ジョーカー(2019年映画)がえぐい!俳優が死亡した理由とは?感想評価とみんなの口コミ評判レビュー
2019年に公開された映画ジョーカー!
映画ジョーカーは、映画バットマンでの悪役・ジョーカー誕生の物語です。映画ジョーカーは、現実世界のリアルな社会性が映画の背景にあります。そして、そこで心優しい主人公・アーサーが狂気の悪のカリスマへと変貌していく様を描いています。
映画ジョーカーはベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、注目度がさらに増しました。世界興行収入は既に590億円を超えています。また、映画ジョーカーは日本でも大ヒットで、2週連続興行収入1位となりました。アメコミ映画では『アメイジング・スパイダーマン』から数えて7年ぶりの記録です。
>「THE BATMAN-ザ・バットマン-」のジョーカーとの繋がりを解説
バットマンが主役の『ダークナイト・ライジング』では、映画の影響で上映中に銃乱射事件が起こりましたが、映画ジョーカーも衝撃の映画となっています。ちなみに、アメリカではダークナイトライジングの上映開始日に各劇場に軍や警察が配置されました。では、映画ジョーカーの影響力はどうなんでしょうか!?
それでは、映画『ジョーカー』の詳細ネタバレやあらすじ、観賞した上での評価と鑑賞した皆の口コミ評判、感想を記していきます!
目次
『ジョーカー』が「えぐい」や「怖い」との声について
本作『ジョーカー』ですが、2019年に公開されると全世界で興行収入10億ドルを超えるヒットを記録し、日本でも週末の映画ランキングで1位・結果的に50億円を記録し、R15指定の映画では異例の大ヒットとなりました。
そんな本作ですが、人気アメリカンコミック『バットマン』シリーズの悪役ジョーカーにフォーカスをあてた全く新しいサイコスリラー作品として高く評価する声や主演のホアキン・フェニックスの怪演を高く評価する声がある一方、「えぐい」や「怖い」といった声が多数挙がっております。
なぜ、そのような声が挙がってしまっているのか?
その理由については大きく分けて2つあると考察出来ます。
えぐい理由①|救いようの無いストーリー展開
主人公のアーサーは認知症を患っている母親のペニーを介護しながら慎ましく生活しております。
ですが、映画の冒頭からピエロの格好をして看板持ちの仕事をしている際に不良たちから看板を奪われ暴行を受けてしまい、派遣会社から心配されるどころか看板を壊したことについて咎められてしまいます。
その後も同僚の裏切りにあって会社を解雇されてしまったり、緊張状態になると笑いが止まらなくなってしまうという持病から地下鉄で暴行を受けるといったアーサーがひどい仕打ちを受けてしまうシーンが次々と展開されていきます。
映画の途中では、隣人女性のソフィーと恋仲になったり夢であったスタンダップコメディアンの第一歩としてライブに参加するといった希望を感じるシーンも挟まれるのですが、結局はソフィーとの関係もアーサーの妄想であったことが明らかになり、ライブの模様が憧れのコメディアンであるマレー・フランクリンの番組で流されて徹底的に笑いものにされてしまうなど何もうまくいきません。
挙句の果てには、入院中の母ペニーの元交際相手が幼い頃にアーサーにひどい虐待を行っており、それをペニーが止めなかったという過去を知り、母親の命を奪ってしまうという凶行に及んでしまいます。
そんなとことんまで救いようの無いストーリー展開に絶望を感じる方が多く「えぐい」や「怖い」といった声につながったと考察出来ます。
アーサーを演じたホアキン・フェニックスは役作りのために20kg以上減量しており、その役になりきった病的な演技も「怖い」と感じる人も多いと思います。
ハッピーエンドの作品ばかり鑑賞されている方が観ると、衝撃を受けてしまう可能性が高いので注意して鑑賞することをオススメします。
えぐい理由②|暴力的なシーン
本作『ジョーカー』ではアーサーが不良たちからひどい暴行を受けるシーンや酔っ払いをアーサーが射殺するシーンなど数多くの暴力的なシーンが展開されていきます。
