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『四月は君の嘘』かをり生存ルートがある?気持ち悪いとの声や公正のその後など解説考察【あらすじネタバレや感想評価も】

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2016年9月10日公開の映画『四月は君の嘘』。

全11巻ある同名原作漫画を実写映画化し、原作漫画やアニメ版などから多少設定の変更が加えられました。

広瀬すずと山崎賢人のW主演で興行収入は14億円を超えるヒットとなりました。

映画『四月は君の嘘』の口コミ評判レビューには、

  • キャスティングが良かった
  • ラスト10分はもう涙なしでは見れない
  • 原作やアニメを見ていると微妙かも
  • とても切なくなったラブストーリー
  • 中間部はやや弛んだような印象
  • ラストは少しありふれたもの
  • 今観てもはっとするほどの感動作
  • 原作から省略された場面が多い

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • かをり生存ルートがある?
  • 公正のその後は?
  • 原作漫画とアニメで何が違う?
  • 気持ち悪いと言われる理由は?
  • 『四月は君の嘘』のあらすじ
  • 『四月は君の嘘』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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かをり生存ルートがある?公正のその後など原作漫画やアニメについて解説考察

新川直司原作の同名漫画を実写化した新城毅彦監督作品の映画『四月は君の嘘』。

主人公有馬公生に多大な影響を与えながら、病により永くは生きられない身だったバイオリニストの宮園かをり生存ルートについて考察します。

かをりが亡くなったと捉えられる理由

前提として、物語と流れと、なぜかをりが亡くなったと捉えられるのかについて解説します。

映画『四月は君の嘘』はかつて天才ピアニストと称されながらも、母の死をきっかけにピアノを弾くことが出来なくなってしまった男子高校生の有馬公生と、自由奔放なバイオリニストの女子高生宮園かをりが出会い、互いに影響を受けながら自らの人生と向き合い、壁を乗り越えていく物語です。

自由奔放で明るく前向きに見えたかをりでしたが、実は重い病を抱えており、永くは生きられないということが語られました。

物語終盤、かをりは成功確率の低い手術に臨みます。

管理人

そしてその後、かをりが亡くなってしまっていたのではないかと思われるような描写が複数ありました。

1つは公生がピアノのコンクールで演奏しているシーンで、公生が思い浮かべたかをりの姿が途中で消えてしまう描写です。

公生はこれまでのかをりとのことを思い出しながら、共に演奏しているような気持でピアノを弾いていました。

光に包まれたかをりがバイオリンを一緒に弾いているような演出がありました。

が、そのかをりが途中で消えて、公生が何かを悟って涙ぐむという描写でした。

このコンクールと時を同じくしてかをりが手術を受けているということもあり、かをりの身に何かがあったと考えた観客が多いのではないでしょうか?

その他としては、ラストシーンで公生がかをりからの手紙を読んでかをりの想いを知ったり、かをりとのことを思い返すシーンです。

かをりからの手紙には、公生に出会うまでのことや公生との思い出、公生への想いが綴られていました。

それは、まるでもう会うことのできない相手に書くような内容にも感じられました。

また、手紙を読み終えた公生のもとに椿と渡がやってきますが、かをりの姿はありませんでした。

そして、3人がかをりに想いを馳せながら、かをりと出会った頃のような桜を見上げていました。

この描写からもかをりの死を想起した観客が多かったと思われます。

管理人

このように亡くなったのではないかとつい感じてしまうかをりが、実は生きていたということはあるのでしょうか?

また、生きていたとするとこの後どうなるのでしょうか?

