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TENET-テネット-の解説考察。ニールの最後の意味、正体。あらすじとネタバレ含む感想評価。

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2020年9月18日、日本公開の映画『TENET-テネット-』。

クリストファー・ノーラン監督は今作の脚本に6、7年かけたと語っていて、ノーランの作品であること以外にも、あまりに難解すぎる作品ということで日本でも注目を浴びました。

映画を理解する為に複数回と劇場に足を運んだ人も多く、日本では初登場から4週連続1位の興行収入を記録しました。

主演の名もなき男役には元アメリカンフットボール選手のジョン・デヴィッド・ワシントン。相棒のニール役にロバート・パティンソン。ヒロイン役には190cmを超える長身のエリザベス・デビッキのキャスト陣となっています。

映画「TENET-テネット」のまとめ
  • TENET テネットの解説考察|ニールの最後はどうなった?
  • TENET テネットのあらすじ
  • TENET テネットのネタバレ含む感想評価と口コミレビュー
  • TENET-テネットのキャスト一覧

TENET テネットの解説考察|ニールの最後

ニールは最後に命を落とす。リュックから見える紐は何だったのか解説

ニールは最後どうなったのか?結論から言うと、ニールは命を落としてしまいます。

なぜニールが確実に死んでしまったのかが分かるのかというと、映画ラストのスタルスク12でのニールの装備で明らかになります。

映画の最後で、ニールのリュックに赤い紐のストラップが付いていることが非常に重要です。

映画のラストで、ニールはスタルスク12の作戦で逆行兵として任務を遂行していました。

映画をよく見ると、その時と同じ時間軸で3度も主人公を救っている事に気が付くはずです。

一度目は、まずオペラハウスの襲撃事件(主人公からすれば元の順行世界)で、主人公が撃たれそうになった時に助けた謎の男がニールでした。

男はマスクをしていましたが、リュックに赤いストラップが付いていました。

2度目は、スタルスク12での事です。

主人公たちがアルゴリズムの起動を止める為、地下へ向かう通路にて罠が仕掛けられるのを目撃します。

ニールは主人公たちが地下通路へ向かうのを止めようとしますが、主人公たちはそれに気づきませんでした。

ニールは主人公たちを地下から救うため、上から引っ張り上げようとして助けます。

3度目は、主人公たちが地下通路で敵がアルゴリズムを完成させようとしているのを防ぐときです。

突如、主人公の前で死亡していた逆行兵の男が立ち上がり、敵の銃弾から名もなき男を守ります。

その男こそが、ニールであると赤いストラップで分かるかと思います。

ニールは映画ラストで、主人公と別れた後にアルゴリズム起動を止めようとする主人公を助けるために自ら再び時間を逆行させようとしていたのです。

ニールの正体はキャットの息子・マックス説について解説考察

ニールの正体は、公式には明かされていません。

しかし、未来の主人公に救われたことで、テネットに勧誘され、過去に送られてきたという過去が明らかになっています。

またニールがキャットとセイターの息子・マックスの成長した姿だとする説があります。

この説に有力な考察理由が2つほどあります。先ず、映画途中でニールはエストニア語を話せるという会話を聞くことができます。

この映画での敵役であるセイターも、エストニア語を話す人物でした。

そしてもう1つ、キャットの息子であるマックスという名についてです。

マックスは略した時の名前であり、本名は「Maximilien」じゃないかと言われています。

もしそうであれば、この「Maximilien」を逆から読むと「neil(ニール)」の文字が浮かび上がります。

ニールがマックスだとすると、キャットと幼い自分を守った主人公へニールが深い信頼を寄せているのも自然な流れに思えました。

ただ逆行の世界では、逆行する時間分だけ、同じように時が流れます。

つまり、マックスとニールの年齢を考察して計算しても、マックスが20歳ころに逆行し、逆行世界で10年以上時を過ごさなくてはならなくなります。

