浅田家!(映画)のあらすじネタバレ!感想評価は「つまらない」と評判?写真集が原作の実話!
2020年10月2日公開。
写真家である浅田政志の写真集を元に作られた映画で、主演は二宮和也となっています。映画のキャストで再現したコスプレ写真も浅田さん本人が撮影されました。
「家族」と「東日本大震災」がテーマで、『湯を沸かすほどの熱い愛』で有名な中野量太監督が実話をベースに脚本を仕上げました。今作はワルシャワ国際映画祭にも出品されていて、ワルシャワ国際映画祭では邦画映画初となる最優秀アジア映画賞を受賞しました。
- 浅田家!のあらすじネタバレ
- 浅田家!の 感想評価と口コミ評判レビュー|つまらないって本当?
- 浅田家!は 実話なの?原作について
- 浅田家!のロケ地は津市だった!詳しい場所はどこ?
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目次
浅田家!のあらすじネタバレ|
(以下、映画「浅田家!」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
浅田家!のあらすじ|政志の写真家への始まり
ある時、三重県に住む浅田家では、これから父である章の葬式が行われようとしていました。家族が揃ったところに、次男の政志が父親の遺影写真をもってきます。
しかし、遺影写真には消防士の格好をした父・章が写っていました。兄である幸宏は、もっとちゃんとした写真を用意するだろと弟・政志を怒ります。
政志にとって、この写真はお父さんが誇らしそうで好きなのでした。
時はさかのぼり、10歳の政志が家から帰ると、料理中だった父親が包丁を落として足を怪我していました。政志は焦って母親を呼ぼうとしますが、家の外で転んで顎を大怪我します。その騒ぎを聞いた兄・幸宏も、家の階段を降りる際、転んで大怪我をするのでした。
病院で看護婦として働く母親のもとに、針を縫って手術した後の父・兄・弟が並びます。
母の順子は、親子全員そろって恥ずかしいと説教します。しかし、あまりにもおかしいので順子は笑ってしまいました。つられて父・兄・弟の政志も笑います。
この出来事が、政志を写真家にする大きな起点となったのでした。
父の趣味はカメラで写真をとることでした。政志と幸宏は、毎年年賀状用の為にダサい服を着せられて写真を撮らされます。ある時、政志が誕生日の日に、父がプレゼントとして自分のカメラを渡しました。政志は非常に喜び、その日からカメラで色んなものを撮るようになります。
政志は、幼馴染である女の子・若菜の写真を撮ります。政志と若菜は非常に仲が良く、若菜は写真を撮ってもらうと非常に喜びます。
浅田家!のネタバレ|専門学校卒業の危機と卒業後
政志は19歳になって、写真の専門学校へと通っていました。しかし、政志は授業をさぼりすぎていたせいで、卒業の危機に陥っていました。
専門学校の在学中、政志は一度も実家に帰っていませんでしたが、これを機に実家に帰ってきます。実家で家族が集まると、政志は全員にあるお願いをします。
政志が専門学校を卒業するには、卒業課題である「一生で一枚の写真」を撮る必要があると言います。そこで、政志は家族に写真撮影の協力をしてもらいたいというのです。
その写真は政志と幸宏、父親の章が3人揃って怪我をした時を再現した写真でした。わざわざ家族全員で、母親が説教をした時の診察室で写真を撮ります。兄の幸宏は嫌がりましたが、これのおかげで政志は学長賞までとり、無事に学校を卒業しました。
しかし、政志は卒業後の22歳になっても仕事をせずに釣りをする毎日を過ごしていました。恋人になっていた幼馴染の若菜は、政志に愛想をつかして東京へアパレルの仕事をするために上京してしまいます。そこに、父親の章が政志のもとに心配してやってきます。
父は兄も母も政志のことを心配していると告げ、なんとかして励まそうと話します。父の章は、話途中で自分はなりたいものにはなれなかったけど、政志には目指してほしいという話をします。
