映画タイタニックの感想評価!ローズのその後は?遺体や沈没船が引き上げられない理由について解説
1997年12月20日に日本公開の映画『タイタニック』。
20世紀最大の海南事故とも言われたタイタニック号沈没事故をもとにした実話の映画です。
第70回アカデミー賞では、史上最多受賞となる11部門を受賞しています。日本でも大ヒットした今作は、興行収入262億円と、日本で公開された洋画作品の中で現在でも1位となっています。
また、映画『タイタニック』の口コミ評判レビューには、
- 人生で一度はあんな燃えるような恋をしてみたいと心から思う作品
- キャスト、音楽、主題歌、ストーリー全てが素晴らしい
- 何十年も経っても記憶に残る映画
- レオナルド・ディカプリオがカッコ良すぎる
- 儚く悲しすぎる、終始感動させられる映画
- 悲しい運命が起こる分かっていても、定期的に観たくなる
- ラストは涙なしでは観れない映画
- いつの時代にも愛される作品
という声が多数集まっています。
- 映画タイタニックの感想評価と口コミ評判レビュー
- ローズのその後は?そもそも、ローズやジャックは実在の人物なのか?
- 現在もタイタニック号に遺体がある?引き上げられない理由について
- 映画タイタニックのあらすじネタバレ
- 映画タイタニックのうた・主題歌
もし、まだあなたが一度も「タイタニック」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
例えば、今ならU-NEXTだと「タイタニック」を初回付与ポイントを使って実質無料で観ることができますよ!
目次
映画タイタニックの感想評価と口コミ評判でのレビュー
(以下、映画「タイタニック」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|何度観ても変わらない感動
映画「タイタニック」は何度も観ていますが、何歳になって観ても感動がうすれたり変わることはありません。
監督も本物のタイタニックを再現したかったという理由でこの映画をつくったので、映画のタイタニックは外装から内装までしっかりと再現されていて当時の美しい船の様子が時を超えて垣間見ることができるので素晴らしく、CGの技術もすごいです。
ローズは婚約者がいるにも関わらずジャックと出会うわけですが、ローズが本当の愛というものに目覚めていく過程が描かれていて感情移入してしまいます。
船に水が入ってきた時の人々の絶望感、諦めて船と共に沈もうとする人、自分だけでも助かろうとする人などピンチな状況に置かれた時の様々な人間の心理が交錯しているのもリアルで良いです。
ジャックは最後までローズを守りますがその姿に涙が止まらないし、ラストのときが過ぎ年を取ったローズがネックレスを海に還す場面がとても印象的で好きです。
口コミ評判でのレビュー「定期的に観たくなる」「ロマンチックで大好きな映画」
映画『タイタニック』の口コミ評判レビューには、「3時間超えの超長編映画でありながら、その時代の音楽、服装、高いストーリー性が兼ね揃えているので全く苦にならない」「レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの美男美女っぷり」「史実をここまで正確に映像化した監督の手腕に拍手」「映像だけでなく、様々な状況に置かれた人間の心理が交錯しているのもリアルで楽しめる」という評判が多い印象です。
★★★★★星5
タイタニックはキャスト、ストーリー、規模の大きさ、どれをとっても完成された作品だと思っていて、今まで最低でも5回は観た作品です。
演技の上手さだとか、撮影方法がどうだとか、細かいことははっきりいって理解していない方だと思いますが、何度観ても心にずっしりとのしかかる重さを感じます。
月日を経ても忘れられない幸せな思い出と悲しい過去…複雑な気持ちだけど、モヤモヤした感じではなくいい意味で「映画観たー!」と思わせてくれます。ラブコメとかは観てるときは面白くても、後味が何も残りませんからね。
悲しい運命が起こる分かっていても、定期的に観たくなるのはやっぱりレオナルド・ディカプリオとケイト・ ウィンスレットのうっとりするほどの美しさが一番の理由です。
恋する2人がダンスして幸せそうにキラキラしてみえて、とにかく美男美女!いつの時代にも愛される作品であり続けてほしいです。
20代女性
★★★★★星5
