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映画『月』のモデルとなった実際の事件を解説!原作や実話との違いについても【あらすじネタバレ感想評価】

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2023年10月13日公開の映画『』。

辺見庸の同名小説を『舟を編む』でアカデミー賞を受賞した石井裕也が監督を務めました。

日本アカデミー賞の前哨戦とも言われる報知賞では作品賞を受賞し、注目も浴びました。

映画『月』の口コミ評判レビューには、

  • ズーンと思っ苦しい雰囲気になる映画
  • 凄い深いテーマの作品
  • 色んなことを考えさせられずにはいられなかった
  • 鑑賞後、しばらくは閉口するほかない映画
  • メッセージ性の強い作品
  • 嫌な気持ちさせられるが考えさせられる映画
  • 胸が張り裂けそうな感じになった
  • 人の汚い部分をこれでもかと見せつけられた

という声が多数集まっています。

この順番でチェック
  • 映画『月』のモデルとなった実際の事件を実話解説
  • 映画『月』と原作との違いについて解説
  • 映画『月』のあらすじ
  • 映画『月』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

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映画『月』のモデルとなった実際の事件を実話解説

石井裕也監督作品の『月』について、実際に起こったある事件がモチーフになっています。

その事件とはどんな事件なのか、どこまで実話なのかといったことについて解説していきます。

管理人

まずは映画の概要です。

映画『月』は、主人公であり書けなくなってしまった元売れっ子小説家の堂島洋子の、新たに働き始めた重度障害者施設で出会った人々や家族との関わりを描いた物語です。

施設の劣悪な環境や障害者の立場の弱さや「人間とは何なのか?」という問いなどが題材として扱われています。

作品全体としては、あくまで「題材」としているだけであり、設定や登場人物は基本的に架空のものとなっています。

しかし、事件そのものにフォーカスすると共通点等も見えてきます

では、映画の中で起こった事件と実際に起こった事件の概要、そしてそれらの共通点や違い、の順に解説していきます。

映画『月』で起こった事件

まずは映画『月』で起こった事件について説明します。

映画『月』の中でクライマックスの大きな事件として出てくるのが、施設の入所者が多数殺傷されるというものです。

犯人は元職員の若い男性で、洋子や夫の昌平とも親交のあった「さとくん」です。

まずは犯行の動機についてです。

管理人

さとくんは障害を持った人々、中でも話せない、コミュニケーションが取れない者は「心がない」とし、人ではなく「無駄なもの」と考えていました。

そして「無駄なものを排除して社会をより良くする」ために犯行に及んだのです。

次に、さとくんが犯行に至るまでの経緯と犯行の状況についてです。

管理人

さとくんの持っている思想は、国会議員宛に送った手紙で明らかになります。

さとくんは精神病院に入院するも出てきた後に犯行に及んでいて、髪を金髪に染めたさとくんは、リュックに複数の凶器を入れ、深夜に元勤務先である重度障碍者施設に侵入します。

「障害を持つ人々という無駄なものを排除する」ということが動機のため、職員に危害を加えたくはないと考えており、職員は手首を縛り付けて拘束しました。

そして、入所者については一人ひとり話ができるかということを確認していきながら、話のできない入所者については刃物で何度も切りつけたりして殺傷し、最終的には警察に確保されました。

実際に起こった事件を解説

次に実際に起こった事件である「相模原障害者施設殺傷事件」について説明します。

2016年に神奈川県相模原市にある知的障害者施設、「津久井やまゆり園」で起きた事件です。

死者19名、負傷者26名の計45名と、戦後最大の死傷者を出した事件でもあります。

犯人はやまゆり園の元職員で事件当時26歳だった植松聖という男性です。

まずは犯行動機についてです。

管理人

植松聖は「意思の疎通を図ることができない重度障害者は人ではなく、周囲にも迷惑をかけ、社会の負担となっている障害者を殺害することは社会貢献になる」という考えをもち、犯行に及びました。

