『ゴジラ-1.0』でラストの典子の首にあったアザについて考察解説【あらすじネタバレや感想評価も】
2023年11月3日公開の映画『ゴジラ-1.0』。
『ALWAYS 三丁目の夕日』でアカデミー賞を受賞した山崎貴監督作品です。
『永遠の0』や『アルキメデスの大戦』などでもVFXの技術の高さが評価されていました。
そして、映画『ゴジラ-1.0』では、視覚効果賞で米アカデミー賞にもノミネートされました。
映画『ゴジラ-1.0』の口コミ評判レビューには、
- ゴジラの作画の良さや迫力などかなり見応えがあった
- ストーリー自体は王道のもの
- ゴジラの怖さと人間ドラマのバランスが良かった
- 今までのゴジラ作品とは異なり、人の心情描写が多かった
- 劇場で必見の作品
- 神木隆之介さんの演技がすごかったの一言
- 「シンゴジラ」よりも面白かった
- 山崎貴監督らしい迫力のあるCGは見事
という声が多数集まっています。
- 『ゴジラ-1.0』でラストの典子の首にあったアザについて考察解説
- 『ゴジラ-1.0』のあらすじ
- 『ゴジラ-1.0』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
もし、まだあなたが一度も映画『ゴジラ-1.0』を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
ゴジラ-1.0|ラストの典子の首にあったアザについて考察解説
映画『ゴジラ-1.0』は、戦後徐々に復興しようとしていた日本に、謎の巨大生物、通称「ゴジラ」が突如現れ、再び日本を壊滅状態に追い込んでいく物語です。
戦後の人々の葛藤や、脅威であるゴジラに立ち向かう勇敢な姿などが描かれており、映像ではVFX技術が駆使され、昔ながらのゴジラらしさをしっかりと残しながらも、迫力満点で観る人に恐怖を与える新たなゴジラに仕上がっており、非常に高い評価も得ています。
物語の終盤、民間人によるゴジラ駆逐のための「ワダツミ作戦」によりゴジラを海に沈め、一件落着かと思われたのですが、その後のラストシーンが気にかかるものとなっていました。
管理人
ラストシーンとエンドロール後の内容
まずラストシーンの内容についてです。
映画『ゴジラ-1.0』のラストは、一度はゴジラの襲撃に巻き込まれて亡くなったと思われた主人公敷島と共に暮らしていた女性である典子が無事であったことがわかり、病室で2人が再会し、泣きながら抱き合うシーンでした。
こちらのラストシーンは一見感動的できれいに終わりそうなものだったのですが、あるものにより一気に不穏な終わり方となりました。
それが「典子の首のアザ」です。
管理人
敷島と泣きながら抱き合う典子の首がアップなり、その首筋に黒いアザが浮かび上がったのです。
そして特にそのアザについて典子や敷島が気づいたり触れたりするといった様子もなく、そこで物語は終わりとなりました。
また、エンドロール後には爆撃を受け海中に沈んだゴジラが再生していると思われる様子も映し出されており、一層ラストシーンのアザの正体が気になります。
熱戦の爆風からキレイな状態で生き延びる
アザの正体について考える前に、典子が襲撃に巻き込まれた様子について整理します。
東京に上陸したゴジラは銀座方面に姿を現しました。
銀座に働きに出ていた典子が乗っていた電車がゴジラによって破壊され、典子は海に飛び込んだことで何とか生き延びました。
その後、ゴジラが銀座の街を壊滅状態に陥れます。
心配して助けに来た敷島と、無事海から上がってきた典子は無事会うことが出来ます。
しかし、ゴジラの熱戦による爆風が吹き、敷島を庇って正面から爆風を受けた典子は吹き飛ばされてしまったのです。
多くの死者が出ていることや銀座の街の状態からまず生き延びることは難しいと考えられ、また典子が見つかることも帰ってくることもないことから、劇中でも敷島たちは典子が亡くなったと判断し、お葬式まで挙げていました。
しかし、その状況から典子は生還したのです。
管理人
しかも怪我は負っていたものの比較的顔や身体はきれいな状態だったのです。
典子の首のアザの正体
