えんとつ町のプペルはつまらない、気持ち悪いとの感想評価多数!?パクリ疑惑や意味について解説
2020年12月25日公開の「えんとつ町のプペル」。
ビジネスでも活躍するお笑いタレント西野亮廣さんが2016年に書いた絵本を映画化。第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
リピーターも多い映画で興行収入は20億円を超えて、観客動員数は150万人を超えました。
また、映画『えんとつ町のプペル』の口コミ評判レビューには、
- あまり面白いとは思わなかった
- 映像がキレイでオープニングからぐっと引き込まれてしまいました
- 結局観ていた人に何を伝えたかったのか分からなかった
- メッセージ性がもったあれば、もう少し面白いと思えた
- 子供はもちろん、大人こそ観るべき映画
- 大人が見るほど深くていろいろ考えさせられる映画
- 親が子供を思う気持ちみたいな部分にも共感し涙が止まらなかった
- 終始涙を流す感動の傑作
という声が多数集まっています。
- つまらない、気持ち悪いとの感想評価多数?パクリ疑惑についても解説
- 感想評価と口コミ評判レビュー
- プペルの意味とは?
- えんとつ町のプペルの名言集
- えんとつ町のプペルのあらすじネタバレ
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目次
えんとつ町のプペル|つまらない、気持ち悪いとの感想評価多数なのはなぜか、パクリ疑惑についても解説
つまらない、気持ち悪いとの評価の理由はふたつに分かれる
つまらないという感想評価を見て次の2つに大別しました。
- 単純に西野亮廣が嫌いだから認めたくない
- 映画の内容が腑に落ちない点があり内容がすっきりとはいってこない
単純に西野亮廣が嫌いだから認めたくない
これに関しては批判意見の多くが宗教的、信者が何度も繰り返して見るもの、主張が強すぎるとの意見が多かったです。映画そのものの感想ではなく、西野亮廣さんがプロデュースした映画だから、批判するというフィルターをかけての感想のように思えました。
また、映画チケットの販売の仕方に関しても批判が多かったように見受けられます。西野亮廣が手掛けるオンラインサロンではオンラインサロンのメンバーに映画えんとつ町のプペルの台本と前売り券を原価と仕入れる権利が販売されていました。
オンラインサロンメンバーはこれを原価以上で売るなりして、利益を得たりしていたようですが、何十セットも買って捌けなかった人も当然いたようです。
このチケットの販売商法にマルチまがいとの批判が見受けられました。映画を鑑賞する回数に応じて「3プペ」「10プペ」とSNSに投稿するのも「宗教」とも言われ、この様なことなどから気持ち悪いとの声が出ているものだと思われます。
映画の内容が腑に落ちない点があり内容がすっきりとはいってこない
この点については正直同意できる点があります。例えば、異端審問官が母親に父親ブルーノが亡くなった理由を告げるシーン。ここでその話が展開されていくことに不自然さを感じます。
他にも何点かのシーンで唐突に話が進行していくような感じを受けました。前提条件が描かれておらず、頭の中で「?」が浮かびながらもストーリーは進んでいってしまう時がありました。
所々に不自然さを感じるときはあるものの、それを補ってありあまるほどの映像の綺麗さ、世界観、メッセージ性があるなどとは感じたのもあったので最高の映画ではないものの、最悪の映画ではないかと思います。
パクリ疑惑|主人公の服装デザインが超人気漫画のキャラに激似
まず、主人公のルビッチが漫画「ワンピース」に登場するサボというキャラクターに服装やデザインが似ているところです。
#えんとつ町のプペル
ルビッチが
ワンピース サボに見えてしまう pic.twitter.com/kghrAA56RN— ヨッシー (@toomuchtoodie99) December 25, 2020