そういった危険な思想を持っているという様子はかねてからあったようです。

また、施設の在職時にも、入所者への暴行や暴言などの問題があり、度々指導されたこともあるようです。

次に植松聖が犯行に至るまでの経緯と犯行の状況についてです。

管理人

犯行に及んだ同年に衆議院議長宛の手紙を職員に手渡し、危険な思想を持っていることが判明。

衆議院事務局が警察に該当の手紙を提出し、その後やまゆり園に情報提供がされました。

そして、植松聖に対しては精神科への入院措置が取られますが、退院後ついに犯行が実行されました。

植松聖は深夜に施設に侵入し、職員らを拘束した上で、入所者の殺傷に及びます。

あくまで「意思の疎通を図ることができない重度障害者」を殺害することを目的としていたため、入所者に声をかけながら直接切りつけられたりする職員もいなかったようです。

最終的には職員が警察に通報し、植松聖は自首、逮捕に至ります。

作中の事件と実際の事件の共通点や違いを解説

最後に映画『月』の作中の事件と、実際に起こった「相模原障害者施設殺傷事件」の共通点や違いについて見ていきます。

前述で述べた映画内の事件と実際の事件で述べてきたことを比較すると、映画『月』においては実際に起こった「相模原障害者施設殺傷事件」を大いに参考にされていそうであることがわかります。

登場人物の描写や、物語全体のストーリーこそは実際とは異なるものの、事件そのものについては共通点が多いです。

例えば犯行の日付や犯人の容姿、犯行の手段などです。

管理人

名前も映画『月』の犯人は「さとくん」と、実際の事件の犯人からつけられたとも考えられます。

また、映画『月』の肝にもなる犯行に及んだ動機について大きくは作中と実際の事件とで共通しています。

ただし、事件の終息とその後については映画の中では描かれていないため、実際の事件との比較はできません。

「さとくん」が自首するといったことも作中ではありませんでした。

実話ベースで描かれた作品

映画『月』の中で描かれた「さとくん」による大量殺人事件は実際に障害者施設「やまゆり園」で起こった「相模原障害者施設殺傷事件」をベースとし、大いに参考にされていると思われます。

しかし、あくまで「ベースとしている」、「着想を得ている」というものであり、事件の終息の仕方など実際の事件とは異なる部分もありました

作品全体を見ても、主人公も堂島洋子という架空の人物を置いて描くなど、実話をそのまま描いたものではないということは明らかです。

ただし、あまりにも残酷で衝撃的な犯行動機や犯行の内容が近しい部分が多く、それにより改めて観る人に「人とは何か」ということや障害者福祉の問題をはじめとした現実を突きつけるといったテーマ、メッセージに深みを与えられたことは確かでしょう。

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映画『月』と原作との違いについて解説

ある重度障害者施設で起こった大量殺傷事件を扱い、その施設に関わる人々の葛藤や「生きるとは何か」、「人とは何か」といったことを描いた、石井裕也監督作品の『月』の原作は辺見庸の同名小説です。

その原作小説がどのような内容であるのかということを、映画との相違点を中心に解説します。

管理人

結論としては、映画『月』は原作をリスペクトしながらもかなり大きな違いがあり、オリジナルに近いと言えます。

石井裕也監督作| 映画『月』の概要

まずは石井裕也監督作 映画『月』の概要を説明します。

映画『月』は書けなくなった元小説家の堂島洋子がとある重度障害者施設で働き始め、そこで目の当たりにした悲惨な現実や自身の置かれた状況に対して葛藤する物語です。

洋子と夫の昌平や職員の陽子やさとくん、入所者で生年月日の同じきーちゃんといった様々な人との関わりも描かれています。

主人公の洋子は過去に重度の障害を持って生まれた我が子を幼くしてなくすという経験をしており、再び妊娠をした際に生まれてくる我が子が障害を抱えることになるリスクを鑑みて生むべきかどうかを悩みます。

また、物語のクライマックスとして、施設で元職員のさとくんが起こした大量殺傷事件が描かれています。

さとくんは「意思疎通をはかることができない者は人ではない」、「人ではない者は社会に不要である」といった考えをもとに犯行に及びました。

洋子の葛藤やさとくんの思想等を通じて「生きるとは何か」、「人とは何か」といった疑問が観る人にも投げかけられるような、深いテーマ性のある作品となっています。

管理人

原作小説『月』の概要

次に、辺見庸作 小説『月』の概要を説明します。

こちらの原作小説は、神奈川県相模原市の「津久井やまゆり園」という障害者施設で実際に起こった大量殺傷事件から着想を得た作品で、とある重度障害者施設の入所者である重度障害者のきーちゃんの視点で描かれています。