最後にラストに映し出された典子の首のアザは一体何だったのかということについて考察していいます。
可能性は大きく2つあるのではないかと考えています。
管理人
1つ目は「被爆」によるもの、2つ目は「G細胞」によるものという可能性です。
被爆によるアザ
まず、「被爆」についてです。
先述の通り、ゴジラは上陸時に熱戦で銀座の街を焼き払いました。
その辺り一帯では高い数値の放射能が検知されたのです。
正面から爆風を受け、吹き飛ばされた典子が被爆している可能性は十分にあると考えられます。
そしてその場合に典子の首に浮かび上がったアザはその印のようなものなのかもしれません。
被爆した場合に肌が変色するような症状が見られることもあることを考えると十分可能性はあります。
管理人
典子が被爆している場合、顔や身体の損傷もそこまで悲惨なものではなく無事生還した典子が実はこれからさらに苦しむことになるかもしれないと暗示していることにもなるのです。
G細胞によるアザ
次に「G細胞」についてです。
G細胞とは、ゴジラの身体を構成している細胞のことで、ゴジラだけが持っているものです。
ゴジラの驚異的な再生力もこのG細胞によるものです。
そんなG細胞が何らかの形で典子の身体に取り込まれ、アザはその印、またはG細胞そのものを表しているのではないかということも考えられます。
エンドロール後にゴジラが再生しているように見えるシーンもあったため、実はその前の典子のアザのシーンも同様の意味という可能性は十分あるでしょう。
管理人
先述の通り、典子は生還不可能と思われた状況から、身体の欠損等なく生還を果たしています。
アザがG細胞であった場合、典子は奇跡的に衝撃の少ない形で着地したなどではなく、G細胞により再生し、比較的きれいな状態で発見されたということになります。
つまり、ゴジラと融合した、もしくはゴジラに変容したとも言えることになるのです。
アザの可能性としては主に「被爆」と「G細胞」が考えられますが、いずれの場合も一見ハッピーエンドに見えたラストシーンも一転して典子や敷島を待ち受ける過酷な未来を想起させる恐ろしいシーンでもあったと言えます。
また同時にそれは続編の可能性の示唆や、続編への期待にも繋がるため、今後が非常に楽しみでもあります。
ぜひ、また新たなゴジラワールドを見てみたいですね。
管理人
『ゴジラ-1.0』のあらすじ
(以下、映画『ゴジラ-1.0』のあらすじです。)
『ゴジラ-1.0』のあらすじ|ゴジラとの遭遇
太平洋戦争末期、特攻隊員の敷島浩一は戦闘機の故障のため大戸島に不時着します。
しかし整備兵の橘は故障が見当たらないと言いました。
その夜、敷島と整備隊は巨大不明生物、通称ゴジラに遭遇します。
敷島は戦闘機の銃で攻撃しようとするも恐怖からできず、敷島と橘を除いて全滅してしまいました。
終戦後、敷島が家に戻ると両親は空襲により亡くなっており、隣の澄子にも厳しい言葉をかけられます。
街をさまよっていた敷島はアキコという赤ん坊を抱えた典子という若い女性と出会い、共に暮らすようになりました。
敷島はアキコと典子の2人を養うためにも高給の仕事をと海にある機雷撤去の仕事を始め、「新生丸」の艇長の秋津、元海軍の技術士官の野田、従軍経験のない若者の水島と出会います。
『ゴジラ-1.0』のあらすじ|戦後日本へのゴジラ襲来
米軍の戦艦が壊滅的な被害を受け、ゴジラの存在が囁かれ始めます。
一方、アキコも元気に成長し、仕事仲間を家に招いて食事したりと敷島は幸せな日々を過ごしていました。
しかし敷島が典子を妻にする気がないと知り、典子は自立しようと銀座で事務の仕事を始めます。
その頃、新生丸に巡洋艦「高雄」到着までの間のゴジラの足止めの命令が下ります。
敷島たちは回収した機雷を再利用してゴジラを攻撃します。
ゴジラの口の中に入った機雷に砲撃を加え、少しダメージを与えられましたが、ゴジラは再生してしまいました。
間一髪のところで巡洋艦の高雄が到着するも、ゴジラは光を発し、熱線を放って高雄を全壊させます。
その後、ゴジラは海に戻っていきました。