個人的に言われるまでは気付かなかったのですが、似てますね。また物語の中心となる、えんとつ町もサボの出身地であるゴア王国と似通っているとの意見がネットを中心に目にすることがあります。
他にも船に気球をつけて登っていくシーンが「天空の城ラピュタ」のパクリだ、などとも言われています。
ネット上で指摘されている色々なシーンのパクリ疑惑については、オマージュという意見があり、良いシーンが似通るのはある程度仕方がないことではないかと感じました。
えんとつ町のプペル|感想評価と口コミ評判レビュー
(以下、映画「えんとつ町のプペル」の感想評価と口コミ評判です。)
感想評価|色々言われているが、子供も大人も観れる作品
キングコング西野亮廣さんが原作・製作総指揮・脚本を担当されたということで、何かと炎上続き「宗教じみてる」という評価を受けていることを知った上での鑑賞でした。
西野さんの信者はいわゆる「意識高い系」とも揶揄されていて、そのタイプの人の雰囲気は完全に私情だがあまり好きではなかったので、完全にマイナスからのスタートで映画を観ることになりました。
結論として、前評判ほど嫌な気になることはありませんでした。映像が綺麗なので大人は内容に満足しないとしても映像を見て美しさに感動できると思います。なので家族連れで楽しめる映画だと思います。
友達のためにと心を動かして行動する純粋な気持ちや悪役も分かりやすくて悪すぎない設定で、大人にとっては物足りなくて退屈なストーリーかもしれませんが、良く見ていると、小さな伏線を回収していたりしていて、子供にとっては分かりやすいストーリーだと思います。
大人でも子供でも観れるので家族連れで見るのにオススメではないでしょうか。
口コミ評判レビュー|「感動した」「説明が足りない」
映画『えんとつ町のプペル』の口コミ評判レビューには、「子供向けなのかと思い込んでいたが、感動しまくりだった」「信者でもなければじっくり観ようとは思はない。ストリーはダメで映像は合格」「ジブリやディズニー映画の様に子供にも見せたいと思った」「前置きしないと分からないことが多く、説明が足りないなと感じた」という評判が多い印象です
★★★★☆星4
えんとつ町のプペルの絵本を子供と読んだのが、今回映画館に足を運んだ理由でした。息子(八歳)娘(五歳)と上映開始を待っていました。大人の私が見ても映像の綺麗さ、また哲学的に作り手が伝えたいことなどが汲み取れ大変楽しむことが出来ました。
一緒に見たチビ達も作品のメッセージを理解は出来ていなかったとは思いますがハラハラドキドキしながらおしゃべりやグズリもせず真剣な眼差しで最後まで鑑賞していました。
どうしても主人公の立場ではなく親の立場から映画を見てしまいましたが、主人公の親のように強制ではなく大事な事をしっかりと伝えられる親でありたいなと感じさせられた映画です。
息子たちは楽しんでみてましたがお父さんは泣いていたのは内緒です。
40代男性
★★☆☆☆星2
全体的に、伝えたいことが何かはっきりしていなかったので、あまり面白いとは思わなかった。しかし、映像はとても美しかったので、そこは良かったと思う。また、単純に感動シーンは多かったので、そこも良かったと思う。
終わりの方の星が輝くシーンでは、心躍る部分があった。お父さんと息子の絆を感じたシーンや、プペルがゴミ山を探すシーン、ルビッチを助けたアントニオの言動などうるっとくる部分が多かった。
悪かったところは、夢が簡単に叶ってしまったと思ったこと。1番は、全体的に話が右往左往していて、結局観ていた人に何を伝えたかったのかわからなかったことである。さらに、前置きしないと分からないことが多く、説明が足りないなと感じた。
綺麗な映像だっただけに、メッセージ性がもったあれば、もう少し面白いと思えた。
20代男性
★★★★★星5
とにかく映像がキレイでオープニングからぐっと引き込まれてしまいました。素敵な映像に音楽もまたぴったりで、この作品は絶対に映画館で観ないともったいないと思います。
