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ドライブ・マイ・カーのラストシーンで韓国にいた理由を考察!つまらないなどの感想評価やあらすじネタバレもチェック!

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2021年8月20日公開の『ドライブ・マイ・カー』。

映画『ドライブ・マイ・カー』は村上春樹原作の短編集「女のいない男たち」に収録された同名小説を実写映画化した作品です。

カンヌ国際映画祭では作品賞を受賞、更に米アカデミー賞の前哨戦とも言われるゴールデングローブ賞では、非英語映画賞を受賞しました。

日本作品としては1959年公開の『鍵』以来、62年ぶりの受賞となり話題になりました。

また、『ニューヨーク・タイムズ』や『TIME』などでも2021年のベスト映画10本に選出されるなど海外でも高い評価を受けています。

映画『ドライブ・マイ・カー』の口コミ評判レビューには、

  • とても丁寧につくられたストーリー性を感じられた
  • ロードムービーとも言える作品
  • 見終わった後にもずっしり心に残る映画作品
  • ラストは予想だにしなかったため、最後まで楽しめます
  • 深みのある新感覚な映画
  • 村上春樹色の強い作品
  • 劇中劇の俳優さん達、皆んな演技が自然で素晴らしかった
  • 西島秀俊が素晴らしく、間違いなく彼の代表作になったと思う

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • ラストシーンで韓国にいた理由を解説考察!原作とは結末が違う点についても
  • ドライブ・マイ・カーのあらすじ
  • つまらないなどの感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

もし、まだあなたが一度も「ドライブ・マイ・カー」を観ていないなら、まずはネタバレとあらすじ・感想評判の前に作品を観ておくことをおすすめします。

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ドライブ・マイ・カー|ラストシーンで韓国にいた理由を解説考察!原作とは結末が違う点についても

ラストシーンでみさきは韓国にいて家福の愛車である赤いSAABを運転していますが、そのことについて語られないまま映画は終わりを迎えます。

では、なぜラストでみさきは韓国にいたのでしょうか?

管理人

その考察のヒントが、劇中で度々出てくる「ワーニャ叔父さん」という戯曲にあります。

そもそも、「ワーニャ叔父さん」はロシアの作家アントン・チェーホフによる戯曲です。

主人公ワーニャは死んだ妹の夫・セレブリャコフ教授の領地を自らの生活を犠牲にして必死に守ってきましたが、教授がこの領地を売りに出すという提案を行ったことによって自分の人生に絶望を感じたワーニャは最終的に失恋で同じように痛みを抱えた姪のソーニャとお互いに支え合い、新しく生きてゆくことを二人で決意するというストーリーになっています。

このワーニャとソーニャの設定は、劇中の家福とみさきの関係にすごく似ています。

また、劇中の前半でも、妻を失い、絶望を感じた家福は自分の境遇とワーニャに似たものを感じ、苦しみのあまり役を降りるという場面があったり、「ワーニャ叔父さん」が作品の大きな軸になっていることが窺えます。

この「ワーニャ叔父さん」の結末を参考にラストシーンの考察を行うと、お互いの傷を打ち明け、良き理解者となった家福とみさきが悲しい思い出が詰まった日本を離れて、心機一転異国の韓国で新たな人生を二人で歩んでいると考察できると思います。

管理人

その考察を裏付けるように、みさきが運転している車は家福の愛車SAABで彼女の顔は以前には無かった明るさがあり、韓国での生活が充実していることが窺えます。

映画では、最後まで妻・音がなぜ不倫をしていたか真相は分かりませんでしたが、村上春樹の原作のラストでは運転中の車内で、みさきが不倫の真相を推測するシーンがあります。

車内で家福は妻・音は底が深く、知性に溢れた女性だったのになぜ高槻のような軽薄な男と寝たのか、分からないとみさきに言います。

そんな家福に対し、みさきは音は高槻に心から惹かれていないからこそ寝たんだ、病のようなものだから頭で考えても仕方のない問題だと伝え、その言葉を家福は静かに受け止めるというラストになっています。

小説では、映画のようにみさきの故郷に行く場面などはありませんが、彼女の運転を高く評価していたり車内での喫煙を許したり映画のように彼女に対して徐々に心を開いていく様子が車内での場面を中心に描かれています。