そこで政志は父に、本当は何になりたかったのかと尋ねます。父・章は、本当は消防士になりたかったということを明かしました。そして政志はここで何かを思いつきます。
政志は再び、家族が集まった時にあるお願いをすることになりました。それは父の夢を叶える為、1日だけ消防士にさせてあげたいというものでした。
そして消防士の姿の父親を写真に撮りたいというのです。政志は兄の幸宏に、消防士の知り合いに消防車を一日だけ貸してもらえないか交渉してほしいと懇願します。幸宏は嫌々ながらもなんとか消防車を貸してくれることに成功しました。
無事に政志は父親の消防士姿の写真を撮る事に成功します。嬉しそうな章をみた母の順子も、続いて写真を撮る事になりました。母は既に夢であった看護師を実現していた為、憧れのやくざ映画に出てくる極道の妻になりたいと言い出します。これも浅田家で揃ってコスプレをし、撮影に成功します。
続いて兄の夢の実現写真を撮る事になりました。兄は、F1レーサーになる事が夢でした。なんとかF1の車を貸してもらえることになりますが、何故か撮影では弟の政志がレーサー用の車に乗っていました。
そして政志は、次々に家族で色んなものを撮りだすようになります。こうしてたまりにたまった写真を並べ、政志は自信を取り戻します。これまでに撮った浅田家の写真をもって、東京へ行くことを決心したのです。
政志が新幹線で東京に行くとき、兄がこっそりと写真を入れる用の手作りアルバムを持たせてくれました。
浅田家!のネタバレ|政志の写真家デビュー
東京に来た政志は、突然若菜の家にやってきて住ませてほしいと土下座して頼みます。再び写真を撮り始めたことを知った若菜は、後々10倍の恩返しをしてもらうことを約束に、政志を自分の家に住ませる事にしました。
政志はカメラマンのアシスタントをしながら、出版社に写真の売り込みをしていきます。しかし、どこに行っても「ただの家族写真」とみなされて相手にしてもらえませんでした。
落ち込んでいる政志を見た若菜は、個展を開いたらどうかと提案します。それでも自信がない政志をよそに、若菜は勝手にギャラリーを予約してしまいました。
個展で浅田家の写真を並べると、意外にも楽しんでくれる人がいました。その個展の中で、大笑いしながら写真を楽しむ女性がいました。その女性は主催者である政志のもとに来ると、楽しかったと告げて自分の出版社の名刺を置いていったのです。
後日、政志は女性の出版社・赤々舎のもとで写真を出版させてもらうことになりました。写真が出版されたものの、そう簡単には売れません。自信を再度失いかけた政志のもとに、「木村伊兵衛写真賞」を受賞した知らせが届きます。
「木村伊兵衛写真賞」の会場では、政志の他に浅田家の家族もやってきました。政志は「木村伊兵衛写真賞」で表彰される家族の写真まで会場を巻き込んで撮ってしまいます。会場は大盛り上がりに無事、終わりました。
「浅田家」の写真集のページの最期には「あなたの【家族写真】を撮ります」といったメッセージが記載されていました。それに興味を持った最初のお客さん、高原家が政志に写真の依頼をします。依頼を受けた政志は、岩手にある野津町まで赴きます。
高原家に向かうと、丁寧に家族の話を聞き、高原家という家族を理解しようと丁寧に聞き取ります。高原家では、娘の小学校の入学写真をとりたいというものでした。
娘さんの「さくら」という名にちなんで、桜が満開になる時期を待ってから撮影を行うことにします。桜が満開になったころ、政志は高原家を桜の木の下に移動させます。
政志は写真にタイマーをセットすると、急いでカメラから離れ、仕込んだ桜の花を桜の木のもとに降らせます。こうして、満開の桜の花吹雪の中、満面の笑顔の高原家の撮影に成功するのでした。こうした家族写真の仕事依頼をうけ、政志は次々に各地へと赴きます。
ある時、政志はいつもとは少し違った写真を撮る事になります。依頼のあったその家族の話を聞くと、次男が重い病気にかかっており、余命宣告をされているとのことでした。父親と母親は、家族写真を撮ってほしいと頼みます。
