アルキメデスの大戦(映画)の漫画原作との違い・実話か否か?【レビューあり】

映画『アルキメデスの大戦』のネタバレとあらすじの感想評価です!
映画『アルキメデスの大戦』の原作は『ドラゴン桜』『インベスターZ』など、今までにない新しいものを書いてきた三田紀房さんです。そして、監督は『永遠の0』や『ALWAYS 三丁目の夕日』などのヒット作を手掛けてきた山崎貴さんが務めています。
また、キャストには菅田将暉さん、舘ひろしさん、笑福亭鶴瓶さん、浜辺美波さんといった演技派俳優が揃っています。終始ワクワクドキドキさせられつつ、最後のオチに熟慮させられる素晴らしい作品でした。
もし、まだあなたが一度も「アルキメデスの大戦」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。
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目次
映画『アルキメデスの大戦』簡単なあらすじを3行でまとめてみた
映画『アルキメデスの大戦』の簡単なあらすじについておさらいです。
海軍では、新たな世界最大の軍艦を造ることを計画していた。しかし、これに異議を唱えた山本五十六。更に、山本五十六は、軍艦が予算案を虚偽申告していることに気がつく。山本五十六は、それを証明する為に元帝大の天才数学者である櫂直に声を掛けるのだが、、、
映画『アルキメデスの大戦』感想と評価<みんなの意見・実話なのかフィクションなのかについて>
アルキメデスの大戦|感想と評価
映画『アルキメデスの大戦』の感想と評価について書いて行きます。
冒頭のシーンで戦艦ヤマトが沈んで行き、ラストで主人公の櫂の「あの船は日本そのものに見える」と涙ながらに言うシーンに、映画『アルキメデスの大戦』の全てが詰まっているという感想を持ちました。
基本的には史実通りに作られているので、戦艦ヤマトが作られることは決まっています。ただ、不正を暴いて一時は中止となったので、最後はどうなるのだろう?と思いつつ見てました。
平山がヤマトを作る真意を話した時は、驚きと悲しさが出てくるところです。そして、最後の櫂の言葉のシーンと来るので、決定会議含め終盤の展開部分はスゴイという評価しかできないです。
ただ、最初は戦争映画と思って戦闘シーンもそこそこあるのかなと思っていましたが、冒頭のヤマトが戦って沈んでいくところだけの5分、10分しか戦闘シーンはないので、戦争モノの戦闘シーンが見たいというかたはちょっとガッカリしたという感想を持つかもしれません。
それでも、飽きない展開だったと評価できます。
話のほとんどは櫂が平山案の不正な見積もりを暴くために没頭することを描いているシーンですが、そこでの人間模様は戦闘シーンがなくても全く中だるみのない展開でした。上映時間は130分と比較的長い方ですが、それでも見る価値ありの見応えある作品だと評価しました。
全体を通した感想:すごく面白いおすすめ映画👍
アルキメデスの大戦|みんなの意見<レビュー評価が高いけど、微妙だった箇所もある>
映画『アルキメデスの大戦』のみんなの評価についてです。
映画『アルキメデスの大戦』の評価は、全体のレビューなど見てもかなり高いです。やっぱり脚本がしっかりしていて話もきちんと作られているので、評価が高くなるのは当然でしょう。
そして、高い評価の中で多かった感想についてまとめました。
- 豪華な役者陣の演技力…役者陣に関してはベテラン俳優が多く本当に豪華です。その中でも菅田将暉さんと浜辺美波さんの若さは際立っているのですが、全く引けをとらない演技は凄かったです。
- 戦闘シーンのVFX…戦闘シーンは冒頭部分の少しですが、それでもそこの部分だけでも見る価値ありといった声などもありました。
- ラストの櫂の言葉に感動…感想部分でも述べましたが、やはりここのシーンでグッとくる人は多かったようです。
逆に「微妙だったな」というところを評価レビューで見てみると、主にこの2つでした。
- 戦闘シーンが少ない…やはり戦争映画だと思って見に行った人は戦闘シーンの少なさにマイナス評価を付けていました。確かにCGシーンが凄かった分、もう少し戦闘シーンは取り入れても良かったのかも、と私も思いました。
- 史実を知っている人からすると史実通りすぎてつまらない…私はそこまでヤマトについての史実は詳しくないです。しかし、知っている人からすると、山本が反戦派ではないこと・ヤマトが作られてしまうことは既に知っているため、話の展開が読めてしまい退屈に感じたようです。
アルキメデスの大戦|実話なのかフィクションなのかについて
映画『アルキメデスの大戦』は実話なのか、フィクションなのか?は検索したのではないでしょうか?
