『ノック終末の訪問者』の結末は原作と大きく違う?ネタバレありで徹底考察してみた。
2023年4月7日、日本公開の映画『ノック終末の訪問者』。
『シックス・センス』、『サイン』などで有名なM・ナイト・シャラマン監督作品です。
オリジナル脚本を手掛けることが多いシャラマン監督ですが、映画『ノック終末の訪問者』は原作小説をもとに製作されました。
いつも通りの映画予告から惹きつけられる作品ですが、評価が分かれるものとなりました。
映画『ノック終末の訪問者』の口コミ評判レビューには、
- なんだか消化不良で終わってしまった
- ラストのオチに関して言えば悪くはない
- 驚く意外性はなくうーん…と言った感じ
- ストーリー展開や演出が非常に面白かった
- 色々考えさせられる映画だった
- 最後の最後までどうなるか予想できない展開
- 好き嫌いが分かれる作品
- ラストはモヤモヤが残る
という声が多数集まっています。
- 映画『ノック終末の訪問者』で原作と結末が大きく違う?
- 映画『ノック終末の訪問者』の訪問者の四人の正体も考察解説
- 映画『ノック終末の訪問者』のあらすじ
- 映画『ノック終末の訪問者』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も映画『ノック終末の訪問者』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
映画『ノック終末の訪問者』は原作と結末が大きく違う!違う箇所について解説。
原作小説は「The Cabin at the End of the World」
M・ナイト・シャマランが監督・制作、そして脚本を兼任した映画『ノック終末の訪問者』。
あなたは、そんな映画『ノック終末の訪問者』に原作小説があるのはご存じでしょうか?
管理人
M・ナイト・シャマランは、これまで代表作の『シックスセンス』や『サイン』、『ヴィレッジ』などオリジナル脚本を映画化することが多いことで有名でしたが、映画『ノック終末の訪問者』は数少ない他人が原作を描いた小説の映画化ということで、ファンの中で大変な話題を呼びました。
気になる原作ですが、アメリカの小説家であるポール・G・トレンブレーが2018年に発表した「The Cabin at the End of the World」という小説が原作です。
ポール・G・トレンブレーはホラーやダークファンタジーを得意とする小説家ですが、「The Cabin at the End of the World」はその年に最も優れたホラー小説に贈られるブラム・ストーカー小説賞を受賞しており、彼の代表作の一つです。
小説のタイトルですが、直訳すると「世界の終わりのキャビン」という意味。
映画原題の「Knock at the Cabin」は直訳すると「キャビンをノックする者」で、映画化にあたって少しだけタイトルが変更されていることが分かります。
管理人
原作小説は、映画とは大きく違う点があります。
そこで、違う点について、まとめて行ってみます。
映画『ノック終末の訪問者』の原作の結末との大きな違い
映画『ノック終末の訪問者』と原作小説ですが、比較すると結末が大きく違います。
映画では、レナードが命を絶った後にエリックがアンドリューと養子のウェンのために、自らが犠牲になることを選択して命を絶ち、世界中で巻き起こっていた災害が沈静化し、アンドリューとウェンが車で街を目指すという希望を感じる結末となっています。
しかし、原作小説の結末は全く違ったものになっています。
原作小説では、レナードがアンドリューと争っている最中に誤ってレナードが銃を発砲してしまい、ウェンは亡くなってしまいます。
災害を止めるには、自らが選択し死を選ぶ必要があり、ウェンの死は全くの無駄になってしまったため、レナードは良心の呵責に耐えきれず自殺してしまいます。
残されたエリックとアンドリューは同性愛ということで度々虐げられる社会を作り、大切なウェンの命を奪った神のために自分たちの命を犠牲にすることを決めて、車の中で世界の行く末を待つという救いようの無い結末となっているんです。
比較すると、エリックは死亡してしまいましたが、映画の結末の方が随分とハッピーエンドであることが分かります。
管理人
原作小説は結局世界が滅亡してしまうのかどうかについては曖昧にしており、消化不良感がある結末になっています。
なので、映画化するにあたって、たくさんの観客から受け入れてもらえやすいように希望のある分かりやすい結末にしたのではないかと考察できます。
ただ、映画を観て結末が平凡で物足りないという意見や、シャマランの代表作である『シックスセンス』のような大どんでん返しを期待していたという方も多かったため、原作通りに映画化した方が映画ファンからの評判は良かったのかもしれません。
映画『ノック終末の訪問者』訪問者の四人の正体についても考察解説
映画『ノック終末の訪問者』では、世界の滅亡を止めるためには誰かが命を犠牲にしなければならないとアンドリューたちに選択を迫る四人の訪問者が登場します。
登場人物のエリックは訪問者である四人について「黙示録の四騎士」のようだと言い、ウェンとアンドリューのために自らの命を犠牲にして世界を救うことを決めます。
エリックが言った「黙示録の四騎士」とは一体何なのでしょうか?