4人とも無事でしたが高雄の乗組員は全員安否不明になり、政府はゴジラに関しての情報を公開しませんでした。
敷島は典子に過去のことやゴジラのことを話します。
その後、ゴジラはついに東京に上陸し、銀座の街を壊滅状態に追い込みました。
銀座に働きに出ていた典子のもとへ、敷島は助けに向かいましたが、典子は爆風で吹き飛ばされてしまいました。
『ゴジラ-1.0』のあらすじ|ワダツミ作戦の始動
典子を失い失意の敷島は発案者の野田に誘われ、民間人主導のゴジラ駆逐作戦「ワダツミ作戦」に参加することになります。
ワダツミ作戦とは、フロンガスの泡でゴジラを包んで相模湾に沈め、減圧によりゴジラの息の根を止めるもので、また上手くいかなかった場合の予備作戦としてバルーンで一気に浮上させ、気圧の急激な変化を与えることで成功の確度をあげようとするものでした。
敷島はより確実にゴジラを駆逐するため、ゴジラ誘導用の戦闘機探します。
すると大戦末期に作られた「震電」が見つかり、修理のために橘の居場所を突き止めようとします。
橘の嘘の悪い噂を言いふらし、何とか再会を果たしました。
拒む橘に対して、あの時できなかった特攻をすると説得して橘に修理をしてもらいます。
そしてついに作戦当日を迎えます。
以上、映画『ゴジラ-1.0』のあらすじでした。
果たして、ワダツミ作戦や敷島たちはどうなってしまうのか?
結末を知りたい方は実際に映画を見てみることをおすすめします。
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『ゴジラ-1.0』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
(以下、映画『ゴジラ-1.0』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。)
感想評価(※ネタバレ有)|映像とドラマが魅力の新時代のゴジラ映画
映画『ゴジラ-1.0』は戦後、様々なものを失った日本に襲い掛かる巨大不明生物「ゴジラ」とゴジラに立ち向かう人々の物語です。
『永遠の0』や『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどの山崎貴監督による、VFX技術を駆使して描かれた迫力満点のゴジラが特徴の作品です。
物語は特攻隊員の敷島が終戦直前に大戸島でゴジラに遭遇したところから始まります。
管理人
戦後、荒廃した街中で出会った若い女性の典子と赤ん坊のアキコと成り行きで暮らすことになった敷島は機雷撤去の仕事を始め、新たな仲間たちと出会います。
その後、何とかゴジラの東京接近を食い止めるも最終的にはゴジラは東京に上陸し、復興最中の東京を再び焼け野原にします。
そんなゴジラを倒すために、民間人主導の「ワダツミ作戦」が結構されることとなりました。
ゴジラは予定より早くやってきて、再び上陸したため、敷島が戦闘機で予定海域へゴジラを誘導しました。
作戦を実行し、予定通りゴジラは沈みはしたものの、上手くいかず予備作戦へ移行しますが、引き上げることができませんでした。
そこへ、野田と秋津に作戦には参加させないと言われた水島が声をかけた複数の民間の船舶がやってきて、みんなで引っ張ってなんとかゴジラを浮上させました。
しかし、ゴジラはまだ生きており、熱線を吐こうとします。
間一髪で敷島の戦闘機がゴジラの口の中に突っ込み爆破し、ゴジラは破裂して沈んでいきました。
震電には脱出装置が備えられていたので敷島は戦闘機から脱出をしていました。
映画の最後、一同は無事帰還を果たし、敷島は典子が生きていることを澄子から知らされます。
病院で無事再会して二人は涙を流して抱き合いました。
映画『ゴジラ-1.0』で特に魅力的だと感じた点は「圧倒的なゴジラの強さと迫力ある映像」と「ドラマパートの充実」です。
管理人
「圧倒的なゴジラの強さと迫力ある映像」について、これまで数々の作品でそのVFX技術の高さを見せてきた山崎貴監督と白組という制作会社が手掛けているということもあり、非常に高い精度の映像となっていました。
その技術により、ゴジラのリアルさや圧倒的な迫力が生まれています。