実話なのかフィクションなのか?については、映画『アルキメデスの大戦』のエンドロールで『史実を基にしたフィクションです』と流れます。
海軍の山本や永野などは実在した人物なのですが、主人公の櫂や田中などは架空のキャラクターのようです。モデルの人物にもこれといった情報がなかったので、作者自身のオリジナルだろうと考えられます。
戦艦ヤマトの史実を基に、天才数学者が数学で戦争を止めるために奮起するという切り口は今までにないものだったのですごく面白かったという感想を持ちました!
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映画『アルキメデスの大戦』原作漫画と小説の結末の違い【一部ネタバレ含む】
映画『アルキメデスの大戦』の原作漫画と小説との違いについてです。結末の違いも知りたいですよね!
まず、原作漫画との違いですが、櫂や田中などのキャラクターには少し違いがあります。
漫画の方ではもう少しクールな印象です。そして、ラストでの戦艦の決定会議の後に、櫂は航空機に携わっていく流れになりますが、セリフなども含めほとんど漫画と同じで特に違いはありませんでした。
また、小説では映画版の小説となっていますが、小説と映画では冒頭とラストで違いがあります。
小説では、冒頭に櫂の幼少期などの話が描かれており、これは映画にはなかった話です。そして、ラストの平山から呼び出されて方程式の解き方を教えてほしいと言われるところまでは一緒なのですが、小説では櫂は平山に方程式の答えを教えないで、その場を後にします。
櫂は、映画では戦艦ヤマトが完成してるところまで海軍に所属していることになっていますよね。
しかし、小説では平山に方程式を教えないで、その場を後にしてから海軍をやめて京都の方に移り住んでいるのです。詳しい住んでいる場所までは分からず、安否は不明なままです。
そして、その6年後に、鏡子は医学の学校を出た後、女医として働いていましたが、ある日突然家出をしてしまいます。家出の仕方も計画的で、父親の尾崎は、警察に失踪ではなく櫂による誘拐だと捜査させます。足取りを掴んで行くと、2人は海外に逃亡していました。しかし、詳しい行き先までは分からず安否不明のままで終わります。
小説に関しては薄いものですぐ読めてしまうものなので、ぜひ読んで欲しいものです。映画を見てる分、小説のラスト結末も意外に感じました。
映画『アルキメデスの大戦』映画の続きを知りたいなら4巻からがおすすめ!
映画『アルキメデスの大戦』の内容は、原作漫画にするとだいたい3,4巻辺りまでの内容です。
戦艦の決定会議の部分は3巻なので、映画のほとんどの内容は3巻までになります。4巻には、一度白紙になった戦艦大和の計画が復活していくストーリーが収録されています。
映画では3巻4巻までの話を描いて、その後の話を飛ばして戦艦ヤマトが作られて終わったというオリジナルのラストです。そのため、映画の続きを見るなら4巻辺りから読めば良いのではないかと思います!
ちなみに、漫画『アルキメデスの大戦』は現在も続いており、2019年8月6日に17巻が発売となりました。続きが気になったという方は、ぜひチェックしてみてください。
*映画「アルキメデスの大戦」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。
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