タイタニックを観た当時、まだ中学生くらいだったのでとても強い衝撃を受けました。レオナルドディカプリオ演じるジャックをずっと目で追ってしまっていたのを覚えています。
身分の違う男女が船上で出会い、そこからみるみるうちに恋に落ちていく、とてもロマンチックで大好きな映画です。
ジャックがローズの裸を描写しているシーンはとても二人が楽しそうで、恥ずかしそうで、でもしっかりと真剣に描写しているジャックの顔つきがとてもかっこよくて素敵でした。
氷山に船がぶつかってしまってからは今までのロマンチックなシーンが一変し、どうにか生きようと懸命に錯綜する姿に感情移入してしまいますが、最後二人が引き裂かれてしまうのはかなりつらいものがありました。
ローズがジャックを裏切った、海におとした、なんで!!と思わずつっこんでしまいましたが、ああするしかなかったのか、そこだけ疑問です。
でも全体を通してとても好きな映画でまた見たいと思えます。
30代女性
★★★★★星5
互いに一目惚れのような状態から両想い、船の転覆までが怒涛の展開だけれど、短期間に愛がギュッと凝縮された見ごたえある泣けた作品です。
ローズはボートに乗れたのにジャックと最後まで共にいることを選び、ジャックのおかげで最後まで船に居れたのに、ジャックは最後の瞬間ローズに上に乗ることを譲ったおかげで凍死してしまったことから、お互いをある意味見捨てれば、双方助かったのにと思うと、そこが残念に思えてしまいます。
最後まで船に残ることを決意した音楽隊、最後まで皆を励ました神父、唯一引き返した船に乗った乗客たち、笛を鳴らして船が戻るようにした船員の行動も素敵だと思います。ローズの婚約者は勝手だと思うので、最後生存を無視したローズは正解だと思います。
40代女性
★★★★★星5
タイタニックの映画を初めて観たのは、小学生のときでした。
小学生ながらにして、豪華客船タイタニック号の海難事故とローズとジャックとのラブ・ストーリーに衝撃を受けたのを記憶しています。それから数十回と何度も何度も見直してしまう大好きな映画です。
3時間超えの超長編映画でありながら、その時代の音楽、服装、高いストーリー性が兼ね揃えているので全く苦になりません。
私が好きなシーンは、タイタニック号が沈没する前にいろいろな家族の最期を描いているところです。特に、抱きしめ合いながら最期を迎えようとする老夫婦の姿には涙が止まることはありませんでした。
そして初めて観たタイタニックの映画から、今家族を持つ身になりました。時代と共に映画タイタニックに対する想いも変化していますが、あのセリーヌ・ディオンの名曲を聴くとこれまでの私の思い出が蘇ってくるほどのお気に入りの映画となっています。
30代女性
*映画「タイタニック」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
映画『タイタニック』ローズのその後と、そもそも、ローズやジャックは実在の人物なのかを解説
ジャックの命がけの行動で救われたローズ。生還したローズの回想という形で語られるこの物語では、事故後のことはあまり描かれていません。
劇中での情報では、ローズはカルパチア号で婚約者キャルから身を隠して2度と会わず、その後ドーソン姓を名乗り女優になっています。そして、カルバートという人物と結婚し、ローズ・カルバートとなり、2人の子供や孫にも恵まれました。
しかし、重要なのはローズがジャックとの約束通り、生き延びてたくさん子供を産み、年を取ってから暖かいベッドで亡くなるという人生を実現したことです。(ラストシーンは解釈の余地があるので、必ずしもローズの他界を意味するとは限りませんが)
また、ローズの自宅に飾られ、調査団の船へも持ち込まれた数々の写真(乗馬や小型飛行機を操縦する姿等)は、まさに今を大切に生きてきたことを物語っています。
年老いたローズの姿を見るに、ローズが幸福な人生を送ったことは想像に難くありません。
さて、そのローズやジャックですが、史実に忠実な部分も多いこの映画において、2人が実在の人物なのか気になる方も多いと思います。結論から言うと、残念ながら2人とも架空の人物です。
ただ、それぞれモデルとなった人物は存在し、ローズはアメリカ人芸術家ベアトリス・ウッド、ジャックは放浪の小説家ジャック・ロンドンをイメージして描かれたと言われています。
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現在もタイタニック号に遺体がある!?引き上げられない理由について
タイタニック号の生存者や遺体はどうなった?