特に冒頭で大戸島にゴジラが現れて暴れるシーンが凄まじく、冒頭からゴジラの恐ろしさを体感することが出来ました。
また、その後に再登場するシーンではより大きくなっていることや、熱線を吐くといった新たな攻撃も繰り出されるということで、さらなる脅威を感じました。
しかし、それでいながら、戦後の風景にもなじむような姿でもありました。
管理人
これまで数々の作品で、様々な形で描かれてきたゴジラですが、また新たな進化を遂げたとも感じられます。
「ドラマパートの充実」も映画『ゴジラ-1.0』の見どころです。
戦争の過酷さや生き残った人々の苦悩などがしっかりと描かれており、一つの戦争映画としても見ごたえがあります。
それでありながらもあくまで中心にはゴジラが据えられているため、人間ドラマが邪魔だと感じることもあまりないように思いました。
特に主人公の敷島は特攻から逃げた人間として、ずっと自分を責め、戦争に囚われていました。
その何かに取り憑かれたような姿を神木隆之介が見事に演じ切っていました。
敷島だけでなく、他の登場人物も皆戦争で多くのものを失い、苦しみながらも乗り越えようとする力を感じました。
この人間ドラマも映画『ゴジラ-1.0』を魅力的にしている大きな要因だと思います。
管理人
また、非常に余韻のある物語の終わり方でもありました。
作戦が無事成功して一件落着、とあっさりは終わらなかったのです。
物語の最後、泣きながら抱き合う敷島と典子でしたが、典子の首筋に謎の黒いあざが浮かび上がって終わります。
エンドロール後、海中に沈んだゴジラが再生しているように見える映像も流れました。
典子の生還にも何か裏があり、まだゴジラの恐怖は終わらないということを感じるようなラストでした。
もしかしたらいつか続編が見られる時が来るのかもしれません。
圧倒的なパワーを持ったゴジラをはじめとした迫力ある映像はもちろん、人間ドラマも楽しむことができます。
これまでゴジラ作品を見たことがないという人も、ぜひ一度観てみることをおすすめします。
『ゴジラ-1.0』のみんなの口コミ評判レビュー
『ゴジラ-1.0』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。
「海上に初めて出てくるゴジラ登場のシーンが特に良かった」「登場人物のパーソナルな部分へのフォーカスがとても素晴らしかった」「満点に値する内容の映画」「中盤から後半にかけてはゴジラとの戦いの為にみんなが力を合わせる様子や、驚きの展開があり夢中になった」
それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。
★★★★☆星4
『シン・ゴジラ』でがっかりさせられた分、今回のゴジラも実はあまり期待していなかったのですが、前回のがっかりが大きかった分、今回はその反動でか、めちゃくちゃ面白かったです。
私はあまりゴジラに詳しいわけではないですが、今回のゴジラは、ストーリーがしっかりしていて良かったです。
ゴジラというと子供向けのイメージだったり、特撮好きのマニア向けだったりするイメージですが、今回はゴジラはもちろんのこと、人間の感情というものに凄く焦点が当たっていて、最後の一人一人がゴジラに向かっていく思いというものには感動させられてしまいました。
それに日本は戦争敗戦国だからこそ、今度は犠牲者をゼロにしようっていう、命の重さを感じるようなセリフが印象に残りました。
30代女性
★★★★☆星4
公開直後のX(Twitter)での評判が良かったため、見に行きました。
私にとっては「良作だけど、見るとしんどくなるので2度と見れない映画」の一つとなりました。
神木隆之介さん演じる主人公が、つらい境遇に追い込まれてしまうため感情移入して辛かったです。
ゴジラについても、シンゴジラでは、ゴジラ登場シーンで「強い!かっこいい!」とテンションが上がったのですが、映画『ゴジラ-1.0』のゴジラは恐怖が勝ってしまい苦しかったです。
ただ、最終決戦でゴジラのテーマが流れたところからはテンション爆上がりでいけー!がんばれー!と応援してました!