きーちゃんは施設のベッドに寝たきりになっており、目も見えず、耳も聞こえていないと言われています。

そんなきーちゃんの内面を文字を使って表現されています。

管理人

また、施設の職員である、さとくんも登場します。

さとくんは職場の同僚とはあまりうまく関わることができていませんが、一生懸命仕事をしており、読み聞かせや排泄物の処理が得意です。

きーちゃんはそんなさとくんに好感を抱いていました。

しかし、さとくんは施設の職員を辞め、偏った思想を抱くようになります。

意思疎通のできない施設の入所者たちを不要なものと考え、排除するために凶悪な犯行に及びます。

語り手であるきーちゃんも、さとくんが起こした凶悪な事件によって命を落としたのです。

本書は「人とは何か」ということを読者に問いかけるような作品になっています。

映画と原作小説との違い

最後に、石井裕也監督作 映画『月』と、辺見庸作 小説『月』の違いについて説明します。

相違点は大きく「語り手」「扱われる問題」「さとくんの設定」です。

管理人

違い①語り手

まず語り手については先述の通り、映画版は堂島洋子、小説版はきーちゃんです。

原作は小説であるためきーちゃんという、言葉を発することが出来ない人物の内面等を文字で表現することが可能でした。

しかし、映画化をするとなるとそれはやや困難であるためか、主人公として洋子という人物が新たに設定されています。

それにより、施設の現状や事件についての客観性が向上しているようにも感じられました。

その分映画としては見やすくなっているのではないかと思います。

管理人

反対に、きーちゃんが語り手となっている小説の方がより「重度障害者にも心があり、きっと何かを思っている」ということが感じられるようにも思います。

それぞれの良さがあると言えるでしょう。

違い②扱われる問題

次に扱われる問題についてですが、主人公として堂島洋子が設定されたことにより、洋子自身の問題も大きく扱われていました。

洋子自身の子供やその子供に対する考えなどです。

ボリュームとしては、さとくんやさとくんが起こす事件よりもあったのではないかと思われます。

洋子の問題が取り上げられることで、映画版ではより多くの人が身近なテーマとして捉えることにもつながったのではないでしょうか。

管理人

違い③さとくんの設定

最後にさとくんの設定についてです。

映画版のさとくんのキャラクターで設定の中で特に印象的であったのは「聴覚障害者の恋人がいる」という設定です。

恋人は聴覚障害者でありますが、2人は手話などで意思疎通をはかることができます。

恋人との関わりや、序盤の良い働きっぷりからも、障害を持った人々をずっと憎んでいたというわけでも、全員不要と考えているわけでもないということがハッキリ見えます。

また、むやみやたらに特殊性を際立たせるようなキャラクター描写ではなく、さとくんの人間らしい部分も感じられ、より観る人に深く考えさせることにもつながっているのではないかと思います。