重病である次男の好きなものは「虹」でした。政志は家族全員分の白いTシャツを用意して、これに大きな虹を描くように伝えます。一人一人がシャツに大きな虹を描いた後、各々それを着て仰向けに寝転びます。政志は上からそれを撮ろうとシャッターを押そうとします。
しかし、母親が次男の寝顔を愛おしそうに眺めているのを見た政志は、シャッター越しで涙を流します。シャッターには家族一人一人が描いた虹が繋がって、大きな虹の絵になっていました。
浅田家!のネタバレ|突如の震災と写真
政志は個展を開くため、富山のある展示場にいました。突如、政志は展示場が少し揺れている事にきづきます。その後、若菜から電話が来ました。若菜は政志を心配した後、東北が地震で大変な事になっていると伝えます。
政志は展示場にあるテレビの周りに人だかりがあるのを発見し、政志もテレビをのぞき込みます。確かに、東北が地震で壊滅的な状況にあるのを目にします。
この日は東日本大震災が起きた、2011年3月11日でした。
政志は以前依頼を受けた野津町に住む高原家の安否が心配になり、車で東北へ駆け付けます。以前あった高原家の家へ向かいますが、あったのはがれきの山だけでした。避難所でも家族の姿を探しますが、全く見つかりそうにありません。
そんな中、避難所で一人、被災地で見つかった写真を綺麗に洗って持ち主に返却しようとする青年を見かけました。青年の小野君を見た政志は、自分も手伝うと言ってすかさず手伝います。
翌日も、政志は小野君の写真返却の為に手伝いに来ます。今日は2人で被災地を回り、持ち主が不明になった写真を拾いまわります。小野君はその時に自分の親友が行方不明になってしまった事、自分も何かしたいこと、でもこんなことをしていていいのかという不安な気持ちをこぼします。
そんな中、新たに写真の持ち主返却を手伝うと名乗り出る、美智子という女性が現れます。その日から3人で誰かの汚れた写真を洗い、返却を行うことになります。
しかし、その行動を見かねたある中年の男性が近寄ってきます。その男性は人様の写真でこんなときに何をやっているんだと小野君に怒鳴ります。美智子は、あんなやつきにしなくていいと小野君を励まします。
しかし翌日、小野君は親友の遺体が見つかったことを知らされます。小野君はある朝、写真返却を休みます。しばらくすると小野君は写真返却のために戻ってきました。
無言で作業に取り組む小野君をみた政志は、先程あるおばあさんが、写真を何枚も見つけてすごく喜んでいたことを小野君に伝えます。それを聞いた小野君は、こらえられず涙を流しました。
ある時、写真の数が膨大な量になった事で返却と作業場所を非難場所の校舎へとうつる事になりました。次第にボランティアも増えていきます。そこで、政志は莉子という女の子に会います。莉子は父親の映っている写真を探しているようでした。莉子は政志自身が大学時代につけた両腕のタトゥーを興味深そうに眺めます。
政志はそんな莉子に、両腕を差し出すようにして見せます。莉子の片手には自身の父親のものなのか、年齢に似つかわしくない大きめの腕時計をしていました。
その後、写真の作業所に先日怒鳴り込んできた中年男性がやってきます。政志たちはまたクレームを言いに来たのかと思いました。しかし、中年男性は娘の遺体が見つかったので、遺影になる写真を探していると言い出します。
それに美智子や小野君も協力して写真を探す事になります。写真はいくら探しても見つけらえませんでしたが、政志は卒アルに載っているかもしれないと思いつきます。中年男性が卒アルを探していると、何とか娘の写真を見つける事ができました。
中年男性は、1日だけ借りていっても良いかと聞き、涙を流しながら去っていきました。それを見た莉子が、政志に自分の父親の写真も探してほしいと頼み込みます。