ルビッチとプペルが友だちになれたのに、ルビッチの思い違いで離れ離れになった時は本当に悲しかったですが、プペルはやっぱりルビッチの大切な友だちでしたね。信じることの大切さをシンプルに伝えてくれるこの映画は、子どもはもちろんですが、私たち大人こそ観るべき映画だと思いました。
ルビッチの声の芦田愛菜さんが想像以上にしっくりきて素晴らしかったですし、その他の声の出演の方々もストーリーとキャラクターに合っていてすごく良かったです。もう一度映画館で観るつもりです。
40代女性
★★☆☆☆星2
まず私は絵本を読んでいません。そして作者に否定的な印象も持っていません。多くの有名人が絶讃していたので映画館に足を運びました。
私は映画を見る前に大体原作を読んでから行くタイプです。なぜなら原作を読むことにより作者の作品に対する意図、思いを読み取ることができるからです。
しかし今回は数多くの有名人が絶賛するコメントをSNSなどであげていたためよっぽどいい作品なんだろうと思い、原作を見ずに行きました。
結果、あまり楽しめませんでした。
まず映像に関しては今の映画の技術の進歩もありとても綺麗で、ライティングの描写、光の陰影など目を見張る部分もありました。
ただストーリーの内容がよかわからなくて、何を伝えたいのか意味不明でした。原作から映画用に尺を伸ばしているのかわかりませんが、この映画のターゲットの年齢層は若年層じゃないのか??子供たちにその意図がわかるのか…ともやもやしたまま終わりました。
ただ本当にアニメーションは綺麗です。ジブリの二番煎じいや、三番煎じ感は否めない作品です。
30代男性
*映画「えんとつ町のプペル」のみんなの口コミ評判レビューは当サイトが独自で集めたコンテンツです。引用の際は必ず引用リンクと出典の記載をお願いします。記載がない場合は法的処置も検討させていただきます。
えんとつ町のプペルの「プペル」の意味・由来はフランス人が関係している
えんとつ町のプペルの主人公プペルの名前は、フランスの知事「ウジューヌ・プベル」が由来となっています。ウジューヌ・プベルは19世紀のフランス・セーヌ地方の知事です。
ちなみに『えんとつ町のプペル』の主人公・プペルの名前の由来は、この髭モジャモジャのオッサン。ウジューヌ・プベルさん。
フランスの県知事。http://t.co/HzmAjOOzC8 pic.twitter.com/YXb5XDpw6F— 西野えほん(キングコング) (@nishinoakihiro) June 20, 2015
当時、フランスではチフスやコレラが流行っており、プベルは原因となる街の不衛生の対策のためにゴミ箱の使用を義務付けました。他にも併せて清掃革命と呼ばれる施策を行い、町の衛生を保つことに成功しました。
その業績が称えられ後世フランスでは、彼の名前の「プベル」がゴミ箱という意味合いを持つようになり、現在のフランスでも使われています。
プベルというのがフランス語ではプペルと聞こえるそうで、ウジューヌ・プベルから「プペル」という名前が決まったのです。つまり、プペルの意味はゴミ箱となります。プペルはゴミから生まれたゴミ人間というキャラクター設定というのも頷けるものとなっています。
えんとつ町のプペルの名言集
ここでは映画『えんとつ町のプペル』で生まれた名言を当メディア独自で集め、鑑賞者の声を交えて紹介します。
上から順に票の多かった名言を並べていますが、1~4に関してはほとんど差がないものとなりました。えんとつ町のプペルの名言により心を動かされた人も数多くいるように感じました。
えんとつ町のプペルの名言①
下を見るから揺れるんだ。上を見ろ。
・ルビッチがはしごを上っている時にブルーノが掛けた言葉ですが、できない理由ばかりを探して踏み出せないことの多い現実世界と重なり、はっとしました。
・最近下ばかり見ていたかもしれない。空を見上げるって大切だなおと改めて思いました。
