうのですが、パイプスペースから下水管に潜りこむために、岩で下水管を壊している点です。
人が潜れる太さの下水管を、手に持てる大きさの岩で、それもたった3回叩きつけることで割るのは厳しいと考えざるを得ません。
ただし、刑務所の老朽化(ブルックスが1905年に入所しているので少なくともそれ以前に建てられている)については考慮する必要があるでしょう。
④妻と間男の殺され方について
真犯人はエルモでなければ物語として不完全なのですが、エルモの証言と事実が食い違っている点があります。
法廷のシーンでは、2人は抱き合った状態で亡くなっていたと検事が説明しています。
ところが、エルモは2人に抵抗されたので命を奪ったと自慢話の中で語っていました。微妙なこの違いによって、エルモが犯人であることに疑義が生じてしまうのも確かです。
また、物盗りがわざわざ1人に4発ずつ銃を撃つのかという点です。6連発の銃を再装填してまで命を奪っていることから、動機は怨恨とみなされ、アンディの誤認逮捕にもつながりました。
ただ、これについても特に意味はなく、偶然生じてしまったアンディに不利な状況の1つと思われます。あるいは、屁で飛び上がるほど神経質なエルモは、殺人についても完全にトドメをさす性格だったのかもしれません。
解説考察③メキシコのジワタネホでホテルを開業することになるはず
では、その後の2人はどうなったのでしょうか?
まず考えられるのは、アンディが語った夢の通り、メキシコのジワタネホでホテルを開業すること。
映画のラストでアンディは、レッドに語ったことそのままに、ジワタネホの地で古いボートを修理しながらレッドを待っていました。ここまでしておいて、ホテルを開かないわけがありません。
まして、アンディは37万ドルを優に超える資金を持っています。宿泊客をボートに乗せてのんびり釣りをさせる、そんなささやかな夢を叶えたに違いありません。
そして有能なレッドは、必ずしも調達屋でなくともアンディの右腕として活躍するはずです。当然、チェスの手ほどきも受けることになります。仮に前途が多難だとしても、今までの苦難を思えば2人に乗り越えられない障壁は無いでしょう。
思えば、アンディには脱出後にエルモに復讐するという選択肢があってもおかしくありませんでした。しかし、アンディは復讐よりも希望を持って前向きに生きることを選択したのです。
刑務所内でも、ボグズらシスターには相当な恨みがあるはずなのに、自分の身を守るための暴力に留まっており、復讐したり看守をけしかけたりはしませんでした。
そんなアンディですから、「記憶のない海」の傍でリセットした第2の人生をレッドと楽しく過ごしたと容易に想像がつくかと思います。
解説考察④物語が伝えたいこと
この物語が本当に伝えたいこと、アンディがその身をもって示したことは、終盤でレッドに宛てた手紙に集約されています。
手紙には「希望は素晴らしい。何にも替え難い。希望は永遠の命だ。」との言葉が書いてありました。これ以前に、アンディとレッドには、希望についての見解に相違がありました。
アンディが心の豊かさを失ってはいけない、心の中には誰にも奪えないものがある、それが希望だと語るのに対し、レッドは希望は危険だ、正気を失わせる、塀の中では禁物だと警告をしています。
確かに希望は諸刃の剣であり、人間の原動力にもなる一方、それが結果を伴わない場合、より深い絶望にもなり得ます。
しかし、アンディは「選択肢は2つ、必死に生きるか、必死に死ぬかだ」として、どれだけ苦しくとも必死に生きる方を選びました。(もちろん、ここでの「死ぬ」は生物学的な死ではなく、人間としての心を押し殺して生きることの比喩表現だと思われます)
レッドは皮肉にも諦念に至ることで仮釈放されたのですが、あれほど望んでいた外の世界の現実は厳しく、ブルックスのように一時は刑務所に戻る(つまり「必死に死ぬ」)ことを考えます。
ところが、そこでレッドはアンディのことを思い出し、彼の言葉に賭ける(つまり「必死に生きる」)ことを選択しました。店のショーウィンドウにあった物のうち、拳銃ではなくコンパスを選んだことがそれを象徴しています。
その結果、アンディの手紙と贈り物を発見し、レッドは希望を持って再出発をするに至ったのです。
冤罪で収監されたアンディがどれだけ絶望の底に居たか、それはレッドの比ではありません。そんな中でアンディは希望を持ち続け、日々穴を掘り、置かれた状況を改善させていき、正気を保ってきました。
そして大事なのは、アンディは漠然と夢想をしていたわけではなく、希望に基づき具体的な行動を起こしていることです。
脱獄という夢のようなありえないことでも、僅かながら穴を掘り進め、一握りずつ残土を捨て、看守や所長の信頼を勝ち取り、用意周到に逃走資金の計画を練り、一つ一つ行動を積み重ねることによって可能にしたのです。
これは奇跡ではなく、成るべくして成った必然でした。この物語が多くの人の心を掴んで離さないのは、どんな逆境にあっても希望を持って行動することの大切さが見た者にストレートに伝わってくるからではないでしょうか。
管理人
映画ショーシャンクの空に|あらすじ