タイタニック号沈没事故の史実における生存者は、乗客・乗員2224人中700人あまり(諸説あり)でしかありませんでした。
全体の実に3分の1という生存率ではありますが、その比率を見ると、劇中で描かれたように女性と子供を優先して救命ボートに乗せたため、女性74%・子供52%・男性20%となっています。
生存者は救難信号から4時間後に到着したカルパチア号によって救助され、さらに3日後、本来の目的地であるニューヨークへと辿り着きました。
映画には実在の人物も多数登場しているので、その中で生存することができた代表的な人物を例示したいと思います。
①マーガレット・ブラウン
劇中でローズが解説していたように、夫が金・銀の採掘で一山当てた新興成金です。映画ではジャックにタキシードを貸してあげたり、助言をしてくれたり、とにかく気のいいマダムとして描かれています。
実際の彼女も、成果はあげられなかったものの、救命ボートで生存者を救おうとしました。カルパチア号に救助されてからも現場で指揮をとったり、通訳を務める等の活躍を見せています。
その後も生涯にわたって慈善活動を続け、死後も「不沈のモリー・ブラウン」との通称で称えられました。
②ブルース・イズメイ
タイタニック号の所有者ホワイト・スター・ライン社の社長です。
映画と同様にマスコミの話題作りのために船のスピードを出すよう船長に要求し、避難に際しても、大勢の乗客が残る中、自分が早々に救命ボートで脱出したことで、世間から厳しく責任を追及されました。
もっとも、映画でのイズメイの描写については、彼のネガティブな面を誇張し過ぎているとして同作品のアドバイザーから批判を受けたそうです。
③チャールズ・ライトラー
二等航海士です。
映画では、呆然とするスミス船長に「女・子供から避難を?」と問いただし、避難の指揮を執る頼もしい人物です。
ただ実際には、あまりに杓子定規にそれを厳守したために、ボートに空きがあっても男を一切乗せずに降ろしてしまったり、ボートから男を叩き出したり等の行き過ぎた部分がありました。
暴徒と化す群集に威嚇射撃をするのも史実通りです。
海中に飛びこみながらも転覆しているボートまで泳ぎきり、その上で他のボートが来る明け方までバランスを保ち続け、生還した強靭な体力の持ち主です。
④チャールズ・ジョーキン
パン焼き主任であり、コックコートを着用しています。終盤、船尾に向かうローズが高所から飛び降りて転倒した際に「大丈夫ですか」と手を差し延べた人物です。
その後も、最後まで船尾にしがみつきスキットルから酒を飲んだり、映るのは一瞬ながらも度々登場し、妙に印象に残ります。
この人物には面白い逸話があり、死を覚悟してウイスキーを大量飲酒したために、海中に投げ出されながら、低体温症にならずに生き残ることができたそうです。(ただし、これについては、アルコール摂取は末梢血管が拡張し、体温が下がりやすくなるので逆効果とも考えられます)
一方、犠牲者の数については、およそ1500人と推定されていますが、その内、回収された遺体はわずか330体ほどでありました。
遺体の回収は、事故直後からホワイト・スター・ライン社に依頼され、カナダのハリファクス港(事故現場より最も近い主要港だった)よりマッケイ・ベネット号を始めとしてモントマグニー号やミニア号らが出港しています。
しかし、収容能力の限界や防腐液の不足もあり、回収された遺体のうち209体はハリファクスやその他の地に埋葬されましたが、三等船客の119体は、そのまま海に水葬せざるを得ませんでした。
避難の優先順位の低さゆえに死亡率の高かった彼らは、死してなおも区別され続けたのです。
回収されることなく海中に取り残された遺体は海洋生物の餌となり、骨も分解されるので、沈没したタイタニック号の中にも遺体はないものと思われます。
事故後、タイタニック号に関連する様々な場所(イギリス・アイルランド・アメリカ・カナダ・オーストラリア)では犠牲者を悼む記念碑が作られ、現在でも追悼がおこなわれています。