映画、原作漫画、アニメそれぞれの描かれ方から考えていきます。

映画におけるかをりの生存ルート

まずは映画における生存ルートについてです。

映画においてはかをりが生きている可能性はゼロではないと思います。

映画の中では先述のように、かをりの死を想起するような描写は複数あれど、「かをりが亡くなった」という直接的な描写はありませんでした。

死を覚悟して遺書のような手紙を公生に送り、手術に臨み無事成功したのち、しばらく入院して学校などには行けず、ラストシーンのように3人で過ごす期間があるでしょう。

管理人

そして、その後かをりが回復し、コンクールの時に公生が思い浮かべたように2人でまた共演したり、競い合ったりしながら楽しく音楽を続けることになったのではないでしょうか。

また、公生は母の時とは異なり、かをりの死と思われる出来事や、手紙に書かれたかをりの想いも受け止め、前向きにピアノの演奏を続けているようでした。

公生のその後とかをりの生存ルート:原作漫画より

次に原作漫画におけるかをりの生存ルートについて考えます。

まず、原作漫画のラストについてですが、映画と異なり、はっきりとかをりが亡くなったということが示されています

コンクールで公生が演奏している途中、かをりの演奏している姿が浮かんできて、演奏を終えると共に消えてしまいました。

そして、公生は同時刻にかをりが亡くなったということを聞かされるのです。

また、その後かをりの墓前でかをりの両親と公生がやりとりをするシーンもあります。

このように、原作漫画においてははっきりとかをりの死について触れられているため、実は生きていたということは考えにくいでしょう。

管理人

原作漫画においてかをりの生存ルートを考える場合、そもそも永くは生きられない病を患っているという設定自体を変えるか、もしくは奇跡的に手術に成功するかのいずれかとなります。

それは映画『四月は君の嘘』の印象や、他のキャラクターとの関係性まで大きく変えることにもなるのではないでしょうか。

公生のその後とかをりの生存ルート:アニメより

次にアニメについても触れます。

アニメについても原作漫画と同様、かをりの死について触れらています

映画では、物語の最後に公生が読んでいたかをりからの手紙はどう受け取ったとは触れられていませんでした。

が、漫画・アニメでは「かをりの死後、かをりの両親から手渡された」ことが描かれています。

やはりかをりが亡くなってしまったこと自体は確からしいです。

管理人

コンクールの演奏中かをりと一緒に演奏しているように感じたもの、最後の共演であったということであり、途中でかをりが消えてしまったのも、公生が終わりを感じたのも、「かをりの死の予感」であり、実際に時を同じくしてかをりは亡くなってしまっていたのでした。

こちらも生存ルートを考える場合は漫画同様かと思います。

かをりの生存ルートのハッピーエンドはないか

最後に、映画『四月は君の噓における』宮園かをりの死の意味と生存ルートについてまとめます。

映画版では明示こそされていなかったものの『四月は君の嘘』という作品において、宮園かをりの死という結末は揺るがないものであると思われます。

また、難病を患ったかをりだからこそ、自由な音楽を奏でることにパワーを注げたり、結果的に公生に大きな影響を与えられたかもしれません。

その懸命に生き抜く姿が観る人の心を大きく揺さぶることに繋がったのかもしれません。

そして、公生の変化も際立つ結果となりました。

管理人

公生は母の死をきっかけにピアノを弾くことができなくなってしまいましたが、かをりの死についてはしっかりと受け止めて前を向くことができているように見えます。

2度も大切な人を失うことになったのは観ている人からしても極めてつらいことですが、この物語に深みを与えていることは間違いないでしょう。

もし、かをりがそもそも病を抱えていなかったり、病を抱えていてもそれを乗り越え生き続けていたらどんな物語になるのでしょうか?

もちろん、病は関係なく公生に憧れる気持ちは変わらなかったでしょうし、2人が出会って互いに影響を与えていくことにもなったでしょう。

しかし、やはり公生の変化や成長、かけがえのない時間、かをりのきらめきといったことが際立つ映画『四月は君の嘘』の設定やストーリーはすばらしいと感じました。

管理人

映画『四月は君の嘘』においてヒロインの宮園かをりは亡くなってしまうという悲しい結末です。

生き続けてほしい、という生存ルートを想像したり望む気持ちもあります。

が、やはり映画『四月は君の嘘』にとっては、重要な役割を持った結末だったと言えるでしょう。

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気持ち悪いと言われる理由について考察

映画『四月は君の嘘』について、しばしば「気持ち悪い」という感想を目にします。

映画『四月は君の嘘』は同名の漫画を実写化したものであり、実写映画の他にアニメ化もされている作品です。

母の死をきっかけにピアノを弾くことができなくなった男子高校生が、自由に音楽を奏でるバイオリニストと出会い、自身の過去や音楽と向き合い壁を乗り越えていく物語であり、彼らを中心とした若者たちの姿を描いた青春物語でもあります。