(以下、映画「ショーシャンクの空に」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
ショーシャンクの空にのあらすじ|刑務所に入るアンディ
大銀行の副頭取だったアンディは妻と愛人を射殺した罪に問われていました。
アンディは無罪を主張しますが、終身刑の判決が下されてしまいます。
酒に酔い、銃を持って現場にいたのは事実ですが、アンディは本当に妻や愛人の命は奪っていませんでした。
終身刑で20年目を迎えるレッドは刑務所の調達屋で酒やタバコ、薬を調達していました。
レッドはアンディを初めて見たとき、弱々しい印象を受け、新入りの中で1番最初にアンディが泣くと賭けをします。
最初の夜、新入りのからかいが始まり、早速太った男が泣き始めました。
騒ぎを聞きつけた刑務官のバイロンは男を殴り倒します。アンディは静にしていて、レッドは賭けに負けました。
ショーシャンクの空にのあらすじ|レッドに話しかけるアンディ
アンディは人を避けていましたが、1ヶ月経った頃にようやく囚人とも話すようになりました。
その相手はレッドでした。レッドが調達屋だと知ったアンディはロックハンマーを調達してほしいとお願いします。
持ち物検査で没収されるとレッドは忠告しますが、アンディは引き下がりませんでした。
レッドはアンディが刑務所にいる連中とは物腰が違うと感じていました。自分だけの世界を持っていたのです。レッドは人間的にアンディのことが好きでした。
ある日の作業中、アンディは暴れん坊のボッグズたちに暴行され犯されてしまいます。
それからアンディはボッグズたちに狙われ、生傷が絶えない日々が続きました。この生活が続いていたら彼は廃人同然になっていたでしょう。
しかし、2年後に刑務所のボスが工場の屋根を修理するのに12名の人員を募集したのがアンディの転機となりました。
アンディはそれに選ばれ、屋外作業となったのです。レッドが裏で手を引いており、レッドの仲間たちも一緒でした。
ショーシャンクの空にのあらすじ|ビール事件
ある日の作業中、刑務官のバイロンが兄の遺産の話をしていました。
税金がかかると愚痴をこぼすのを聞いたアンディはその遺産を妻に贈与しろと口を出します。そうすると遺産は非課税になるのです。
囚人の指図は受けないと怒るバイロンでした。
が、ややこしい手続きを無料で引き受けるとアンディが申し出るとアンディの胸ぐらを掴んでいたバイロンの手が緩みます。
遺産相続の手続きをする代わりに、アンディは仲間にビールをあげることを交換条件としました。
そして、レッドと仲間たちはビールを手にすることができました。
これにより、アンディは仲間からだけでなく、刑務官からも一目置かれるようになりました。
以上、「ショーシャンクの空」のあらすじでした。
ショーシャンクの空にのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「ショーシャンクの空」のネタバレ含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレ含む感想評価|アンディの賢さ、強い精神力に圧倒される作品
美人の女優の動いている演技もなく、派手なアクションも、流血のホラーもない、男子刑務所を舞台とする地味な映画です。
無実なのに殺人の罪で投獄された主演のティム・ロビンスと、長年服役しているモーガン・フリーマン、この夢も希望もない二人を中心に、様々な受刑者の刑務所での日常生活が描かれています。
刑務所の閉じられた世界は、あっさりと描かれていますが、希望を感じられません。ようやく出所しても、社会に適応できずに自殺者が出てしまいます。
行動を長年に渡って制限されると、精神も命令されることに慣れてしまい、自分で考えることができなくなる、刑罰の隠れた恐ろしさを感じて怖くなりました。
だからこそ、ラストの青空の元、青い海で、二人が再会するシーンには感動しました。
モーガン・フリーマンは、ティム・ロビンスとそんなに親密だったのではなく、数少ないティム・ロビンスが残した手がかりを頼りにして、謎を解くようにして、再会を果たすのです。
家族でも恋人同士でもないのに、言葉はなくても通じあえる友情と、頭の切れる寡黙な努力家のティムの演技に魅せられる映画です。
どんな環境下にいても、自分を見失わずに、冷静に努力したらいい結果になると信じられる、気落ちした時、がっかりした時に観たくなる映画です。
古いボートを修理しているアンディ。そこに訪れるレッドの姿。鮮やかな海のブルーを背景に抱擁する2人を捉えた引きのラストショット。映画『ショーシャンクの空に』のラストシーンは実に美しいものでした。
彼らのその後を考えるとき、そこには明るい展望が開けている気がしてなりません。
ですが、原作小説においては、アンディとレッドは再会を果たしていません。
アンディからの手紙を読んだレッドは、アンディの居るジワタネホまで行くことを決意し、アンディがいることを願って、希望に満ちた心情を吐露するところで終わっています。
