風立ちぬの菜穂子が嫌いと言われる理由と解説!声優がひどいとの評判についても考察【あらすじネタバレ感想評価】
2013年7月20日公開のジブリ映画「風立ちぬ」。
実在した航空技術者の堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説『風立ちぬ』の内容をもとに制作されました。賛否両論があったものの、主人公の堀越二郎役には「エヴァンゲリオンシリーズ」や「シン・ゴジラ」などで有名な庵野秀明が務めて話題にもなりました。
興行収入は120億円を超え、第37回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
映画『風立ちぬ』の口コミ評判レビューには、
- 主題歌である松任谷由実さんの「ひこうき雲」の歌が絶妙にマッチングしていた
- 重いテーマだが、生きることを考えさせられた
- メッセージ性の強い作品のため、アニメ作品があまり好きではない方にもおすすめ
- 主人公の二郎役の声優はひどいと思った
- 戦争を知らない世代だがが、心にグッと突き刺さる繊細な物語と思った
- 作品全体を通して、人生の意義や命について考えさせられる
- 見終わった後は少しどんよりした気持ちになった
- ジブリ映画にほっこりさとか癒しを求めている人には向かない
という声が多数集まっています。
- 菜穂子が嫌いと言われる理由
- 声優がひどい?二郎役の庵野秀明に賛否の声
- 風立ちぬのあらすじ
- 風立ちぬの感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ含む)
目次
ジブリ映画「風立ちぬ」菜穂子が嫌いと言われる理由を解説
「風たちぬ」のヒロイン菜穂子は、関東大震災で被災した際に助けてくれた二郎と数年後に再会して恋心がよみがえり、結核であるにもかかわらず婚約、そして二郎に会いたい一心で病が悪化するのを承知でサナトリウムを抜け出し、最後は置き手紙を残して再びサナトリウムへ帰ります。
菜穂子は、自分の考えをしっかりと持ち不治の病と戦いながら生きる美しい女性です。そんな素敵な女性だと思われる菜穂子が嫌いといわれるのはなぜでしょうか。
個人的には、菜穂子のことは嫌いではありませんが、菜穂子のことを嫌いという意見をいくつか考察してみました。
菜穂子が嫌いと言われる理由①|菜穂子は計算高い女という意見も
菜穂子さんが計算高いのは間違いないけど、こう、力の抜けたほっとした顔じゃないんだよな。湧き上がる歓喜だもんな。迷いなさすぎで見てるほうが戸惑うわ。
何が言いたいかというとあの2人マジでお似合いの夫婦だと思います— 市川 (@wetvi) March 10, 2014
菜穂子は計算高い説。イーゼルに描くような絵はふつう何日くらいで仕上がるのか。最初菜穂子は傘をとばした丘の上で風景を描いていた。ところが次のシーンでは森の中にイーゼルを据えている。二郎ならここに来るとわかっていたからではないのか、という。
— Jari (@Foundations618) February 20, 2015
まず1つ目に、計算高く見えてしまうところでしょう。軽井沢で風で飛ばされたパラソルによって、主人公二郎と菜穂子は運命の再会をします。
そして翌日に森の泉で二郎が菜穂子を見つけるシーンがあります。その泉へと続く道には菜穂子のパラソルやキャンバスが置いてあります。それを見つけた二郎は泉へ行くと「あなたがここに来るように毎日祈ってたのです」と菜穂子が告げるのです。
その後に二郎は地震の時に助けた少女だったと思い出すのですが、美しくしい菜穂子に毎日祈ってたと言われるときっと男性は嬉しくなりますよね。しかし、泉へ続く道に菜穂子と分かる物が置かれているところは、菜穂子が計算高く見えてしまい、嫌いという意見が見受けられました。
菜穂子が嫌いと言われる理由②|結核は感染もする
あと、結核は感染するものだから、キスもそうだし、離れとはいえ黒川さん(上司)の家に住むのも、かなり大胆な事をやらかしていることにかわりはないわけで… 菜穂子は「うつります」と言ってキスを止めるように言うけど、それでも二郎は一緒にいるのだから、菜穂子だけじゃなく二人して勝手な夫婦