気になった方は、ぜひ原作を読んでみることをオススメします。

管理人

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『ドライブ・マイ・カー』のあらすじ

以下、映画「ドライブ・マイ・カー」のあらすじです。

ドライブ・マイ・カーのあらすじ|愛する妻の不倫、そして、別れ

俳優で舞台演出家の家福は自身の舞台を観に来た元女優で脚本家の妻・音に自分のドラマに出演する俳優・高槻耕史を紹介されます。

高槻は家福の舞台に甚く感動した様子でした。

ある日、家福はロシアでの仕事のため、空港に向かいますが天候不良でフライトがキャンセルになり、自宅に戻ります。

そこで音の不倫現場に遭遇してしまいますが、彼は気付かれないように家を出てその後は何事も無かったように振る舞いました。

後日の朝、家福は音に「今晩帰ったら話せる?」と声をかけられますが、夜遅くに帰宅すると音が倒れており、彼女はくも膜下出血でそのまま帰らぬ人となっていました。

家福は舞台「ワーニャ叔父さん」でワーニャを演じていましたが、その不幸な役柄を演じることに耐え切れず降板してしまいます。

ドライブ・マイ・カーのあらすじ|女性ドライバー・みさきとの出会い

二年後、家福は国際演劇祭に参加するため広島に車で向かいますが、滞在中は自身で運転が出来ない規定があり、専用の女性ドライバー・みさきが毎日の送り迎えをすることになりました。不愛想な印象のみさきでしたが運転は確かなもので家福も認めざるを得ない技術でした。

自身が演出する舞台「ワーニャ叔父さん」の配役を発表し、その顔ぶれの中には高槻の名前もあり、高槻は家福が演じることが出来なかったワーニャを演じることになりました。高槻とは稽古の後、バーに行き、音の話題で盛り上がりました。

毎日のように稽古が続く中、ある日の車内ではみさきが母の仕事を送るため中学生から運転していたことや実家が土砂災害に遭い、母を助けることが出来ず亡くしてしまった後悔が語られました。

家福とみさきには、大切な人を失ったしまった過去がお互いにあったのです。

ドライブ・マイ・カーのあらすじ|亡き妻への複雑な思い

後日の朝、共演女優を助手席に乗せた高槻が自動車事故を起こし、遅れて稽古場の演技に来ますが二人の演技は最悪の出来でした。

自信を無くしている高槻は、家福に演技についての悩みを吐露します。

そんな高槻に対して、家福は妻・音についての話をします。

音のことを深く愛していた家福は、音は複数の男と関係を持っていることを知りつつも音を失うことが怖くて確認することが出来なかったことや愛し合っていたはずなのに、なぜ不倫をしていたのか音の心が分からないと打ち明けます。

おそらく音と関係を持っていたであろう高槻は相手の心を見たいと望むなら、自分の心を見つめるしかないと涙ながらに訴えました。

帰りの車内で、みさきはいつものように運転をしながら高槻の言葉に嘘は無かったと家福に伝えました。

以上、「ドライブ・マイ・カー」のあらすじでした。

果たして、家福とみさきは、大切な人を失った悲しい過去を受けいれることが出来るのでしょうか?

続きを知りたい方は実際に映画を観てみることをオススメします。

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つまらないとの感想評価もある『ドライブ・マイ・カー』についてみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)をチェック

以下、映画「ドライブマイカー」の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|観る人の心に優しく寄り添う静かな名作

翌日の高槻の稽古での演技は素晴らしいものでしたが、バーでしつこく写真を撮影してきた男を殴り殺した疑いで高槻は逮捕されてしまいます。

舞台を続けるかどうか二日間の猶予を貰った家福は、みさきと共に彼女の故郷である北海道に車で向かい、みさきの家があった場所を訪れます。

そこで大切な人を救うことが出来なかった後悔をお互いが打ち明け、支え合うように抱きしめ合います。広島に帰った後、舞台「ワーニャ叔父さん」は高槻の代役を家福がワーニャを演じることになり、客席から拍手喝采の大成功を納めました。

それから時が過ぎ、ラストシーンでみさきは日本から離れた韓国にいて家福の愛車である赤いSAABを運転しています。

みさきの表情は以前には無かった明るさに満ちていて、映画は終わります。

管理人

映画「ドライブマイカー」は、お互いに大切な人を失った過去を持つ家福とみさきという男女を中心に描いた作品です。

広島県で撮影された瀬戸内の美しい風景と無駄のない劇中の音楽と共に、作品は淡々と進んでいきますが、各シーンが登場人物たちの心情を繊細に表現しています。

特に印象的なシーンは、高槻に音への思いを家福がぶつけた後の車内で普段は車内での喫煙を禁じている家福が自らルールを破ってサンルーフを開けて、みさきと二人でタバコを吸うシーンです。