・ルビッチが父親から言われた下を見ないで、上を見ろ言われたエピソード。物語上で危険な場所に登らなければならないことと、ルビッチ本人が成長する上での精神的な意味が重なって、感動したセリフでした。
・常に上を向いていこうという作者の西野さんのメッセージが込められているから好き。
えんとつ町のプペルの名言②
常識に屈するな。信じ抜くんだ、例え一人になっても。
・ルビッチの父であるブルーノの名言です。映画を見た当時、新しいことに挑戦するか迷っていたので、このセリフを聞いて一歩踏み出す勇気がもらえました。
・ついつい常識という枠組みの中で落ち着いてしまおうとする自分に対して、元気づけたい言葉だから。
・作品を見た人なら誰でも知っているかとは思いますが、作中で一番好きな言葉です。私には5歳の息子がいますが、成長し、自分の夢を語るようになったら、父親として絶対に行ってあげたい言葉と思いました。親というものはついつい子供に対して常識や、真っ当な選択肢を選ぶように説いてしまいますが、星を信じるルビッチに対し、この言葉が言えるのはすごいの一言に尽きます。
・自分も仕事やプライベートで常識的に考えているので、少し外れた考えをしてみてもいいのかなって思いました。
えんとつ町のプペルの名言③
誰か見たのかよ、誰も見てないだろ、だったらまだわからないじゃないか。
・誰も星を見てないのに無いと決めつけて否定するのは良くない事だな、映画をみて知らないことにも初めから否定するのではなく知らないことにも興味を持とうと思うようになりました。
・事実を知らないままそれが真実であり常識だと信じていることは沢山あるかもしれませんが、この言葉を聞いて実際に自分で確認することの大切さや、当たり前とされていることを疑問視してそれが正しいのかどうなのかを検証しようとする精神を学びました。
・見えないもの、わからないものに蓋をせず、自分がやってみないとわからない!という西野さんの強いメッセージを感じて、自分にも重なる部分があり泣きました。
・最初からあきらめるのではなく、まだわからないからこそ少しでも自分を信じて挑戦のてを止めない人が最後にはうまくいく場合もあるし、うまくいかなかったとしてもそこで挑戦したことは絶対に今後に生きると思う。
えんとつ町のプペルの名言④
信じぬくんだ。たとえ一人になっても。
・自分だけが自分のことを信じていればいいんだって思えた
・一つのことに対する強い思いが感じられて、信じる大切さに気づいた。
・自分が信じた道を信じて頑張れというエールにも聞こえて、勇気づけられた。
・ルビッチに父親が言った言葉で、とても心強い言葉だなと思い、心にささりました。
えんとつ町のプペルの名言⑤
僕と友達になってください!!
・ゴミ人間のプペルに対して主人公のルビッチが言った名言。初対面の西野亮廣さんに小林賢太郎さんが言ったというエピソードがあります。とても不器用だけど誠実さが伝わってくる大好きな言葉です。
ゴミのように扱われて嫌われていたけれど、そんな姿でも、見ていてくれる人はいるんだ。応援してくれる人がいるんだ。どんな暗闇の中にも必ず、希望という光は残っているんだなぁと、心が救われるような気持になりました。
小林賢太郎さんは業界から外れて一人でいることが多いから、一人で頑張っている西野さんに対して、きっと仲間だと思ってくれていて、一緒に頑張ろう。友達になろう。って言ってくれたんだと思います。
・ゴミ人間が誰からも嫌われ疎まれているときに友達の大事さを知る。
えんとつ町のプペルの名言⑥
高い場所に行くのは恐いけど、でも登ってみるとドキドキするんだよ
・新しいことを始めようと思った時、本当にできるのかとか、やり始めても意味ないんじゃないかなど、マイナスなことを考えて行動に起こせなくなる事が多々あります。
しかし、そんな時こそこの言葉を思い出すことで、挑戦することの楽しさ(ドキドキ)を味わってみたいと、やる気に変えることが出来る名言だなと思います。
えんとつ町のプペルの名言⑦
父ちゃんが、星があるって言ったんだったら、星はあるんだよ!