— 慕雨 (@sitaumtmr) February 22, 2015
菜穂子さん、移動中に何人結核に感染……とか言っちゃダメなんですよね、きっと
— Cさきこ(蛮ゴリマ監P) (@Csakiko86) February 20, 2015
2つ目はその時代に不治の病といわれていた結核を患っていたのに、山の療養所から抜け出し列車で二郎に会いに行ったことです。結核は他の人に感染させてしまう恐れがあります。
それなのに列車に乗りそのまま二郎と暮らし始めてしまうのです。自分の考えのみで周りのことを考えてないように思えてきます。
また、大震災、恐慌、戦争といった誰もが生きるのに必死だった時代に、ただ愛する人に死ぬ前に美しい自分を見せたい、という理由でサナトリウムを抜け出したりするところが共感を得にくいのかもしれません。
最後まで自分の意思の通りに行動する菜穂子の姿に、わがまま、自分勝手という印象を持つ方もいるでしょう。そもそも菜穂子がお嬢様じゃなかったら経済的にもとても無理な話ですので、お金持ちだからこそ可能なわがままだったわけです。
菜穂子が嫌いと言われる理由③|悲劇のヒロインっぽさ
3つ目は二郎と暮らしている間、病気は進行し身体は弱っていくのにいつもお化粧をし美しくしていたことです。美しくしている姿が不治の病である姿とのギャップを感じ余裕があるように見えてしまったのではないでしょうか。
これまでのジブリ作品のヒロインたちは、それぞれ大変な過去や事情を抱えていても、健気にがんばり、問題に立ち向かう力強いヒロインが多かったように感じます。
しかし、悲劇のヒロインっぽさが、現代の女性には受け入れがたかったのかもしれません。
菜穂子が嫌われる理由はありますが、すべては二郎を愛する気持ちゆえの菜穂子の行動でした。菜穂子はとても愛情深い人だったように思えます。
映画『風立ちぬ』は声優がひどいとの声も。二郎役の庵野秀明に賛否の声
映画「風立ちぬ」は、主人公二郎の夢である飛行機の設計とヒロイン菜穂子との恋を通して戦争や生きることの大切さなどを描いた素晴らしい作品です。しかし、そんな素晴らしい作品ですが、声優がひどいといわれることが多いようです。
声優がひどいと言われていたのは主人公・二郎役の庵野秀明についてが多かったです。
えっ
堀越二郎の声って庵野監督なの?ひどい棒読みなんで誰だろう…と。
— チバハルヲ(単一指向性) (@delay697) April 12, 2019
堀越二郎といえばジブリアニメの「風立ちぬ」の主人公だったけど、庵野秀明の演技があまりにもひどすぎて見るのが苦痛だったな。。。宮崎駿は基本的にプロの声優を起用しない方針とはいえ、あれは正直言ってひどいもんだった。
— 98 (@98_weblog) May 5, 2016
二郎の声優を務めたのは、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの監督として知られる庵野秀明氏です。もともとアニメーター出身で、プロの声優さんではありません。声優のプロでもなく、ましては俳優など演技をしていない素人の方が演じているのです。
他の登場人物は声優のプロの方ではないのですが、ほぼ俳優の方や女優をされている方が演じています。その為か、より庵野秀明氏の棒読みが際立ってしまったのかと思います。
しかし「風立ちぬ」の監督である宮崎駿さんは声優を上手い下手で決めていないそうです。そのキャラクターと雰囲気などが合った人を選び、上手さではなくリアルを感じさせることを大事にしているようです。
実際に素朴な感じや優しそうな棒読みがより二郎のキャラクターが伝わるので良いといった意見もあります。声優がひどいといわれることが多いですが、このような意見を知るともう一度観てみたい気持ちになりますね。
堀越二郎役が庵野監督ってのが、そりゃめちゃくちゃ声優上手な訳じゃないけど不器用な感じがハマってて好き
— やまね (@ymney_) August 20, 2021
二郎さんが庵野さんでよかったと思う。庵野さんの声だからこそ二郎さんに感情移入しすぎることなく客観的にあの時代や飛行機のことを観ることが出来たと思う。堀越二郎の半生って何だったんだろうなって。菜穂子さんのことも、零戦のことも。