管理人
「黙示録の四騎士」とは新約聖書の最後に記された聖典である「ヨハネの黙示録」に登場する四人の神の使いのことを言います。
彼らは神に四分の一ずつ世界を支配する力を授かっており、白い馬に乗った第一の騎士は勝利や支配を得る役目、赤い馬に乗った第二の騎士は地上に戦争を起こさせる役目、黒い馬に乗った第三の騎士は飢餓をもたらす役目、そして淡く青白い色の馬に乗った第四の騎士は疫病によって地上の人間に死をもたらす役目を担っており、未来に大きな苦難が待ち受ける予言として解釈されることが多い存在になっています。
白いシャツを着た教師のレナードはリーダーとして支配し周りを導いていく第一の騎士の役割を担っています。
暴力的でアンドリューたちも、以前暴力沙汰を起こしていた赤い服を着たレドモンドが争いを巻き起こす第二の騎士の役割があります。
そして、黒に近い紺色の服を着たエイドリアンは調理師をしており、飢餓をもたらす第三の騎士の役割があります。
淡い黄色の服を着たサブリナは看護師をしており、疫病をもたらす第四の役割を担っています。
ヨハネ黙示録で四騎士が登場する順番通りに平和なキャビンを訪れて、これから待ち受ける悲劇についてアンドリューたちに語りかけていきます。
彼らの一連の言動や行動を見て、宗教について知識があったエリックは彼らが「黙示録の四騎士」であると確信し、彼らの使命を信じてウェンとアンドリューの輝かしい未来のために自らが犠牲になることを選んだと考察出来ます。
映画『ノック終末の訪問者』のあらすじ
(以下、映画『ノック終末の訪問者』のあらすじです。)
映画『ノック終末の訪問者』のあらすじ|穏やかな森の奥深くに現れた不気味な訪問者たち
森の奥深くでウェンという少女がバッタ採りを楽しんでいると、大男が目の前に現れ話しかけてきました。
レナードと名乗る男に警戒していたウェンでしたが、見た目とは正反対に優しい雰囲気のレナードの質問に対してアンドリューとエリックという同性愛者の二人のパパがいることやもう少しで8歳になることを伝えました。
しかし、レナードの後ろに武器を持った3人の男女がいることに気付いたウェンは急いでキャビンへと戻り、警戒するようにアンドリューとエリックに伝えます。
話半分でウェンの話を聞いていた二人でしたが、帰ってほしいと伝えても聞く耳を持たずに任務があるから話を聞いて欲しいとひたすらにノックを繰り返すレナードたちに危険を感じ家中を施錠します。
しかし、窓から侵入されてしまい二人は椅子に縛り付けられてしまうのでした。
教師をしているレナード、ガス会社に務めるレドモンド、調理師のエイドリアン、看護師のサブリナの四人はビジョンと呼ばれる人類が災いによって滅亡する夢を見て導かれるようにキャビンを訪れたと語ります。
映画『ノック終末の訪問者』のあらすじ|迫りくる人類滅亡へのカウントダウン
レナードは人類の滅亡を止めるには、生贄としてアンドリュー、エリック、ウェンの三人のうち一人が命を落とさなければならないと伝え、誰を犠牲にするのか早く選択してほしいと訴えますがあまりに無茶苦茶な話のためアンドリューたちは信じませんでした。
すると、レドモンドが白い袋を被り、残りの三人が武器を使ってレドモンドを殺害しました。
直後にテレビの緊急ニュースでは大地震による津波によって多くの人々の命が犠牲になっていると報じますが、アンドリューは編集した映像で騙そうとしていると主張します。
レドモンドが以前バーでトラブルになり逮捕された男だと思い出したアンドリューはレドモンドが仲間を引き連れて復讐に来たと考えており、翌日になってもレナードたちの話を信じませんでした。
すると、今度はエイドリアンが犠牲となり、テレビでは今度は感染力の強いウイルスによってたくさんの人々が命を落としているというニュースが流れます。
映画『ノック終末の訪問者』のあらすじ|再び三人へ選択を迫るレナード