しかし政志は、莉子ちゃんだけ特別扱いはできないと言って断ります。莉子は諦めきれず、政志を元の自分の家のあった場所へと連れていきます。家は殆ど跡形もないですが、莉子はここで写真を撮ってほしいと頼みます。
しかし、様子を見た政志はやっぱり撮れないと言って断るのでした。莉子は怒って、自分の手作りのアルバムを政志に押し付けて帰ってしまいます。政志は莉子のアルバムを返そうと、莉子の母親の元へ向かいます。娘から申し訳ないことをしてしまったと、母親は政志に謝るのでした。
浅田家!の結末ラスト|父親の写真
政志は久しぶりに実家へ帰る事になります。政志が実家に帰ると、そこには兄・幸宏の奥さんと息子さんもいました。今日は父親の誕生日の為、みんなで集まったのです。
しかし、父はケーキのろうそくの火を吹き消すと、突然地面に倒れてしまいます。父親は脳梗塞になっていました。政志は、もう浅田家の写真は撮れないかもと弱音をつぶやきます。それを聞いた幸宏は政志の胸ぐらをつかみますが、母が怒ってとめました。
別日、政志が以前のように海辺でぼーっとしていると、東京にいたはずの若菜がやってきます。自分に黙って実家に帰っていた事に若菜は怒ります。
そこで若菜は、いつか10倍返しにして恩返しするという政志の約束をもってきます。若菜は200万返すか結婚するかと迫ってきたのです。突然の若菜の言葉に政志は迷いますが、自分を再度置いていこうとした若菜に200万返すのは嫌やと叫びます。若菜は嬉しさで涙を流すのでした。
そこに、政志の兄・幸宏と母親がやってきます。若菜は結婚が決まったことを伝え、3人は笑顔になるのでした。翌日、政志と幸宏は父親の回復祈願の為、神社へと向かいます。
幸宏は、昔年賀状でダサい服を着せられて写真を撮ったなと懐かしそうに思い出します。そこで政志は、かつての莉子の事を思い出し、ある事をひらめきます。政志は、病院へ寄らず一度東北へ戻ると言い、兄を置いて去ってしまいます。
政志は一度実家にもどり、母親に病院へ寄らずに一度東北へ戻る事を伝えます。すると母親は、一度も殴ったことがない政志の頬を叩きました。母親は政志に覚悟を持って、自分の好きな事をしなさいと厳しく送り届けます。
政志が駅に着くと、兄の幸宏が急ぎ足で政志を送り届けようとやってきました。兄は、また浅田家の写真が撮れるようにリハビリを頑張るという父親からの伝言を政志にしに来たのでした。
東北に戻った政志は、莉子に家族写真が撮れるよと提案します。政志は、莉子の家庭の話を聞きこみます。こうして家族写真の場所を、以前父親とも思い出のある海水浴場にしたのでした。
海水浴場に、莉子たちは水着を着て写真を撮りにきます。政志は写真を撮る前に、時計を忘れたと言って、莉子ちゃんの腕にある時計を借ります。
政志がカメラに戻って、シャッターを押そうとする姿を見た莉子は、ふと気づくのでした。なぜ、父親の写真が探しても探しても見つからなかったのか。それは、いつも父親がカメラのシャッターを撮る側に回っていたからです。
父親の愛ある行動を思い出した莉子は納得し、涙を流しながらも笑って写真を撮る事ができました。莉子の写真を撮ると、政志は完全に地元に戻る事を決意します。
政志は写真の作業所にいる小野君と美智子にも別れを告げ、その場所を後にするのでした。避難所に向かうと、政志は高原家の「全員無事です」と書かれた張り紙を発見します。
数年後、政志は父親の葬儀の為に実家へと帰っていました。そこに妻となった若菜と子供、兄家族も集まっていました。母親が父の名を泣き叫ぶと、突如カメラのシャッター音が鳴り響きます。
突如亡くなったはずの父親が「撮影はまだか。もう疲れた。」と言って目を覚まします。この父親のお葬式は全てフェイクで、これもまた浅田家の写真撮影の一部なのでした。
父が楽しみにしていた浅田家の写真は、今も撮り続けられていました。
以上、「浅田家!」のあらすじネタバレとラスト結末でした。
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浅田家!の感想評価と口コミ評判レビュー|つまらないって本当?