— ぴのこ⚑︎⚐︎ (@meru22osage) June 13, 2020
風立ちぬのあらすじ
(以下、映画「風立ちぬ」のあらすじです。)
風立ちぬのあらすじ|二郎と菜穂子の出会い
幼いころから飛行機に憧れていた少年「堀越二郎」は、夢の中で出会った飛行機設計家カプローニ氏からの言葉をきっかけに、「自分も美しい飛行機を作りたい」と設計家を志します。
時は流れ、青年になった二郎は大学へ戻るための汽車で、少女「菜穂子」と出会います。そこで突如、地震(関東大震災)が起こり、菜穂子の連れの女中が足を挫いてしまいます。
二郎は、女中の手当てをし、2人を上野の家まで送ることにします。余震の中、家に人を呼びに行くという菜穂子を無事に送り届け、二郎は大学へと戻ります。
風立ちぬのあらすじ|二郎の挫折と菜穂子との再会
名古屋の航空機会社へと就職した二郎は、上司からも高く評価され、大きな期待を受けます。しかしながら、海軍の依頼で作成した戦闘機はテスト飛行中に空中分解してしまい、二郎は大きな挫折を味わいます。
ショックを引きずる二郎は、避暑地で休養をとりますが、そこで偶然、菜穂子と再会します。急速に距離を縮めた2人は、菜穂子が結核を患っていることを承知の上で、結婚の約束をします。
風立ちぬのあらすじ|病状の悪化
戦争の気配が近づく中、元気を取り戻した二郎は名古屋に戻り、再び戦闘機の設計に取り掛かります。一方、東京にいる菜穂子は吐血するなど体調が悪化してしまいます。
想い合っているのに、仕事や病のために一緒にいることが叶わない2人。そんな切ない状況の中で2人がどうなるのか、気になる方は実際に映画を見てみることをお勧めします。
以上、「風立ちぬ」のあらすじでした。
風立ちぬの感想評価と口コミ評判レビュー(ネタバレ含む)
(以下、映画「風立ちぬ」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(ネタバレ含む)|切ないけれど美しい人生
この映画は、これまでのジブリ作品とは一味違った少し大人向けの内容になっていると感じました。
二郎とカプローニ氏の夢の中でのシーンなど、まったくファンタジー色がないわけではありませんが、堀越二郎という実在した人物の人生をベースに、堀辰雄の小説「風立ちぬ」(こちらも作者堀辰雄の実体験をもとにした作品)の設定を織り交ぜて、二郎と菜穂子の生き様を描いた、非常に美しくもはかない作品です。
見終わったあとには、人生を一生懸命生きるとは何かを問いかけられているような気持ちになりました。
全体としては、淡々と物語が進み、派手なシーンはあまりありませんが、静かな中に、深いメッセージを感じる作品です。
映画の終盤では、結核の療養のため、サナトリウムへ入った菜穂子が、二郎に会いたい一心で、サナトリウムを抜け出して二郎に会いに行ってしまいます。
冷静に身体のことを考えたら良くないことはわかっているのに、それでも会いに行く菜穂子の気持ちが切ないほど伝わってきます。また、二郎もそんな菜穂子を受け止めて、命を削ることを覚悟の上で、一緒に暮らすことを選びます。
上司の黒川夫妻もまた、そんな2人の気持ちを理解し、その場で結婚式を取り持ってくれます。急ごしらえの結婚式ですが、それでも結婚し、短くても幸せなひとときを過ごす2人の姿は、感動するシーンです。
その後、菜穂子の病状は悪化し、二郎がテスト飛行に旅立った朝に、置き手紙を残して1人サナトリウムへと帰ってしまいます。命が限られた時間の中でも、女性として二郎に一番美しい姿を見せたかったのだと感じました。
最後は、再び夢のシーンとなり、そこで二郎はカプローニ氏に、自分の作ったゼロ戦が戦争で使われ、多くの命が失われたことを伝えます。そしてそこへ菜穂子が現れ、「生きて」と二郎に伝えます。
二郎は戦闘機を作ったことの責任を感じていたのだと思いますが、それでも生きることに意味がある、だから生きてという意味なのではないかと推察します。
他のジブリ作品と比べてファンタジー色が薄く、小さいお子さん向けではありませんが、他のジブリ作品にも共通するように「生きる」ということについて考えさせられる作品です。アニメ映画が苦手な方にもぜひ見ていただきたいです。
口コミ評判レビュー「登場人物の気持ちが汲みとりやすかった」「ちょっと後味の悪さを感じました」