全体的に先が読めるストーリー展開ではありますが、鑑賞後に語りたくなるポイントが誰しもひとつはあるのではないかなと思います。
友人にオススメしたら、友人も見てくれまして、LINEで語り合えたのも楽しかったです。
私のようなゴジラ初心者にもおすすめできます。
30代女性
★★★★★星5
初期のゴジラシリーズを彷彿させてくれる所が面白かったです。
特に戦後の日本を上手く描いていたのが良かったです。何と言っても特撮技術が圧巻だったなと思いました。
中でも戦後日本の風景を事細かく描写していたのが印象的でした。
そして序盤では、人間模様を中心に描きながらゴジラ登場の流れが緊迫感があって良かったなと思いました。
また、主人公の敷島と典子の関係性が上手く描かれていたなと思いました。
そんな中ゴジラが首都に上陸した場面は、ゴジラの破壊力の凄まじさに圧倒されて驚かされるばかりでした。
同時に敷島達が自分自身の戦争に対するトラウマを抱えながら、ゴジラと戦おうとしている姿は考えさせられる所がありました。
人間ドラマとゴジラに立ち向かう姿を同時進行で上手く描かれていた素晴らしい作品の一つです。
40代男性
★★★★★星5
子供のころから数々のゴジラ作品を見てきて、過去イチ怖いゴジラでした。
これまで「最高だ!」と思ってきた『シン・ゴジラ』とある意味同列であり、さらにのめり込んだゴジラです。
何と言っても怖い。サイズ感が圧倒的で、絶妙に怖い!
ゴジラが破壊の限りを尽くす銀座の街や、数々の戦艦の無力ぶりに心臓が冷たくなるような感覚を味わいながらも、そこから立ち上がっていく敷島(神木隆之介)らの戦いの熱量を味わい、大きなうねりとなってラストに突き進んでいく、その強さ、逞しさに夢を託したくなる、そんな物語になっています。
山崎貴監督の微に入り細に入り作りこんでいくCGの凄まじさは言うまでもなく、そこにALWAYSシリーズなどの常連の役者さんが配されて醸し出す安定感が素晴らしくて、おお!と思わず声が出ます。
さらに、多くの戦争映画・ドラマに携わった時代考証の専門家の方が絶賛される、太平洋戦争当時~戦後に関する緻密な設定や台詞の数々が物語にリアリティを与えて、ゴジラがいたという大ウソに全く違和感を感じさせません。
はっきり言って、大好きです。ラストシーンに滲ませた余韻がまたとても秀逸でした。
0…続編、期待してしまいました。山崎監督、待ってます!