実在した人物については、先ほど生存者についてのみ触れましたが、ここでは残りの代表的な人たちを紹介したいと思います。
①エドワード・ジョン・スミス
タイタニック号船長です。
定年間近のベテランで、この航海を最後に引退する予定でした。
それまでの実績から世間の信頼も厚かったのですが、事故の直接的な原因は危険区域での高速走行(当時はそれが慣行でもあったが)にあり、適切な避難指示が出せなかったこともあって、映画では能力に疑問のある人物としての印象が強いです。
②トーマス・アンドリュース
タイタニック号設計主任です。
劇中ではローズも信頼を寄せる人物で、最初に船の沈没を察知し、乗客の避難を誘導したり、定員に満たないボートを降ろす乗員に注意したりしていました。
自身は避難せず、最後まで己の責務を果たした彼の英雄的行動は、当時の新聞でも讃えられています。
③ウォレス・ハートリー(&7人のバンドメンバー)
ヴァイオリニストであり、タイタニック号のバンドマスターです。乗客がパニックに陥らないよう楽曲を演奏しているのは映画的演出ではなく、史実に基づいてのことでした。
生存者の証言によると、彼らは本当に最後の瞬間まで演奏を続けていたそうです。
ちなみに、ウォレス・ハートリーの遺体はヴァイオリンが結びつけられた状態で発見されました。そのヴァイオリンは婚約者の許に戻った後、紆余曲折を経て2013年に競売にかけられ、90万ポンド(約1億4200万円)で落札されています。
④ウィリアム・マードック
次席一等航海士です。
映画では、乗客の誘導に尽力するものの、賄賂を受け取ったり(後に叩き返しますが)、暴徒となった乗客を射殺した後に自分も自殺するなど、不名誉な描かれ方をされています。
そのため映画には遺族や地元の人々から抗議の声が上がり、製作会社20世紀FOXは彼らへの謝罪と共に、地元高校の「ウィリアム・マードック記念賞」へ寄付をおこなっています。
⑤イジドー&アイダ・ストラウス
アメリカの百貨店メイシーズを経営する老夫婦で一等船客です。映画での登場は一瞬ですが、ベッドに寄り添い、夫婦で死を待つ姿は涙を誘うものがありました。
実際に、妻は避難せず夫と共にいることを選び、2人はデッキで腕を組んで寄り添い、最期の時を迎えました。その他、クレジットでのみ表示される端役にも、多数の実在した人物が登場しています。
登場人物1つ取っても、ジェームズ・キャメロン監督の再現にかける熱意には感嘆せざるを得ません。
タイタニック号が引き上げられない理由について解説
タイタニック号は1912年4月15日、カナダのニューファンドランド島沖合約600km地点で沈没しました。その後、世界中の注目を集めたのは周知の事実ですが、現在までのところ船の引き上げには至っていません。
その理由については大きく2つあります。
①腐食が激しいため
沈没後、3650mの海底に眠るタイタニック号を、海洋学者ロバート・バラード率いる調査団が発見したのが、1985年9月1日のことでした。
その時点ですでに73年が経過しており、2つに折れて内部が剥き出しになった船体は腐食が激しく、いかなる技術をもってしても崩壊させずに引き上げることは不可能だったのです。
船体は金属を食べるバクテリアや、海流・海水による腐食によって、このままでは2030年頃に消滅してしまうと予想されています。
先のロバート・バラードがナショナル・ジオグラフィックの記事で述べたところによると、船の保存・維持は技術的にも可能であり、費用も数百万ドルもかからないとのことですが、そこまでのコストに見合う観光収入も見込めず、保存活動のなり手はいないようです。
②法的に規制されているため
タイタニック号が発見されて以降、沈没現場から無断で遺物を回収し、利益目的に販売される行為が横行したため、アメリカでは1986年に船や遺品の保護を目的とした「タイタニック海事記念法」が制定されました。