エイドリアンの死体の処理をしている隙にロープをゆるめ、ウェンから手渡されたナイフでエリックがレナードに向かって暴れ回ります。
その隙にアンドリューは車にある銃を取りに向かいますが、追ってきたサブリナに腹部を刺されてしまいます。
アンドリューは止むを得ずに彼女を射殺し、レナードを浴室へと閉じ込めますが直後に浴室の窓ガラスを割って逃げ出したレナードからの襲撃に遭います。
レナードから銃口を向けられたエリックとアンドリューは要求通りにテレビをつけると、今度は原因が不明のまま数千の航空機が墜落しているというニュースが流れていました。
レナードは人類の滅亡を止めるチャンスはこれが最後であると告げ、再び三人のうち、誰を生贄にするのか選択を迫ります。
以上、映画『ノック終末の訪問者』のあらすじでした。
果たして、三人はどうなってしまうのか?
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
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映画『ノック終末の訪問者』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ノック終末の訪問者』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|シャマラン監督らしい衝撃的な展開に序盤から引き込まれるスリラー作品
映画『ノック終末の訪問者』は、世界的に大ヒットした『シックス・センス』や『サイン』など衝撃的な展開と設定で根強いファンを誇るM・ナイト・シャマランが同名小説を映画化したスリラー作品です。
映画は森の奥深くで小さな女の子がバッタ採りを楽しんでいる平和なシーンから始まります。
森のキャビンで休日を楽しんでいたアンドリュー、エリックの同性愛者のカップルと養子のウェンという三人の家族のもとに男女四人の謎の訪問者たちが現れ、人類の滅亡を止めるためには三人のうち、一人が命を犠牲にしなければならないと平和な森のシーンが一変する衝撃的な展開に、一気に序盤から作品の世界観に引き込まれていきます。
人類が度重なる災いによって滅亡するビジョンと呼ばれる夢を見て、導かれるように現れたと言う訪問者たちですが、善人にも悪人にも見える四人の雰囲気が余計に不気味さを感じます。
特に元プロレスラーのデイヴ・バウディスタが演じたリーダーのレナードはタトゥーが入った大男ですが小学校の教諭で物腰も非常に柔らかい作品の世界観を象徴するような不思議なキャラクターとなっています。
また、『ハリー・ポッター』シリーズのロン・ウィーズリー役で知られるルパート・グリントがアル中気味のレドモンドというクズ男のキャラクターを演じており、なかなかのハマり役だと感じました。
管理人
訪問者たちから告げられた荒唐無稽すぎる話を三人が信じるわけも無く、犠牲を拒否する度に訪問者たちは一人ずつ命を落としていき、その度に大地震による津波、強力なウイルスによる疫病のまん延、そして原因不明の数百という航空機の墜落などの災害が起こってしまい、結果的に最後に残ったレナードも人類滅亡までもう時間は無いと告げて、自殺し直後に激しい落雷が起きて森が焼き尽くされていきます。
一連の流れからレナードたちの言葉をようやく信じたエリックは否定するアンドリューを諭してアンドリューとウィルの明るい未来のために命を落とすことを決め、平和を取り戻しつつある街へアンドリューとウィルが車で向かうシーンで映画は終わりを迎えます。
映画の要所要所で三人の家族の絆が描かれるシーンがあるので、家族の未来のために自らを犠牲にしたエリックの決断にはうるっとくるものがありました。映画の最後で訪問者の四人が本当に神からのお告げでアンドリューたちの元を訪れていたことが分かります。
では、なぜ四人が終末を告げる訪問者に選ばれたのか?
そして、なぜアンドリューたちが犠牲者として選ばれたのか?