そんな音楽×青春という爽やかそうに思われる映画『四月は君の嘘』がなぜ「気持ち悪い」と言われることがあるのでしょうか?

管理人

その理由について考察していきます。

理由としては、

  1. 主人公有馬公生と母との関係
  2. セリフ
  3. 実写化に際しての設定変更

の大きく3点あるのではないかと思います。

気持ち悪い理由①主人公有馬公生と母との関係

まずは主人公の公生と母との関係が「気持ち悪い」と感じる人がいるのではないかという点についてです。

公生はその正確な演奏から「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれていましたが、そんな公生を作り出したのは母親です。

公生の母は公生の幼少期から厳しく指導し、楽譜通りに正確に弾くことを公生に求めました。

そんな母を喜ばせたいとコンクールで優勝もした公生ですが、優勝したにも関わらず、母からは譜面通りでないと叱られたりもしました。

そして、母の死をきっかけに公生はピアノを弾き始めると次第に音が聴こえなくなって演奏できない状況に陥ります。

自分のせいで母が亡くなってしまった様に感じてしまうことや、生前の母の指導が頭を離れないことなどから上手く演奏ができなかったのです。

管理人

一方で、公生は母親想いでもありました。

母のためにコンクールで優勝しようとしたり、母の好きだった曲を自分も演奏しようとしたりといった様子からも母への想いが伺えました。

このように、男子高校生である有馬公生が母親という存在に囚われていたり母の公生への接し方が執着ともいえるようなものだったりといったところを気持ち悪いと感じてしまう人がいる可能性はあるでしょう。

しかし、幼い頃からピアノを教わり、共に練習を重ねてきた母親とのことで悩んだり、亡くなった後引きずってしまうことは当然と言えば当然だとは思います。

気持ち悪い理由②セリフ

次に「セリフ」を「気持ち悪い」と感じることがあるのではないかという点について述べていきます。

映画『四月は君の嘘』は演奏中に各キャラクターの心の声が入っていたりします。

芝居がかったセリフも多く、それを邪魔だと感じたり、気持ち悪いと感じたりするする人がいたかもしれません。

演奏中だけでなくドラマパートでもいくつかそういった場面のセリフがありました。

特にヒロインの宮園かをりの音楽や自分の人生についての表現や、公生にかける言葉などはドラマチックなものが多かったように思います。

それらを臭いと気持ち悪く感じてしまうこともあるのではないかと思います。

管理人

一方でその、人によっては「臭い」と感じてしまうようなセリフによって、人生の尊さや、青春のかがやき、みたいなものが際立ってもいると感じました。

気持ち悪い理由③|実写化に際しての設定変更

最後の実写化に際して設定が変更されたことに違和感を感じ、「気持ち悪い」と感じる人もいるのではないかという点について考えていきます。

実写化作品において原作から設定が変更されたりストーリーが改変されたりといったことはよくありますが、映画『四月は君の嘘』もそうです。

大きなところとしてはまず、主人公有馬公生たちの年齢の変更です。

原作では中学生だったのが実写映画では高校生となっています。

親との関係性が色濃く描かれるのも、かをりの天真爛漫(に見せている)姿なども、まだ子供として見られる年代だったり、思春期真っ只中の不安定さもある年頃だったりするからこそ、観る人にとって違和感を覚えづらくなっているのかもしれません。