さらには、同内容の「タイタニック国際保護条約」が提案され、2003年にイギリスが署名・批准し、アメリカも2004年に署名しています。
ただ、アメリカの批准が2019年末と遅れたため、発効は2020年になってからでした。ともあれアメリカ・イギリスにおいては、船への立ち入りや遺品回収の許可は、この条約のもとに決定されることとなります。
また、沈没からちょうど100年となる2012年、タイタニック号はユネスコの水中文化遺産保護条約にも指定されました。同条約は現在までに約60ヶ国が批准しており、世界的な保護の効力が期待できます。
このようにタイタニック号の引き上げには各種の法的な規制がかけられているので、技術的な問題を抜きにしても、引き上げることができないのです。
映画タイタニックのあらすじネタバレ
(以下、映画「タイタニック」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
映画タイタニックのあらすじ|ジャックとローズの出会い
1912年に沈んだタイタニック号に乗っていたローズは、自身の身につけていたダイヤを探す一行にその時のことを語り始めました。
タイタニックは夢の船と呼ばれる豪華客船でしたが、ローズにとっては鎖につながれアメリカに連れ戻される奴隷船でした。一方でジャックは賭けでタイタニックのチケットを勝ち取り、夢のアメリカに行けると大興奮しながらタイタニックに乗り込みます。
上流階級のローズはすでに先の人生が見えていました。毎日のようにパーティーやダンスが繰り返され、いつも同じ顔ぶれにくだらないおしゃべりでした。
ローズは泣きながら走り、船の先端まで来ていました。飛び降りようとするローズに気付いたジャックが説得に入ります。ジャックの手を取り戻ろうとしたローズですが、足を滑らせ宙ぶらりんの状態になってしまいます。
ジャックは絶対に手を離さないと誓い、ローズを励まし、どうにか2人はデッキに戻ることができました。
しかし、駆けつけた船員はローズがジャックに襲われたと勘違いしてしまいます。ローズの婚約者のキャルドンがジャックを責め立てますが、ローズが弁解し、キャルドンはお礼として明日の夜の食事にジャックを招待しました。
映画タイタニックのネタバレ|ジャックに心を開いていくローズ
暗い顔をするローズの部屋にキャルドンがやってきて、婚約発表で贈る予定だった王族のダイヤのネックレスをローズの首にかけます。自分を受け入れ、心を開いてくれと囁くキャルドンにローズの表情は固まってしまいます。
翌日、ジャックとローズはデッキで会っていました。ジャックは15歳のときに両親を亡くし、故郷を捨て、独りぼっちで根なし草のように生きてきました。
ローズはそんなジャックに自分の本当の気持ちを誰も聞いてくれないと鬱憤を吐き出します。ジャックがキャルドンのことを愛しているのかと尋ねると、ローズは戸惑い怒り出してしまいました。
ローズはジャックの抱えていたスケッチブックを不機嫌なまま手に取ります。絵に興味のあったローズはジャックの上手な絵に驚きました。そこには様々な人物が描かれており、ジャックには人を見抜く力があるとローズは感じました。
その後もジャックがどのように生活してきたのか話を聞き、自分もそんな風に生きてみたいとローズは思いました。
ジャックに唾の吐き方を習っているところにローズの母親、ルースが通りかかりました。ルースは虫けらを見るような目でジャックを見つめ、ローズと共に去っていきました。
その様子を見ていた新興成金のマーガレットがジャックに声をかけ、食事のための服を貸してくれました。
映画タイタニックのネタバレ|ローズの悲しい事情
見違えるような姿で夕食会場に現れたジャックにローズはにっこり微笑みます。ジャックの緊張を隠した芝居は見事なものでした。ルースやキャルドンの意地悪な質問にもジャックはジョークを交えながら堂々と答えていきます。