管理人

石井裕也監督作の映画『月』の原作小説である辺見庸作の小説『月』は、映画版と語り手や描かれる登場人物のエピソード、犯人の設定など様々な点で違いがあります。

そういった点からも映画『月』は原作をリスペクトしながらもかなり大きな違いがあり、オリジナルに近いと思います。

しかし、いずれも「人とは何か」といったことを観る人・読む人に深く考えさせるような作品となっています。

現代社会に大きな問題提起をしているという点は一貫していると言えるでしょう。

映画『月』のあらすじ

以下、映画『月』のあらすじです。

『月』のあらすじ|洋子の新たな暮らし

被災地歩く小説家の堂島洋子は夫の昌平と2人暮らしで、昌平は無職で自室で映画を作っています。

洋子は重度障害者施設で働き始め、そこで数々の衝撃の光景を目にします。

また、職場で小説家志望で洋子のファンだともいう若い女性の坪内陽子や、いつも明るい笑顔の若い男性のさとくんと出会い、親交を深めていきます。

陽子は複雑な家庭環境によるストレスを感じていました。

さとくんは手作りの紙芝居を入所者に行うなど懸命に仕事に取り組んでいました。

洋子は入所者のきーちゃんという、寝たきりで、目も見えず、耳も聞こえないと言われている女性とも出会います。

生年月日が同じということもあり、洋子にとって気になる存在となりました。

『月』のあらすじ|重度障害者施設の現実

洋子の働く施設は重度障害者施設ということもあり、入所者は大半が口をきくことができません。

彼らが声を上げられないことをいいことに職員による暴行などが横行しており、洋子が声を上げても流されてしまいます。

一方で、洋子やさとくんの本音や不穏な様子も見えてきます。

ある日、陽子は酔って洋子の小説の悪口を言ったり、さとくんは独特の感性や「死」に対しての考え等気に懸かる発言をしたりします。

そんな中、洋子は妊娠します。

実は過去に一度妊娠・出産したのですが、生まれた子供は障害があり、幼くして亡くなっていました。

高齢出産のためよりリスクがあるということもあり、洋子は出産すべきか悩みます。

また、実はきーちゃんは目も見えて、耳も聞こえているのではという思いも強めます。

きーちゃんの母とも知り合い、きーちゃんを人として扱ってくれることに感謝されます。

『月』のあらすじ|さとくんの告白

洋子が妊娠を打ち明けると昌平は大喜びしました。

一方で洋子はこれまでの言動が気にかかり、さとくんを問い詰めたところ、さとくんは「会話のできない障害者は心がなく、生きている必要はないため、皆殺しにする」という思想について語ります。

洋子は止めることができませんでした。

後日さとくんの思想は明るみに出て、身柄を拘束され、精神病院へ入れられます。

洋子は施設のことを書こうと久しぶりに小説に打ち込み始めます。

夫婦の今後についてはなかなか話し合えませんでした。

そんな中で精神病院から出てきたさとくんは昌平と会い、口論になります。

昌平はさとくんのことを危険だと洋子に忠告します。

以上、映画『月』のあらすじでした。

洋子たちや、さとくん、施設はどうなるのか?

結末を知りたい方は実際に映画を見てみることをおすすめします。

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映画『月』の感想評価とみんなの口コミ評判レビュー(※ネタバレ有)

以下、映画『月』の感想評価(ネタバレ・ラスト結末含む)と口コミ評判です。

感想評価(※ネタバレ有)|観るものに訴えかける社会派ドラマ

『月』はとある重度障害者施設を舞台とし、かつて脚光を浴びた小説家の堂島洋子と入所者や職員と関わる中で恐ろしい現実に直面する物語です。

洋子は施設の職員による入所者への虐待行為を目撃したり、親交を深めていた職員のさとくんの異常とも思われる思想に触れたりしていきます。

そんな中で洋子には妊娠したり、書けなくなっていた小説と再び向き合ったりという変化も訪れます。

管理人

そしてついに、さとくんは深夜の施設に侵入し、犯行を決行します。

入所者に「会話が出来るか、心があるのか」を確認しながら、次々と殺害していきました。

途中で通報され、さとくんは警察に捕まるも施設内は凄惨な現場となっていました。

きーちゃんの母など憤る入所者の家族もいました。

物語の最後、洋子と昌平は落ち着いて夫婦2人でごはんを食べていました。

昌平はフランスの小さな映画祭で賞を受賞し、洋子は出産も決意し、2人は前を向き始めます。

しかしそこで施設の惨劇のニュースが流れてきました。それを見た洋子が施設に向かうところで物語は終わります。

映画『月』は、実際にあった障害者施設での大量殺人事件をモチーフとした作品です。

管理人

小説家であり、新たに施設で働き始めた堂島洋子と施設の人々や家族との関わりや厳しい現実に直面する姿を描いた物語です。

映画『月』で特に魅力的だと感じた点「深いテーマ」、「監督の新境地」、「キャストの演技」です

まずは1点目の「深いテーマ」についてです。

管理人

上述の通り、映画『月』は実際にあった障害者施設での殺傷事件をモチーフとしています。

それぞれの障害者に対しての思想や、さらに大きく何が人を人たらしめるのかということ、また障害福祉の環境やそこにいる職員の葛藤などに触れられており、見る人々にも疑問を投げかけてくるような作りでした。

目を背けたくなるような現実や苦しいシーンも多くありました。

しかし、曖昧にしすぎず、綺麗事にもしすぎず、真っ向から描かれていたことで、観る人がそれぞれ深く考えることができるのだと思います。

次に2点目の「監督の新境地」についてです。

管理人

映画『月』の監督は『舟を編む』や『ぼくたちの家族』などでも知られる石井裕也監督です。

温かい人間ドラマを描いた作品も多く見られる石井監督。

ですが、映画『月』は非常にシリアスで重く、目を背けたくなる悲惨なシーンも多くあり、監督の新境地を垣間見たような気がします。

確かに近年特に社会的に立場の弱い人々にフォーカスした作品や「生きるとは」と葛藤する人々を描いた作品だったりも多く、映画『月』はそれをさらに掘り下げたようなものとも見えます。

