『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の解説!俳優ガリガリの撮影方法は?声優ひどいとの声についても
2011年10月14日、日本公開の映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』。
マーベルシリーズの第5作品目となる作品で、マーベルコミックのキャプテン・アメリカを実写映画化したものとしては1990年に公開された『キャプテン・アメリカ 卍帝国の野望』以来となりました。
監督は『ジュラシック・パークⅢ』や『ジュマンジ』などを手がけたジョー・ジョンストンです。
- 俳優がガリガリの状態はどのように撮影された?声優ひどいとの声についても解説
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじ
- 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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目次
俳優がガリガリの状態はどのように撮影された?声優ひどいとの声についても解説
主演俳優のガリガリ状態はどのように撮影されたのか?
2011年、マーベル・シネマティック・ユニバースから公開された『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で超人兵士となったスティーブは、見た目だけでなく、身体能力の全てが進化を遂げました。
小柄なスティーブが「スーパー・ソルジャー計画」を実行した後、ムキムキな体つきになるというシーンには誰もが驚いたと同時に、この体型の差をどのように撮影をしたのかと疑問に思ったはずです。
まずは、その撮影秘話について詳しく解説していきたいと思います。
そもそもキャプテン・アメリカを演じる俳優のクリス・エバァンスは、身長183センチ、体重87キロの高身長で筋肉質な体型をしています。
実は、序盤のガリガリなスティーブは、クリスではない別の俳優が代役となり撮影を行っている他、その映像に「モーフィング」というCG技術を使い、クリスの顔を合成して作られたものです。
代役を務めた俳優のリアンダー・ディーニーは、身長が170センチでやや小柄な体型をしています。
リアンダーはクリスと同世代であり、顔立ちも似ているといった共通点がある他、作中ではバーテンダーとしても出演しクリスと共演しています。
反対に、キャプテン・アメリカの筋肉質な姿はクリスそのもので、誰もが目を奪われてしまうほどに美しく鍛え抜かれていますが、この体は、ロープやダンベルを使った厳しいトレーニングをこなし作られたものです。
さらにクリスは、現在も週5日程のトレーニングを継続しこの体を維持しています。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の物語の設定上、クリス本人がガリガリなスティーブを演じることは不可能でしたが、リアンダーを代役にしたことで、身長・体格・身体能力までもが進化した様子をリアルに表現できたのではないでしょうか。
声優がひどいとの声について解説
スーパーヒーローの象徴となるキャプテン・アメリカが生まれた本作は、多くの人に評価され人気となった反面、吹き替えの声優がひどいといったマイナスな声も上がっています。
どのような点でひどいと言われているのか考察していきたいと思いますが、結論からお伝えすると、本作に関しては「ひどい」という意見は少なかったです。
その主な理由は、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の声優を務めているのが、かなり実力のある声優陣ばかりだからです。
まず、スティーブ・ロジャースの声優を務める中村悠一は『呪術廻戦』や『おそまつ君』などにも出演していて評価が高い人物です。
本作でも、キャプテン・アメリカの印象に近い声で違和感はなく、安定感もありました。
また、ペギー役の園崎美恵や、バッキー役の白石充、さらにアースキン博士役の多田野曜平など、これら声優陣は有名作品への出演も多い他、その実力も認められている人ばかりです。
ではどうして声優がひどいと言われているのか?
その理由は、続編となるマーベル作品にあると考えます。
本作でニック・フューリー役を務めたのは『進撃の巨人』や『ガンダム』にも出演し、定評のある手塚秀彰ですが、続編となる『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では、俳優の竹中直人に変更されています。
また、キャプテンの友人となるサム役には俳優の溝端淳平、さらにナターシャ役には米倉涼子が起用されていますが、これら俳優陣に「声が合っていない」「棒読みすぎる」「下手」といったマイナスな意見が多く寄せられているのです。
そのため『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の声優がひどいのではなく、実際には『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や、その後のマーベル作品に対しての声だったと考えます。
確かに『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』での声優には違和感を覚えましたが、それも『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の吹き替え声優陣の評価が高かったからこそ、比較対象になってしまったのではないでしょうか?