50代女性
★★★★★星5
ゴジラ−1.0は本当に最高の映画です。
ゴジラのみに焦点を当てた訳ではなく、人間ドラマも深く描いた涙なしには見れない映画になってます。
戦争により豊かな生活から0の状態に陥ってしまった日本。そこへゴジラが現れて「マイナス」の状況へ突き落としていく。
ゴジラの表現がとても恐ろしく描かれています。
銀座の街を一瞬で破壊していく様子など、ゴジラは人間の味方ではなく明確に敵意を持っており、常に恐怖感を煽る存在となり、今までのゴジラとは全く違う描き方となっています。
また主人公の敷島もこの映画にはいなくてはならない存在です。敷島は戦争で死ぬことを恐れて、自決から逃れた過去を持っています。
また、ゴジラに立ち向かえなかったことから、なぜ自分は生き残っているのかと罪悪感を抱えていました。
そんな罪悪感を抱えてもゴジラに立ち向かう姿に感情移入をしてしまい、胸が苦しくなりました。
戦争や災害は多くのものをゼロからマイナスにしていきます。それは、今の私たちも知り得る苦しみです。
だからこそゴジラの徹底的な恐怖と、敷島の苦しみを現代の私達も共感できるのではないでしょうか。
ぜひ、鑑賞してストーリーを味わって欲しいです。
20代女性
★★★☆☆星3
ゴジラ映画は『シン・ゴジラ』しか見た経験がなく、どんな作品なのか楽しみにしてました。
見た感想としては、戦争をテーマにしながらゴジラという未知の怪物を出すことで、他の国と争う内容ではない戦争映画を作ったのだなという印象でした。
特攻できなかった主人公が、いろんな人に出会い、自分の命より大切なもののために戦い、自分の中の後悔を払拭するために特攻する内容でした。
正直、見てみてなぜそんなに絶賛されてるか謎だなと感じました。
題材は面白いですが、ヒロインの典子が最後生きてたのも、ハッピーエンドとしては良かったですが、さすがに無理あるのでは?と思いました。
てか助かりたいなら、主人公共々路地に入れたのでは?自分の身体で体当たりしたら2人とも建物に隠れられてんでは?と思いました…。
考察サイトを調べましたが、典子のアザがG細胞では?などあるようですが、いまいち感動に欠けました。
あと明子が最後空気になってて…。
ただ、主人公の葛藤や、登場人物の思考などに共感はできる内容だったので、そこは良かった時思います。
また、ラストに関しても考察サイトが賑わってるので、色々考察できる余地を残したのはあえてなんだなと思いました。
世界でも評価は高いですが、自分としては『シン・ゴジラ』の方が面白かったなという印象でした。
30代女性
★★★☆☆星3
戦後日本の時代背景、戦争帰りのトラウマや、戦後ならではの家族の形。非常によう練られたストーリーの中で、俳優さん達の魂のこもった演技。
ゴジラと関係ないところで描かれる人間の葛藤…。
邪魔でした!!!
本当にいいストーリーだし、良すぎる演技に心は震えますが、それは期待していなかった…。
最後のゴジラにトドメを刺すべく決戦を仕掛ける場所は海。
もっと陸で暴れまわって壊しまくって欲しかったです。
ゴジラ自体はこれまでのゴジラ作品を彷彿とさせつつ、新しいギミックもあり、獰猛で恐ろしい、素晴らしいゴジラでした。
夜ではなく昼間の設定で、表情をよく見せてくれた点も評価できます。
でももっともっと、人間たちにはゴジラに振り回されて、ゴジラのことだけ考えていて欲しかったです。
ゴジラがたまに出てくる素晴らしい朝ドラでした。
素晴らしいんだけれども、怪獣プロレスが見たかったです。
30代男性
★★★★★星5
怪獣映画としてや特撮CG映画としての評価は詳しい人に任せるとして違う視点からの評価をさせていただきます。
この映画は、スケールの大きな”ロッキー”です。
出演者は誰も戦争に負けるという大きな敗北感の中で何とか命をつないでいます。
そこのゴジラというもっと大きな困難に直面して、途方に暮れてより一層の敗北感に襲われます。
そんな中で再び闘志を燃やして、それぞれの得意分野で力を発揮してゴジラと戦い勝利を手にすることによって皆が自信を取り戻し再起を果たします。
「これは生きるための戦いです。」という台詞からも”死ぬための戦争”をくぐり抜けた者がその後生きていくために通らなければ行けない困難をこの映画はしっかり描いています。
生きていく力が弱っていると思った人はこの映画を観て勇気と力を得てください。
50代男性
*映画『ゴジラ-1.0』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。