『ジェミニマン』の若いウィルスミスは誰？吹き替えひどいとの声についても解説！
2019年10月25日、日本公開の映画『ジェミニマン』。
ウィル・スミスが主演を務めたSFアクション映画です。
監督は『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』などで知られるアン・リー。
引退した凄腕のスナイパーが、若き自分自身、つまり自分のクローンと対峙するという内容となっています。
大きな話題を呼んだのは、若き日のウィル・スミスをフルCGで完全に再現したこと。
さらに、120fps・4K・3Dという新しい上映フォーマットにも挑戦し、映像表現の限界を押し広げた意欲作でもあります。
- 若いウィルスミス役は誰？
- ひどいと言われる理由のは吹き替えのせい？
- 『ジェミニマン』のあらすじ
- 『ジェミニマン』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
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若いウィルスミス役は誰？
数多くのハリウッド大作を成功させた人気俳優のウィル・スミス主演による映画『ジェミニマン』。
アメリカ国防局の凄腕スナイパーである主人公のヘンリーと、ヘンリーから作り出された若きクローンであるジュニアとの戦いを描いた作品となっています。
このクローンを演じたウィル・スミス瓜二つの俳優は一体誰だったのでしょうか？
管理人
フルCGによる映像
結論から言うと、ヘンリーのクローンであるジュニアを演じたのは、ウィル・スミス自身になっています。
よくあるウィル・スミスに特殊メイクを施して演じたわけではなく、実は2019年に公開された『ライオンキング』のリメイク版と同じ方法です。
フルCGによって、若きクローンを作り出しています。
モーションキャプチャーによってウィル・スミスの演技を捉えて、自然な映像を作り出していますが、若い日の自分を今の自分が演じるということで演技が上手にならないようにの調整が難しかったとウィル・スミスはインタビューによって語っています。
管理人
若いウィルの表情はどうやって作られた？
フルCGで再現された若き日のウィル・スミス＝ジュニアの表情は、ウィル・スミス本人の細かな表情筋の動きや、まばたき・微笑み・怒りといった感情表現をリアルタイムでキャプチャして生成されています。
この技術には「パフォーマンスキャプチャ」と呼ばれる高度な映像手法が使われており、単に顔をCGで描き起こすのではなく、実際の演技をベースにしたCG合成である点が映画『ジェミニマン』の大きなポイントです。
さらに、視線のブレや肌の質感といった生っぽさを再現するため、1フレームずつ丁寧に作り込まれた映像が採用されており、視覚的な違和感の少なさも高く評価されました。
若き日のウィル・スミスが完全再現された映像は公開当時大変な話題を呼びました。
興行的には失敗に終わってしまったものの、映像革命を起こした映画『ジェミニマン』の試みは後の映画の歴史に残る有意義な試みであったと感じます。
管理人
ひどいと言われる理由のは吹き替えのせい？
フルCGによって、若き日のウィル・スミスを作り上げた衝撃の映像が話題を呼んだ映画『ジェミニマン』。
一部には「ひどい」という感想を持つ方もいます。
なぜ、そういった「ひどい」などの否定的な意見が上がってしまうのか？その理由について考察します。
管理人
ひどい理由①吹き替えがひどい
映画『ジェミニマン』が「ひどい」と言われる理由は、日本語吹き替え版に原因があると考えられます。
ウィル・スミス演じる主人公のヘンリーを江原正士さん、敵となるクローンのジュニアを山寺宏一さんなどその演技力に定評のあるプロの声優さんたちが演じており、全く問題はないのですが、唯一問題があるのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じるヒロインのダニーの吹き替えを担当した女優の菅野美穂さんの演技です。
菅野美穂さんは、映画『ジェミニマン』がハリウッド映画の吹き替え初挑戦ということでしたが、その演技に対する評価は散々なもので「江原さんと山寺さんの演技が素晴らしいだけにより菅野さんの演技が下手くそに感じたと」いった意見や「棒読みすぎて違和感があり、作品に集中できなかった」といったといった厳しい声が集中する結果となってしまいました。
そのため、「ひどい」という感想に繋がってしまったと考察できます。
話題性のために、人気女優を起用することになったのかもしれません。
しかし、作品のファンや菅野美穂さんのファンなどお互いのファンにとっても、良い結果には繋がらないと思うので、出来れば、吹き替えはプロの声優さんに担当してもらいたいものです。
管理人
ひどい理由②興行的な失敗
映画『ジェミニマン』がひどいと言われる理由には、その興行的な失敗も要因にあると考えられます。
ウィル・スミスが一人二役を演じることでも話題を呼んだ映画『ジェミニマン』は、大きな興行的な成功が期待されていましたが、公開初週の全米での興行収入ランキングは3位に終わり、国内での興行収入は4,800万ドルという結果に終わり、全世界での興行収入についても1億7千万ドルという結果となってしまいました。