空気から何もかも逆行する世界で果たして10年以上過ごすことができるのかに疑問が残ります。

またキャットを大事にする主人公が、マックスを危険なテネットという組織へ入れるのかという点にも謎が残ります。

そのため、この説はクリストファー・ノーラン監督によるミスリードの可能性も高いのではないかと思いました。

管理人

ニールの正体を明かさないことで、鑑賞者は自由にニールの正体を想像できる仕掛けになっているのだと考えます。

時間の逆行の仕組みを解説考察

時間が逆行する仕組みは、エントロピーの減少で語られています。

エントロピーとは、物理学で物質の無秩序さや乱雑さを表す指標です。

例えば、コーヒーにミルクを混ぜるとき、垂らしたミルクがコーヒーに混ざり合っていったような状態をエントロピーが高いと言います。

そして、宇宙が誕生してから種が増え様々な文明ができたことからも分かるように、時間の進みと共に世界は複雑を増すようになるというのが法則化されています。その法則が物語のエントロピーを無理やり減少させる未来の技術で覆され、時間の逆行という現象が起こされています。

管理人

その技術が施された回転ドアは入り口と出口で、回転ドアを使用した人物がぶつかり、消滅しないようにガラスで両者が区切られていました。

本来の世界で時間が未来に進むのに対して、逆行世界では時間が過去へ進むため、回転ドアに入る人はガラス越しに未来の回転ドアを見ると、逆行した自分が出口に逆再生のように入っている瞬間を見えます。

逆に回転ドアから出てきた人は、ガラス越しに元の自分が逆再生のように入り口から出てくるところが見えるのです。

TENETの意味|信条が異なる者同士の戦いを指している

主人公たちが携わることになる組織、テネットは日本語に訳すと信条や主義になります。

これはセイターに人類を滅ぼすように指示する未来人の自分たちが生き残るため、環境を破壊した過去の人々を滅ぼしてもかまわないという信条と、過去の人々が滅びれば過去が変わり未来人も滅びるため、過去は変えてはならないというテネットという、信条が異なる者同士の戦いを指していると思います。

また「TENET」の文字は、実に多くの意味が複雑に絡み合っています。

映画の中では、「TENET」は最後のスタルスク12での、10分間の時間の挟み撃ち作戦の事を表していました。

確かに映画のポスターなどを見ても分かるように、前から読んでも後ろから読んでも「TEN」と読めます。

しかし、これは元々セイタースクエアというラテン語の回文から着想を得たようです。

回文を横に上から読んでいくと、「SATOR」「AREPO」「OPERA」「ROTAS」と読むことができます。

これらを並べて交差すると、縦から読んでも同じ文字で読むことができるのです。更に、真ん中では偶然か「TENET」の文字が浮かび上がります。

ここまで解説考察を読んでからもう一度振り返って映画を観ると、1回目観た時よりもさらに楽しむことができます。

絶対に「ほほぉ…!」と唸ること間違いなしです!

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TENET テネットのあらすじ

以下、映画「TENETテネット」のあらすじす。

TENET テネットのあらすじ|時間逆行アクション!第三次世界大戦を阻止せよ!

キエフのオペラハウスで、「プルトニウム241」という物質を巡り、テロが発生します。CIA工作員の主人公は、仲間とテロリストが占拠する建物に侵入し、プルトニウムの回収を行いました。

しかし逃げる際に、主人公はテロリストに捕まり、拷問されてしまいます。情報を漏らさないため、主人公は自殺用の毒薬を飲みますが、主人公を見張っていた世界の滅亡を防ぐための組織、テネットに救い出されました。

ためらいなく自分の命を犠牲にしたことが評価され、主人公は組織へ勧誘されます。そして未来から来た武器である、逆行して動く技術を利用した世界滅亡の計画を止めるミッションを与えられました。

武器商人であるアンドレイ・セイターが黒幕の人物と分かり、セイターの妻・キャットや協力者のニールと共に、主人公は人類を救うため立ち上がるのでした。

TENET テネットのあらすじ|逆行する銃はインド産?