妻との大事な思い出がある大切な車内でみさきの喫煙を許したのは、心からみさきのことを信頼していることを暗示させます。

光が点滅する高速道路で、サンリーフから二人の手が伸びて、タバコの火が静かに燃える美しいシーンは間違いなくこの映画のハイライトと言えます。

管理人

そして、本作で重要なテーマになってくるのは「過去を受け入れること」です。

家福は長年連れ添った愛する妻を病魔から助ける事が出来なかった過去を受け入れることが出来ず、ずっと後悔しています。

そんな家福は、同じように大切な母を災害から救うことが出来なかった過去を持つみさきという理解者を見つけた家福は、自分の境遇とあまりにも類似していて演じることが出来なくなっていた役・ワーニャを見事に演じ切ったことによってようやく過去を受け入れることが出来ました。

そんな彼に寄り添うような濱口良介監督の落ち着いた映像は我々観る人の心にも優しく響いていきます

先の見えない不安を抱え、心に傷を負っている人々にぜひ観て頂きたい映画です。

管理人

『ドライブ・マイ・カー』の皆んなの口コミ評判レビュー

映画『ドライブ・マイ・カー』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「3時間に及ぶ上映時間も淡々と語られていくわけではなく、序盤終盤と大きな出来事もあり単調とはならず、時間を感じさせなかった」「ストーリの全体の流れや展開も次に何が起こるのかを都度、連想してしまうような見入ってしまう内容」「岡田将生の車の中の長回しのシーンは凄いと思った」「見た人の感性によって評価がかなり変わりそうな映画」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★☆星4

運転席でハンドルを握るのは年若い女性の渡利みさき、中年男性の家福悠介は後部座席。

これまでの日本映画で定着しつつあった男女の立ち位置を、大胆に逆転させた構図が新鮮でした。

家福役の西島秀俊の虚ろな眼差しが忘れがたく、緑内障を患っているだけでなく亡き妻が残した秘密から目を逸らし続けていることが伝わってきます。

飛びっきりクールなヒロイン・みさきを演じている三浦透子が、帽子を目深に被ったままタバコを吸うシーンも格好いいです。

「山賀の家に忍び込む女子高校生」や「前世はヤツメウナギ」などの挿話が、目的地までの寄り道のように挿入されているのも魅力的。

一方では具体的な映像もなくいきなり言葉だけが飛び出してくるために、村上春樹作品の愛読者でないとピンッとこないのではないでしょうか。

30代男性

★★★★★星5

何よりも素晴らしいのは、沈黙に品があること

愛する妻の不倫を知ってしまった時の主人公の沈黙、舞台稽古での沈黙、乗車している時の沈黙など、出演者の沈黙に品があり見ていて心が洗われました。

シーンの全てが文学的でアカデミック。ベットシーンですらタメ息が出るほど美しかったです。

特に妻役の霧島れいかの演技が濡れ場であってもエロさを全く感じさせず、ヨーロッパの絵画を見ているようです。

セリフ自体は多くないのに深く感銘する作品に仕上がっているのは、村上春樹の上質な原作に加えて濱口竜介監督の引き出しの多さとそのクオリティの高さによるものなのでしょうか。

原作の三作も読んだのですが、どうやったらあのように三作を繋げられるのか、そのアイデアはどこから来たのか想像ができません。近年まれに見る豊潤な映画です。

上映時間は3時間程と長いのですが、お勧めの映画です。心のデトクックス効果抜群です。

50代女性

★★★★☆星4

まるで小説をそのままスクリーンで読んでいるかのような作品で、3時間という上映時間もあっという間に感じられる程引き込まれました。

全体を通して特に大きな波は無いものの、とても繊細に描かれた各シーンがまるで自分も毎度車の後部座席に乗っているかのように感じられます。

俳優陣の演技力も素晴らしく、特に後半にある岡田将生さんの長台詞の場面は圧巻で頭から離れません。

そしてラストに疑問を抱く人が多いのも頷ける終わり方ですが、これぞ邦画の醍醐味ともいえるような視聴者側に捉え方を託すラストが個人的にはとても好きです。

ただ物語自体が難解ではあると思うので、もしこれから観ようと思っている方がいたら小説を先に読んで事前情報を入れてから見た方がより楽しめるのかなと思いました。

20代女性

★★★★★星5

原作の小説は読んでいませんが、村上春樹らしいミステリアスで不思議なストーリーでした。

海辺のカフカや、ノルウェイの森など、小説も読んだし映画も見ましたが独特の世界観を持ったストーリー展開で、読んでいる人、見ている人を取り込むようなストーリー展開にハラハラドキドキさせられるのが村上春樹流だと思います。