(以下、映画「浅田家!」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|政志の写真家としての成長物語
映画の中で、さりげなく印象に残っているシーンがあります。それは、政志が被災地に来たときに、パシャパシャと写真を撮る写真家を見た時のシーンです。
写真家とあれば、現地の人たちの状況を写真に残す、又は何かを発信する為に写真を撮る事もあるかもしれません。けれども政志は安易に被災地の写真を撮ろうとはせず、むしろどちらかというと嫌悪している感じがしました。政志はこういった被災があったとき、自分ができること、写真でできる事を深く考えていたんだなというのを深く感じました。
政志は写真家としての自分のスタイルや、自分だからこそできる事を、沢山の人と関わりながら一つ一つ見出していきます。一部、ネットなどではつまらないと言った評価も見受けられましたが、個人的にはそうは思えませんでした。
政志の周りにいた家族や若菜の愛情も、こちらまで心がいっぱいになる程伝わってきました。家族や人の支え合いによる力を、政志の成長とストーリーで改めて思い知らされました。
浅田家!の口コミ評判レビュー
★★★★★星5
実話の映画化とあって重い内容ではありましたが、極めて深いメッセージをもった素晴らしい作品だと思いました。特に前半の家族を描くパートと震災後の場面は普通の生活がいかに幸福なものであるかを思い知らされました。
家族が離れ離れになってしまう、そういう苦しみが極めて丁寧に描かれています。中野量太監督の作品は「湯を沸かすほどの熱い愛」も細部にこだわった演出が素晴らしい作品でしたが、本作はそれを上回る熱のこもった演出、カメラワークで喪失の苦しみを描ききっています。
また主演の二宮和也さんの演技はそういう苦しみに寄り添う優しさをうまく演じていると思います。他にも風吹ジュンさん、北村有起哉さん、妻夫木聡さん、菅田将暉さんといった豪華な俳優陣も見どころです。
20代男性
★★★★☆星4
「浅田家」は、特に観たいと思って観に行った映画ではありませんでした。映画館の回数券が余っていたので、フラッと映画館に立ち寄った際、上映している映画の中では一番面白そうだな、と思っただけでした。
チラシに載っているあらすじから、なんとなくストーリーは想像でき、実際に観て、大体のところ想像通りでしたが、その想像通りの中の細かいエピソードや人物設定が面白かった!