それが実写化に際して高校生になったことで、なんとなく気持ち悪さを感じてしまう人も多くなってしまった可能性はあるでしょう

他にも登場人物のキャラクターが原作と少し違って見えたり、原作に出てきた重要人物が出てこなかったりと、大小様々な変更が加えられています。

そういった変更により、受け入れがたくなったストーリーに対してや、変更そのものを「気持ち悪い」と感じる人もいるかと思います。

管理人

以上のように、登場人物のエピソードやセリフといった本シリーズ共通の部分や、実写化ならではの点によって「気持ち悪い」と言われることがあるのでしょう。

しかし、「気持ち悪い」というよりは気恥ずかしさや違和感といった意味合いが大きそうで、それによりこの作品の良さやおもしろさが損なわれるものではないかもしれません。

『四月は君の嘘』のあらすじ

以下、映画『四月は君の嘘』のあらすじです。

『四月は君の嘘』のあらすじ|公生とかをりの出会い

主人公の有馬公生は本気でピアノを弾くことができなくなった元天才ピアニストの高校生です。

幼馴染の渡亮太や澤部椿と日々過ごしていましたが、キラキラしている2人と違い、自分の人生はモノトーンだと感じていました。

椿は公生に想いを寄せており、心配し、再びピアノを本気で弾いてほしいと思っていました。

ある時、椿を通じて、公生は宮園かをりと出会います。

かをりはバイオリニストで、公生は渋りながらもかをりの出るコンクールを椿たちと一緒に観ることになりました。

公生はある日ピアノの音が聴こえなくなった過去の辛い思い出がよみがえりました。

型破りながらもいきいきとしたかをりの演奏に公生は魅了され、頭から離れなくなります。

かをりと放課後カフェに行き、公生はそこにあったピアノを弾くことになりますが、途中で手が止まってしまいました。

その様子を見たかをりは、もともと公生のことを知っていたことを話し、なぜピアノを辞めたのかを聞きます。

そして公生に聴こえなくても弾けばいいのだと言い、自分の伴奏者に任命しました。

『四月は君の嘘』のあらすじ|2人の共演

かをりと椿の2人はなんとか公生に伴奏者を引き受けさせようと躍起になります。

公生は弾けないと断りましたが、コンクール当日にかをりは自分を支えてほしいと公生に頭を下げて会場に連れていきます。

久しぶりの本格的な演奏に緊張する公生をかをりは励まし、コンクールの演奏が開始します。

最初は順調でしたが途中で音が聴こえなくなり公生は演奏を止めてしまいます。

かをりもしばらくして演奏をやめて、仕切り直すと、公生は立て直し、2人の演奏はどんどん良くなり、演奏を終えると会場は沸き立ちました。

かをりはコンクールでは落選したものの、コンクール入賞者が出演できるガラコンサートの出演権を得て、再び公生に伴奏を依頼します。

公生はかをりの影響でだんだんと前を向き、公生とかをりは距離を縮めていきます。

そんな2人を椿は少し複雑そうに見守っていました。

公生は、コンサートに向けて練習に励むも、母との思い出が濃い曲の演奏に、母の生前や亡くなった時のことを思い出し、苦悩していました。

コンクールで優勝したものの厳しく叱った母に、公生が死んでしまえばいいと言った日に母は亡くなっていたのでした。

『四月は君の嘘』のあらすじ|かをりの秘密

ガラコンサート当日、かをりは会場に現れず、公生はソロでピアノを演奏することにしました。

そして公生は母との思い出の曲を弾ききり、母への想いや葛藤に区切りをつけることができました。

かをりはコンサート当日貧血で倒れて怪我をしたために出演できなかったと説明します。

しかし、何やら深刻な症状の様子で、かをりは学校もしばらく休みますが、公生はお見舞い行きませんでした。

ある日かをりは1日だけ外出許可をもらって公生とデートをし、最後に学校を訪れます。

そこで、自分の病気が重いものであると冗談めかして公生に話したのち、かをりは倒れて病院へ運ばれます。

その状況に公生はふさぎこんでしまいます。

以上、映画『四月は君の嘘』のあらすじでした。

果たして公生はピアニストとして復帰できるのか?

