『トイ・ストーリー4』の「なんで生きてるの」やエンドロール追悼の意味を解説!ボーが変わりすぎやバズがおかしい点についても
2019年7月12日、日本公開の『トイ・ストーリー4』。
前作『トイ・ストーリー3』から9年ぶりの公開となった映画『トイストーリー4』では、ヒロイン的キャラでもあるボー・ピープが20年ぶりの再登場。
「おもちゃの幸せ」というテーマに海外では高評価となった映画『トイストーリー4』ですが、日本ではかなり賛否両論となりました。
- 「なんで生きてるの?」のセリフの意味を解説考察
- エンドロール追悼の意味を解説考察
- ボーが変わりすぎについて
- バズがおかしいと言われる理由について
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目次
映画『トイストーリー4』の「なんで生きてるの?」のセリフの意味を解説考察
映画『トイストーリー4』のラストでは、ボニーが小学校でスプーンを使って作ったおもちゃとフォーキーが出会うシーンがあります。
そのシーンの中でスプーンのおもちゃは「なんで生きてるの?」と生きる意味を尋ねるシーンがあります。
この意味深なセリフの意味は一体何だったのでしょうか?
管理人
セリフの意味については制作スタッフ等から明言されておらず、明言することは出来ませんので考察して行きます。
これまでのシリーズであれば、この問いに関してきっと「子どもたちを喜ばせるためだ」と答えていたと思います。
しかし、最終的にウッディが子どもと離れることになる映画『トイストーリー4』でフォーキーは問いに対して「分からない」と答えています。
このフォーキーの答えからおもちゃの生きる意味を問うこのセリフには子どもを喜ばせるだけがおもちゃの生きる意味ではなく、自分で見つけ出すことが出来るというメッセージが込められていると考察できます。
管理人
フォーキーも生きる意味についてはまだ模索中のため、これから一緒に見つけていこうという意味も込めて「分からない」と答えたのではないでしょうか?
主人公のウッディもこれまで子どものためだけを思って生きていました。
しかし、映画『トイストーリー4』で大きくなってきたボニーが自分と遊ばなくなってきてから、自分の生きる目的を見失ってしまうようになります。
その最中、自分の意志で自由に生きるかつての恋人ボー・ピープの姿を見て感銘を受けます。
そして、映画のラストではポーとともに移動遊園地で生活をすることを決めます。
そこで、ようやく子どもたちに依存しない自分の生きる意味を探すことが出来るようになりました。
管理人
ウッディもこれからの生活できっと自分だけの生きる意味を見つけていくのだと思います。
映画『トイストーリー4』のエンドロール追悼の意味を解説考察
映画『トイストーリー4』のエンドロールで二人の人物の追悼文が登場しました。
これは一体どういう意味があったのでしょうか?
管理人
まず、最初に追悼文が出るのがドン・リックルズさんという方です。
この方はこれまでのシリーズで人気キャラクターのミスターポテトヘッドの声を担当しており、2017年に残念ながらお亡くなりになっています。
そのため、映画『トイストーリー4』ではポテトヘッドの声は過去に録音したデータが使用されています。
ポテトヘッドの少し憎たらしくチャーミングな魅力はドン・リックルズの巧みな声の演技によるところが大きく、トイストーリーシリーズに偉大な功績を残した彼を讃えた追悼文となっています。
続いて追悼文が登場するのが、アダム・バーグさんという方です。
アダムさんはトイストーリーシリーズを制作しているディズニーピクサーのアニメーターとして活躍した人物です。
2018年に残念ながらガンでお亡くなりになっており、大ヒットを記録したトイストーリーシリーズを影で支えた功績を讃えて追悼文が贈られています。
映画『トイストーリー4』 でボーが変わりすぎていたのは何故?
映画『トイストーリー4』で特に重要な活躍を見せるのが、ヒロインである羊飼いの少女の人形であるボー・ピープです。
そんなボー・ピープについて、映画を鑑賞した人たちの中で「キャラクターが変わりすぎ」という声が非常に多く挙がっていました。
これまで1、2とウッディの恋人として登場していましたボー。
その際はおしとやかで落ち着いた雰囲気が印象的なキャラクターでした。
なので、今回の活発で自分の意志をしっかりと持った大人の女性に変化した彼女に違和感を感じる人が多かったのだと思います。
管理人
では、なぜ彼女はここまで変わってしまったのでしょうか?