その中でも、アーサーが会社をクビになる原因を作った元同僚のランドルの喉をハサミで切り裂いて壁に何度も叩きつけて殺害するシーンは思わず目を覆いたくなるようなシーンになっており、「えぐい」や「怖い」といった声につながったと考察出来ます。
ホラー映画のようなグロテスクなシーンはありませんが、暴力的なシーンに耐性が無い方には刺激が強い内容になっているかと思いますので、覚悟しながら鑑賞することをオススメします。
以上2つの理由から「えぐい」「怖い」という感想につながったと考察出来ます。
精神的にも金銭的にも極限の生活を強いられているアーサーというキャラクターに感情移入してしまうと、鑑賞している側も憂鬱になってしまう可能性がありますので精神が不安定な状態の時は鑑賞しない方がベターかもしれません。
ジョーカーで俳優が死亡したと言われている件について解説
俳優死亡の真相はデマの可能性
バットマンシリーズの人気悪役であるジョーカーを題材にし、『ハングオーバー』シリーズで知られるトッド・フィリップスが監督を務め、2019年に公開された本作『ジョーカー』はアカデミー賞で最多となる11部門にノミネートされるなど高い評価を受けましたが、撮影中に俳優が死亡したという噂が流れていますが、真相はどうなのでしょうか?
まとめていきたいと思います。
まず、俳優が死亡したという噂の真相でございますが、結論から言うと、そのような事実は報道されておらずデマの可能性が非常に高いです。
では、なぜ事実では無いにも関わらずこのような噂が流れてしまったのでしょうか?その理由には、ある映画作品が関係しています。
別映画の件と間違えられた?ヒース・レジャーがジョーカー役を演じた映画『ダークナイト』
その映画作品とは2008年に公開されたクリストファー・ノーランが監督を務めたバットマンシリーズの第2弾となる『ダークナイト』です。
この『ダークナイト』でもバットマンの悪役としてジョーカーが登場するのですが、今作でジョーカーを演じたのが演技派俳優として知られていたヒース・レジャーです。
ヒースはジョーカーを演じるにあたって徹底的な役作りを行っており、人里離れたホテルに6週間引きこもってジョーカーの特徴や個性を自分なりに昇華し、撮影に臨みました。
その役作りの成果もあり、ヒースの縁起は批評から非常に高い評価を受け、アカデミー賞の助演男優賞を受賞することになりました。
しかし、ヒースは映画の完成を待たずして薬物中毒によって亡くなってしまいました。
このヒースの突然の死について徹底した役作りの影響で鬱になって薬物中毒になってしまい、死亡したという報道について映画『ジョーカー』と『ダークナイト』を同一の作品であると思った人が勘違いをしてしまい、『ジョーカー』の撮影中に俳優が死亡したという噂が流れたと考察出来ます。
どちらの作品にもジョーカーが重要な役どころで登場するので、シリーズに詳しくない方が勘違いしてしまうのも無理はないと思います。
ですが、ヒースの実の姉であるケイト・レジャーは報道を全否定しており、ヒースはジョーカーを演じることを楽しんでおり役作りで鬱になったという報道は事実では無いと語っております。
実際にはヒースは強い不眠症に悩まされており、睡眠薬とその他の薬を誤って併用して摂取したことによる急性薬物中毒が死因の事故死であった可能性が高く、撮影中に死亡したというわけではないようです。
ジョーカー(2019年映画)のあらすじ-主人公のアーサーの仕事は道化師-
ゴッサム・シティに住む、映画ジョーカーの主人公・アーサー。
アーサーは、母からの「どんな時も人々を笑顔で楽しませなさい」という言葉を胸に刻み、コメディアンを夢を見ながら道化師の仕事をしていました。そんなアーサーはある日、看板を持って踊りながら客引きをしていました。そこで、子供たちにからかわれて看板を盗られてしまいます。アーサーは走って追いかけるも、裏路地まで誘い込まれた罠で看板を壊されます。そして、ボコボコにされて更にはお金なども盗られてしまいます。