かをりとの関係はどうなるのか?

結末を知りたい方は、実際に映画を見てみることをおすすめします。

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『四月は君の嘘』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『四月は君の嘘』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|音楽の光る青春ドラマ

映画『四月は君の嘘』はm演奏を辞めてしまった元天才ピアニストの高校生有馬公生と、天真爛漫で自由にバイオリンを奏でる宮園かをり、2人の関係性や、それぞれの人生や音楽との向き合い方、周囲の人々との関わりを描いた物語です。

ストーリーは、本気の演奏をしなくなった公生が幼馴染の椿を通じてかをり出会うところから始まります。

管理人

かをりの演奏に引き込まれ、徐々に音楽やピアノにもう一度向き合うようになっていきます。

自分にピアノを教えてくれた母との思い出や、母の死に囚われ思うようにピアノを弾くことができなかった公生。

しかし、かをりとのコンクール出演やガラコンサートでの演奏などを通じて乗り越えていきます。

徐々に関係性も深まり、公生が前を向くきっかけも与えてくれたかをりでした。

が、ガラコンサートに来なかったり、その後長く入院をしたりと、何やら深刻な病を抱えている様子でした。

その後、幼馴染2人によってかをりを好きな気持ちを自覚した公生はかをりに会いに行きます。

そして、ピアノのコンクールに出ることと、また一緒に演奏したいということや、かをりを好きだという自分の想いを伝えます。

かをりはそれを聞いて、死にたくないと泣いてしまいました。

しかし、生きられる可能性にかけたいと思うようになり、かをりは成功率が低い手術に臨みます。

公生はコンクールに臨み、かをりへの想いを乗せて演奏します。

途中からかをりと一緒に演奏している情景を思い浮かべますが、曲の終盤そのかをりが消えていってしまい、公生は泣きながら演奏を終えました。

物語の最後、春が来て、公生は生前のかをりからの手紙を読んでいました。

そこにはかをりの公生との出会いや、公生への想いが綴られていました。

椿と渡の2人に励まされ、公生が笑顔になるところで映画は終わります。

映画『四月は君の嘘』で特に魅力的だと感じた点は「見応えのある演奏シーン」と「等身大の姿」です。

管理人

まず「見応えのある演奏シーン」についてです。

映画『四月は君の嘘』の主人公である有馬公生はピアニスト、宮園かをりはバイオリニストです。

この2人の演奏シーンが丁寧に描かれています。

若い2人の物語なので恋愛模様などが主で演奏シーンはダイジェスト的なものが主かと思っていましたが、一つ一つしっかりと描かれています。

公生の音が聴こえない問題のことなどもあり、途中で中断してしまうことなどもありますが、全体的に聞き応えがありました。

もしかすると、演奏中に回想や2人の心の声などが多く、演奏を集中して聴くことができないと不満に感じる人もいるかもしれません。

が、それも一つの特徴だと思い、特に気にはなりませんでした。

また、印象的だったシーンとしてはかをりの最初のコンクールのシーンがあります。

かをりの性格や公生の想いなどがひしひしと伝わってきました。

他にも、最初に2人が一緒に演奏するシーンも見応えがありました。

公生の葛藤や苦悩が表情や動きにあらわれていたり、だんだん2人の音が交じり合ってく様子に引き込まれました。

次に「等身大の姿」です。

多感な高校生の時期に自分の置かれた現状や友人や好きな相手との関係に悩む姿にリアリティを感じます。

また、演奏だけでなくドラマシーンも楽しむことができました。

公生はどこか大人びているような雰囲気もありますが、幼い頃の母との思い出やトラウマに囚われていたりといったところです。

かをりも、明るく溌剌としたイメージで前半は描かれていますが、実は重い病を患い挫けそうだと涙を流す場面もありました。