『風立ちぬ』の口コミ評判レビューには、「戦争がテーマですがいい飛行機を作りたいという男の情熱やロマンがたくさんつまった映画」「子どもには理解するのが難しく、大人向けの作品」「二郎役の声優である庵野秀明がひどいと言われるが、感情があまりないようでどこか温かみのある声がハマっていた」「制作の裏側を知ると、さらに楽しめる作品」という評判が多い印象です。
★★★★☆星4
私が初めて『風立ちぬ』を観たのは小学生の時でした。祖母に連れられて映画館で観ました。当時の私は話の軸が分からず映画館で所々寝てしまいました。観終わった時、「なんだかパッとしない映画だったな。」と感じたことを覚えています。
今思うと小学生が面白いと思って観るには早い作品だったのかなと思います。ジブリ作品の中でも大人向けだと感じます。時がたち、高校生くらいになって改めて『風立ちぬ』を観てみるとやはり作品に対して感じ取れる部分が多くなりました。
作中は基本重たい空気ですが登場人物の気持ちが汲みとりやすかったです。この作品を通して自分の成長を感じられました。また時を置いて見返した時、新たな発見・感想が得られるのではないかと楽しみにしています。
また、主題歌の『ひこうき雲』がとても好きです!
10代女性
★★★★☆星4
さすが宮崎駿監督の作品というだけあって、物語の緻密で繊細な内容であるというところはさすがだったと思います。映画館で見ただけでは物足りず、dvdでも見ました。
当時の複雑な時代背景が色濃く映し出される中に恋愛模様などが練り込まれ、とにかく切なくも色鮮やかな1作で、ぜひ多くの人に見てもらいたいと思いました。
今回はとなりのトトロや崖の上のポニョなど子供達へ向けた笑えるような内容ではないので、子供達に見ることをおすすめできる1作であるかと聞かれるとそうではなく、評価が低い人もいるかもしれません。
ですが、あえて子供達にも私は見てみて欲しいなと、今の日本を生きるからこそ過去を知って欲しいなとも思いました。間違いなく価値ある映画です。
30代女性
★★★★★星5
映画館で見ました。主人公が夢の中で出会う人物との会話がとても印象的で、主人公の成長を実感する名シーンだと思います。何よりも主題歌である「ひこうき雲」と映像との相性がよく、とても心地よい時間を過ごしました。
後日、風立ちぬの特番で見たのですが、地震が起こるシーンでの効果音はいくつもの音を組み合わせていることを知り、改めて見てみると本当に複数の音が組み込まれていました。
意識しないと聞き逃してしまうような細かいところにもこだわっているので、何度観ても楽しめる作品だと思います。制作の裏側を知ってから見ても楽しめる作品だと思います。
戦争がテーマの作品でありながら、直接的な戦いの話というよりはその戦いを影で支える人たちに焦点を当てていることから、戦争映画を好む人にとっても新鮮な映画になっていると感じます。
主人公の声優に賛否ありますが、肯定的な目線で観ると特に違和感をもたずに物語の世界に入れます。逆に声優の声に違和感を感じる人は、それも含めて楽しんでいただけたらと思います。
20代女性
★★☆☆☆星2
子どもには難しくて理解できない大人向けの作品だと思いました。登場人物に実在した人が出てくるなど、ノンフィクションの部分があり、昭和初期の情景や流行した病などもリアルでした。
主人公の二郎は、見た目や性格は穏やかそうに見えて、実際には無神経で亭主関白な要素がある昭和の男性として描かれているように感じました。
病気の奥さんの横で何も考えずにタバコを吸ったり、家族をほったらかしにして仕事に没頭したり、貧しい見ず知らずの子どもに食べ物を与えようとしたりして偽善者ぶるなど、悪いと思わずにしている行動が人物像として賛否両論があるところだと思います。
妻を亡くしてもそれほど悲しむ様子でもなかったことが、モヤモヤした感じがしました。
また、戦闘機を作ることに命をかけて仕事をしていますが、それが実際に戦争に使用され、皆んなが命を落とすことになる戦闘機であることは作品には描かれていないので、映画が作られた背景を知らなければ、完全に理解できることはできないと思います。
私はジブリ作品が好きなので、映画館に見に行く前に色々調べてから見たので、ある程度理解できましたが、急に情景が変わってカプローニが出てくるシーンなどは展開が難しかったです。