食事会は終わり、ジャックは去り際に「今を大切に、時計の下で待つ」というメッセージをローズに渡しました。時計の下に現れたローズをジャックは庶民の宴に連れて行きました。ジャックとローズはダンスを踊ったり笑いあったり、楽しいひとときを過ごしました。
翌朝、キャルドンはローズに二度と昨晩のようなことをするなと言い出します。執事にローズの行動を見張らせていたのです。自分は使用人ではないと怒るローズにキャルドンは自分を甘く見るなとブチ切れ、テーブルをひっくり返し去っていきました。
キャルドンの行動にローズは驚き泣き崩れてしまいます。部屋に戻ると今度はルースがやってきて、ローズにジャックと会わないよう釘を刺します。
ローズの父親の残した遺産は家名だけで、あとは借金の山でした。キャルドンと結婚することがローズとルースの生きる道だったのです。
映画タイタニックのネタバレ|ローズの決断
ジャックはローズに会いに行きますが、キャルドンの執事たちに追い払われてしまいます。そこでジャックは船の案内を受けているローズたちに忍びより、隙を見てローズを別室に連れ出します。
ローズはジャックにキャルドンを愛しているからもう会えないと告げました。ジャックはもう引き下がれないと言いますが、ローズは行ってしまいました。
ジャックが船の先端で項垂れているとそこにローズが現れました。ジャックはローズに目を閉じ、柵に登るように指示します。そしてローズは両手を広げ、ジャックが身体を支えます。
ローズが目を開けると目の前に広大な海が広がり、まるで飛んでいるように感じました。そして2人はキスを交わしました。
映画タイタニックのネタバレ|愛し合う2人
ローズはジャックに自分の絵を描いてとお願いします。キャルドンから送られたダイヤだけを身につけ、服を脱ぐローズにジャックは少し動揺しますが、集中して絵を描いていきます。ローズの胸は終始ドキドキし、生涯で1番エロティックなひとときとなりました。
描き終わったあと、キャルドンの執事がローズを探しにやってきました。2人は急いで部屋から抜け、逃げ出します。荷物庫に入り込んだ2人は積んであった自動車の中で愛し合いました。
その頃キャルドンは部屋でジャックの書いたローズの絵を見つけ、怒りに震えていました。2人を探しに船員が荷物庫にやってきますが、2人はデッキに逃げ出し、笑い合ってキスをしました。ローズはジャックと一緒に駆け落ちをする決意を固めます。
映画タイタニックのネタバレ|氷山にぶつかるタイタニック号
そんな2人を、上から見ていた船の見張り役が前方に氷山があることに気がつきます。少し前から氷山の警告が出ていましたが、船長はスピードをあげ急旋回で障害物を避けようとしていました。急いで舵を切りますが、間に合わず、タイタニックは氷山とぶつかってしまいます。
これにより、船の中に海水が侵入してきました。緊急事態に2人はキャルドンとルースの元に戻ります。キャルドンはダイヤが盗まれたとジャックのジャケットを調べ始めます。
するとポケットからダイヤが出てきました。キャルドンの執事が忍ばせておいたのです。
ジャックはやっていないとローズに訴えますが、ローズは複雑な表情を浮かべ、ジャックは瞬く間に捕らえられてしまいました。そしてキャルドンはローズの頬に強くビンタをしました。
映画タイタニックのネタバレ|ジャックを助けに行くローズ
浸水が進み、タイタニックが沈没することは確実となりました。沈没まであと1時間ほどしかありません。乗客たちは訳の分からぬまま、救命胴衣を身につけ、一等客の女性と子どもから救命ボートに乗り込みます。
乗客がパニックにならないよう、音楽隊は音楽を奏でました。ローズは救命ボートが乗客半数を乗せる分しかないことを知っていました。それなのに混み合うのが嫌だと文句を言うルースをローズは怒鳴りつけます。
そして残される半数は貧乏人たちで、ローズの絵は遺作になると嘲笑うキャルドンを軽蔑しました。ローズは船に乗り込むのをやめ、ジャックを探しに行くことを決意します。止めるキャルドンに唾を吐きつけ、ローズは走り出しました。