・夫を信じているローラが、夫にそっくりな自分の子どもに託した言葉が刺さるから。
・絶対に星はあるんだという強い気持ちが伝わった。
えんとつ町のプペルの名言⑧
友達ってなんですか?友達はいつも隣にいてくれる人だよ
・嘘つき呼ばわりして一人ぼっちになったルビッチが母親に帰宅時間が遅くなった事を疑われないように、ごみ人間の嫌われ者のプペルに友達になって下さい!とお願いすると、【友達】の概念がないプペルが「友達ってなんですか?」と聞きます。
友達がいないルビッチは答えに困りながらも「友達は…。いつも隣にいてくれる人の事だよ」と伝え、偽の友達関係がスタートします。
その後、楽しい事も苦しい事も一緒に乗り越えてきた二人が喧嘩した時にプペルの口から「友達ですから」という言葉が出てきた時には感動しました。
友達について考えさせられる場面や夢や目標がある人は常に上だけを見て信じていればいつか願いが叶う事も表現されている子どもも大人も泣ける映画でした。
えんとつ町のプペルのあらすじネタバレとラスト結末
(以下、映画「えんとつ町のプペル」のあらすじネタバレとラスト結末です。)
えんとつ町のプペルのあらすじ|ゴミ人間に「プペル」と名付ける
物語は黒い煙が街のそこら中でモックモックと発生している「えんとつ町」で始まります。
「えんとつ町」はいつも厚い黒い煙で覆われており、町の住民たちはその先に何があるのか誰も知りませんでした。そして、そのことを不思議にも思っていませんでした。
しかし主人公のルビッチは父親から聞いた黒い煙の先にある星空を信じていました。
ハロウィンの夜に子供たちが思い思いの仮装をして楽しそうに町を練り歩いていた時、黒煙に覆われた空から赤く光る塊が、えんとつ町のゴミ山に落ちていきました。
心臓のようにドクドクと鼓動する塊はゴミ山のゴミを大量に巻き上げて纏いまるで人間のような形になります。壊れた傘やバケツでできたゴミ人間です。
ゴミ人間は人がいるほうに移動します。ハロウィンという特別な日のため、最初は変な仮装していると思われ周囲に受け入れられていました。しかし皆んなが仮装を解いていく中、1人だけ仮装を解くことが出来ないゴミ人間は周りに奇妙だと思われてしまいます。
ゴミ人間は化け物扱いされ町の取り締まりを行っている異端審問官に追われてしまいます。
ゴミ人間は異端審問官から隠れたゴミ箱でゴミ収集車に回収され逃げることができなくなってしまいます。そんな中、ぎりぎりのところで煙突掃除屋のルピッチに救われ脱出します。
行く場所のないゴミ人間に、友達がいないことを病気がちな母親に心配かけたくなかったルビッチは友達になろうといい家に連れていきます。ルビッチは名前がなかったゴミ人間に「プペル」と名前をつけて臭い体を洗ってあげるのでした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|プペルと仲良くなるルビッチ
ルビッチとプペルは一緒に過ごすうちに打ち解け仲良くなっていきました。ただ何回洗ってもプペルは臭いままでした。ルビッチはどうして何回洗っても臭いままなのか考えますが、答えはでませんでした。
ある日、高い煙突の上で、ルビッチは父親のブルーノから教わった黒煙の先の星空や青空のことをプペルに話しました。いつか自分の目で見てみたいことと大事にしていたが無くしてしまったブレスレットのことも話します。
この事を話すルビッチはプペルに馬鹿にされるのではないかとおびえていました。しかし、プペルは馬鹿にすることなく話を聞いてくれるのでした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|ルビッチの父・ブルーノ
ルビッチのお父さんのブルーノは黒煙の先の星や青空、外の世界の存在を信じ子供たちに紙芝居で伝えていました。
しかし、誰も見たことがないものを話しているブルーノは周囲から嘘つきと言われてしまいます。そして、1年前に船で海に出て行方不明になってしまうのでした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|ルビッチの迫害
プペルの存在がルビッチの同僚から異端審問官の組織に伝わってしまいます。そして、ルビッチに頼まれてプペルを仕立て屋の仕事をすることを交換条件に匿っていた煙突掃除屋の元締めのダンが異端審問官に襲撃されて怪我を負ってしまいます。
大人たちはゴミ人間を匿うことを依頼した所為だとルビッチを責め立てます。また、ルビッチのかつて友達であったガキ大将のアントニオに絡まれたプペルは、ルビッチが星を信じていることを告げてしまいます。