管理人
それは結局最後まで明らかになることはなく面白味が欠けるオチになっており、序盤の設定が面白かっただけに物足りない印象があります。
例えば、訪問者たちが実は犯罪者であったという展開や最後まで正体が謎のままだったという展開であれば印象は違ったのかもしれませんが、レナードやレドモンドという魅力的なキャラクターを活かしきれておらず残念に感じました。
とは言え、テンポの良い展開や希望が持てるラスト、家族愛、そして魅力的なキャラクターなど楽しめる要素は多々ある作品になっています。
シャマラン監督のファンの方は、ぜひ一度鑑賞することをオススメします。
映画『ノック終末の訪問者』のみんなの口コミ評判レビュー
映画『ノック終末の訪問者』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「シャマラン作品の全盛期の勢いを感じられないなと思うここ数年の作品のまた1つ」「ホラー映画初心者や、怖いのが苦手な人にはおすすめ」「解釈も広がりそうな作風に感じた」「そこまで登場人物たちの身の切迫感というのを感じられないというところが私はあんまり評価できない部分」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★☆☆星3
映画『ノック終末の訪問者』は『シックス・センス』、『ヴィレッジ』でおなじみのホラー映画第一人者のM・ナイト・シャマラン監督の 2023年公開の作品です。
シャマラン監督だから当然ゾクゾク、ドキドキの展開になることは分かっていましたが、やはり終始ドキドキしながら観ていました。
なによりアンドリューとエリックの同性カップルと養子のウェンの一家が森の中のキャビンで過ごしていたところに武器を手にした4人組がやってくるという不条理な設定が恐ろしかったです。
宗教的な要素がたくさん入っていて宗教(キリスト教)に疎い私にはちょっと理解ができない点もありました。
とはいえ、シャマランのスピード感あふれる演出で最初から最後まで観せます。好き嫌いが分かれる作品とは思います。
50代女性
★★★☆☆星3
世界終焉の運命を託されてしまった、ある家族の物語という前段階があるのですがちょっとオチで騙された感はありました。
ヨハネの黙示録の四騎士だ、というのは結構早い段階でネタバレするなぁ、いや、これはミスリードだなあとは思いましたが結局最後までよくわからないというような感じではありました。
色々と起きる世界的な悲劇ということがあるわけですが、そこまで登場人物たちの身の切迫感というのを感じられないというところがあんまり評価できない部分です。
結局のところ彼らは一体何者であったのかというのはわからないですがやはり原因としては起きていることのもとになっているわけですから何らかの神の使いであったりとか人知を超えた存在である、というのは確かでしょう。
ラストのオチに関して言えば悪くはないです。
大げさに言ってしまうと愛を見つめ直す物語であり、正直なところ感動系というか、もっとホラー系なものを覚悟していましたがそうではなかったです。
30代男性
★★★☆☆星3
キャンプに来ていた一家に謎の4人組が3人の中から犠牲になる一人選ぶよう迫るセカイ系のミステリー映画です。
全体的に観ると説明不足の印象が強く、主人公一家(と言ってもゲイカップルですが)が選ばれた理由やメインとなる4騎士が一人ずつ死ななければならない理由(死んだら大災害が発生する等)の説明がなく、かなり理解し難い出来になった印象です(とはいえセカイ系は大概が難解な作風がほとんどですが)。
低予算作品という事もあり、制作環境も限られていたので一重に言えないところもありますが、一方で主人公一家の視点で観るとなにが起きてるか理解し難い状況という点では大いに感情移入できる作りになっていましたね。
ラストなど観る人によってはモヤモヤが残るものの、その分解釈も広がりそうな作風に感じましたね。
30代男性
★★★★☆星4
森の中で休暇を過ごす仲睦まじい3人家族。
血のつながらない3人がどうやって家族になったのかはフラッシュバックで語られていきます。
そこへ4人組が現れ家族を監禁します。彼らは一人ずつ残酷な自殺を遂げていきます。
そしてその度にテレビのニュースは世界が終末に近づいていく様を報道します。
世界の運命は3人家族の肩にかかっているらしく、4人はそれを告げに来た使者のようです。
しかし、かれらの掲げる異常な要求は、普通と違うこの家族には格別に過酷なものでしょう。
或る世界にはそれを動かす摂理が働いているという、M・ナイト・シャマラン監督らしい映画ですが、この映画では津波も含めて自然の力が目立っています。
3人家族がやってきた山小屋の側には沼があって、その小屋は雨の中、落雷によって燃えてしまいます。
水や火の横溢。そして犠牲という主題。
「水」ぬきで彼の作品の美しさを語ることできず、俳優エルランド・ヨセフソンに『ノスタルジア』では自らの体に火をつけさせ、『サクリファイスノスタルジア』では自分の家に火をつけさせた、アンドレイ・タルコフスキーのような映画をシャマランが作ってしまったことに驚きました。
40代男性
★★★★★星5
もし自分が、キリスト教徒だとしたら、黙示録の四騎士、ヨハネの黙示録などのワードに食いついて、この世界観に没頭できたかもしれないと自分の不勉強をもったいなく思いました。
無宗教の人間が視聴すると、ファンタジーの中の世界のようにまるで現実味がなく、なかなか世界観に浸るまで時間がかかりました。
ですが、やはり現実っぽさも盛り込まれており、ゲイのカップルが養女を養育しているなど、ひと昔まえまでは考えにくかった設定だなと思いました。
ある日突然、大勢の他人のために自を含めた家族の誰かに犠牲になってくれ、と涙を流しながら懇願されたら困惑しながらも承諾するだろか?