見終わったときに、ちょっと後味の悪さを感じました。
40代女性
★★★★☆星4
キャッチコピーは「生きねば」で、実在の航空技術者である堀越二郎さんをモデルに、堀辰雄さんの小説を盛り込んだ内容になっています。大正時代から昭和初期にかけての東京の様子を克明に描き、堀越二郎の人生を追体験できるような内容だと感じました。
激動の時代を生き抜き、夢をもって努力し、最愛の人と過ごした堀越二郎も、幸せな時間は束の間で、妻の菜穂子は結核でサナトリウムに入ってしまい、自身が作った飛行機は一機も戻ることはないという悲しい現実を突きつけられてしまいます。
そこで二郎を勇気づけたのは、夢の中での菜穂子からの「生きて」という言葉でした。このシーンにわたしは思わず涙を流してしまいました。
キャッチコピーである「生きねば」を思い出し、とても素晴らしい作品だと感じました。
内容的は実在の人物がモデルということもあり、ジブリにしてはリアルで重たいようにも感じられましたが、終始映画の世界に引き込まれるような作品で、飽きることなく楽しんで鑑賞することができました。
20代女性
★★★☆☆星3
大学生の頃に公開された「風立ちぬ」ですが、公開前非常に話題になり、当時時間に余裕のある大学生の私も映画館に足を運んだのを思い出します。
率直な感想としては「なんか微妙」。ジブリ映画として公開前に話題になっていたのもあり、その反動かうーん?インパクトにかけるよね?というのが本音。
そもそもインパクトがあるような題材ではないので仕方ないのですが、ぬるっと話が進んでいくので途中で眠くなった記憶があります。
また、個人的には男尊女卑というか、時代背景もあるかと思いますが、男性が主軸になるストーリーにモヤモヤしました。病気の奥さんの前で普通タバコ吸う?とか疑問に思うところもちらほら。
映画を見る前にある程度の時代背景とかを把握しておいた方が良さそうです。
30代女性
★★☆☆☆星2
風立ちぬは、公開時、映画館へ足を運び見に行きました。宮崎駿が監督の映画は大体見に行きましたが、今回の風立ちぬに関しては、もう二度と見たくないと思うほど、私個人的には面白さがわかりませんでした。
実際の話をアニメにしていること、庵野秀明が声優を務めることで話題性は凄かったと思います。私も興味本位で見に行きましたが、声優陣のひどいこと…。
芸能人を起用してましたが、ほぼ棒読みで、こうなると面白いストーリーも全くと言っていいほど頭に入らないし、感情移入もできません。特にひどかったのが、主役の庵野秀明の演技でした。
思い出せませんが、せっかくの映画にわざわざこの人を主役に選ばなくても…と思いました。お金を払って見に行ったのに、行かなきゃよかったと思ってしまいました。
ですが、荒井由美さんの歌う主題歌だけは素晴らしく、これだけは良かったなと思いました。
40代女性
★★★★★星5
元々ジブリが大好きで、宮崎駿監督という事でそれだけでも面白いという確信があって見に行きました。
風立ちぬが独特だったのが、実話である事です。実際の人物と出来事を描いた作品であります。史実に基づいた作品は始めてだったと思います。
当時話題になったのは主人公の声優です。あのエヴァンゲリオンの庵野秀明が声優として抜擢された事がジブリ好きの映画ファンに衝撃を与えました。
庵野秀明の抜擢は賛否両論あると思います。私は前半は庵野秀明の声に違和感を感じていましたが、中盤からは感情移入できて気になりませんでした。
話は旧日本軍のゼロ戦が開発されるまでの物語ですが、その物騒なテーマとは裏腹に中身は運命の女性との出会いから恋愛、結婚、死別といった大切な人と過ごした時間の大切さや、大切な人亡き後も生きねばと思うに至る過程が重厚で感動しました。
歴史的な事はあまり知らなかったですが、風立ちぬは、今までのジブリ作品同様に生きる力を与えてくれるような、元気をもらえる作品だと思います。
30代男性
*映画「風立ちぬ」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
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