ドライブ・マイ・カーも次はどうなってしまうんだろうと、ドキドキさせられるような展開でとても面白かったです。人間の内面をよく描写しているなと思いました。

映像化でそれができているので、西島秀俊さんをはじめ俳優さんの演技力も凄いと思いました。

映像をみた後ですが、ラストシーンの終わり方も気になり小説も読んでみたいなと、とても興味を持つような作品でした。

40代男性

★★★★☆星4

映画ですが、本を読み終わった気持ちになる不思議な体験でした。

緻密に計算し尽くされた1シーン毎が大変素晴らしいので、どこがすごいかを言語化するのは難しいが、大傑作です。

劇中劇の俳優の素性を演じる点が、どれだけ役に入り込むことなんだろうと感心しました。

また、「本当に他人を理解したいのなら、自分自身を真っ直ぐ深く見つめることが必要なのでは。」といった趣旨の岡田将生さんのセリフが、人として大事な事であり、リアリティのある言葉で、胸に突き刺さりました。

また、車内の過ごし方に共感しました。車というのは、外から見えるけど、乗っている方はプライベートな空間と思っているため、乗車してる人のみの個室空間であり、様々な活用が現実でも出来るなとイメージが膨らみました。

この映画を観ることで、身の回りにある本当に目を向けられる人もいるのだろうかとも思いましたし、また歳を重ねてから観たいとも思う作品でした。

40代男性

★★★★☆星4

村上春樹さん原作の短編集を元にした映画なのですが、すごく村上春樹さんの空気を感じることができて素晴らしかったです。

主演に西島秀俊さん、他にも韓国の俳優さんが多数出演されているので非常に楽しめる映画です。三浦透子さんや岡田将生さんも脇役として出ているので興味をそそります。

最愛の妻を失った哀愁を西島さんがとてもうまく表現してくれていたので感情移入が容易くできました。

自分は車が大好きなので、この映画に出てくる古めかしい車も見どころの一つですかね。

車中のシーンが結構あるので、そこでの会話劇だったり雰囲気なんかを楽しんでほしいです。

スタッフたちが村上さんの原作をとても大切に扱っていることがわかるので、原作を読んだことがある人でも絶対に満足できる作品になっていると思います。

30代男性

★★★★☆星4

三時間があまり長く感じないほどの(もっと長くても良いと思う程)濃密かつユーモラスかつ危険でハッピーな映画体験。

主演の西島秀俊の、弱い自分を守るために何重にもバリアーを張り巡らさざるを得なかった男役がドハマり過ぎな程で、世界の映画賞で主演賞を受賞するのも納得の演技。

三浦透子が演じる、彼の運転手役の渡利みさきのキャラクター造形が面白く、ジム・ジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』や漫画の『頭文字D』を彷彿とさせる設定が意表をついてきて、シリアスな本作のストーリーラインに異世界からインパクトを与えています。

台本を延々と読まさせる苦行のようなシーンが印象的ですが、実は濱口監督が実際に映画製作過程でも同様の事をしているそうで、セルフパロディでもあるという、ある意味「風通しの良い」作品でもあります。

40代男性

★★★★☆星4

村上春樹色の強い作品となってます。風景やドライブシーンがかなり綺麗に作り込まれ、どこか懐かしさを感じる様な感じで、映画賞を狙った映像になってます。

内容自体も面白く、他人との向き合い方や罪の意識を考えながら見ることが出来て、その考えさせる時間も含めて3時間の大作になったのではないでしょうか?

作品の本筋と劇中のセリフが、上手くリンクしていてメッセージ性がかなり強く感じました

また、そのセリフ回しや長い時間が淡々と過ぎて行く事で、後半には会話への臨場感を感じてしまうなど没入感が良い感じでした。脚本も素晴らしいけどこの2人の演技も素晴らしいホントに役者は凄いと思います。

ビートルズのDrive my carをイメージしてたけど、映画音楽のない映画だからか、小説を読んでいたような観了感でした。

40代女性

*映画「ドライブ・マイ・カー」のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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