「あなたたちが死ぬことを選択しなかったから、世界が大変なことになっているといわれても、信じられないでしょう。
30代女性
★★☆☆☆星2
シャマラン作品が好きなのですが、全盛期の勢いを感じられない作品が多いなと思うここ数年。
さてこの作品はどうかなとあまり期待せずに鑑賞してみました。
結果から言うと、うーん…。やっぱりあっと驚く意外性はなく、なんだか消化不良で終わってしまいましたね。
観る者に委ねられる結末でもいいのでしょうが、考えがまとまらないほどモヤモヤしてしまいました。
シャマラン監督といえば、幽霊だったりエイリアンだったりいろんな要素に手を出してきましたが、だいたいいつもそれなりの意外性があったと思うんです。
「シックス・センス」なんて言うまでもなくトリハダものだったし、「サイン」では、あの”ザ・エイリアン”を見て本気でゾクッとしたほどです。
それはやっぱり演出のうまさ、脚本のうまさだったりするんでしょうが、映画『ノック終末の訪問者』もただストーリーを聞くとすごく面白そうなのに、いざ観ていると「で?」と言いたくなる感じでした。
シャマラン=意外性のある結末、という考えがいけないのかな。
キャストも私には馴染みのない人たちばかりだったので華がなく‥‥でもデイヴ・バウティスタははまり役でした。
30代女性
★★★★☆星4
色々考えさせられる映画でした。
登場人物は同性愛者の男性カップルで、養子の子供と一緒に家族旅行をするという流れで、4人の訪問者にいきなり1人を殺せと言われて断ったら世界が滅びるという選択を迫るという、初めは意味が分かりません。
しかし、だんだん世界中で人が命を落としていくのをニュースで見て、最後の最後までどうなるか予想してできなかったのですごく面白かったです。
この映画の監督の別の作品でOLDという映画も観たのですがすごく面白かったので、この映画も観ようと決めたのですが、特典映像のインタビューもこんな感じで撮影してたんだって話や、役者の方の話とかもこの映画に出れて良かったっていう話をしてて内容も深く理解できたのでオススメします。
30代男性
★★★★☆星4
私はこの映画がとても面白かったと思いました。
映画『ノック終末の訪問者』は、ホラー映画としてはあまり怖くないものの、ストーリー展開や演出が非常に面白かったと思います。
物語は、主人公の女性が訪れた別荘で、謎の男が現れるところから始まります。
徐々に主人公の過去が明らかになり、その秘密と関係の深い事件が起こっていくという展開は、観客を引き込みます。
また、演技も非常に良かったです。
主人公役の女優さんは、自分の過去に苦しむ女性を繊細かつ力強く演じていて、見ているこちらも感情移入してしまいました。
ただ、ホラー映画としては、ジャンルのファンには物足りないかもしれません。
怖いシーンはあまりなく、サスペンス要素が強い印象でした。
総じて、ストーリーと演出が見どころの映画だと感じました。ホラー映画初心者や、怖いのが苦手な人にはおすすめです!
40代女性
*映画『ノック終末の訪問者』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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