アーサーは道化師の仕事をしながら福祉施設にも通っています。脳や神経の損傷で突然笑い出してしまう病気で、その経過観察のためです。そして、家に帰るとアーサーは母の介護をします。一方で、ゴッサム・シティではネズミやゴミなどの汚染問題が深刻になっていました。しかし、町の政治力が弱く、貧富の差は拡大する一方でした。ストライキも多発していました。
アーサーと母のペニー・フレックの生活はとても厳しいものでした。そこで、ペニーは30年も前に一緒に仕事をしていた大富豪のトーマス・ウェインに助けを求める手紙を送り、返事を待ちながら日々を過ごしていました。
次の日、アーサーは道化師の仕事に行くと、仕事仲間のランドルから「次回襲われることがあった時のために」と護身用の拳銃を渡されます。その後、アーサーは店長から呼び出されます。「壊された看板を弁償して返すように」と、アーサーは店長から理不尽に怒られます。アーサーは1人怒りを露わにします。
アーサーは家に帰ると、マンションのエレベーターで同じ階の母子家庭の母親・ソフィーと知り合います。ソフィーに好意を抱いたアーサーは、次の日にソフィーの職場まで尾行します。そして、その後道化師の仕事を小児病院している時に護身用の拳銃を子供達の前で落としてしまいます。それが会社にバレてクビになります。
ただでさえ病気のせいで人から煙たがられているアーサー。ここからまた世間から否定され理不尽な目に遭い続け、狂気に振れて行きます。また、自分の真実を知って行くことにより、心優しいアーサーが悪のカリスマへと変貌して行きます。
-ここで、2019年映画ジョーカーのあらすじは終わりです-
以上、「ジョーカー」のあらすじでした。
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2019年映画『ジョーカー』の感想は微妙…ただ鑑賞評価はかなり高い
『バットマン』の映画で度々悪役として出てきたジョーカー。2019年映画ジョーカーは、ジョーカー誕生までを描く作品なので『バッドマン』を1回も鑑賞したことのない方でも理解できる内容になっています。
まず、観賞評価はかなり高いです。しかし、映画の感想としては面白いとはならないんですよね。見て良かったとは思いますが。と言うのも、最初から最後まで暗い話ですし、言い方が悪いですが胸糞悪いという気持ちが涌いて来ます。ただ、見ている間にいろんな感情が出て来て気づかされる部分もありました。アーサーに対する周りのぞんざいな扱いには特に感情移入してしまいました。
この2019年映画ジョーカーにより実際にアメリカでは色々と暴動があったようですが、その理由が映画を鑑賞してみるとよく分かります。ジョーカーの誕生や町のデモなどは、まさにリアルな世界でもありそうなことです。そして、ジョーカーのような人物も生まれてしまうのではないか?と懸念してしまいます。しかし、映画を観賞しているとアーサーに肩入れしたくなる気持ちも分かります。ですが、人の命を奪うことにはやはり賛成できない…という気持ちも持ってしまうんですよね。
そして、話の流れについてですが、後半になるにつれてアーサーが凶悪になっていく様の演出は凄いと観賞を終えて評価しました。のちにバッドマンとなるブルースとの出会い方や、バットマンに繋げる流れもかなり良かったという感想も持ちました。
また、主役アーサーを演じているホアキン・フェニックスの演技も目を見張るものがあります。笑うシーンがかなり多いのですが、その不気味な笑い方が、とてもジョーカーに合っている感じです。役柄上、栄養失調でガリガリに痩せているシーンがあるのですが、そのヤバイガリガリ具合が本当に凄いです。骨と皮しかないくらいで、ホアキン・フェニックスはこの為に1日1個リンゴのみの生活を行い23キロも減少したそうです。
2019年映画『ジョーカー』はベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞しましたが、内容的にはアカデミー賞もあり得る作品と評価できます。ただ評価については賛否両論が起こる作品だし、そもそも映画の影響が更に増すと心配な部分もあります。そこを加味したら観賞した上での総合評価では厳しい面もあるかもしれません。