製作費が1億4,000万ドル、広告費に関しても1億ドルが掛けられていることから、結果的に1億ドル以上の赤字が計上されてしまった失敗作となってしまいました。
このような記録的な興行的失敗が「ひどい」という感想に繋がったと考察できます。
日本でも興行収入5憶5,500万円という散々な結果に終わり、公開していることすら知らなかったという方も多くいる状況となってしまいました。
管理人
『ジェミニマン』のあらすじ
（以下、映画『ジェミニマン』のあらすじです。）
『ジェミニマン』のあらすじ｜引退後の生活を楽しむ凄腕スナイパーに訪れる危機
これまで72人ものターゲットを確実に仕留めてきたアメリカ国防情報局（DIA）の凄腕スナイパーであるヘンリーは、高速列車に乗車中のターゲットを狙う際に少女がターゲットに近付いたことにより、あと一歩で失敗という状況になってしまったことから自身の衰えを感じ、引退することを決意します。
レンタルボートを借りるなどして引退後の生活を楽しんでいたヘンリーのもとへかつての同僚であるジャックから連絡があり、テロリストと聞かされていた前回のターゲットが生物学者であるという情報を聞かされ、警戒を促されます。
程なくしてジャックはDIAの特殊部隊ジェミニの指揮官であるヴェリスの暗殺チームによって、殺害されてしまい、引退後のヘンリーの生活を監視する任務に就いていたDIA職員のダニーも仲間だと見なされ、ヘンリーとともに暗殺チームから逃げることとなります。
『ジェミニマン』のあらすじ｜送り込まれたのは、まさかのクローン兵士
暗殺チームが倒されてしまったことを知ったヴェリスはヘンリーの元へジェミニの最強兵士を送り込むこととなります。
旧友であるパイロットのバロンの家に匿われていたヘンリーとダニーでしたが、若き日のヘンリーと瓜二つの兵士に襲われてしまいます。
なんとか生還したヘンリーは、ブダペストにいる情報屋のユーリのもとを訪れ、ヘンリーが殺害した生物学者によってヘンリーのクローンが開発されており、ヴェリスがクローン兵士を大量生産するクローン計画を企んでいることを知ります。
ヘンリーは、DIAを通じてクローン兵士ジュニアを呼び出し、自分のクローンであることや義父にあたるヴェリスはジュニアを単なる兵力としか思っていないため、関係を断ち切るべきだと説得しますが、状況を受け入れることが出来ないジュニアは涙を流しながらヘンリーと格闘した末にその場を後にします。
『ジェミニマン』のあらすじ｜葛藤の末にヘンリーに協力することを決めるジュニア
これまでの嘘についてヴェリスを追求するジュニアでしたが、こうするしかなかったと情に訴えかけ、ジュニアの心はますます混乱していきます。
ヴェリスがいるジョージア州を訪れたヘンリー、ダニー、バロンでしたが、彼らの目の前に再びジュニアが現れ、ヘンリーが自分と同じ蜂エネルギーであることを確かめたジュニアは彼のクローンであることを確信し、葛藤の末にヴェリスとの関係を断ち切ってヘンリーたちに協力することを決めます。
ヴェリスの元へと向かう一行でしたが、ジェミニの兵士たちからの凄まじい攻撃に遭い、バロンが命を落としてしまうのでした。
果たして、ヘンリーたちはヴェリスのクローン計画を中止させることが出来るのか？
結末が気になる方は実際に映画を観ることをオススメします。
以上、映画『ジェミニマン』のあらすじでした。
『ジェミニマン』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)
（以下、映画『ジェミニマン』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。）
感想評価(※ネタバレ有)｜ウィル・スミスの一人二役が話題を呼んだSFアクション大作
映画『ジェミニマン』は、能力の限界を感じ、引退した凄腕のスナイパーである主人公の前に自分と瓜二つのクローン兵士が現れ、命を狙われていく姿を描いたSFアクション大作となっています。
『ブロークバック・マウンテン』で知られる巨匠アン・リー監督と、ハリウッドを代表する映画プロデューサー ジェリー・ブラッカイマ―が強力なタッグを組んだ映画『ジェミニマン』で主演を務めたのは、『メン・イン・ブラック』や『アイ,ロボット』、『アイ・アム・レジェンド』など数多くのヒット作で知られるウィル・スミス。
主人公ヘンリーと最新のSF映像を駆使して作り出されたクローン・ジュニアの一人二役を演じたことでも大変な話題を呼びました。
平和な引退生活を過ごしていた主人公ヘンリーが極秘特殊部隊ジェミニを率いる映画『ジェミニマン』のヴィラン・ヴェリスのクローン兵士計画に翻弄されていく姿が描かれますが、なんといっても映画『ジェミニマン』の魅力は前述したSF映像を駆使したクローン・ジュニアの映像にあると思います。
管理人
非常に違和感のないCG映像で再現されたウィル・スミス演じるヘンリーのクローン・ジュニアはまるで実在しているかのようにリアルで、CGであることが信じられないという方も多かったと思います。