公生とかをり、椿、渡の4人それぞれのキャラや頑張りがまぶしく感じ、元気をもらうことのできる作品でもあります。

しかし、ただキラキラしているだけでなく、一人一人の等身大の姿に共感を覚えることもできる作品です。

管理人

映画『四月は君の嘘』は見応えのある演奏シーンや、若者たちの等身大の人間ドラマが魅力です。

音楽が好きな方や、青春物語を観たい方、何か悩みを抱えている方など、広く多くの方にご覧いただきたい作品です。

『四月は君の嘘』のみんなの口コミ評判レビュー

『四月は君の嘘』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「ラブストーリーはもちろん、さまざまな葛藤のシーンや難しさもあり良かった」「映画を見に行く前にコミックをレンタルして一通り読んでおくことをオススメしたい」「ストのシーンが見たいがためにレンタルしたり見る価値のある作品」「実写ならではの迫真の演技と終盤に差し掛かってからの物語の展開もオリジナル要素も交えて素晴らしい出来」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

配役がまず素晴らしいなと思いました。

当時は新人俳優や若手俳優が続々と出てきていたので、とりあえず若手俳優を出す事務所が多かったのですが、あの映画は本当に漫画の世界観のままで、感銘を受けたのを覚えています。

多忙な中でも妥協をせずして、楽器をきちんと彼ら自身が演奏していることや、あの数のエキストラを配置したこと、CGを一切使用せず外での撮影を徹底したことを知り、観客側を思ってくださっていることと漫画をリアルにすることにこだわりを持っておられることに心を奪われました。

恋愛映画であるため、俳優同士の熱愛が報じられた点については、残念でなりませんでしたが、作品としては申し分なく、彼らのその雰囲気だったからこそ、あのキャラクターの関係性を描けたのかなとも思いました。

20代女性

★★★★★星5

原作を読んでいてアニメもすごく泣ける作品なので実写化も見ました。

マンガ原作は外れることも多いですがこの作品は音楽も役者の方もフィットしていてアニメとマンガを読んでいる物からしても違和感なく見れました。

実写ならではの迫真の演技と終盤に差し掛かってからの物語の展開もオリジナル要素も交えて素晴らしい出来になっています。

バッドエンドの作品ですが、1人の少女が懸命に生きた証を残そうと奮闘したり、挫折したいた男の子を元気づけるために音楽をやり続けることは、すごく大変でmそれを隠しながら病気と闘う姿はジーンときました。

この物語は悲劇の物語であり青春を必死に生きる少年少女の奮闘記でもあります。

ラストのシーンが見たいがためにレンタルしたり見る価値のある作品です。

30代男性

★★★★☆星4

とても切なくなったラブストーリーでした。

病気を背負いながらもひたすらに自分の道を進むヒロイン、昔は天才だったのに今ではあきらめてしまった主人公、この相反する二人が奏でる物語に釘付けになってしまいました。

どうして、ヒロインが主人公に固執したのか…その意味を知った時に胸がギュッと締め付けられてたまりませんでした

プラトニックなラブストーリーですが、こんなに心にストレートに刺さった作品は久しぶりでした。

主人公とヒロインだけでなくて、二人を取り巻く友人達や親など、みんながあったかくてほっこりしながら、作品を見ながら二人を応援する気持ちが止まりませんでした。

もう、ラストにかけて大号泣してしまいました。でも、悲しいだけでなくてあたたかくなる不思議な作品でした。

40代女性

★★★★★星5

原作とそれに忠実に作られたアニメの名作ぶりにならぶ、丁寧に作られた感が残る実写版です。

原作のキャラに寄せるという意味では天才的な広瀬すずさん、山崎賢人さんのお二人ががっつりその世界に没入して見せてくれたのは、キャラ以上にキャラに入り込んで作り上げたバイオリンとピアノの演奏シーン。