本職が声優であるか俳優であるかで差が出てしまうのは仕方ない反面、改善の余地はある思います。
そこの点も踏まえて、今後のマーベル作品に期待したいです。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじ
(以下、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじです。)
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじ|誰よりも勇敢で正義感の強いスティーブから生まれたスーパーヒーロー
第二次世界大戦の真っ只中。
国のために戦いたいと強く願うスティーブ・ロジャースは、軍への入隊を希望しますが、虚弱な体質であることから不合格になります。
しかし、兵士として戦場へ向かう親友のジェームス・バッキーを見送った後、アースキン博士に意思の強さを見込まれたスティーブは、軍への入隊を許可されます。
その後、長官であるペギー・カーターの元で訓練を重ねる中、勇敢なスティーブは「スーパー・ソルジャー(超人兵士)計画」の被験者に選ばれます。
同時にアースキン博士からは、未完成の血清を打ったヨハン・シュミットが、副作用でレッド・スカル化してしまったと聞かされます。
一方、四次元キューブのテッセラクトを奪い、ゾラ博士と共に兵器を完成させたシュミットはヒドラを再編成するのでした。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじ|キャプテン・アメリカとして向かう親友バッキーの救出
ペギーやハワード・スタークが立ち会う中、アースキン博士はスーパー・ソルジャー計画を実行し成功させます。
強靭な肉体と超人的能力を得たスティーブは、キャプテン・アメリカとして生まれ変わりますが、アースキン博士はヒドラによって殺害されてしまいます。
一方、自身がアメリカ軍のマスコットとして扱われることに悩むスティーブは、捕虜となっている兵士達を救うため、ペギーらと共にヒドラの基地へと向かいます。
そして兵士達を解放すると同時に、親友バッキーの救出にも成功しますが、シュミットやゾラ博士に逃走されてしまいます。
捕虜の仲間達と基地へ戻ったスティーブは、軍を救った英雄として称賛される他、そんな勇敢な姿に惹かれるペギーとは相思相愛になるのでした。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンチャー』のあらすじ|正義の道を突き進むスティーブに再び訪れる親友との別れ
その後、バッキーを含む精鋭部隊を結成し、ハワードからヴィブラニウム製の楯を受け取ったスティーブは、残されたヒドラの基地へと出向き次々に壊滅させていきます。
スティーブは精鋭部隊と共にゾラ博士の乗る列車を襲撃しますが、反撃を受けたバッキーは投げ飛ばされ、深い谷底に転落してしまいます。
スティーブは親友を失い絶望しますが、ペギーの励ましで何とか立ち直ると、捕らえたゾラ博士の情報を元にシュミットのいる基地へと向かいます。
基地で戦闘となった後、攻撃を仕掛けるためニューヨークへと向かうシュミットを追いかけるスティーブは、大佐が運転をする車に乗りペギーにキスをすると、飛行船へと飛び移ります。
船内で激しい戦いを繰り広げる中、シュミットは四次元キューブのテッセラクトを手に取ります。
しかしテッセラクトが強く光ったその直後、シュミットの姿は消えてしまうのでした。
以上、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のあらすじでした。
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『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|アベンジャーズの絶対的存在となるキャプテン・アメリカの誕生
本作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は『マイティー・ソー』に続く新たなヒーローとして、2011年に公開されました。
虚弱な主人公が大変身を遂げるという衝撃的な展開ではあるものの、圧倒的実力を持ち合わせるキャプテン・アメリカの誕生に魅了されるファンが続出したり、その後のアベンジャーズではリーダーとして大活躍します。
本作は、何度も不合格となるスティーブが、アースキン博士に意思の強さを見込まれたことで軍への入隊が叶う所から始まります。
序盤のシーンでは、その弱々しい見た目から入隊を断られる他、周りの人にバカにされがちなスティーブですが、それでも諦めない姿には男らしさを感じました。
また親友バッキーとのやり取りでは、お互いが信頼し大切に思っている様子が良く描かれています。
そして軍の長官を勤めるペギーと出会った後、スティーブは「スーパーソルジャー計画」の被験者に選ばれます。
同時にアースキン博士からは、血清を打ったシュミットが副作用でレッドスカル化したと聞かされます。
アースキン博士がスティーブに対し「いつまでも良い人間でいてほしい」と伝えるシーンでは、博士が持つ超人計画への期待や願いが強く表現されていて、とても重みがありました。
実験は成功するものの、アースキン博士はヒドラに殺されてしまいます。
キャプテン・アメリカへと変身したスティーブは、捕虜となっていたバッキーらを救出します。
しかし、結成した精鋭部隊と共にゾラ博士のいる列車を襲撃した際、反撃を受けたバッキーは深い谷底へ落下してしまいます。
親友を失い落胆するスティーブでしたが、ペギーに支えられ持ち直すと、ヒドラ基地へと乗り込み壊滅させていく他、飛行船内ではシュミットと直接対決になります。
親友を失っても前を見続けるスティーブの強さや、どんな敵でも勇敢に立ち向かう姿は素晴らしいものでした。
さらにペギーと相思相愛になり、恋愛関係に発展する様子からも目が離せません。
そして激戦の末、テッセラクトを手に取ったシュミットはどこかへ消えてしまうのでした。
本作で超人へと生まれ変わったスティーブは、同じように血清を打ったシュミットとは正反対の存在として活躍しますが、真面目で正義感の強いスティーブだったからこそ、キャプテン・アメリカが誕生したのだと実感させられました。