そのせいでアントニオに父親と同じようにありもしないことを信じているとルビッチはからかわれます。これにより、ルビッチはプペルに怒ってしまい2人は仲違いしてしまいます。
えんとつ町のプペルのネタバレ|仲直り
仲違い後、ルビッチはプペルとは別々に過ごしていたいました。そんなある日、ボロボロになったプペルがルビッチの元を訪ねてきました。プペルは頭のおんぼろ傘を開き、中にあるブレスレットを見せます。
ルビッチにあの夜聞いたブレスレットが見つかったことを伝えます。プペルが何回洗っても臭かったのは、プペルが臭いゴミ山にルビッチの無くしたブレスレットを毎日探していたためだったと知ります。
傘の中にあるブレスレットを渡そうとするプペルですが、ブレスレットはプペルの脳と同じことを知り、渡さなくていいよとルビッチは伝えます。
いつも一緒にいれば、いつでも見ることができるから平気だよとルビッチとプペルは照れ笑いを浮かべ仲直りします。そして、プペルの仕草はいつも見ていた父ブルーノをルビッチに思い浮かばせる仕草でした。
ルビッチが涙を浮かべたとき、プペルの心臓がドクンドクンと強く鼓動し、巨大なボロボロの船を呼び寄せます。その船はブルーノの紙芝居に描かれていた船とよく似た船でした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|確信
船を見たルビッチは父ブルーノが言っていた、黒い煙の先の星空の存在を確信し、町の皆んなに見せることを強く決意します。ルビッチとプペルは、ブルーノから黒い煙の先の話を聞いたことがある鉱山泥棒のスコップに自分はブルーノの息子であることを告げ話をしに行きます。
スコップはブルーノの息子だということを知り、ルビッチに大量の無煙爆弾を渡します。そして、スコップはルビッチにえんとつ町の真実を告げます。
えんとつ町のプペルのネタバレ|えんとつ町の真実
スコップはおじいさんから聞いた話をブルーノと一緒にお酒を飲んだ際に話したことがありました。
今から250年前、えんとつ町では治安が悪い状態が続いていました。
治安を良くするために、えんとつ町を牛耳る中央銀行が異端審問官を使って、外の世界の存在を知られないように黒い煙で外界を閉ざしてしまっていたのでした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|出発
スコップから大量の無煙爆弾を手に入れたルビッチ達は無煙爆弾の樽に大量の風船を取り付けました。そして、船に巨大な気球を取り付け空に向かうため秘密の準備をします。
あともう少しで出発だという時に異端審問官が阻止に動きます。
異端審問官達は出発を阻止しようとしますが、今までルビッチをからかっていた子供たちや煙突掃除屋の仲間達、街の住人が協力し異端審問官達の邪魔をし、助けてくれたお陰でなんとか出発するのでした。
えんとつ町のプペルのネタバレ|星空を見るために
黒い煙に覆われた荒れ狂った空の中をルビッチ達は浮上していきます。そして、風船に括り付けた無煙爆弾の導火線に着火し投下しようとします。
しかし、船の帆先にすでに導火線に火が付いた無煙爆弾の風船がひっかかってしまいます。このままでは船の上で爆発してしまい作戦が失敗に終わりそうになってしまいます。
作戦を成功させるにはルビッチが引っかかりを解くしかありませんでした。帆先はとても不安定な場所にあり、高いところが苦手なルビッチは中々ほどきに行くことができません。
そんな中、父親に言われた言葉を思い出し、爆弾を取り外そうと必死に階段を上がっていきます。応援してくれるプペルの声は聞き覚えのある父親のような声でした。
なんとか引っかかりを解き、無事に無縁爆弾を解き放つことが出来ました。そして、無煙爆弾は黒い煙の中で大きな音を立てて炸裂しました。爆発音の後に見えたものはブルーノから聞いたどこまでも続く漫然と輝く星空でした。
えんとつ町のプペルの結末ラスト|プペルの正体
星空を取り戻した後、ルビッチはプペルの元に向かいました。プペルは「頑張ったなチビ」といつか聞いたことがある声とセリフでルビッチに話しかけます。声を聴いたルビッチは、プペルの正体は父親のブルーノだと確信します。
急いで駆け寄るルビッチの前で、プペルはまたねと言いながらボロボロと崩れていきます。そうして、傘の中にあったブレスレットを残し消えていきました。
プペルが消えた後に赤い光が夜空に上がり、一番輝く赤い星となりました。
以上、「えんとつ町のプペル」のあらすじネタバレとラスト結末でした。