いったいどれほどのトレーニングを積んだのかと思うと息が止まりそうになる素晴らしい時間でした。

贅沢を言えば、すずさんの演じた”かをり”の髪色をもっと金髪に寄せても良かったのかなとは思いました。

なぜなら、その髪色の変化も物語の重要なファクターのひとつだと感じていたからです。

公開から時間を経て、今となっては年齢以上のキャリアを積んだお二人ですが…広瀬すずさん、山崎賢人さんが刻んでくれたみずみずしい青春譚、今観てもはっとするほどの感動作です。

50代女性

★★☆☆☆星2

漫画は全11巻あるので、映画の120分ほどで表現するのは難しかったように感じます。

オリジナル作品だとすれば、良い青春作品です。

原作があるのでどうしても原作と比較してしまい、比べるとやはり映画の方が劣ってしまう印象です。

主演の山崎賢人さんは実写化作品に多数出演している俳優さんですが、今回は控えめなメガネの男の子です。

母親の死で演奏できなくなった主人公が自由奔放なヒロインに出会い、母親や演奏に向き合っていく作品ですが、青春のキラキラとした雰囲気の話でした。

主人公は苦悩しているはずなのですが、そこまで悩んでいる感じが伝わってこないのが残念でした。

可愛い広瀬すずさんがみたい方にオススメです。

30代女性

★★★★☆星4

原作が大好きだったので、実写にして大丈夫かな?と不安と期待の半分ずつが入り混じった思いで映画館に入りました。

最初の10分くらいは、原作をカットした部分が多くて違和感を覚えました。

が、徐々に広瀬すずさんがかをりと重なり始め、後半は完全に見入っていました。

タイトルの「嘘」とは何なのか、原作ではいまひとつ掴めませんでしたが、映画を見ているうちに伝わってきました。

かをりは自分の命が永くないことを悟っていて、残された日々自分らしく、悔いがないように生きようとしたのでしょう。

映画の最後の手紙の場面では、年甲斐もなく涙ぐんでしまいました。

私の中で、広瀬すずさんが完全にかをりになりました。非常に素晴らしい映画でした。

但し、原作から省略された場面が多いので、映画を見に行く前にコミックをレンタルして一通り読んでおくことをオススメします。

40代男性

★★★★☆星4

元々原作が有名漫画である作品は原作と比べてしまいがちですが、当方幸いにして原作を詳しくは知らなかったので、広瀬すずさん演じる宮園かをりと山崎賢人さん演じる有馬公生の甘い青春群像劇としてすんなり見ることが出来ました。

風を感じれる作品だと思います。

ただ厳しいことをいえば、作品自体が少しだけ長く感じられ、中間部はやや弛んだような印象も。

若手女優の広瀬すずさんがやや空回り気味に見えながらも、バイオリニストかをりの天真爛漫な姿を演じている様、私は好感を持ちました。

また澤部椿役の佐倉綾音さんの好演も目立ったと思います。

そして最後に、少し鈍重な感がある公生役の山崎賢人さん、少しヤキモキはしましたが描かれたキャラクターを誠実に演じられていたように感じました。

ラストは少しありふれたものでしたが、作品から奏でる風は感じることが出来、単に若い映画として受け取るのは早計かなあと思っています。

あと主題歌は本当に良いですね。

50代男性

★★★☆☆星3

映画しか見たことがない人にはぜひアニメ版や原作を見てほしい作品です。

キャストは結構よかったと思います。主演の二人が実際に演奏していると知ったときは驚きました。

ただ一つ気になるのは、広瀬すずさんの髪型です。違和感がすごいです。

内容は映画だと時間の関係もあるのでしょうが、ぺらぺらで何も残りませんでした。

アニメ版なら有馬の過去の体験がしっかり描写されており、問題を乗り越えるシーンがとても感動的でした。

が、映画だと大筋だけのダイジェストのようで、ほとんど印象に残らない残念な感じでした。

もっとしっかり描写されていれば、演技は素晴らしいので感動的になったんじゃないかと思います。

どうしても観たいなら原作を知らない状態で観て、そのあとにアニメ版を観るのがいいと思います。

30代女性

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