また戦いの末、どこかへ消えてしまうシュミットの行方が気になる反面、今後の作品で再登場するのでかはないかという期待を感じます。
物語のラストは、シュミットが消えた後、爆弾をつんだ飛行船に取り残されるスティーブの姿から始まります。
スティーブはニューヨークを守るため、機体を海へ不時着させるとペギーに連絡をした際、約束していたダンスの予定を延期してほしいと伝えます。
会話をしながら涙を流すペギーでしたが、その直後に通信は途絶えてしまいます。
ハワードは、海中からテッセラクトを発見した後もスティーブを捜索し続けます。
その後、ベッドで目を覚ましたスティーブが外へ飛び出すと、街の風景はガラリと変わっています。
そこへ現れたシールド長官のフューリーから、70年間眠っていたという事実を聞かされたスティーブは、デートの約束があると返すのでした。
スーパーヒーローになるとは誰もが予想しない中、キャプテン・アメリカとして大変身を遂げたスティーブは、強い力を得た後も変わらず善の心を持って戦い続けます。
そんなキャプテン・アメリカこそ、マーベルヒーローの代表と言えるでしょう。
シュミットとの決戦は思わぬ形で終わったり、ペギーとも離ればなれになってしまいますが、70年後に再び目覚めたキャプテン・アメリカがどんな活躍を見せるのか、非常に気になる所で映画は終わります。
物語全体を通して、改めてキャプテン・アメリカの凄さを実感させられる作品でした。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の皆んなの口コミ評判レビュー
★★★☆☆星3
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、2008年に作られたマーベルコミックのヒーローキャプテンアメリカが生まれた理由についてを描いた映画作品です。
感想としては、第二次世界大戦時のプロパガンダ用に生まれたのがキャプテンアメリカで貧弱な青年がキャプテンアメリカに選ばれた理由というのが正義の心があったからであるというのがよい点で、とある将校が投げた爆発する心配がない手りゅう弾に自らの身を捧げ周りに離れるように告げた主人公を見てこれは超人化プロジェクトに選ばれて当然の人だと思えました。
ただ、ファーストアベンジャーズ以降のキャプテンアメリカは公平性がなくなっていてトニースタークの父親を殺害した同僚をかばってアベンジャーズに卑劣が入るなどいうほど人格者ではないように見えます。
この作品の彼はひ弱の青年の時のほうが実はヒーローらしく、ヒーローとして戦える力を持ってからは作品ごとにどこか人が変わったように思えました。
40代男性
★★★☆☆星3
キャプテンアメリカがどのように誕生したのかということをここで見ておいてから、他の作品を見ようと思い視聴。
映画の始まり方については、ステレオタイプのアメコミかなというところであり、力のない人間が後天的能力で力を手に入れて正義に目覚めるというような内容。
特殊な結成を売ってそこからバトルでどんどんやるという感じであり、良くも悪くもアメリカの作品だなという印象が強いです。
ただ、最後のほうが他の作品とのつながりを意識しているためなのか、他の作品に続くという形で最後の方はいまいち盛り上がりに欠ける感覚でした。
誕生秘話という形でああなったと思うのですが、もうちょっと盛り上がりがあってもよかったかなという感じです。
30代男性
★★★★☆星4
最強のキャプテンアメリカがどう誕生したのか、改造された肉体の強さだけでなく、彼の精神的強さも描かれていて、だから彼がリーダーなのだろうと一本の映画で納得させられる話の展開ですごくわかりやすいです。
ザアメコミ映画って感じです。トミー・リー・ジョーンズがそれを見抜くところがとても良いです。
エージェントカーターやアイアンマンのトニースタークのお父さん、ウィンター・ソルジャーになる親友のバッキーの登場など今後のMCUで絡んでくるキャラも多くて色々知っているファンも楽しめるし、コミックや今作前のMCUを知らなくてこれが初めて見るという人でも楽しめる内容でしっかり起承転結していて良かったです。
最初のアベンジャーズのヒーローが最後にやっと登場で、これで映画『アベンジャーズ』に続いていく終わりはとても良くて、憎い演出だなと思いました。
ぜひともこのまま『アベンジャーズ』を見て、彼の生真面目さ、軍人としての規律などへの頭でっかちなところ、時代についていけないところなど彼のキャラクターを楽しんでほしいです。
30代女性
★★★★☆星4
世界大戦下における米国を時代背景にしているのにキチンとエンタメに昇華しているところが凄いと思いました。
キャプテンの体つきの演出が見事ですし、色んなところでCG技術を使用していますが、リアルで違和感がありませんでした。
古臭いキャプテンアメリカが見事に現代風に生まれ変わった感じかな?良い意味で新鮮な作品と視聴できました。
ストーリーは王道で強い信念を持って戦っていく、ヒーローそのもので、とても見やすかったです。
映画と言うよりも短編ドラマで、何回も視聴したくなります。
正義を貫くヒーロー作品として、定期的に視聴したくなるアニメのような作品です。
40代男性
★★★☆☆星3
私はmarvel作品が好きでほとんど全ての作品を見ています。
今作はアベンジャーズでリーダー的役割であるキャプテン・アメリカのオリジン作品であり、主人公のスティーブ・ロジャースがどのようにしてヒーローになったのかが分かる作品です。
過去が舞台で、少しだけ歴史的な背景も関係していること、キャプテン・アメリカ自体がインパクトのある能力を持っているわけではないこと、などが相まってヒーロー映画というよりは少し戦争映画、歴史映画のような要素もあったと思います。
私はザ・ヒーローみたいな映画が好きなのであまり好みの映画ではなかったですが、逆に言えば初めてmarvel作品を見る人や、ヒーロー映画が苦手な人は見やすい映画になっていたのではないかと思います。
20代男性
*映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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