バードボックスの”それ”と呼ばれる怪物の正体について解説考察。あらすじとネタバレ含む感想評価。

2018年12月21日公開の『バードボックス』。
Netflix限定配信されると、1週間で視聴アカウントが4500万件を超えて、Netflixで一番視聴された映画となりました。(2021年時では2番目の映画視聴数)
原作はジョシュ・マラーマンの同名小説で、映画も続編が製作されることが決まっています。
『バードボックス』の口コミ評判レビューには、
- ネットフリックス作品で一番面白い映画
- 予想できない展開、結末だった
- それが解説されないままで、モヤモヤが残る終わり方
- 最初から最後まで緊迫感のある映画
- ハッピーエンドの終わりに見えて、最後まで鳥籠にいるままなのが斬新だった
- 消化不良感はあるけど、ずっとハラハラして面白かった
- クワイエットプレイスの目バージョン
- スッキリしなかったので、続編に期待したい
という声が多数集まっています。
- “それ”と呼ばれる怪物の正体について
- 目隠し無しで生きられる人々や続編について解説考察
- バードボックスのあらすじ
- バードボックスのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
- 『バード・ボックス』はアマゾンプライムでは見られない理由
目次
バードボックス|”それ”と呼ばれる怪物の正体は悪魔の類。もしくはエイリアン。
映画の中では、実際の怪物の正体は一切明かされませんでした。
地球の支配を企む宇宙人説か人類を滅ぼそうとしている悪魔説が正しいのではないかと考えています。
映画の中では明らかにされていませんが、これは人やただの自然現象ではないと考えられる理由があります。
まず一つ目は、「見たら死ぬ」という人の技では簡単ではない設定です。それを観た人は精神状態をおかしくされ、自ら自殺願望へと駆られてしまいます。
二つ目は、ゲイリーのかばんから出てきた絵です。彼の描いたらしい絵には、明らかに人ではないおぞましい何かが描かれていました。
この二つから、怪物の正体はエイリアンではないかと考えています。
管理人
また、エイリアン説以外にも考えられるのは悪魔説です。
ゲイリーの絵はそれの見た目かと推測されますが、絵を見ると悪魔だと言われても何ら不思議はありません。
心が邪悪の者だけは、外で生きられ、通常に生きている人を死に至らしめようとします。
そうすると彼らは悪魔の手下で動かされているだけなのかもしれませんね。
バードボックス|目隠し無しで生きられる人々や、続編について解説考察
解説考察|目隠し無しで生きられる人々
目隠し無しで生きられる人の共通点に、明らかに心の闇を抱えているところが多いなと感じました。途中、ゲイリーの話でも、精神病院にいた者や犯罪者に襲われたようなことを言っていました。
こういった心に闇を抱えた者達には、外のものを見ても平気なようです。
これは、一定の心の疾患を持った者をエイリアン、もしくは悪魔が自分たちの利益のために使えるようにしたのではないかと推測しています。
一般人は大抵、「それ」を見た時に多大な絶望感を味わい、自殺していきます。しかし、心に闇を持った者は恐らく既に絶望感に近いものを味わっているのが大半かもしれません。
絶望感的なものに耐性がある人ほど外の「それ」は効かず、カルト教のように「それ」を敬う傾向にあるのかなと感じました。
解説考察|続編のバードボックス2について
映画ラストで、安全地帯に駆け込んだマロリーたちでしたが、一件落着というだけで解決には至っていません。
このまま終われば、元の世界でいろんな場所には行けずとも、安全地帯で人類同士手を取り合って生き続けていくという解釈でいれたかもしれません。
しかし、続編があるという事は嫌な予感しかしません。
続編があるという事は、安全地帯が安全でなくなるか、又はまともな外を見たことがない子供たちが外の世界に戻るためにエイリアンに立ち向かうのかなど、妄想が膨らみます。
しかしネットフリックスでは、予想を裏切る脚本や大作映画よりも好き嫌いが分かれる終わり方をするのが少なくありません。今後、どんなふうに捻られた作品が出てくるのか楽しみです。
公開時期などは現在は未定となっています。
バードボックスのあらすじ
(以下、映画「バードボックス」のあらすじです。)
バードボックスのあらすじ|マロリーの妊娠
2児の母であるマロリーは、子供を必死に説得します。外で目隠しを外さない事と絶対に言う事を聞いてと強く言います。この2つが守れないと命を落とすとマロリーは切羽詰まった様子で必死に幼い子供に伝えます。