テネットの施設で主人公は、未来から来た謎の武器である逆行する弾丸を目にします。それは的にめり込んでいた弾丸が、撃った時と同じスピードで銃口に戻る不思議な光景でした。

弾丸の成分から、銃がインドで生産されていることを突き止めた主人公は、インドを牛耳る武器商人のサンジェイに接触します。ムンバイに入り、主人公は初めて協力者のニールと会いましたが、ニールは主人公の好きな飲み物をあてて、昔から知っているような口ぶりでした。

主人公は馴れ馴れしいニールに警戒しながらも、ワイヤーでサンジェイのいる高層ビルへ忍び込みます。すると組織を率いているのが、実はサンジェイの妻のプリヤだということが発覚しました。

プリヤは、セイターに売った普通の銃弾が逆行する不思議な武器に変わったこと、セイターが未来人との仲介人であることを告げ、主人公に調べるように促します。

TENET テネットのあらすじ|逃げられない夫婦の鎖

主人公は、プリヤから英国情報部のマイケル・クロズビー卿を紹介されます。グロズビー卿は、セイターが旧ソ連の核開発実験場として地図から消された都市・スタルスク12の出身であるという情報を告げました。

その後、主人公はセイターの妻であるキャットに接触します。美術品鑑定士のキャットは、トマス・アレポという贋作製作者と親しくなり、ゴヤの贋作を本物と称してオークションにかけていましたが、アレポとの浮気を知ったセイターに贋作を競り落とされ、精神的な支配を受けていました。

主人公を信用できずにいたキャットでしたが、用心棒たちを倒す主人公の強さをみて話をします。キャットは二週間前に行ったバカンスで、途中からセイターと大喧嘩をしたことや、喧嘩後の散歩帰りに目撃したヨットから海に飛び込むセイターの浮気相手らしき女を思い出し、その女のように自由に生きたいと感じていることを告げました。

主人公はキャットに贋作をセイターから盗み、自由を保障する代わりにセイターに自分を会わせる機会を作ることを約束させます。

以上、「TENETテネット」のあらすじでした。

TENET-テネットのネタバレ含む感想評価と口コミ評判レビュー|何度も観ることで理解可能

以下、映画「TENETテネット」のネタバレを含む感想評価と口コミ評判です。

ネタバレ含むテネットの感想評価|回数を重ねて観るべき映画

クリストファー・ノーランの監督した映画の中でも、「TENET」を一度で理解するには非常に難関な事でした。

主人公の名もなき男と同じく、観客自身も目的などがよく分からないまま物語が進んでいきます。

途中から登場人物達が時間の順行と逆行を繰り返してくるので、必ず物語の途中で混乱します。

一度目の鑑賞は、よく分からなくて悔しいけど物凄い映像体験をしたという感覚に見舞われます。

映画館から出た後、自分以外の人々までが逆行しているように感じるほどの没入感でした。

しかし、話が追い付けず悔しかったので2回目。ようやく話の流れを理解し、非常に緻密に描かれた脚本であった事に気づいて圧巻されました。

名もなき男、ニール、キャット、セイターがそれぞれ違う時間の順行と逆行を繰り返すので、頭が痛くなりそうです。

ですが、それぞれの時間の進み方を理解すれば、非常に細かく描かれたSF作品に感動する事間違いありません。

特に最後のスタルスク12での順行と逆行の入り混じった戦闘は、訳が分からなくても必見です。

管理人

ノーラン監督は、コロナ渦で映画館が減るのを恐れていました。

日本では大ヒットとなったものの、本場のアメリカなどでは映画がオープンできずにいる状態です。

興行収入が落ちてしまう為に、公開を延期する作品が数多い中で、公開を踏み切ったノーランに監督に賛辞したいです。

ネタバレ含むテネットのみんなの口コミ評判レビュー|最高評価の多い映画

★★★★★星5

常に圧倒的なスケールの作品を打ち出してきたノーランは、テネットでも「時間の逆行」というキーワードに焦点を当て、奥行きのある壮大なストーリーに仕上げてきました。

CGではなく、実写に拘るノーランの画造りは今作においても必見。胸が高鳴るアクションシーンは、「時間の逆行」によってこれまでにない視覚体験を我々にもたらしてくれます。それだけでなく、繊細な人物描写や美しい風景描写など、ぜひとも大画面で「浴びる」という体験して頂きたいと強く思います。