ジャックは柱に手錠で縛り付けられており、身動きが取れませんでした。遂に部屋に水が入ってきます。ローズはジャックを探し出し、疑ったことを謝罪しキスをしました。
しかし手錠の鍵が見つからず、逃げることができません。ローズは緊急用の斧を見つけ出し、ジャックの所へ戻ろうとしますが、顔を出すのがやっとなほどに水量が増えていました。
それでもローズは必死にジャックの元へ向かいます。なんとか斧で手錠を切ることに成功した2人はデッキに向かいます。
映画タイタニックのネタバレ|キャルドンの執念
人々は救命ボートに乗るために押し合いへし合いの状態でした。先にボートに乗れとローズに促すジャックですが、ローズは一緒に待つと聞きません。
そこにキャルドンがやって来ました。キャルドンはローズにジャケットを着せ、ジャックの分も席を確保してあると嘘をついてローズを船に乗せます。
2人はローズを見送りますが、ローズは救命ボートから飛び降り、船に戻ってしまいます。抱きつきキスをするジャックとローズを見て、キャルドンは怒り狂い銃を持って2人を追いかけます。
2人は浸水が始まっている場所へ逃げ込みます。キャルドンは弾がなくなり、ローズに着せたジャケットにはダイヤが入っていたと悲しく笑いました。そして泣き叫ぶ幼い子どもを見つけ、その子をだしにキャルドンは救命ボートに乗り込みました。
ジャックとローズは逃げ続け、溢れ出る水に命からがら逃げ出し、なんとかデッキに戻ることができました。
映画タイタニックのネタバレ|沈むタイタニック
船の中には死を覚悟し、愛する人と抱き合って眠る者や船長や設計士のように救命胴衣を身につけずに最期のときを静かに待つ者もいました。
ジャックとローズはできるだけ船に長くいようと2人が出会った船の先端まで逃げます。船は傾き、ついに光も消えました。そして船は真っ二つに折れ、人々はどんどんと海に落ちていきます。
ジャックとローズはなんとか柵にしがみついていましたが、船が沈み始めました。ローズはジャックを信じ、指示に従って渦に巻き込まれないよう水を強く蹴りました。
なんとか水面に出ることができましたが、水は凍るように冷たく、ジャックは浮かんでいた板の上にローズを乗せました。寒さに震えながら、ローズはジャックに愛していると囁きます。
ジャックはサヨナラはまだ早いとローズを励まし、2人の未来を語りました。そしてジャックはローズに出会えたことに感謝し、ローズに必ず生き残ることを約束させました。
しかし、水につかったままだったジャックは、ローズの手を握ったまま力尽きてしまいました。ローズは戻ってきた救命ボートに助けられ、生き残ることができました。
タイタニックが沈んだとき、1500人が海に投げ出され、周りには20隻の救命ボートがありましたが、助けに戻ったのは1隻だけでした。助かったのはローズを含めて6人だけでした。キャルドンも助かっていましたが、ローズは顔を隠し、キャルドンを見たのはそれが最後となりました。
ローズは今まで夫にさえジャックのことを語ってきませんでした。ローズの心の中でジャックは生き続けているのです。ローズの話を聞いた一行は涙を流し、ダイヤを探すのを諦めました。
ローズはこっそり持ってきていたダイヤを海に投げ捨てました。そして安らかに眠り、タイタニック号の上で皆んなに祝われながらジャックとキスをする夢を見ました。
以上、「タイタニック」のあらすじネタバレとラスト結末でした。
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映画タイタニックのうた・主題歌
映画タイタニックの主題歌はセリーヌ・ディオンが歌った『MY HEART WILL GO ON』です。
作詞を担当したのはウェル・ジェニングス、作曲を担当したのはジェームズ・ホーナーです。アカデミー歌曲賞を受賞しています。作品中では船の先端でジャックがローズを支え、ローズが両腕を広げるあの名シーンに流れています。