2人を説得すると、全員目隠しをしたまま森を抜け、子供たちをボートに乗せて川を進みます。
数年前、マロリーは自分のアトリエに引きこもる画家の仕事をしていました。絵には、数人の人間が集まっていますが、どこか悲しげで一人一人から孤独を感じるような絵を描いていました。
また、マロリーは妊娠していました。旦那は逃げられ、今は相手もいませんでした。そんな状態もあって、マロリーはこれから生まれてくる子供に不安を持っていました。
そんな中、マロリーのもとに姉のジェシカが訪れます。ジェシカの運転で、マロリーのお腹の赤ちゃんの様子を見てもらうために病院へと向かいます。
マロリーの赤ちゃんはもう小さなメロン程の大きさになっていました。ですが、医師は責任感や覚悟の薄そうなマロリーをみて、養子に出す施設用のパンフレットを渡します。
マロリーはそれを見て迷っていました。
バードボックスのあらすじ|町に起こる異変
マロリーたちが帰る病院から帰る途中、1人の女性が頭で窓ガラスを割ろうとしている姿を見ます。
錯乱状態の女性を他の医師が止めようとする光景を見て、マロリーたちは焦って車に戻り家に帰ろうとします。
しかし、町中は既に人々が錯乱状態になっており、車道も大変な事になっていました。
まるで数日前に見たロシアの、謎の集団自殺事件のようでした。
そして、急いで家に帰る途中にジェシカの様子が突如おかしくなります。
ジェシカは何かを見てしまい、錯乱状態になり突然と車を暴走させます。
マロリーは訳が分からず、姉を止めようとしますが、車は別の車とクラッシュし壊れてしまいます。
バードボックスのあらすじ|集団自殺事件
車の事故直後、ジェシカが何故かマロリーを置いて車道に出ます。何をやっているのかとマロリーが唖然としていると、突如目の前でジェシカは自ら車に轢かれて命を落とします。
マロリーはその光景でショックを受けますが、ある女性が妊娠しているマロリーを見て助けてくれます。女性は自分の家へ、マロリーを連れて行こうとしますが、その女性もまた外で「なにか」を見てしまい、自ら車の燃える方へ行き焼死してしまいます。
なんとかマロリーは、焼死した女性の家に入れてもらえることができましたが、家主であるダグラスは、マロリーがきっかけで妻が命を落としたと嫌味を言います。
ダグラスの家には、オカルト小説好きのチャーリー。若者の男女であるルーシーとフェリックス。元軍人のトム。老婆であるシェリル。そしてグレッグが避難をしていました。
彼らは外で何かを見ると何かに触発され、自殺をしてしまうと言います。その為、マロリーは、ダグラスの家にいさせてもらうこととなります。
以上、「バードボックス」のあらすじでした。
バードボックスのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「バードボックス」のネタバレ含む感想評価と口コミ評判です。)
ネタバレ含む感想評価|考察も楽しいパニック映画
「バードボックス」は、ネットフリックス限定の映画となっていますが、映画館で観たのと同等なほど引き込まれる映画でした。
「音を立ててはいけない」などの◯◯してはいけないが流行っていますが、今回は深く考察できそうな部分が多々あり面白かったです。
マロリーの描く絵画。重要になってくる3羽の鳥。最後に出てくる盲目学校など、明確にそれが何を表しているかを映画ではあまり語られません。
その分、映画鑑賞者側が色々考察でき、共感もできて楽しい映画でした。
また、◯◯してはいけないシリーズは、演技がヘタであればかなりチープなものに感じやすいです。
しかし、サンドラ・ブロック達の演技は非常に緊迫感があり、十分楽しめるものになっていました。続編があるらしいので、本当なら今後が楽しみです。
ネタバレ含む口コミ評判レビュー「ホラーと感動が交わった映画」「子どもがいる人ならさらに感情移入する」
『バードボックス』の口コミ評判レビューには、「ハラハラドキドキが止まらなかった」「ラストの助かった人達が集まる楽園が、目の見えない人達だけというのも考えさせられる結末」「設定が面白く世界観に酔いしれることのできる作品」「結局、それの正体も分からず姿も出てこなかったのはガッカリした」という評判が多い印象です。
★★★★★星5
ここ最近見たネットフリックス映画の中で上位を争うほど興奮した映画でした。『「それ」を見ると恐怖に襲われて命を落とす』というあらすじだけで気になる作品です。