よく居そうな真面目な兄とマイペースな弟という兄弟、私も長女なので、親から可愛がられる弟に対する、ヤキモチとまではいかないけど、何となく感じるモヤモヤ感のような兄の気持ちに共感できたり、面倒くさいと思いながらもついあれこれ世話を焼いてしまうところにクスッと笑えました。
こんなにサッパリとお互いと付き合ってる家族ってそんなにいないよなあと思いながらも、いろいろな家族写真を撮り続ける姿を羨ましく思いました。
震災を絡めなくても、良い映画だと思いましたが、震災との絡みを描くことで、ストーリーも深まり見ごたえは出たと思います。
40代女性
★★★★★星5
この映画は、笑って泣けてとてもあったかい気持ちになれる映画でした。1度でなはく、何度も泣いたし、何度も笑えたのです。1人で観に行ったのですが、家族や、友人など、大切な人とまた観たいと思いました。
個人的には、たくさんの浅田家のコスプレ写真だけではなく、劇中で二宮さんが年代ごとに金髪だったり、ロン毛だったりと、様々な見た目になるのもとても面白くて、1つの映画でいろいろな二宮さんが見られてとても得した気分になりました。
そして、1枚の写真には本当に様々な裏側があるのだと、改めて実感することができました。大人になるにつれ、写真を撮る機会も減ってしまいましたが、実家に帰ったらアルバムを見返してみたいな、と思いました。
30代女性
★★★★★星5
思っていた以上に笑えるシーンが多くて楽しめる作品でした。
二宮和也さん演じる政志に家族が振り回されていて、特に妻夫木聡さん演じるお兄さんは文句を言いながらも政志のために友達に色々と頼んでくれたり、とても優しくて素敵なお兄さんで政志が羨ましく感じました。
風吹ジュンさん演じる強くて逞しくもお茶目なお母さんも素敵でしたし、平田満さん演じる少し頼りなさげに見えながらも政志のことを信じて温かく見守ってくれているお父さんもとても素敵で、政志とお父さんが防波堤で話すシーンはなんだかジーンときて良かったです。
政志は一見ダメダメな部分ばかりが目につくような人ですが、言葉では言い表せない不思議な魅力がある人で、その魅力を二宮和也さんが演じることで表現できていたように感じました。
30代女性
*映画「浅田家!」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
浅田家!は実話なの?原作の写真集は2つあった…!
写真集「浅田家」と「アルバムのチカラ」の2つが原作となっている「浅田家!」の映画については、本当にあった出来事を実話にしています。多少演出的な脚色はあるかもしれませんが、登場人物も実際浅田さんが出会ってきた人々をモデルに描かれています。
二宮さんの演じる主人公「浅田政志」さんも、本人の名前をそのまま起用しています。
映画内で、莉子ちゃんが気になった浅田さんのタトゥーも本当に入っているものです。二宮さんが浅田さん本人に出会った時もタトゥーの入ったお兄ちゃんとも語っています。
二宮さんが演じる事で、少々頼りなく愛されるような性格に感じましたが、実際の浅田さんもどうやらユニークな方のようです。家族はもちろんのこと、映画で後に浅田さんの奥さんとなる若菜さんも実在し、今では息子さんと暮らしているようです。
写真集「浅田家!」も実在しており、表紙は映画の消防士の絵と殆ど同じでした。「浅田家!」はただの家族の記念写真とは少し違うようです。
映画でも見たように、たまたま家族が集まったところを撮ったものではありません。家族全員が予定を合わせ、シチュエーションに合わせて撮っています。
「待ってもなかなか来ない記念日」を、写真を通じて作り上げた、他には感じられない家族の絆を感じられるものになっています。今でも浅田さんは、「家族」や「福島」のテーマがつまった写真集を沢山出しています。
他にも、雑誌や広告用のユニークな写真を撮っているよう。地方のゆるキャラである「くまモン」や、「バリィさん」の写真集もあります。浅田さんらしいユニークな写真集が沢山あるので、是非手に取ってみてはいかがでしょうか?
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映画『浅田家!』の撮影ロケ地は三重県の津市にある10箇所のスポット
映画『浅田家!』の撮影・ロケ地は三重県津市となっています。
- 高田本山 専修寺
- 津市中消防署
- 阿漕浦海岸 堤防
- 津ヨットハーバー
- 近鉄 津新町駅
- 津センターパレス
- 大門商店街
- BRAN
- 津城跡
- 津観音
が主なロケ地となっています。名前など変えられることなく、実名で劇中では登場しています。(津市が紹介している映画『浅田家!』のロケ地)
詳しく津市のホームページで紹介されています。詳細な場所や撮影シーンの説明の他にもロケ地を巡る為に、最寄りのバス停なども紹介されているので、興味ある方はぜひこちらをご参照ください。