そんな自身のクローンとの激しいアクションシーンも迫力満載で、バイクチェイスやカーチェイス、激しい格闘シーンも見応えたっぷりで息をするのも忘れてしまうほどです。
映画『ジェミニマン』での撮影は、『SAYURI』でアカデミー撮影賞を受賞し、『コラテラル』や『マイアミ・バイス』などのサスペンスアクションにおける迫力あるカメラワークに定評のあるディオン・ビーブが担当しており、これぞアクション映画と言うべき、臨場感ある映像を楽しむことが出来ます。
ストーリーの中盤では、戦争のために作り出されたクローン・ジュニアがヘンリーの説得によって、生きる目的について葛藤する姿も描かれていき、最終的には生みの親であるヴェリスと袂を分かち、クローン計画を止めるためにヘンリーたちと協力してヴェリスに立ち向かっていく姿が描かれ、迫りくる兵士たちとの手に汗握るバトルに最後まで目が離せません。
映画のラストでは、ヘンリーの援助のもとで普通の青年としてキャンパスライフを楽しむジュニアの姿が描かれ、心温まるハッピーエンドで締めくくられるまとまりの良い作品となっています。
肩の力を抜いて、とにかく激しいアクション映画が観たいという方にオススメの作品となっています。
『ジェミニマン』のみんなの口コミ評判レビュー
★★☆☆☆星2
引退した伝説のスナイパーの目の前に謎の刺客が現われるというアクションスリラー映画です。
最後までハラハラドキドキの展開で作品にくぎ付けでした。
カーチェイスなど、アクションシーンも見ごたえがあり、映像としても楽しめました。
ただ、刺客の正体に少しがっかり…ちょっと無理のある設定かなと思いました。
中盤までの流れが面白かったからこそ、刺客の正体に期待しすぎたかなと言った感じです。
ただ主演はウィル・スミスさんなので演技もアクションも見ごたえがあり楽しめました。
最後のオチは微妙でしたが、見る人によっては最後まで楽しめる作品だと思います。
トラウマと向き合い父親からの呪縛から逃れることにより、後味はまあいいエンディングかなと思いました。
30代女性
★★★★☆星4
自分の命を狙ってくるのは、クローンの若い頃の自分という設定が面白いと思いました。
そして、もっと面白くてすごいと思ったのは、主人公の現在のヘンリーも、クローンのジュニアも、CGを使って、ウィル・スミスが演じていることです。
本編では分かりませんが、アン・リー監督が、ジュニアを演じる時のウィル・スミスに、「当時のように下手に演じて」と演技指導したというエピソードがほほえましかったです。
ジュニアを育成した悪役のヴァリスは、人類救済のためにではなく、戦場で活躍するクローンの育成を試みていて、ザ・悪役という感じでしたが、主人公のヘンリーがとどめを刺し、ジュニアは大学生になって本当の自分の人生を歩み始めるラストが、救いがあって清々しかったです。
50代女性
★★☆☆☆星2
ウィル・スミス主演作品ということでとても期待して映画を見たのですが、内容は思っていたものと違っていた部分があり、少し期待はずれだったという印象です。
ベテラン暗殺者ヘンリーであるウィル・スミスが自身の若い頃のクローンと対峙するSFアクション映画ですが、アクションシーンに関してはさすがの迫力で大満足でした。
自分の若い頃と対峙してどちらかが命を失い感動的に終わる、もしくは賛否両論のある終わり方をして欲しかったなと思います。
映像技術に関してはお金がかかってそうな印象を受けました。
ですのでストーリーに関してはやや単調で終盤に進んでいく過程で驚きの展開がないことに関して残念だなと感じました。
20代女性
★★★☆☆星3
まず序盤に感じたのは、斬新さ。
ウィルススミスが演じるスナイパーが自分と同じDNAで作られたクローンに狙われる設定。
バイクに乗っているアクションシーンや格闘シーンなど演出も見ごたえがありました。
敵役の若い時のウィルスミスを最新技術によって映像化できており、それが全く違和感がないのも映像技術の進化を感じます。
ただ、物語自体は結構シンプルだなとおもったのが印象。
アクションは凄くてそれは面白いのだけど、肝心のクローンの苦悩や葛藤などが深く描かれておらず、もっと人間味を感じられる作品や伏線回収があるものが好きなので、正直定番の物語だなという感想でした。
ただし、アクション映画としての完成度は高いので、アクション好きにはオススメの作品です。
30代女性
★★★☆☆星3
クローンというものをどういう風に利用していくかという大きなテーマにもつながる作品です。
そういうとものすごく重いテーマの作品かなと思いますがアクションに傾倒した部分が多いので、アクション好きには楽しめます。
若い頃のクローン役はCGでつくられたのですが、かなり精巧で全く違和感がない点はすごいです。
CGの進化で映画化が難しい脚本も実現できるようになったおかげと言えるほどの映像は本当に素晴らしかったです。
年老いた主人公と若い頃の主人公のバトル場面は見応えがあり、バイクアクションも格好良かったです。
優秀なDNAを持ったクローンで溢れかえる軍隊というものがどういうものか、実際に見せてくれるとすごいなと思ったかもしれません。
40代男性
＊映画『ジェミニマン』のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