刑務所内では希望を持つことを禁忌とし、アンディから贈られたハーモニカも吹こうとしなかったレッドが、先の分からない希望に満ち溢れているという、含みを持たせたこれまた素晴らしいラストです。
ネタバレ含む口コミ評判レビュー「なんて幸せな映画なんだ」「モーガン・フリーマンの演技が秀逸」
映画『ショーシャンクの空に』の口コミ評判レビューには、「何かを成し遂げる達成感さえも感じさせてくれるラストが素晴らしい」「主人公が脱獄して土砂降りの中で空を見上げるまでの一連のシーンは圧巻の緊迫感」「何度観ても心を打たれる映画」「言葉を失うほど感動した」という評判が多い印象です。
★★★★★星5
見た感想は、「圧巻」でした。私はあまり洋画を見たことがなかったのですが、言葉を失うほどには感動し、ボロボロに泣きました。
特に感動したシーンは、ブルックスが仮出所したシーンです。刑務所にいた頃はカラスを飼っていて、本当に罪人なのか?と思うほどにはいい印象を持っていました。
しかし、仮出所することで逆に居場所を失い自殺してしまい、そこでボロ泣きしてしまいました。作品上で一番好きな人だったので余計悲しかったです。彼には仮出所の世界をもう少し楽しんで欲しかったですね。。
そのシーンと対照的なシーンが、クライマックスのシーンです。主人公のアンディーと仲が良かったレッドが仮出所し、数年前に脱獄したアンディーを追いかけるシーンです。
仮出所して数日はブルックスと同じような生活をしていたのですが、ブルックスとは反対に「俺は生きる」と決意したところでブルックスのことを思い出しまた泣きました。
レッドとアンディーが落ち合い、楽しそうに船を修理しててなんて幸せな映画なんだと思いました。それ以来、この映画は私の中で1番好きな映画になりました。
20代女性
★★★★★星5
スティーブン・キングの原作で、原題は直訳だとシャーシャンクの贖いとか赦しといった堅くて重いタイトルになってしまう。そこでショーシャンクの空にという素敵な響きのタイトルになったのだろうか。映画の世界では原題よりも邦題のほうが素晴らしいということが屡々起こり得る。
妻とその愛人殺しの冤罪で獄中の人となったエキセントリックな人物と、語り部の長期服役者との交流を通してストーリーが展開していく。当初、退屈な話なのではないかと訝しみつつ見始めたが、どうしてどうして、刑務所長の不正を暴き、大金を手にし脱獄するというアクション映画並みの躍動感と爽快感のある展開へと話は進んでいく。
ストーリーが進むとともに、ショーシャンクでの罪を贖う者が誰なのかが明確にされていくというある意味復讐譚でもある。獄中に長期収容されていた者は仮釈放されても浦島太郎のようなもので、外の世界では知り合いもなければ社会適応も困難で、見ていてどこか身につまされるところが不思議な味ともなっている。皮肉にも彼らを苦しめる刑務所が、同時に彼らを守る城のようにも見えてくる。
シャーシャンクというのはキングが度々、舞台設定に使う架空の刑務所だというが、いかにもありそうな場所ではある。語り部役のモーガン・フリーマンの演技が秀逸。
40代男性
★★★★★星5
「ショーシャンクの空に」を見たきっかけは原作が大好きな作家スティーブンキングの小説だったからでした。「リタヘイワースの壁」という長編小説がどんなふうに映画化されているのかとても興味がありました。
でも一方で思い入れのある原作の映画化にありがちなミスキャストや原作にないエピソードとかでがっかりするのでは、という不安も持ちながら鑑賞しました。
しかし、映画が始まるとまったくそのような違和感は感じませんでした。淡々とした主人公を演じるティムロビンス、刑務所での仲間を演じる思慮深いモーガンフリーマンがとても役にハマっていて読んだ小説をそのまま映像化したように感じました。
主人公が脱獄して土砂降りの中で空を見上げるまでの一連のシーンは圧巻の緊迫感でした。そして、後半のモーガンフリーマンが主人公からの手紙を見つけ再会するシーンはもう感動の嵐!
あれからたくさんの映画を見ましたが未だに私のベスト3に入る映画です。
40代女性
★★★★★星5
ネットの「名作映画まとめ」で必ずと言っていいほど名前が出るので「ショーシャンクの空に」を観てみたのですが確かに納得のいく出来でした。
この映画の凄いところは、実は「主人公が不幸な目に遭う→仲間を作り状況を良くしていく→最後に巻き返す」という非常にシンプルなある種少年漫画的構成になっているのに、法律の話などが出るため非常にリアリティがあり、かつ感動の押し付け的な部分がない点だと思いました。
主人公は不幸は誰かのところに必ず行くが今回は自分のところに来てしまったらしいと言いますが、どこかその口調は希望をまだ抱いている感じでとても良かったです。
現実社会に生きる自分ももしも物凄い不幸な目に遭ったり罪を着せられたりしても、希望を持って理論的に行動すれば乗り越えることができるのではないかと明るい気持ちになれてとても良かったです。
30代男性
*映画「ショーシャンクの空に」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。