そういった意味では石井監督が描きたいもの、観客に問いかけたいテーマなのでしょう。

ただ1点目でも述べたように、それを過度に綺麗事にするでもなく真っ向から描かれていたことにより非常に重く、心に深く刺さるような作品となっています。

これからもっと色々なタイプの石井監督作品を見たいと思わせてくれるような作品でした。

最後に3点目の「キャストの演技」についてです。

管理人

映画『月』では主人公の堂島洋子を宮沢りえ、堂島昌平をオダギリジョー、坪内陽子を二階堂ふみ、さとくんを磯村勇斗が演じました。

非常に実力派揃いで豪華なキャストであり、とても見応えがありました

特に印象的だったのはやはり、さとくんを演じた磯村勇斗です。

序盤のさとくんは人懐っこい笑顔で、懸命に仕事に取り組んでいる好青年にも見えました。

しかし、それも終わってみればどこか空虚な笑顔であったようにも見えてきます。

また、彼には聴覚障害者である彼女といる時の姿や偏った思想に傾いていく姿など様々な姿があり、それらを見事に演じきっており、彼にとっても新境地と言えるような役になったのではないでしょうか。

映画『月』は実在した障害者の大量殺傷事件をモチーフにしているということもあり、非常に重く辛い場面も多いですが、真っ向から描かれていることで観る者が深く考えさせられる、非常に意義深い作品でもあります。

さとくんが洋子に投げかけた疑問はそのまま観客にも投げかけられているよえでした。

そして、そういったことが実力派の監督やキャストによって、より見応えのあるものになっているとも言える作品でしょう。

映画『月』のみんなの口コミ評判レビュー

映画『月』の口コミ評判レビューには、このような評判が多い印象です。

「普通の社会派映画とはちょっと一線をなくした感じになっているところが良かった」「簡単には答えの出ない重いテーマの映画」「全体的には見て良かった、けどしんどいので2回目は見ることはない」「現代社会の抱える問題を自身に突き付けられた」

それでは、実際の口コミ評判レビューを詳しく見て行きましょう。

★★★★★星5

宮沢りえさんが好きな方には、是非とも見ていただきたい作品です。彼女らしさで溢れた映画となっていました。

実際にあった事件をもとに描かれており、人間の裏表。

黒い部分と白い部分がしっかりと描かれており、見ているこちらに色んな事を思わせる、考えさせられる作品でした。

障害者施設でのこういった問題というのは、本当に現代社会に溢れており、これからの日本の課題となっていくと思います。

自身がそれに近い仕事をしているので、つい力が入ってしまうこともありました。

同業者の方には、これからの仕事に活かせることもあると思うので、是非とも見ていただきたいです。

30代女性

★★★★☆星4

現実にあった事件を題材にしておりすごい深いテーマだと思いました。

制作者側としては人の汚い部分をこれでもかと見せつけて視聴者に問いたいと思うのですが、見せつけられて私は若干お腹いっぱいでした。

簡単には答えの出ない重いテーマなので終わった後しばらく消化するのに時間がかかるので元気な時に見た方がいいと思います。

日曜日には見ない方がいいと思います。

宮沢りえとオダギリジョーの夫婦が再生していく姿はその中で数少ないポジティブな要素であり癒されました。

磯村勇斗が最初は好青年だったはずが、段々と壊れて優生思想に侵されていく壊れてしまった犯人を好演しており、役者ってすごいんだなと小学生のような感情を抱いてしまいました。

30代男性

★★★★☆星4

とにかく色んなことを考えさせられずにはいられない映画でした。何をもって人間なのか、そうでないのか。

そしてその物差しで他人の命の有無を決めようとする。さとくんの考えは絶対に正しくはない。けどじゃあ何が正しいのか?