その理由は、ボーが変わらなければ生きることが出来ない環境に身を置いているからです。
元々ボーはアンディの部屋の電気スタンドに付いていた人形でした。
しかし、アンディの妹であるモリーに譲られ、その後は持ち主が次々と変わってしまうことになります。
きっと持ち主が変わる度にたくさんの期待を持って生活をしていたはずですが、ことごとく期待を裏切られてしまいます。
そして、ついにはフォーキーが捕まってしまうことになるセカンドチャンスアンティークに売られてしまうことになります。
持ち主が変わる度に頭巾などのパーツが破損してしまったため、アンティークショップでも売れ残ってしまい、かなりの年月が経ってしまいました。
管理人
この環境のままで生活してしまうと、自分の人生が無駄になってしまうと考えたボー。
そこで、アンティークショップを出て自由に生活をすることになります。
ですが、たった一人で生活をするには今までのおしとやかで大人しい自分のままではいられませんでした。
活発な強い女性に変わらざるを得なかったのだと思います。
管理人
これまでのシリーズでも正義感は人一倍強いキャラクターとして描かれていたボー。
内なる強さを秘めていたのだとは思いますが、一人での生活の中でその潜在能力が開花したのでしょう。
環境に順応するために自分を変えることが出来るボーは本当にかっこよく、女性の方は共感する方も多かったのではないでしょうか。
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映画『トイストーリー4』で バズがおかしいと言われる理由について
ウッディの良き相棒として登場するスベースレンジャーのアクションフィギュアであるバズ・ライトイヤー。
映画『トイストーリー4』でも、フォーキーとウッディを追って一人で勇敢にも車を飛び出し、フォーキー救出のために大活躍を見せます。
ですが、映画を観た人の中には「バズがおかしい」という意見を持つ方も多々おられました。
管理人
なぜ、そういった意見が挙がってしまうのか?
バズがおかしいと言われる理由には、バズの2つのおかしな行動が当てはまります。
バズがおかしい理由①|自分の意志で行動しない
1つ目は、バズが自分の意志で行動しない点です。
映画『トイストーリー4』で、バズはウッディの「内なる声を聞け」というアドバイスを勘違いします。
そして、自分の音声スイッチボタンを押して、その声に従って行動します。
これまでであれば、自らの意志で行動していたバズ。
しかし、映画『トイストーリー4』では、内なる声にやたらと頼る様子が描かれています。
バズは決断に迫られる度に映画『トイストーリー4』では音声スイッチに従います。
しかし、結果的にすべてが正しい選択になっており、フォーキーを探して行方不明になっていたウッディとも再会を無事に果たしています。
おそらくバズは、ウッディが子どもから必要とされなっている現状を見て、おもちゃの生きる目的は「子どもに尽くすこと」という価値観に疑問を頂くようになっており、どういう風に行動するのが正解なのか分からなくなっているため、止むを得ず内なる声に従うようになったのだと思います。
ただ、これまでのシリーズの抜群のリーダーシップを持ったバズの姿を観ている人は、より違和感を抱いてしまうかもしれません。
管理人
しかし、バズの立場から考えると、仕方が無かったのかもしれません。
バズがおかしい理由②|別れをすんなり受け入れる
2つ目は、バズがあっさりとウッディとの別れを受け入れる点です。
映画のラストでウッディは、ボーたちとともに移動遊園地に行くかボニーの下に戻るのか、どちらかの選択を迫られます。
その際にバズは「ボニーは大丈夫だ」と告げて、ウッディが移動遊園地を選ぶ後押しをします。
これまでウッディの相棒として長年お互い持ちつ持たれつの関係を築いていたのに、あっさりと別れを受け入れるバズのこの行動。
ですが、バズは、子どもに遊ばれなくなったウッディの苦悩をずっと目の当たりにしていました。
これまで子どもたちのことをずっと第一に考えて生活してきたウッディを楽にしてあげたいという気持ちがあったのだと思います。
そこで、ウッディーが移動遊園地に行くことを後押ししたのだと思います。
管理人
映画ではあっさりと見えたかもしれませんが、きっとバズなりにしっかりと考えた上での行動だったのではないでしょうか。
というわけで、今までと相反するようなバズの行動が、「バズがおかしい」という意見につながったのだと思います。
確かに違和感はあるかと思います。
しかし、おもちゃも長年生きていくと価値観や考え方は変わっていくのかもしれません。
そういったバズの変化が映画『トイストーリー4』ではうまく反映されていると思います。
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