しかし、私はアカデミー賞候補としてふさわしい映画作品だということを、観賞した結果高く評価をします!実際に皆さんも観賞して落ち込んだ気持ちにはなるかもしれませんが、観賞した上での評価はかなり高く持つのではないかな?と思います。
まだ観賞したことのない方は「なんか暗い話だから嫌だ」と思うかもしれませんが、ジョーカーを観賞すると色々な気づきがあります。なので、観賞したことのない方にはぜひ一度DVDなりなんなりでささっとでも良いので観賞してみて欲しいと思います。
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2019年映画『ジョーカー』皆の口コミ評判と感想-心の弱い部分位刺さる-
2019年映画ジョーカーの皆の口コミ評判や感想も知りたかったので、ツイッターで口コミ評判や感想を集めてみました。
口コミ評判や感想を色々見ていると、やはり「面白い」より「考えさせられる」「奥深かった」というような口コミ評判、感想が多かったです。「落ち込んだ」と口コミ評判を書いている方もいましたよ。特に、考えさせられる映画が好きだという方の間ではとても口コミでの評判が良かった印象です。
それでは、皆の口コミでの評判、感想を上げて行きます。一部ですが、口コミ評判を知りたい方はぜひご覧ください!
ジョーカー感想
この映画はきっと精神が健やかな人には全く刺さらないと思う。でも何らかのコンプレックスを常に抱えていたり、どうしようもない理不尽さに歯噛みするような思いをしたことのある人には間違いなく刺さる
そして今まさにそんな状況にある人は気持ちが引きずられてしまうかもしれない— ミカヅキ藻 (@mkdk_m) 2019年10月13日
jokerの感想としては、
これに尽きます。 pic.twitter.com/PxN5T0OOpP— ultimate legendエトさん (@BIGFATCAT_14) 2019年10月10日
「ジョーカー」観ました
これは深い話でした
アーサーはあの街で真面目に生きようとして真面目すぎるがゆえに…
人を笑わせるためだったはずが…
アーサーの笑いの意味も…
これを観たあとにまた3部作を観ると全く感想が違うように思いました pic.twitter.com/6vkE7txfUc— エクボ 🍑 (@qun6n) 2019年10月11日
ジョーカーの感想。
描写がリアルで中毒性がヤバい。冒頭の泣きながら化粧をして笑顔を作ってるシーンが印象的で最後は作らなくてもにっこり笑顔になってるんだけど見る人によって真逆になると思う。もう一度見たい。 pic.twitter.com/EqulVKgOF0— たけのこっち (@tknko9) 2019年10月13日
このような口コミ評判、感想がありました。やはり、考えさせられる映画だということは口コミ評判での感想から間違いないですね。
日本では「精神的に落ち込むとセラピーで発散する」という方法が一般的になっていませんが、精神的に参るとセラピーへ通うことが社会の定番となっているアメリカでは、実際に映画ジョーカーを観た後にセラピーへ行った方も多かったかもしれません。
こんなにダークで報われなくて悲しい、そして何よりも嫌な人であってもその命が奪われてしまう映画は、やはり精神的にストレスとなると思います。ジョーカーの口コミや評判、感想を見るだけで、既に落ち込んできてはいないでしょうか!?大丈夫でしょうか!?(そもそもあらすじネタバレの時点で大丈夫でしたでしょうか…?)
もし、あらすじネタバレ、評価感想や口コミ評判を観て気分が上がらなくなってしまった場合は、ぜひ面白おかしくジョーカーをネタにして誰かと笑い合ってくださいね。どんなことがあっても笑ってると決めたのに道が歪んでしまったアーサーの代わりに、あなたが本当の道化師となって、嫌なこと、悲しいこと、ストレスなことを全て吹き飛ばしましょう!
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