毎日行っている目を開けるという行為が突然できなくなることなんて想像ができますか?目を開けても安全な場所まで目をつぶって、そして幼い子供2人を連れて旅を出るという現実味がないシチュエーションにとてもハラハラドキドキが止まりませんでした。
映像もとてもきれいでストーリーの中に色々な仕掛けがあるところがこの映画の面白いところです。思わず目を開けそうな人に開けちゃダメ!といってしまいたくなるような臨場感もあります。
ホラーと感動が交わった映画になっています。最後はハッピーエンドでとてもほんわかする内容になっているのでそれまでのストーリーを存分に楽しんでいただきたいと思います。
20代女性
★★★★☆星4
映画『バードボックス』はNetflixで限定公開されていて、友人の勧めで視聴しました。
目に見えない何かからみんなが怯え、恐怖を抱き、それを目にすると自殺したくなる衝動を抑えきれなくなるホラーです。そのため、目隠しをして人々はなんとか逃れようとするのですが、見てもなんともない悪い奴らに襲われてしまう恐怖もあわさり、何十にも連鎖する恐怖をリアルに描いています。
後半、主人公が目隠しをしたまま車に乗り、死体を引きながらもなんとか走るシーンはすごく印象深く、実際こんなことはできないけど、自分に置き換えてしまい、ハラハラが止まりませんでした。
ラストの助かった人達が集まる楽園が、目の見えない人達だけ、というのも考えさせられるラストでした。
30代女性
★★★★★星5
「バードボックス」はNetflixのオリジナル映画です。有名映画「オーシャンズ8」にて主演を演じた女優サンドラブロックが今回の主人公です。
この映画の一番の見どころというか味わってほしい部分はその「世界観」に他なりません。ジャンルとしてはホラーになると思うのですが、淡々と映し出される街並みや深い森の映像が余計に見ている側に恐怖を与えてくれると思います。
決して見てはいけない「それ」を見ないように目隠しをして外に出かけないといけない生活は現実世界でも想像できる分怖さも十分感じられます。
恐怖に満ち溢れている「街」と対比して比較的安全な「森」に人々が逃げていきますがとても美しい描写になっています。所謂洋風ホラーです。ホラー映画でたまに見かけるクスッと笑えてしまえるようなシーンも一切ないです。
そういった作りが新鮮味を感じるきっかけとなりました。一応ハッピーエンドだった気がしますが、結末を忘れさせてくれるほど世界観に酔いしれることのできる作品です。
40代男性
★★★★★星5
思いがけず子どもを身ごもったアーティストのマロリーが、ある日突然訪れた世界の終焉と人類滅亡の危機に直面してしまうというストーリー構成にまず魅力を感じました。
見えない「何か」に襲われて、しかもその「何か」を見ては自殺行為同然というもどかしさにはうずうずが止まりませんでした。さらに主人公には子どもがいるため、命を落としたほうが楽なはずなのに生きなければいけないという気持ちにも苛まれていることを考えるとかわいそうでたまりませんでした。
自分が彼女の立場であったらどうするだろうと考えてみるだけでも、かなり苦しい気持ちにさせられました。パニック系、スリラー系昨日が好みだという人には、ぜひ見てみて欲しいです。自分の子どもがいる人ならさらに感情移入してしまうこと間違いありません。
20代女性
*映画「バード・ボックス」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
『バード・ボックス』はアマゾンプライムでは見れない。Netflixのみ。
現状、映画『バードボックス』を視聴できるのはNetflixのみとなっています。
Netflixでは、Netflixが単独で製作を行なったもの以外にも独占配信権を獲得している映像作品もあり、これらの作品をNetflixオリジナル作品と呼ばれています。
『バードボックス』もNetflixオリジナル作品の為、配信しているのは当然Netflixのみとなるわけです。
ただし、Netflix限定で配信している作品でも、他の放送局で公開することも稀にあります。
これは国や地域によっても違ってくるもので、例えばジブリ作品なんかは日本と北米以外の国のNetflixでは視聴できるものとなっています。
『バードボックス』の配信契約がどのようになっているのかは分かりません。
Netflix映画で一番の視聴回数を誇る『バードボックス』を他で配信することは損失ともなります。
そのため、アマゾンプライムなど他の配信サイトで視聴できることはないものかと考えられます。