科学的根拠に基づき、綿密に計算されたストーリー展開が癖になるノーラン作品ですが、今作は特に「難解」と公開当時からファンを騒がしてきました。

確かに、1度見ただけではストーリーに付いていくことに必死になり、理解まで及ぶのはなかなか困難な作品です。

しかし、結末を知ってから2度、もしくは3度と観ていくうちに、ストーリーの点と点が結ばれ、奥行きを知り、より鑑賞体験が豊かになって行くのを感じます。

ぜひとも、1度と言わず、複数回鑑賞することを勧めます

20代女性

★★★★★星5

「インセプション」「インターステラー」「ダークナイト」などで有名なクリストファー・ノーランの監督作品ということで期待度はMAXでした。

個人的にも、「ダークナイト」が大好きで、ノーラン監督の作品が公開されたら、絶対観に行こうと思っていました。

しかし、コロナ感染の影響での、公開延期というショックな出来事が起こりました。

何とか公開が決まっても、なかなか映画館に足が伸びずに、やっとコロナ感染が落ち着いたタイミングで視聴ができました。

冒頭から、アクションシーンが満載で、開始数秒で映画の世界、ノーラン監督の世界観に引き込まれてしまいました。

さらにこの映画の魅力は「音楽」です。ここぞという時の刺激的な音楽が、興奮度を高めます

映画の時間は長く、内容が難解なので、なかなか人を選ぶ映画ではありますが、私はあと三回ぐらい映画を見て内容を深掘りしたいと思いました。

見事にノーラン監督の戦略にはまってしまったなと思います。

30代男性

★★★★★星5

映画の感想としてはまず、圧倒的なアクションです。さすがノーラン監督!というような映画に仕上がっています。

順行する世界と逆行する世界で未来と現在の戦争という話題を軸に物語が展開されていきます。話の内容は正直一回で理解するのはとても難しいです。

私も二回この映画を拝見しましたが、ようやく自分なりに内容を理解することが出来ました。

でも2回見に行っても損した気持ちが全然しません。逆行する世界の人と世界で戦う姿はとても不思議な世界観に引き込まれます。

そして逆行する世界の人の動きが気持ち悪いこと…でもその世界観はすごくよかったです。

人間味に溢れており、アクションだけど感動もあるとてもいい映画でした。

20代男性

★★★★☆星4

かなり難解で正直理解できませんでした。

ただノーラン監督はメメントやインターステラーで時間の事を描いていたので、すごいスケールで緻密に作られている事はわかりました

時間の前後からの挟撃ち作戦はわけわかりませんが、今までのSFにはない新鮮さがありました。

またアクションはさすがノーランで迫力がありました。巻き戻しのアクション、銃弾が時間が巻き戻る事で相手を攻撃する描写がカッコ良かったです。

ヒロインの女性は190cmあるらしく、すごく背が高かったですが、見たこと無いタイプの美人で魅力的でした。

最後に1歩兵だと思ってた主人公がリーダーになってるところが面白かったです。

ただもう少し一般人に理解できるよう作って欲しかったです。

でもこんなコロナ禍で多くの監督が映画館での公開を延期するなか、公開に踏み切ったノーランの映画への愛にしびれます。

30代女性

*映画「TENETテネット」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。

TENETテネットのキャスト一覧

名もなき男(CIAエージェント)役-ジョン・デヴィッド・ワシントン

ニール 役-ロバート・パティンソン

キャサリン・キャット・バートン 役-エリザベス・デビッキ

アンドレイ・セイター 役-ケネス・ブラナー

バーバラ(TENETの科学者) 役-クレマンス・ポエジー

マイケル・クロズビー卿 役-マイケル・ケイン

マックス 役-ロウリー・シェパード

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