私自身(知的障害者のではないけど)施設に勤めた事があり、正直この人たちが生きてて今後社会に役立つのだろうかとか考えた事がないわけじゃない。

さとくんの考えにほんのわずかでも正当性を感じた自分が怖くなりました。

宮沢りえは言わずもがな、磯村勇斗はこんなに演技うまかったんだなと思いました。

あと高畑淳子の最後の泣きのシーンは、本当に苦しくなりました。

全体的には見て良かったけど、しんどいので2回目は見ることはないと思います。

30代女性

★★★☆☆星3

重度障害者施設で働く映画でしたが、重苦しく見ていると障害者たちの悲痛な叫びが聞こえてきそうな映画でした。

障がいは害じゃないというのが今の日本だと思っていましたが、裏では施設職員の横暴な対応に胸が苦しくなります。

ずっと考えながら見ていましたが、何だか本当にあった事件を思い出してしまいそうになるシビアなシーンも描かれており、見るのも辛くなりました。

しっかりと向き合う職員もいれば横暴な対応する職員もいるのがは事実と言ったような感じです。

実際に一緒に見た友人は重度となるともっと職員も辛くなる状況になってくるのかと重い言葉をかけてきました。

2人とも映画が間終わると、ズーンと思っ苦しい雰囲気になりました。

20代女性

★★☆☆☆星2

相模原事件をモチーフにした作品ということと、宮沢りえさんが主演いうことで、数年ぶりに映画を見に行きました。

宮沢りえさんは、『紙の月』などでも圧巻の演技を見せていたので、難しい役どころをどう演じ切るのかとても興味・関心をもっていました。

結果らかすると、どうも自分の期待が高すぎたのか、なんとなく消化不良の結果となってしまいました。

介護・福祉の現場で働いてたことがあることも、映画を素直に見ることができなかった要因かもしれません。

宮沢りえさん、磯村勇斗さん、二階堂ふみさん、そして映画に参加したすべての当事者の皆さんの演技というか心意気を伝わってきましたが、構成・脚本の内容に不満の残る展開だったと思います。

相模原事件をモチーフにしていることから、殺戮のシーンは避けて通れないとも思いますが、内容が薄いと感じてしまったために、殺戮のシーンだけが目立つ映画となっていると思います。

40代女性

★★★☆☆星3

作品を見た時に衝撃が止まりませんでした。

なかなか映画やドラマに取り扱いづらい重度障害者施設という事がテーマになり、その内容も複雑な展開がたくさんです。

まず、施設職員と利用者とのやりとりも映画の内容に取り入れられているため、観ているこちらもハラハラする内容もあります。

職員のあってはならない、暴力や冷淡な態度がいくつか出てきます。

それらを助長するまわりのみんなの暴言も取り扱われています。

それが正義で何も悪くない、悪いことをしていないという態度が劇中に出てきます。

それを見ていてモヤモヤというのがまず本音で、こちらも映画というのを忘れてしまいそうなぐらい感情移入してしまいました。

ぜひ、現場で働く施設職員の方に一度見て欲しい作品です。

30代女性

★★★☆☆星3

実際に起きた事件をもとにした映画なのは知っていました。

突然ながらかなり残虐な事件なので結構雰囲気は暗くなってしまうのは仕方ないのですが、いわゆる普通の社会派映画とはちょっと一線をなくした感じになっているところは良いと思いました。

幸せとは一体何なのか、社会から見たそれであるのか自分自身のそれであるのかと言ったようなことを考えさせられました。

答えなど出ないと言ったような感想を持ってしまいがちな映画かなとは思うのですが、それは社会が許容するべき理不尽や負担であるとは思うので、犯人に対する優生思想的なことというのに一切ぶれることなく共感できなかったところはむしろ良かった点なのではないかと思えるところでした。

30代男性

★★★★☆星4

今年は問題作というか鑑賞者に問いかけるメッセージ性の強い作品を多く鑑賞してきました。

その中でも映画『月』は、近年の事件を題材にしたことで自身の記憶を呼び起こし、恐怖や嫌悪を感じながら、ある意味緊張感のなかで映像を見続けた思いがありました。

宮沢りえさんが主演という評判が鑑賞のきっかけになったのはややミーハー的でしたが、容疑者が主役でないというのは事実から距離を置くのにちょうどよい設定だったかもしれないと思いました。

犯人に寄り添えない部分が少なくない代わり、客観的に冷静に鑑賞できるとも感じました。

眼をふさぎたくなるシーンはうまく映像化を外し残酷なはずの場面がかわされつつも、施設運営の難しさ、被害者だけでなく従業員たちの現実、弱さなど切々と訴えてきて、現代社会の抱える問題を自身に突き付けられて鑑賞を終えました

磯村優斗さんは鬼気迫る感情はなくむしろ空虚で怪演な印象で、現実の犯人像は想像できないけれど、これはこれで説得感はすごくあったと思います。

50代女性

*映画『月』のみんなの口コミ評判レビューは当サイト『シネマヒッツTV』が独自で集めたコンテンツです。

引用の際は必ず当サイト『シネマヒッツTV』の引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

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